セシルのもくろみ 第2話 宮地奈央のもくろみは何なのか?

セシルのもくろみ
(2017年7月期・フジテレビ・木曜22時枠)

原作:唯川恵『セシルのもくろみ』(光文社文庫刊)
脚本:ひかわかよ
音楽:井筒昭雄
主題歌:夜の本気ダンス『TAKE MY HAND』
プロデュース:太田大、金城綾香、浅野澄美
演出:澤田鎌作、並木道子、高野舞

http://www.fujitv.co.jp/Cecile/

第2話 誰にも言えない… トップモデルの裏の顔

【ストーリー】

舞子は読モを育てることを告げる。洵子はロケ先で面白い人を
見つけたという。江里はその人物に会いに行くとその人物は
北春日部に住む宮地奈央という共働きの元気な主婦だった。
奈央は江里と共に読モの企画を進めていくことになるが、彼女は
インスタなどでの活動は嫌だという。それにも関わらず江里が
インスタに掲載したことに失望する。企画を成功させるのが私
の仕事だとして江里はその為には何でもするという。そんな彼女
に嘘をつかれたことが許せずにいた。カメラマンのトモたちから
「自分の正義を通したければまずは求められること」と
言われたことを思いだし、”私の正義”を貫くために活動を筒ゲル。

ケンカしたことでもう来ないかと思っていたが、奈央は逃げられ
たと思われるのが嫌なので仕事にやってくる。
あなたは私を使ってなり上がる。私もあんたを使って這い上がって
やるという奈央。

2016/7/8。
江里は相撲の稽古部屋へいき撮影会。
南城はバニティはもう創刊して10年目だなとランチしながら浜口
に告げる。(南城のお気に入りの)奈央についてどう思うかという
と浜口は彼女が変わるかバニティが変わるかだと。

浜口は奈央に対して今度ウチに遊びに来てと言われる。
早速浜口家に行く奈央。あまりの豪華さに感動続きの奈央。
浜口の夫の和真は芹川文学賞受賞者だった。

小池と早紀は浜口について話し合う。旦那さんはハマユカ(浜口)
の仕事にも理解があるそうだが、でもツーショットで撮影する
ことはないのだという。仕事とプライベートは分けているのだと。

一方江里は洵子に企画を出すが、バニティでの奈央が成立する
のは「母として妻として女として輝く」というコンセプトがある
からだという。

浜口も奈央も共に子供のことで話題は盛り上がる。
朝練がある時には大変よねと。逗子駅まで送っていかなければ
ならず朝4時起きで弁当を作ると。何で遠くの学校なのかと
聞いたらそこじゃなきゃいやだと。浜口は奈央に仕事先で頂いた
服が沢山有るのでもらってくれと語る。

■感想

1話で酷評してしまったので、そのまんまつまらないと語るだけ
語って逃げるのは制作陣にも悪いなということで、継続して
見ることにした。このドラマの代わりに最近韓国ドラマの
「ミッシングナイン」のプロットを見て興味を持ったのでみよう
かなと思っていたのだけど・・

どうも自分には主人公の立ち位置が分からないんですよ。

この人(このドラマ)は結局何をしたいんだろうかと。
スタートの時点で自分はこの奈央というキャラクターが何が
したいのかという前提条件を何処かで見落としているようで、
完全に迷走してしまっている。
自分のままで居たいなら、別に読モにならなくても良いのでは
ないのかと思う所が有り、金に困っているでもなく、色んな意味
でこのキャラクターには野心とか切迫感を感じない。

女性ならばファッション、仕事、そして家庭というもののバランス
を求めるものなのかも知れないが、メインキャラクターたちには
どれも完璧に三つの要素を満たしている人物がいない。敢えて
言えば奈央は今までファッションには無頓着だったけど、息子の
同級生の母親のハマユカの姿に感化されたことで、ファッションに
目覚めたが、それに目覚めなかったウチには彼女の生活は満ちて
いたものだということだ。知らない世界を知ることは幸せなのか。
そしてそれが良い事なのか悪いことなのか分からないけど・・

逆にハマユカには全てが完璧だと思われているが実際には家庭円満
という訳では無く、夫はアルコール中毒で暴力を振るっている様
な役柄。

このドラマでは「嘘」に対する拒絶感を払拭しようと努力していく
みたいな流れがあるので、インスタなどに見る華やかそうな世界
とは逆に現実の世界との整合性を図っていき、インスタに見せる
ような華やかさを現実の世界に近づけていくところが有ったり
逆も然りという感じで、素直な自分の表現さというのを
表していく為のドラマなのか。

自分が憧れているハマユカに近づく為にファッションを似せて
いく。バニティは流行を真似るのではなく流行を作るものだと
いうことで、勘違いし始めた奈央の軌道の修正を図ろうとして
いるけど何が本物の自分なのかどうか。

自分は別にファッションに拘りがある訳では無いのだけど、
やはり東京の何でもありな幅広いファッションキャパシティと
地方のそれとは別のものが有り、地方に流行のファッションを
持ち込もうとすると割と浮いて見える。着るのにも勇気がいる
ものだ。

和真がアル中になっているのは妻が家に居ないからなのだろうか?
それとも単純に文学賞を取った頃に比べて傑作が生まれていない
為のものなのか。

■出演者

宮地奈央 …… 真木よう子 (34歳、新人主婦モデル)
浜口由華子 …… 吉瀬美智子 (42歳、カバーモデル)
沖田江里 …… 伊藤歩 (36歳、フリーファッションライター)
山上航平 …… 金子ノブアキ (35歳、カメラマン)
小池雅美 …… 小野ゆり子 (27歳、若手編集部員)
石田信也 …… 眞島秀和 (42歳、副編集長)
平井早紀 …… 石橋けい (36歳、ファッションライター)
登坂千絵 …… 伊藤修子 (40歳、スタイリスト)
坂下葵 …… 佐藤江梨子 (35歳、新人主婦モデル)
小田萌子 …… 藤澤恵麻 (35歳、新人主婦モデル)
安永舞子 …… 長谷川京子 (38歳、元NO2モデル)
黒沢洵子 …… 板谷由夏 (42歳、”VANiTY”編集デスク)
安原トモ …… 徳井義実 (40歳、カリスマヘアメイク)
宮地伸行 …… 宇野祥平 (41歳、夫、金型仕上げのエンジニア)
宮地宏樹 …… 佐藤瑠生亮 (13歳、息子、私立”御殿山学園”)
森泰生 …… 加藤雅人 (34歳、奈央の同級生)
南城彰 …… リリー・フランキー (50歳、”VANiTY”編集長)

小出水賢一郎、宇野紘子、向後桃、西川可奈子、市山京香
久保沙由李、森下邦太、沢田ゆう、三神エレナ、鹿志村ミキ
白井珠希、柿崎裕美、大橋由起子、三井エレナ、川嶋凛
江上いずみ、前田千絵、嶋神綾香

浜口淑江 …… 赤座美代子 (和真の母)
浜口和真 …… 神尾佑 (小説家)

佐藤乃莉、畑美帆、鈴木翔子、白川朝海、小林睦月、児玉ゆりあ
貴翔馬忍、滝川ひとみ、松島志歩、三田悠希、枝川吉範
大湊かなえ、桐山マキ、徳江ひより、マコト

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