October 6, 2013
第8話 蛇の毒 Snake Eyes
監督/Peter Leto 脚本/Al Septien、Turi Meyer
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マイクはイーストエンド公立図書館に通う中、フェアヘイヴン
の古地図を手にしていた。
一方フレイヤはキリアンとキスの件で会話しているのをダッシュ
に聞かれケンカしてしまう。ペネロペ(アシーナ)は、偽イング
リットに対して、『蛇の鍵』を持ってくるよう求める。金色の
蛇で尻尾が鍵の形をしているものだという。
ベントエルボー。
フレイヤとイングリッドは、ウェンディが行ってくれたタロット
占いについて会話していた。フレイアに近づいてくるものは、
一方は運命の人で、もう一方は滅びの使いだということ。あくまで
比喩的表現だろうとするが、キリアンが滅びの使い側だろうと
フレイヤは感じて居た。彼と出会った夜からおかしくなり始めた
のだという。それでダッシュのことも失ってしまったと。
現在学会の為にロンドンにいるダッシュには何度も電話している
が全く電話に出てくれない事を語る。しかしフレイヤは失恋も
プラスにしてみせるという。
フレイヤはバーに来ているカップルがケンカしているのを知って
「ほとばしる愛」という名のカクテルを出すと、一瞬で仲直り
していた。他の人は幸せに出来るのに・・と呟く。
ペネロペは自宅で枯れたバラに呪文を施すと、白いバラを咲か
せる。そしてフレイヤ宛にメッセージカードを書いていた。
ジョアンナはウェンディの元に行くと、あなたに見せたいものが
有るが予め怒らないと約束して欲しいと頼む。ジョアンナは
彼女に「蛇の鍵」を見せる。それって扉の鍵なのかと問うと
とっくに破壊されていると思ったという。するとウェンディは
突然怒り出すとこの鍵のせいで私は殺されたのだとし、何で
その鍵がここにあるのかと問う。シフターは私が盗んだと思って
いるのも不自然だというウェンディ。ジョアンナはアーチボルド
はこの鍵を欲しがっていて私たちが持っていると疑っていたが
結局在処を突き止められないまま隠したのだという。ウェンディ
は扉を封印した後鍵は当然破壊したと思っていたとし、失望する。
何故こんな鍵を取っておくのかと問うと、人を惑わし堕落させ、
滅ぼすものでしょという。ウェンディはジョアンナに対して
そのウチ使う時が来ると思ったのかと問うと、「もうあそこに
は戻れないし戻る意味もない」と語る。こっちで暮らす方が幸
せだというウェンディに対してジョアンナは故郷との唯一の
接点であり、使うつもりがなくとも手放すことが出来ずにいる
と語る。それを残して置けばよくない事が起きるというが・・
イーストエンド公立図書館。
イングリッドは出社するとバーブから、フレイヤの件を聞かれる。
結婚はしないみたいだと語る中、バーブはあなたを探している
男性がいるとしてマイクのことを指す。イングリッドは今は
誰とも付き合う気はないとするが、バーブは要らないお世話を
しようとしていた。
イングリッドはマイクに話しかける。
マイクはイングリッドがイーストエンドの歴史に詳しいことを
聞いて、マイク自分は作家をしているが、現在20世紀初頭の
この街を舞台にした歴史小説を書いているのだという。専門家
の知識を拝借したいという。
キリアンはフレイヤに声を掛けるが、無視するフレイヤ。
何で俺に当たるのかというキリアンに対してフレイヤはこう
なることを望んでいたんでしょと告げる。キリアンは俺にせい
にするなと告げ、自分がパーティーで話したのをダッシュ
に聞かれたであろう事を告げる。まるで俺が人生を滅茶苦茶
にしたように言うなというキリアン。そんな会話をエイミー
は見ていた。
ウェンディはジョアンナに対して、あの鍵がこの世にある限り
不安だと語る。父さんを見て分かったでしょと告げ、あの鍵は
人を悪の権化にするものだという。しかしジョアンナは処分
はしないと言い切る。貴方は息子のフレデリックに会える時
が来ると思っているのでしょと問うと、ジョアンナはその件は
話したくないという。私が鍵を埋めておくというが・・
ウェンディは鍵に触れようとすると突然鍵がウェンディの体に
巻き付いてきて突然噛み付き体内に毒を注入し始める。
それを知ったジョアンナはまさか鍵の目を見たのかと問うと、
これは膨大な悪そのものだと告げ、魔術書に解くための方法が
ないか調べるというジョアンナ。
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ウェンディは偽イングリッドに殺害されたことでまた生き返る
ことは出来るが、実は生き返るのこれで最後だと分かる。
偽イングリッドが狙っていたのは「金の鍵」。ウェンディは
とっくに鍵は壊れたと思っていたが、ジョアンナはその鍵が
ある事をウェンディに隠していた。この鍵は、魔法界と人間界を
繋ぐための扉を開け閉めする鍵、かつて二人は魔法界である
アスガードから追い出されていた事を知る。鍵の毒によって冒さ
れた父から、見捨てるようにして人間界に逃げ込んだジョアンナの
悲しい過去を知る事になる。
アーチボルドが故郷に戻りたいとしていたことは、この流れ
を汲んでいたことなのね。アーチボルド家とビーチャム家は
魔法界でも対立の関係に有ったのか。
魔法界がどうなっているのか分からないし、人間界との違い
はどうなっているのか想像も付かない。そもそも魔法界に
於いてもジョアンナはどんな立場の魔女なのか。
ジョアンナたちの父親について今回初めて言及されたけど、父親は
魔法界に於いてはそれなりに権力者である事情があるのかな。
更にジョアンナにはフレデリックという名の息子がいるらしい。
姉妹が亡くなると息子も一緒に亡くなるという連動性はない
のだろうか?
