絶対零度～未然犯罪潜入捜査～ 第9話 最強SPの悲しき殺人

絶対零度～未然犯罪潜入捜査～
(2018年7月期・フジTV・月曜21時枠)

第9話 最強SPの悲しき殺人

【ストーリー】

井沢と山内は桜木泉が追う事件は一つに繋がっているのかも
知れない事を語る。資料課には長嶋が東堂、そして井沢と
逢っていく。もう一つの仕事はどうかと問われる。

早川は朝から年寄りを殺して保険金をだまし取る詐欺集団の
一斉逮捕の件を語る。警視庁内に何処かの課を隠れ蓑にして
捜査しているチームがいることを語る。

東堂は国家公安委員会の滝本や町田の前で、ミハンシステム
のテストケースは順調だと語る。次は法制化の段階だという。
滝本もこれだけの成功を収めれば問題はないこと。しかし町田
は政財界を巻き込んだ問題になることを語る。
最後の大きな壁は通信傍受法とプライバシーの問題。
最早監視社会の流れは止められない。プライバシーは犠牲に
なるが安全を取る為には仕方が無いという。

そんな話題はチームでも語られていた。
国民は必ず拒否反応を示すであろうこと。
そこに東堂がやってくると今回の危険人物は今までにない
人物。石塚辰也(45歳)。SP警護課のエース。警察が危険人物
なのか?井沢には面識が有った。彼はトップクラスの能力が
あり警護のスペシャリストであることを語る。

■感想

何故ミハンシステムが石塚辰也に反応したのだろうか?
相変わらずそのシステムのカラクリが分からない。
勿論それが簡単には分かったら問題だけど、至る所で殺意や
事件は発生している訳で、どれを優先して止めるべき事案
なのかはある程度ドラマ冒頭で設定すべきだった。

今回の一連の事件の中でも殺意は至るところに存在している。
誘拐した犯人たちにも殺意はあるだろうし、どうして石塚
だけが・・ってことばかりが気になる。

それだけ凄いシステムを開発したのであればその背景にある
過去の経歴的なものまでは一瞬にして石塚の身分照会時に
割り出し、殺意の可能性に言及すべきである。

正直冒頭のアクションが適当すぎて萎える萎える。
井沢に殴りかかった男なんて机に手を打ち付けられただけ
で気絶しているんだもの。えええええって感じですよ?

小田切のアクションも正直キレが悪い。
上戸さんもアクションに向いていないけど殺陣に関しては
もう少し訓練してから挑んで欲しい。最初の制圧シーンだけ
見ても素人レベルの戦い方で、みて居て最終話前なのに
緊迫感が薄れて仕方が無かった。
唯一戦力になりそうなのが井沢だけだった。そういう戦略
チームなのだからもう少しアクションに長けた人が出ても
良いのでは無かろうか。
若手の女性俳優の中にはアクション俳優を目指す人は日本に
居ないのか?

それにしても大事な人を誘拐され脅されて国家安全委員長
を殺そうとするなんてそれだけで自分にはあり得ないことの
ように思う。そもそもSP向きじゃないんだよな。適性検査で
落ちてますよ。

井沢の説得力で殺意を失わせた。
敵から守るために敵を殺すのは分かる。でも全く無関係の
相手を脅しに屈して殺してしまうということはまるで違うん
だよな。

・備考

S1「未解決事件特命捜査」(2010年4月期)
https://itawind.web.fc2.com/2010/zettaireido.htm
S2「特殊犯罪潜入捜査」(2011年7月期)と続いた
https://itawind.web.fc2.com/2011/zettaireido2.htm

絶対零度シリーズの第三弾「未然犯罪潜入捜査」。

■出演者

井沢範人 …… 沢村一樹 (50歳、元公安・リーダー)
山内徹 …… 横山裕 (元特殊捜査班)
小田切唯 …… 本田翼 (元生活安全課)
田村薫 …… 平田満 (各部署たらい回し)
東堂定春 …… 伊藤淳史 (キャリア・総責任者)
南彦太郎 …… 柄本時生 (資料課の内勤、情報解析)
早川誠二 …… マギー (捜査一課)
板倉麻衣 …… 田中道子 (捜査一課)

町田博隆 …… 中村育二 (警察庁次長)
桜木泉 …… 上戸彩 (捜査一課)

滝本健三 …… 山田明郷 (国家公安委員長)
石塚辰也 …… 高橋努 (45歳、SP警護課のエース)
森岡幸子 …… 奏谷ひろみ (40歳、cafe Blenny経営)
森岡翠 …… 石田凛音 (12歳、娘)
森岡 …… (石塚のバディ、5年前の官房長官襲撃を守る)
官房長官 …… (森岡と石塚が守った人)
三城康介 …… 斉藤一平 (40歳、帝都ツーリスト)
三城沙穂 …… (康介の母)

草野ハヤト、岩田知幸、永徳、荒川真、蔵原健、
前川和也、石田尚巳、宮川康裕、村井亮

河野マサユキ、河内耕史、野口雅、藤原ジャン龍、堀畑俊介、
圷真樹、堀正彦、今井一樹、ちゅうざん