[終] なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? Why Didn’t They Ask Evans? #3

リンク広告 テスト




なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?
(Why Didn’t They Ask Evans?) (2022 イギリス)

原作 / Agatha Christie
音楽 / Harry Escott
製作 / アガサ・クリスティー・プロダクションズ
マンモス・スクリーン
製作総指揮 / Hugh Laurie、James Prichard、
Damien Timmer、Helen Ziegler

https://www.nhk.jp/p/whyevans/ts/RMR3PGJ26N/

第1話 Episode #3

監督 / Hugh Laurie
脚本 / Hugh Laurie

【STORY】

Previously on …

・シルヴィアは夫のヘンリーをフランキーに紹介
・夫はモルヒネ依存症
・ニコルソン博士とその妻のモイラ・ニコルソン
・博士は施設・グレインジの経営者。
・モイラはカーステアーズの遺体の背広に入っていた
写真の女性
・ボビーはモイラから夫は危険な男だと聞く
・博士はフランキーに対して、「君が起こした事故は
事故ではない筈だ」と言われる。

■販売店のガレージ

ノックスは帽子の男・エンジェル(Nicholas Asbury)
によって不意打ちを喰らい左腕や顔に大怪我を負う
が何とか退院する。彼が使用していた武器が落ちて
いたので拾うと、悔しさのあまり不要な金属に向かっ
て繰り返し叩きつける。

■グレインジ院 / The Grange

ボビー/スティーヴは、フランキーのお抱え運転手と
して施設の敷地内に入る。車のサンバイザーにメモ
を残して自らも辺りを捜索。

・フランキーはブランチに招待され屋敷内へ。

そこにはヘンリー、ロジャー、シルヴィア、トミー、
モイラ、ニコルソン博士がいた。

博士から意外な指摘をされたフランキー。
フレンチ家にぶつかった車は事故ではなく故意による
ものだと言われていた。

「何故そのように思うのか」

博士は単純な理由で、「医者が乗っていた車」を
考えれば自ずと分かるという。

当時現場近くにいた目撃者のベンによると、

・医者の車は坂を見上げる方向で駐まっていた。
・自転車で通りかかったベンは誰にも追い越されて
いない。
・医者が事故を見たのが事実であれば、君と同様に
坂を下ってきた筈。

「君はその車に追い越されたのか?」

彼は君を助ける前に車の向きをわざわざ変えた事に
なる。それは妙な話だ。
その医者は何かに備えて待機していたのではないか?

シルヴィアは意識朦朧としていたのではないかと
フランキーの味方をする。
ロジャーは事故は偽装だというのかと問うと、別の
可能性もあるのではないかという。

ベンのずっと先を車が走っていたが車を駐めて昼寝
していたとか、小便や未知に迷ってUターンした後に
事故が起きたのかも知れないという。

博士はロジャーに対して普段、仕事は何をしている
のか?と問う。

「人生を大いに楽しんでいる。誰かさんには足りない
点だ」

そういうとヘンリーは気分を害して退室する。
博士はヘンリーを追いかける為に席を立つ。

残されたフランキーは博士の妻であるモイラに夫の
ことについて色々と詮索する。しかしモイラは施設
には殆ど関わっていないとし、夫からは家のの仕事
だけをするよう言い渡されているという。
それを聞いてフランキーは口うるさい人なのねと
いうが、彼女は私を思ってくれてのことだという。
施設内には不安定になる患者がいて、この時期は
特に興奮状態になる疾患があるみたいだという。

ロジャーは「満月だよ」と語ると狼が吠えるような
真似を見せる。
モイラはそれを聞いて退室してしまう。
ロジャーはフランキーと共に過ごすためトミーを
使って彼女の車に乗せてもらおうとする。
しかしトミーは「今日はバッシントンをやりなさい」
とママに言われたことを語る。ロジャーはウチの隠語
“フランス語”の意味だという。

・屋敷の外

モイラがタバコで一服する為に外に出てくる。
ボビーはそれに気がついてすぐに懐からマッチを
取り出し彼女のタバコに火をつける。
モイラは先日ボビーと会っていた。
それ彼が運転手をしているのを知るが、ボビーは
運転手ではないことを告げる。

「変装しているのか・・スパイしているのか」
「いやあなたはフランキーを守っている」
「一体誰から守っているか?」

そこに銃声が聞こえる。
しかしカラス除けが鳴ったのだろうと語るボビー。

「私はカラスみたいに飛んでは逃げられない」

という彼女に対して今度はボビーが質問する。

「一体誰から逃げるのか?」

モイラは夫は私を殺す気なのだという。
その理由として夫はシルヴィアを愛していること。
彼女はヘンリーと結婚しているが、ヘンリーが入院
すれば長くはもたないかも知れないと語る。

