大恋愛 ~僕を忘れる君と 第4話 僕に尚が必要なんだ

大恋愛 ~僕を忘れる君と
(2018年10月期・TBS・金曜22時枠)

脚本 – 大石静
音楽 – 河野伸
主題歌 – back number「オールドファッション」
演出 – 金子文紀、岡本伸吾、棚澤孝義
プロデューサー – 宮﨑真佐子、佐藤敦司

http://www.tbs.co.jp/dairenai_tbs/

第4話 僕に尚が必要なんだ

【ストーリー】

好きと嫌いの気持ちでは選べないから・・どんな尚ちゃんも
好きだという真司。そんな真司は尚の為に仕事のノルマを
増やして尿管結石になる。心配したとして駆けつけた尚は
真司とハグした際に思わず「侑市」と名前を呼んでしまう。

「これが終わりの始まり・・何かを間違えるくらいは序の
口。病気のせいだとすれば一直線に俺の所に来た行動は病気
のせいとも言える。」

尚は帰宅すると風呂に湯を張り、そしてお湯を沸かす。
しかし尚は忘れてベッドでウトウトしてしまう。真司から
着替えを持って来てというメールを受けて初めて尚は、彼の
ことを真司ではなく侑市と言っていたことに気がつく。
更に忘れていた湯沸かしとお風呂が水浸しになっている
事も・・
ドアの前に尚はメモに「着替えを持っていく」と貼っておく
ことにする。

病院では退院許可が下りる。鎮痛剤を出しておくという。
尚はその時、もしかして昨日名前を間違えて呼んでしまった
かと尋ねる。

帰宅しアップルパイが出される中、引っ越し屋の木村が様子見
がてらやってくる。昨日は死んじゃうと思ったという。
尚は引っ越しでも彼の世話になっていたので知って居た。
木村はそんな彼女に人生の醍醐味だとして高級なマンション
からこんなボロアパートに引っ越すのだから・・と笑って
語る。木村は更に職場にPCが起きっぱなしだったので持って
くる。エロサイトでもみて居たのかとするが、彼は小説家だ
として本を見せる。彼の書いた本のアンジェリカは作者の
分身だという。これは純文学で、尚が彼の小説のファンだった
ことが付き合い初めだと知り運命だなと語る。

■感想

ここに来てモテ期に入った尚。

尚は真司の何に惚れているのだろうか。
勿論彼の中の人柄は言うまでもなく良いし、病気だと知って
も一緒に居てくれる相手だとしたからも決意と包容力はそれなり
に備わっている。
彼女が彼を好きになるきっかけは、自分の感性とぴったりと
合う小説であり、アンジェリカは作者自身の分身として
描いているので、それはそれで現実を投影した小説の
中の彼と現実の彼が合致しているのだろう。

しかしまた尚のことを必要だと言ってくれるものが出てくる。
その人物は寧ろ病気であることを知る前に出逢った相手で
病気が尚の中ではネックとなって自分から身を引いた相手だ。
尚にとって必要なものを一番持っているというのが彼であり
色んな意味で今後のことを考えれば彼の存在は不可欠なもの
となっていく。

そして真司もまた小説を書き始める気になった。
20年越しの新刊に向けた流れがあるなかでそれを後押しした
のは尚との出会いである。

やはり小説家は頭の中の世界観だけでは物語を描くのは難し
い。実生活に於ける色んな感情を体験してこそ筆に込める
物語に信憑性が生まれる。
一度彼女を素材として見てしまうとまた現実とは離れた世界
感に触れて行くのではないか。

尚は相手の事情を知ったからこそ真司とは別れを決意した。
真司の事情を知ったら別れないのか。寧ろ密着取材のような
形で自叙伝的にこの世に生を受けた痕跡を残す為にも彼も
また必要な人物と言えなくもない。

松岡昌宏くん演じる侑市はとても良い医者だ。人間的にも
出来ている。松岡昌宏くんのこれまでのドラマの中の癖の
あるキャラクターにイマイチハマれなかった人にもこの役は
そう嫌いだという人は居ないだろう。

MCIの段階では今後どう転がるか分からないとしているのに
結局規制事実の様にして若年性アルツハイマー一直線だ。

色んな誤解と事実が混ざっていて今はまだ正気を保てていけ
そうだがやはり自分が分からない状況の中で相手のことを
愛せるかどうか。そもそも愛するという事さえその意味を
消失させていきそうなものがある。

侑市からは結婚を勧められた。
その結婚もいわゆる先週の個人情報の保護の観点からも
真司に直接話せない現実にもどかしく感じているのかも
知れない。そして今回侑市は厚生労働省の役人と早々に
決着をつける為に直接姿を現した。一番手っ取り早く問題
の収集をするつける方法が分かって居たのだろうね。

さていよいよ中盤に入って面白くなり始めました。
富澤たけしさんは役者としても上手いですね。基本的には
お笑いの人は芸達者な人が多いからな。

■出演者

北澤尚 …… 戸田恵梨香 (34歳、KITAレディースクリニック)
間宮真司 …… ムロツヨシ (41歳、小説家、引越センター)
井原侑市 …… 松岡昌宏 (40歳、臨床医/精神科医)
北澤薫 …… 草刈民代 (55歳、尚の母)
木村明男 …… 富澤たけし (45歳、引越センター)
小川翔太 …… 杉野遥亮 (24歳、引越センター)
沢田柚香 …… 黒川智花 (34歳、KITAレディースクリニック)
井原千賀子 …… 夏樹陽子 (64歳、ウェディングドレスデザイナー)

梓澤レイ …… 桜井ユキ (消化器外科医、父は山東病院理事)
友部浩介 …… 林泰文 (厚生労働省・医政局、医師免許真偽)
畑野みどり …… 高橋ひとみ (KITAレディースクリニック患者)
医者 …… 鈴木裕樹

重城サエ

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