コンフィデンスマンJP 第5話 名医の汚れた顔を暴け!!

コンフィデンスマンJP
(2018年4月期・フジTV・月曜21時枠)

第5話 名医の汚れた顔を暴け!!

【ストーリー】

「医者は人の体は治せても歪んだ心の底までは治せん」
by ブラックジャック。

五十嵐、ボクちゃん、ダー子は手術室で患者の出血を
抑えようと努力するが、ついに心停止・・除細動器を使って
蘇生しようとするが・・

・3ヶ月前
野々宮総合病院

“ザ・ノンフィクショナル”では、病院の若き外科医の
野々宮新琉(36歳)を密着する。スーパードクターとされるが、
新琉は目の前の患者に全力を尽くすのみだという。田淵も
外科医として手術室へ。少女の心臓病を治すと語る。

彼はああ見えて努力家で父の様にならねばならないという
プレッシャーの中で育ったと語るのはこの病院の理事長で
母親の野々宮ナンシーだった。食事の時にも糸を結ぶ練習は
欠かさないという。手術室までカメラが入る中、新琉は
「名医かどうかは患者が決める」と語る。カメラは手術室から
出ろと叫ぶ。
無事に少女の難しい手術は成功し退院に至る。
一方リチャードも野々宮総合病院で手術することになっていた。
この先生なら絶対に手術は成功するとしてダー子は語る。
しかし担当執刀医は新琉ではなく田淵安晴医師だった。
あの名医に執刀してもらいたいとリチャードはごねるが
ボクちゃんはリチャードに君はただの盲腸だと語る。

・2ヶ月後。
ボクちゃんは田淵先生を覚えているか?と食事の際にダー子
やリチャードに語る。道で見かけたので声を掛けたとし
訳を聞いたら田淵先生は医療過誤で首になったとのこと。
それを聞いたリチャードはゾッとする。ダー子も悪のりして
切られたのは盲腸ではなくパイプカットではないかと。
真実はもっと驚くべきことだという。
スーパードクターは作られた虚像。名医の父、威光・・
典型的な甘えん坊で手術の腕は最低。オペではいつも
他の医師が行い手柄は彼が持っていくのだと。
田淵先生は難しい手術をしているがバッドルッキングで内向的
な性格。スキルは高く病院からは理不尽な扱いを受けていた
がそれも患者の為とガマンしていたという。あまりの薄給
に耐えられず昇給を願うと、理事長のナンシーからは散々な
悪口を言われたのだという。その為に他の病院に移ろうと決意
したが怒ったナンシーは医療過誤の数々をデッチ挙げて
他の病院に移籍出来ないように圧力をかけ続けているとの
ことだった。

■感想

面白いん”だけど”・・・だけどって所でこのドラマの面白さ
は留まってしまっている感じ。

予想出来ない部分が有るのは楽しいし、脚本は真相が最後まで
分からないような工夫がしてあるのは確かだ。

ただ医療分野にまで詐欺の手が及ぶとなると流石に前提と
して難しく感じてしまう。。
調べれば簡単に分かるところがあっさりと都合良く省かれて
しまっている。
ダー子たちの経歴しかり・・・田淵の性格が悪いのであれば
とっくに手術室でのカラクリなんて外部に漏れて伝わって
いるだろうし・・

そして今回の野々宮ナンシーが金をぼったくってホストに
貢いで豪遊している光景を見ると、ダー子がしていることと
そっくりそのままやんけって思わず突っ込み処がある。

その辺の事実も含めて実際には田淵が流していたナンシー
に対するウソのイメージだったのかな。

日本のドラマや俳優の動静を知っているとより楽しめる
がそれを除くと面白さはやや欠けるのでそのアドバンテージ
を生かし切れないで見ている人には何処まで楽しさが伝わる
ものなのか。

■出演者

ダー子 …… 長澤まさみ (天才的な頭脳と抜群の集中力)
ボクちゃん …… 東出昌大 (お人よしで小心者)
チョビ髭 …… 瀧川英次 (3人の詐欺師の部下)
リチャード …… 小日向文世 (超一流の変装技術を持つ)
バトラー …… Micheal Keida (ルームサービス)
五十嵐 …… 小手伸也 (武闘派?)

野々宮ナンシー …… かたせ梨乃 (63歳、野々宮総合病院・理事長)
野々宮新琉 …… 永井大 (36歳、野々宮総合病院・外科医)
田淵安晴 …… 正名僕蔵 (野々宮総合病院・外科医)
ドクターデンジャラス …… 我修院達也 (医療映画の主人公)
ジョージ松原 …… 山田孝之 (特殊造形師)
栗山 …… (野々宮総合病院・外科医)
青田 …… (野々宮総合病院・外科医)
パトリック …… Loic Garnier (手術チーム)
サンディ …… (手術チーム)
エドモンド …… (手術チーム)
アビゲイル …… (手術チーム)
チャン姉妹 …… (手術チーム)
心臓病の少女 …… 小林実由
医者 …… 前すすむ

山本佳志、生津徹、菅原ブリタニー
Nana Blank、DAB、友里那、玲奈