「それならば別れたらどうか?」

しかしモイラは離婚してもどこに行って、どうやって
暮らせというのかという。私には何も無い。
一度チャンスが有ったけど捨てた。私は嘘をついた。
それはアラン・カーステアーズのことをよく知って
いる人物だったこと。彼もあなたのように私を守ろう
としてくれたのだという。

雨が降ってきた為に車の中に避難するモイラ。
するとサンバイザーのところにメモ書きがあることに
気がつく。

「僕はここに居る (I’m Here)」

・ドライブ

フランキーとロジャーはドライブにいく。
スティーヴ(ボビー)に運転をお願いねという彼女だが
ロジャーは自分はスタンフォード杯・4位の実力者だ
として自分が運転するとし、ボビーに対して何か食べ
て待っていろという。

・ボビーは厨房部屋へ

コノリー夫人(Maggie McCarthy)がイスに座る中
ボビーが彼女の元へいく。
ベッシーに対してレモンケーキを出すよう告げると
ボビーは断るが、夫人は私のものだと語る。ビスケッ
トくらいならば有るので食べれば良いという。
ボビーはコノリーに対してここで働いて長いのかを
尋ねる。14歳の時に来たという彼女。
じゃあ10年ですねというボビーに夫人は好感を持つ。

・ドライブ

ヘンリーはグレインジ院に馴染めるか?と問うフラン
キー。博士はどうも気に入らない。

ロジャーは先ほど仕事を尋ねられた際の横柄な態度
に苛立ちインチキ野郎だと思うが大した害にはなら
ないと思っていた。フランキーはその認識に対して
否定する。
一方ロジャーは片手でハンドルを握る完全にわき見
運転をしていた。そして先程の食卓での博士とフラン
キーの話を再び掘り起こす。

「事故の話は図星だろ?」
「からくりは何だ?」
「額の絆創膏の位置が変わっているぞ」

そう言われて思わず額を確認してしまう彼女。
絆創膏を剥がされると傷跡は全くなかった。
からかわれるフランキーはロジャーをグゥで殴る。
すると怒って反撃してきた為にフランキーは
改めて事故のカラクリを話すから・・と取引する。
それよりも先に一つ聞きたいことがあるとし、

「アランから写真を盗んだのよね?」

と問う。しかしロジャーはアランが誰だか分からない。

フランキーは惚けないでというとマーチボルトの
ゴルフ場の崖から落ちた人がアランであり、遺体に
付き添っていた時、あなたは彼が持っていたモイラの
写真を別人の写真とすり替えたと考えているという。

ロジャーは何のために?と問う。それが分からず
聞いていると彼女。ロジャーはすり替えることはして
いないが遺体が運ばれる際にポケットから落ちた
ので拾ったことを認める。拾った後には破り捨てた
こと。僕の立場になれば目の前で死んだ男が知って
いる女性の写真を持っていたからで、事情は分からない
が、それは当人だけの問題であり、それでも新聞が
取り上げて叫べばそうもいかなくなるのだという。
モイラは世間から好奇の目で見られ、施設にも居られ
なくなる。

ケイマン夫人の写真はどうしたのか?
ロジャーはそんな名前は聞いたことがないという。
僕は友人が面倒に巻き込まれないように守ろうとした
だけ。それらを聞くとフランキーは、
「”私達は”ロジャーが崖から突き落としたと思って
いたこと」を告白する。

「私達とは君と誰のことなのか?」
「私の組織よ」

【感想】

いよいよ最終話。

さてこのドラマは何度目の放送でしょうか。
昨年末にNHKで放送して以降、何度も放送している。
年末に録画していたけれど、年末年始はインフルで
死亡していたので見ることもなく、今回放送して
いたタイミングで見てみようかと思いました。

最終話は人と人との駆け引きも多く、核心に迫る
話し合いも多かった(最終話なのだから当たり前)
真実を話してしまったらそこでドラマは終わって
しまうのではないか。
真実を聞かされたとしてもそれが信用できる情報なの
か。

