大恋愛 ~僕を忘れる君と 第9話 この毎日は奇跡だ! 妻を笑わせることが僕の仕事

大恋愛 ~僕を忘れる君と
(2018年10月期・TBS・金曜22時枠)

脚本 – 大石静
音楽 – 河野伸
主題歌 – back number「オールドファッション」
演出 – 金子文紀、岡本伸吾、棚澤孝義
プロデューサー – 宮﨑真佐子、佐藤敦司

http://www.tbs.co.jp/dairenai_tbs/

第9話 この毎日は奇跡だ! 妻を笑わせることが僕の仕事

【ストーリー】

・2014年12月
尚と真司の子供が妊娠する。現在6週目なので、予定日は
今の所来年の8月2日だという。尚はそれをメモして帰る。

水野が真司に対して新聞連載のネタについて色々と話合って
いた。尚はそれを耳にする。水は帰宅する際に、
真司さんが好きな料理(パークリッツホテルのグラタン、
シーザーサラダ、スープ)を冷蔵庫に入れて置いたことを
告げる。
尚と真司は食事をする中で、尚は彼に真司ってグラタンが
好きだったのかと問われるが覚えていないという彼、。
私の病気が写ったのではないか?とされる中、トイレには
花柄のペーパーが有ったことを語る。真司は尚が何かに
怒っているのかと感じる。水野は真司のことで色々なことが
出来るが尚は自分にしか出来ないこともあるという。
「出来ました!」というと、真司は喜んでベッドにダイブ
する。

侑市と薫はバーで色々と話をする。
薫はそういう道もあると思いようにしたこと。人生は
分からないものだという侑市。尚さんと出逢って振られて
医者としても男としても学んだという。薫先生と一緒に飲む
のがこんなに楽しいとも思わなかったという。薫は私もそう
だというと侑市は自宅に来ないかと誘う。

部屋に入る中、ベッドルームに行くかそれともリビングに
行くかと問うと、薫が返答に困っていたのでリビングで
酒を飲みましょうと語る。

【幸せな日々・・しかし時は残酷に急ぎ足だ】

・12月7日
真司は一日中執筆。尚は妊娠していたことを忘れていた。
飛んだり跳ねたりしたらダメだよとしてメモを書いて貼って
置く。
一方侑市の家に泊まった薫。千賀子がやってくると二人で
会話している姿に卒倒しそうになる。薫は自分が悪いとして
謝罪して出て行こうとするが、侑市は薫の手をしっかりと
握って誘ったのはボクの方だとし薫さんは何も悪くないと
語る。千賀子は不満たらたら。しかし薫は恥知らずなこと
は十分に承知しているとし、しかしそれでも本気だという。
千賀子は身を引いてと言うが、侑市は自分の気持ちを語る。
目が覚めたからこうなったのだとし、見合いして好きでもない
相手と無難に行くなんて耐えられないという。

■感想

嵐の前の静けさかな。
赤ちゃんが産まれるまで流れは一瞬にして訪れた。
その後の生活が人生の試練でも有る訳だし、意外とこれまで
のドラマでは真司が語る様に赤ちゃんが生まれた所で終わる
シナリオしかないんだけど、その後を描くのは視聴者に
とっても興味は深い。

ただやはり松尾公平が居なくなると途端にこのドラマの
テンションは下がってしまった
。松尾の存在はそれだけ
この病気を利用して近づいてきた人物だけ有って見て居て
記憶のすり替えの怖さを感じたし、その後の展開の不透明感
が大きかったのでドラマ性を高めた。

この人の存在を反面教師にしつつ、上手いことこの病気と
向き合う人に取っては記憶がある今の一瞬の時間や気持ちこそ
大切なものなんだなと気づかされる。
そしてそれに感化されたかどうかは分からないが、上手いこと
侑市の気持ちにもその意識が引き継がれたような格好となった。

前日に放送している「黄昏流星群」とも似ているのが
年齢差のある恋愛が加味されていて、色々と複雑な状況が
含まれていること。

水野さんが真司の小説に評価をしていないのが意外だった
けど、周りは逆に随分と評価が高い。
「尻切れトンボ」という言葉を使っていたので物語が中途
半端だと感じているだけで物語自体は相当肩入れしている
のだと思うけど・・

有名になればそれだけ解せないマスコミが貼り付いてきて
掘り下げようとする。週刊文潮は如何にも週刊文春を意識
したのだろうけどこの手の取材陣も有名税だとして取材対象者
を人間扱いしないんだよね。
で、肝心の尚は益々自信を失っていく。
これは分かって居たことだろうし覚悟していたのだろうけど
それでも辛い。こういう刺激が病状を悪化させるとは考え
づらいとはかつて言っていたけど、心理的に辛く鬱になって
しまう可能性があるよな。

時計の針も2014年12月から複数の段階を経て2019年まで
進んでしまった。後戻りは出来ない現代を超えて未来を
進んでいる彼ら。

引っ越ししたのは良いけどやはり初めてのことだらけなので
ミスすることはある。結婚してしまったことで母親のフォロー
も足りなかったのだろうし、もどかしさからか珍しく
真司も興奮していた。

ただ彼らを見守る人たちの暖かさに触れるところが大きい。
特に木村さんは良い人だね。
こういう人と知り合えたら人生は本当に良かったと思える
気がする。

あの子供と川の字で寝る際に尚のおっぱいを巡った行動。
月亭可朝の「嘆きのボイン」状態でしたね。

■出演者

北澤尚 …… 戸田恵梨香 (34歳、KITAレディースクリニック)
間宮真司 …… ムロツヨシ (41歳、小説家、引越センター)
井原侑市 …… 松岡昌宏 (40歳、臨床医/精神科医)
北澤薫 …… 草刈民代 (55歳、尚の母)
木村明男 …… 富澤たけし (45歳、引越センター)
小川翔太 …… 杉野遥亮 (24歳、引越センター)
沢田柚香 …… 黒川智花 (34歳、KITAレディースクリニック)
井原千賀子 …… 夏樹陽子 (64歳、ウェディングドレスデザイナー)

水野明美 …… 木南晴夏 (詠談館、編集者)
間宮恵一 …… 加藤斗真 (尚の息子、3歳)
植田 …… (詠談館・部長)
松崎 …… (書店・店主)
産婦人科医 ……

武藤晃子、高松克弥、宇賀神亮介
山崎カズユキ、石井テルユキ、ねりお弘晃

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