後妻業 第2話 莫大な遺産を強奪!悪女が動く運命の夜

後妻業
(2019年1月期・フジ・火21時)

原作 – 黒川博行『後妻業』
脚本 – 関えり香
演出 – 光野道夫、都築淳一、木村弥寿彦
音楽 – 眞鍋昭大
主題歌 – 宮本浩次「冬の花」
企画・プロデュース – 栗原美和子
プロデュース – 杉浦史明、萩原 崇、水野綾子

https://www.ktv.jp/gosaigyo/index.html

第2話 莫大な遺産を強奪!悪女が動く運命の夜

■【ストーリー】

2018年11月・大阪、中瀬耕造(75歳)は武内小夜子(45歳)と
年の差婚。小夜子は柏木と手を組んで遺産目当てで結婚
する後妻業を営む。耕造に無理をさせて殺害しようとする
小夜子。病院に運ばれる中、次女朋美は小夜子のことが
怪しいと考え内縁の夫・佐藤に話す。そしてネットで
見つけた探偵を雇うとなんとその男は小夜子の大学時代の
先輩で元大阪府警で捜査官だった本多だった。彼女は
恐らく後妻業で資産家の老人を狙っていること。長女の
尚子はお父さんは持ち直した事を告げる。
しかしその間に小夜子と柏木は遺言の公正証書には書いて
いない財産が有り金庫にしまってあるのだという。

・大阪
一方二千円の葉巻をする柏木は腕利きの鍵師を使って金庫
を開けさせる。小夜子一人だとガメられる恐れがあるため
柏木は小夜子に何でも折半だと語る。
耕造の資産状況を調べていた。
今住んでいるのは5.6年前に買った新築の分譲マンション
で3400万、売っても3000万はしないだろうと語る。株の
話はしていないのか?と問うと高校の退職金は結構貯めて
いた。証券会社からの通知。耕造は人を信じていない
為に実の娘たちにも資産のことは話していなかった。
金庫の中には現金はなかった。定期預金2300万円、投資
信託1600万円普通預金230万。合計して4000万円を隠して
いたという。株は10銘柄で2900万解約して金にしようとい
う。

・東京
建築会社の吉田は神谷邸はどうか?と尋ねると朋美は上手
く話をつけていた。佐藤は新しく雇った絵美里と仲良く
していた。

■感想

東京と大阪を往復していると大変だなぁ。
未だにこのドラマのスタンスがよく分からない。
これからも色んな老人を見つけては後妻業を続けていく
ものなのか?
そうなってくると中瀬家の面々の影が薄くなってしまう。

今回のドラマを見て居ると小夜子が後妻業をするのに随分
と条件が良すぎるんですよ。
長女と次女は教師の父親とは疎遠の関係に有ったし、金銭
面では父親が娘を信用せずに話そうとはしていなかった。
もちろんすぐに死ぬとは思っていなかったのだろうけど。

手慣れているのは分かるし足が付かないようにしている
のだけど、この二人の詐欺師たちは如何にも”ザ・大阪”
って感じで派手な衣装を身につけて目立ちすぎ(笑)
相手の家で金庫を開けていたけれど、葉巻なんてそこで
吸ったら後に何かの共通点として見つけられてしまうかも
知れないし、あからさまな行動ばかりで普通はもう少し
相手の感情を刺激せずにシラっとやり過ごして幽霊の
ような空気のような存在でなければならない。

不確定要素としては、朋美と佐藤の関係に於いて浮気的
嫉妬心が浮上してきたこと。ジョビジョバの長谷川朝晴
さんまたですかって感じでどうも優しい顔して浮気役が
多い気がする。
そんな朋美もまた本多と浮気していく方向にあるのかな。

また本多は何かが原因で警察官を辞めているのだろうけど
そのヒントとなるべきものが今回子連れのシングルマザー
を通して描かれた。

足をつかせず詐欺師としての痕跡を消すためのテクニック
みたいなものをちらつかせつつ、最終的には自分の幼少期
の飢餓感、愛情の欠如などの欲望に忠実になりつつも、
何処かで現代人の家族の生活の歪さみたいなものを浮かび
上がらせていくものなのかな。

ただ今回耕造本人が殺しを容認していたとしても、本当の
娘姉妹に対して小夜子の方が親身になったという感覚が
まるで無いのでどうも心に響いてこないな。

■出演者

武内小夜子 …… 木村佳乃 (ブライダル微祥・エース、黒澤小夜子)
柏木亨 …… 高橋克典 (ブライダル微祥・経営)
中瀬朋美 …… 木村多江 (中瀬家の次女、建築設計事務所)
黒澤博司 …… 葉山奨之 (ブライダル微祥)
佐藤司郎 …… 長谷川朝晴 (朋美の内縁の夫・建築設計事務所)
三好繭美 …… 篠田麻里子 (新地のクラブ”与志乃”ホステス)
橋口健太郎 …… 平山祐介 (大阪府警の警察官、元本多の仲間)
山本絵美里 …… 田中道子 (建築設計事務所のスタッフ)
新井欽司 …… 河本準一 (司法書士)
西木尚子 …… 濱田マリ (中瀬家の長女で朋美の姉)
瀬川頼子 …… とよた真帆 (小夜子の“後妻業”仲間)
中瀬耕造 …… 泉谷しげる (75歳、元教師、尚子・朋美の父親)
本多芳則 …… 伊原剛志 (私立探偵・元大阪府警マル暴刑事)

吉田 …… 松尾淳一郎 (建築設計事務所勤務)
冴子 …… 山本真由美 (本多と関係有り?)
翔太郎 …… 湯川颯 (冴子の息子)
奥本 …… 木下政治 (大成銀行・支店長)
吉岡 …… 浅井浩介 (大成銀行・行員)
南河内総合病院・医師 …… 羽田真
鍵師 …… 野添義弘 (金庫を開けてもらう)
武内宗治郎 …… 綾田俊樹 (当時68歳、3番目の夫)
谷城善産 …… (小夜子36歳、1番目の夫)
津村泰治 …… (当時78歳、2番目の夫)
幼少期の小夜子 …… 古川凜
シスター …… 正木佐和 (こどもの園のシスター)

寺田浩子、泉春花

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