突然この街に流れ着いたマイクが小説家で、街の全容を解き
明かそうとしているのを見ると正直「ワンス・アポン・ア・
タイム」のピノキオ男をを思い出すな。まぁストーリーブルック
と違ってこの街には出入り自由みたいだけどね。
ペネロペも少しずつ本性を現して動き出した。
前回はイングリットを利用した流れだったが今回はフレイヤを
利用して力を蓄えていく。
バラのトゲを使って昏睡状態を作り、彼女の口から魔力の全てを
吸い出してしまった。その後魔力が使えずペネロペはさらなる
強力な呪文が使えることになったみたいだ。
フレイヤはキリアンとキスしたことがダッシュにバレてしまった。
前回の展開を見ると、別にアノ場所でキスについて言及する
必然性はまるで無かったのに突然フレイヤが話してしまったので
不自然な流れだなとは思っていた。フレイヤはキリアンを責める
も、確かにフレイヤは全ての責任を彼に押しつけている。
フレイヤとダッシュの関係を壊したのがキリアンだとすれば、
キリアンとエイミーの関係を壊したのはフレイヤということに
なる。
マイクとイングリッドの流れは果たしてどういう事態を生み出して
しまうのだろうか。
魔界の世界の扉なんて言うと「スーパーナチュラル」のエピソード
を思い出してしまうけど、マイクはフェアヘイヴンの(不鮮明な)地図
を持っていたし、イングリッドはその地図を目にしている。
マイクはこの街で起きた超常現象のことを調べており、
開拓時代のこと、魔女の火あぶりのこと、アーチボールドのカルト
教団のことは熟知しているらしい。イングリッドはこの街は
カボチャの栽培で有名な土地だとしていたけど、マイクの存在が
どう影響してくるのか。マイクが所持していた資料にはジョアンナ
を襲ってくるものが必ず記していくシンボルが描かれていた。
マイクの父親も考古学者のようで、2年前に他界している。
アイガードの地図に関してはペルーで発掘したものだと語っていた。
気になるのはジョアンナがウェンディと言い争う中で語っていた事だ。
・父親は二人を追放したこと。
・父親は二人がアスガードに戻れば殺害すると忠告していること。
・たった一人の息子をジョアンナは捨てたこと。
・父親が息子を唆してジョアンナと共に来るのを拒んだこと。
・ジョアンナの父はまだ生きていて、近くに住んでいること。
・自分の方から出て行ったこと。彼の意思で会いに来ないこと。
ウェンディはジョアンナのことを「人を破滅させてばかり居る」
と語っているが、現在ダッシュとキリアンのどちらかが「滅びの
使い」だとされている事から、その辺の繋がりがどうなっているのか
も気になるところだ。
■使用された曲
・Condemned Habits by Adventure Galley
・Thrills by El May
・Hole In My Heart by Matt Pond
・Papa by Trigger Code
・Kale by Nerves Junior
ジョアンナ・ビーチャム (Julia Ormond) 母
フレイヤ・ビーチャム (Jenna Dewan-Tatum) ジョアンナの娘・バーテンダー
ダッシュ・ガーディナー (Eric Winter) フレイヤの婚約者、医師
イングリッド・ビーチャム (Rachel Boston) ジョアンナの娘、司書、姉
キリアン・ガーディナー (Daniel DiTomasso) ダッシュの弟
ウェンディ・ビーチャム (Madchen Amick) ジョアンナの姉妹
マイク (Enver Gjokaj) 作家、父は考古学者
エイミー・マシューズ (Tiya Sircar) ダッシュの同僚
ペネロペ・ガーディナー (Virginia Madsen) ダッシュの母
バーブ (Kellee Stewart) 図書館司書、妊婦
— (Brendon Zub) Arguing Man
— (Olesia Shewchuk) Arguing Woman
— (Miles Tyler Roberts) Delivery Man