[終] 刑事ゆがみ 第10話 3か月ありがとう

刑事ゆがみ
(2017年10月期・フジテレビ・木曜22時)

http://www.fujitv.co.jp/yugami/

原作 – 井浦秀夫『刑事ゆがみ』
脚本 – 倉光泰子、大北はるか、藤井清美
主題歌 – WANIMA「ヒューマン」
プロデュース – 藤野良太、高田雄貴
演出 – 西谷弘、加藤裕将、宮木正悟

第10話 3か月ありがとう

【ストーリー】

今から7年前(H22.12/24)に夫婦を殺害する事件、通称
「ロイコ事件」が発生する。被害者は河合武(38歳)、妻の
河合伊代(37歳)。そして現場に居合わせた河合和美(当時12歳)
は殺される事はなかったが記憶喪失と失語症になる。
容疑者は小説「ロイコ」の作者の横島不二実(45歳)。
事件から一週間後に焼身自殺で被疑者死亡で捜査は終了した
ハズだった。しかし先日H29.12/16に藪田恒男(72歳)が
殺害されそこで横島が関与していたことが判明する。
横島は生きて居たのである。焼身自殺したとする報告書には
手が加えられており偽造工作したのは弓神だった。彼は
羽生の手から逃れて何処かに逃亡する。

署長たちは菅能ら強行犯に対する圧力をかける。
その頃弓神の携帯には横島からの電話がなっていた。
“ヒズミに何をしたのか?”、”本当のことが知りたいというから
生まれた所に連れて行っただけ”という横島。お前がロイコ
の真犯人で僕に罪をなすりつけたことも教えたらパニックを
起こしていたという。お前は一体何がしたいのか?時効は
無いぞというと、横島は最終章を書いているという。
ヒズミには手を出すなとしお前のことは簡単につかまえること
が出来るぞとするが、バレて困るのはお前達だろうと逆に
横島に言われる。ヒズミの事は病院で救急車で運ばれていた。

羽生は病院に行くがそこにヒズミの姿はなく、”元気になり
ました”と書かれた手紙と共にそこにはロイコの跡が残されて
いた。菅能は羽生に引き続き弓神を探す様告げる。
菅能は羽生に弓神が経費の中に潜り込ませていた領収書の中に
ネットカフェ”Silence”のものが有るのでもしかしたらそこに
居るかも知れないことを語る。

■感想

ちょっと感想を書くのが遅れてしまいました。
最終話前の感想も書いたっけ?って状態。今期はかなりグダ
グダした感想書きになってしまったなぁ。

シリアスな最終話の中にもちょっとしたユーモアさは忘れず
今期の中でも一番楽しみなドラマだった。
こんな面白いドラマが何故視聴率が伸びないのか未だによく
分からないのだけど、日本の視聴者がドラマに何を期待して
いるのかなんだよな。

視聴率が低いからつまらないドラマなのか、つまらないから
視聴率が上がらないのかを改めて考えさせられる。
面白ければ視聴率は上がるだろうとは言うけれどそう単純な
話でもない気がする。

さて今回の7年前の事件に於いては全く想像出来ない結末で
はなく、可能性の一つとして想像が出来るというだけのもの
だったけど、断定出来るだけのものはなかった。
これを書く前に海外ドラマの「エレメンタリー」シーズン2-4
話を見た。海外ドラマに無縁な人には全く関係のない話で
悪いけど、このドラマの中でも15歳の少女が1991年に虐待する
父親を殺害して無罪になっている話が取り上げられている。
虐待が有っての自己防衛的行動だったけど、題材としては
ありふれたものだったのかな。

ただ当時の事件に関しては弓神が確実に真相を掴んでいると
思ったと何処まで関与しているのかということなのだろう。
ヒズミを守る為の行動だったとしても、色々と辛い事実を
背負い込んでいる被害者だ。
気になるのはヒズミは横島の子で間違いなさそうだけど、
横溝とヒズミの母親の間の本当の気持ちというのが当時何処
に有ったのかイマイチ理解出来なかった。暴行の末に生まれ
た子だとしたら、自分が殺しただけでなく更に必要とされて
生まれた子ではないということになるし、そうでなければ
姦淫の罪はあるにせよ冤罪事件で警察に追われていたことに
なってしまう。

マツリダワッホイは北島三郎のキタサンブラックを意識して
いるようにも思えるが、たったの100円の万馬券か・・
お守り程度になるだろうか?

最後に弓神から後輩への贈り物として、自分を逮捕させる
という流れかと思ったけど、その辺は一筋縄ではいかない
ものだった。私文書偽証罪は7年。時計はずれていた。
まさに色んなところで歪んでいる。

和美は最後はダサイ髪型からキレイになっていたけど、
過去を乗り越えられたのか?人を殺した事実とか背負うべき
ものは多そうだが・・

■出演者

弓神適当 …… 浅野忠信 (うきみ署刑事課強行犯係)
羽生虎夫 …… 神木隆之介 (うきみ署刑事課強行犯係)
菅能理香 …… 稲森いずみ (うきみ署刑事課強行犯係・係長)
多々木挙男 …… 仁科貴 (うきみ署刑事課強行犯係・ベテラン)
町尾守 …… 橋本淳 (うきみ署刑事課強行犯係・中堅)
氷川和美 …… 山本美月 (“ヒズミ”、サイバー知識が豊富)

藪田恒男 …… 渡辺哲 (72歳、元大学病院)
了門真佳子 …… 真野恵里菜 (鑑識)

横島不二実 …… オダギリジョー (ベストセラー作家「ロイコ」)
河合伊代 …… 酒井美紀 (7年前花道署管内で殺害)
河合武 …… 渋川清彦 (7年前花道署管内で殺害、ゴーストライター)

阿部亮平、今藤洋子、松居大悟、矢嶋俊作、大関厚雄
永島敬三、平隆人、牧野羽咲、菅沼実優、岩松了
東武志、加藤宏章、嶋村昇次、耀龍、石川慎、俵広樹
本間愛咲、知念結奈、上田瞳、堀田勝

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