僕たちがやりました 第9話 10人の殺害犯。世界の中心でノリノリ。Yeah!

僕たちがやりました
(2017年7月期・フジTV・火曜21時)

第9話 僕ら…世界の中心で自首を叫ぶ

【ストーリー】

市橋にトビオは蓮子と付き合っていることを告げる。
「オレ、もう終わりにするわ」と動画でトビオに語った後、
市橋はトビオが出て行く際の病院から飛び降り自殺を図る。
トビオは呆然としている中、警察から市橋が転落した時に
何か言っていたか?様子がおかしいこととか無かったかと問われ
る。それを否定するトビオだが彼が最後に喋ったのは君のハズ
だとして質問してきていたのは飯室だった。
動画見たよね?とし怪我とか恨みとか言っているが君なら何の
ことか分かるか?と。君は彼と仲が良かったのだろうとしどんな
話をしたのか。自由に生きた人間ほど不自由に弱いとし、心に
逃げ場が無くなり誰一人分かち合える人間が居なくなった時、人
は自殺を選ぶ。自殺こそ自由だと思うから。君は自由だねとし
結局彼は何も知らずに死んだのだからよくやったなとし、反吐が
出ると言う飯室。

蓮子は市橋の遺体を確認に安置所へいく。
何で死んでいるのよと嘆く。トビオが心配で病院に見に行った
というと、トビオは蓮子に「オレ殺しちゃったよ、どうしよう。
市橋はオレが殺した」と語る。

パイセンは菜摘に対して先生が羨ましいと語る。殺したい程に
憎んでいるのは両親から愛されていたから。あとはオレに任せて
下さいというパイセン。

帰宅したトビオは自分のやりたいことリストをアミダで作る。
“自首”となるが・・

■感想

本人たちには悲壮感はあるのだけど、少々イベントで自白すると
いう方法論を見ると反省しているのかどうかも分からない妙な
ノリが有る。そんなノリでもなければ告白出来ない程のことなんだ
ろうけど、遺族のことを考えればやはり少々青春の一群像劇と、
罪との向き合い方を一緒くたに扱い過ぎてはいないか。。

安易に自殺を選んでしまう子たち。人に何かを訴える
為のツールとしてネットは本当に便利になったと思う反面、
その弊害としてステマだったり、詐欺まがい・犯罪まがいのこと
をしてアクセス数を稼ぎ、”いいね”に拘ってしまう世の中なの
でどうも解せないところも有る。

直接言えないことを言えるようになったというのは良かったのか。
自殺する前の市橋は動画で遺書のような言葉を残して行ったが
時間差故に助けることも出来なければ、それがまさかの遺書の
ような形となっていたとは分からなかっただろう。

ドラマでは4人の仲間たちのことばかりに集約している為に周りに
及ぼす影響力というのが伝わってこない。特にトビオに関しては
両親や妹が初期の頃には結構出て来たがここに来て殆ど出てこず、
学校に行っているのかどうかさえも分からない状況となった。

相手が知らなければ悪い事をしても良いのか。
相手に気がつかなければ犯罪にはならないのか。
そんな問いかけはまるでアメリカの法廷ドラマを見ているかの
ようだったけど、最後はそれが間違いであることに気がついた。

渋谷上空をドローンを使ってビラをばらまいたシーンでは何か
より騒動を大きくしてしまわないかと不安になるほど。
こういうのが出来る世の中って怖いな。生物兵器があそこに
積まれていたとしたらどうなってしまうのだろうかと。

■出演者

増渕トビオ …… 窪田正孝 (凡下高校2年生)
立花菜摘 …… 水川あさみ (凡下高校の英語教師)
蒼川蓮子 …… 永野芽郁 (凡下高校2年生。トビオの幼馴染)
三浦由佳 …… 岡崎紗絵 (凡下高校2年生、矢波高校の正樹が彼)
丸山友貴 …… 葉山奨之 (凡下高校2年生、マル)
伊佐美翔 …… 間宮祥太朗 (凡下高校2年生)
小坂秀郎 …… 今野浩喜 (パイセン、凡下高校OB)
新里今宵 …… 川栄李奈 (凡下高校1年生)
星野真美 …… 今田美桜 (凡下高校2年生)
熊野 …… 森田甘路 (矢波高校教師・化学教師)
田中 …… 八十田勇一 (凡下高校の男性教師)
原野玲夢 …… 山田裕貴 (輪島の若い衆?)

増渕優子 …… 榊原郁恵 (トビオの母)
増渕ハル …… 八木莉可子 (トビオの妹)
飯室成男 …… 三浦翔平 (城南署の刑事)
輪島宗十郎 …… 古田新太 (裏社会)
西塚智広 …… 板尾創路 (裏社会で暗躍する悪徳弁護士)

市橋哲人 …… 新田真剣佑 (矢波高校2年生・犯罪者主犯)
うらら …… おのののか

DISH、北村匠海、矢部昌暉、小林龍二、橘柊生、泉大智
横江康宣、宇賀神亮介、大神拓哉、角田佳代、佐藤洸、
外村泰誠、平野アキム、勝昌学、高野ひろき、龍輝、松下恵里香