コード・ブルー3 第9話 運命の1時間だが、実に分かりづらい時間的感覚。

コード・ブルー3
(フジTV 2017年・7月期・月21)

脚本:安達奈緒子
演出:西浦正記
音楽:佐藤直紀
プロデューサー:増本淳
協力プロデューサー:中野利幸
演出:西浦正記、葉山浩樹、田中亮
主題歌:Mr.Children「HANABI」

http://www.fujitv.co.jp/codeblue/

第9話 運命の1時間

【ストーリー】

緋山は緒方と会う約束をする。白石はそんな緋山に対して声が
違うわねというと緒方さんと付き合っているんでしょ?と。
ただ食事をしただけだとするが・・救命に来て良かったねと。

橘優輔は母・三井環奈に対して「天国ってある?」「ボクは行け
る?」「疲れたよ」と吐露する。三井は元夫の橘に相談すると
大丈夫だとし、これまでにもお前に相談すると優輔は落ち着いて
来たという。しかしそれでも確かに悠長なことを言っている時間
はないなと。
そんな中横峰から橘に電話で急患3名が来ると言われる。

・両角孝平(33歳)、車イスラグビーの選手。ハーフタイム中に
車イスごと階段から落ちたという。白石は頭部CTを取ってと。
・54歳男性・こっちは胸部の切開が終わったのでICUに移すと名取。
・福本(62歳)、頭部CTを撮っている成田中央病院から転移搬送
されてくる患者。右前頭葉に挫傷。左の脚に裂傷だという。
頭より脚が先だと藍沢。脳外科医に助けを求めるという。

なんとか一段落する

西条は緋山に対して数ヶ月前に似た患者が3人送られてきたのを
覚えているか?と問うとちょうど救命に戻った頃だという。高所
転落、マンション火災、熱傷、心筋梗塞の女性だった。3人中
1人しか助けられなかったこと。今日は3人を救えたのだとすると
白石のお陰だなとして良いチームになってきたなと。白石は
手応えを感じて喜ぶ。

「1秒で出来ることはたかが知れている。3600個積み重ねると
1時間。1時間あると何か起きるのか・・」

■感想

今回は一時間の中に生死を左右する色んな状況を作ったけれど
問題の多くはミスを犯したものや不治の病を患うもの、そして
色んなしがらみによって精神的な疲弊に陥るものが居て、そんな
彼らが何をきっかけとして、立ち直るのか。それとも立ち直る
ことが出来ずに苦しみを抱え込んでしまうのか。

依存する関係に心地よさを覚え過ぎて離れたくない思いが強く
なる。その状況に有って個々人の向上心を失ってはいないかどう
か。また自分の存在が他人の成長の足枷となってしまってはいな
いかなど、色んなしがらみにも似た人間関係の機微な一面を
描いて見せた。

同じ現場で同じメンツで定年まで働けるという環境は確かに
理想では有るんだけどね。

しかしダレよりも相手の気持ちが分かってしまうというというのは
便利だし、逆に不便でも有る。何が正解なのかは決断するのは
本人であり、間違えているものに対してそれを修正してあげられる
のも仲間や職場に於ける人間関係の良さを表しているけれど、
必ずしも周りから見た間違いが当人にとっては間違いではない
というところも有って人間の心は複雑だ。

理想の人間、子供に尊敬される大人になりたいと考えて居た
橘にとっては子供の言葉に自分のしてきたことが間違っていなか
ったと思わされるも、そうかと思えば次の瞬間突き落とされる
ような現実的な発言も有る。医者も人の子なので、身内を助ける
為にどうしても優遇的・優先的視線というのは排除出来ないの
だろうね。

そしていよいよ来週が最終回らしく、今回はチームとしてまと
まり始めたチームが解散の危機に遭う。それぞれの進路が
再び決まり始めて、それが夢に描いていた目標でも有ったからだ。
ただ夢というのは個人だけのものではないという人も多く、
誰かと共に叶えなければ意味がないと思うものもあるハズだ。

長年障害と向き合い、14年前の頭蓋骨の骨折の小さな
出血が決壊。癒着していたものが流れた為に起きたという皮肉。

「必要以上に責任を感じる事はない。医者が出来ることは限られ
ている」
。藍沢が語るセリフはお前モナって状況だった。

「患者が怖くてどうしようもない時、逃げるなオペしろと言って
くれた。私以上に信じてくれた」
という緋山が、橘に対して
恩返しとも思える言葉のやりとりで、背中を押したこと。その
彼女はまるで後ろ髪を引かれる思いで、このまま周産期医療
センターの医局長のオファーを受けて良いものなのかどうかで
悩んでいる。名取は緋山が居なくなることで父親の病院にいく
こともやむなしと考えて居る。やはり緋山シンパだったか(笑)

「エースは我が儘で自分勝手じゃなきゃ・・・尖っているのは
辛いこと」
。藍沢にかけられた言葉なのか。それとも
白石に向けられた言葉なのか。

灰谷のPTSDもそう簡単には治りそうもない。
簡単に治ればPTSDの患者なんてこの世にいないからね。
灰谷にどう言葉をかけて良いのか分からずにいる横峰と雪村。
確かに難しい状況だね。

■出演者

藍沢耕作 …… 山下智久 (フライトドクター、脳外科医)
白石恵 …… 新垣結衣 (フライトドクター、チームリーダー)
緋山美帆子 …… 戸田恵梨香 (フライトドクター、周産期医療途中)
冴島はるか …… 比嘉愛未 (フライトナース、妊婦)
藤川一男 …… 浅利陽介 (フライトドクター、整形外科専門)

名取颯馬 …… 有岡大貴 (フェロー、名取総合病院の一人息子)
灰谷俊平 …… 成田凌 (フェロー、要領が悪い。コンプレックス)
横峯あかり …… 新木優子 (フェロー、若干夢見がち)
雪村双葉 …… 馬場ふみか (新人看護師)
町田響子 …… 伊藤ゆみ (管制官、コミュニケーションSP)
鳥居誠 …… 岩井拳士朗 (Dr.ヘリ、整備士)
早川正豊 …… 伊藤祐輝 (Dr.ヘリ、パイロット)
広田扶美 …… 下垣真香 (看護師)
橘優輔 …… 歸山竜成 (啓輔と三井の息子、拡張型心筋症、11歳)

梶寿志 …… 寺島進 (ベテランパイロット)
西条章 …… 杉本哲太 (脳外科部長)
三井環奈 …… りょう (フライトドクター)
新海広起 …… 安藤政信 (脳外科医)
橘啓輔 …… 椎名桔平 (救命救急部部長)
井上宣顕 …… 滝藤賢一 (循環器内科医)

緒方博嗣 …… 丸山智己 (元一流シェフ、中心性頸髄損傷)
名取将馬 …… 山田明郷 (名取総合病院の院長)
両角孝平 …… 成田瑛基 (33歳、車いすラグビー選手)

渋谷謙人、横山貞史、上松大輔、田邉和也
林大樹、平子悟、斉藤悠、河本千明、中島愛里、日野出清

スポンサーリンク
レンダグル大336
レンダグル大336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レンダグル大336