それぞれのキャラクターの性格的なものと、
会話して感じるその人となりの雰囲気などが
視聴者の思考・洞察力にどう影響を与えるのか。

雰囲気に流されて騙される人も多いでしょう。
今日は幸いにしてエイプリルフール。
騙されるのも悪くはない。

このドラマは何よりも幾つかの箇所に強烈に印象に
残るものが設置してある。
核心を知るのではないかとされる人物や施設がそれ
に該当するが、地域柄、どうにも外から来た人物への
対応にはきな臭さを感じる。

安心できる要素としては、二人の人物(ボビーと
ノックス)は海軍兵士だったこと。容易に相手にやら
れることは無いだろうと思っているだけに、先日の
エピソードの中でノックスが帽子男にフルボッコに
された際には流石に身の震えがするほどだった。

■事件・捜査

このドラマには大きく分けて二つの事件がある。

・アラン・カーステアーズ殺害事件
・ジョン・サヴィッジ殺害事件

アランが一話の冒頭で殺害された訳だけど、時系列
的にはサヴィッジが亡くなった方が先である。

色んなところでキーワードとなる「遺言書」などの
セリフが出てきたこともあるし、互いに被害者が
金持ちだったところを見ると「金銭目的の殺害事件」
意外の何者でもないのが動機だなと思って見ていら
れる。

殺された二人は金持ちだったが、このドラマで趣味的
流れで捜査をしていたフランキーの存在が有ったり、
フレンチ家の長男と次男の間にも蟠りがあり、そこで
も金が関係している。
兄はモルヒネ中毒患者で、弟は放浪息子である。
まさに穀潰したちの共演だ。

古い方の事件(サヴィッジの死)を追いかける内に
自然とアランの事件についても分かるような流れに
繋がる。

・アルウィン・トーマスの死

首にロープを括って亡くなった。

・ヘンリーの死

■怪しい人物は3人居る。

1) ロジャー

何よりも崖の下に居たというだけでほぼアラン事件
に関与しているであろうことは明らかではないか?
あんな場所に偶然居合わせる確率など如何ほどの
ものなのか。
働いていないし、イギリスの相続制度が関係して
いるのか次男である彼には兄ほどの金がない。
確か「ダウントンアビー」でも遺産については
色々とごねるような流れが有った。

意外と馬鹿を装っているが、鋭いところもある。
フランキーのフレンチ家の車の衝突の件は彼も
疑う所があった。絆創膏の位置が違うとして
わざと誘導したり、傷跡がないとしていたが、
フランキーはあの時ドアに頭をぶつけていたこと
もありアザでも出来ているのかと思った。

2) “帽子男/Mr.エンジェル”

冒頭から三話連続して現れた “帽子男”の名前は
Mr.エンジェルと呼ばれる。常にターミネーターの
如くボビーの後を追いかけて来ている。
少しずつ近づいていく様が何とも不気味だった。

彼が幾つかの殺しに関わっているだろうことは
明らか。フィクサー的人物は終始恐怖を与える
存在だ。そもそも何故ボビーを追いかけてきて
いるのか。アランが亡くなった現場に居た人物だ
というだけで追いかけてくるものだろうか。

3) ジェームズ・ニコルソン博士

ジェームズと呼ばれることは無かったけれど、
療養所の彼のオフィスのドアの札には
「Dr.James Nicholson Clinical Director」て書かれ
ている。
天才肌だとされるニコルソン博士の鋭い観察眼を
持つことは、事故ではない故意に起こしたフランキー
とその仲間たちの寸劇を見抜いたところからも明らか。

横柄だとされるその性格が威圧感を与える。
そこに佇む「グレインジ院」という名の療養施設
自体がそもそものインパクトを放つ。
療養施設では治療と称した非公式な実験的治療法が
行わているのではないかと視聴者共々疑うように
なるだろう。

途中で彼の妻・モイラが居なくなることで、それを
証明しているのかとも思うトラップがある。
フランキーは彼女の行き先を問い詰める。
博士は、ロンドン、サヴォイ、ブラウンズ、グロブ
ナー、ランガムなどの地名を出してフランキーを

●階級と民族

「ダウントンアビー」の中でも描かれたことの一つ。
民族的な流れと階級的な流れはここでも存在して
いる。

シルヴィアはアメリカ人だった。
誰かがそれをバラす前に彼女のことをアメリカ人
だと言っていたが、話し方にクセでも有ったのだろう
か。ダウントンアビーでも妻のコーラはアメリカ人
であり、三女シビルが愛したトムはアイルランド出身
で運転手だった。

そしてこのドラマの中でも大きな邸宅ではお手伝い
さんがそれぞれの役割を果たしている。
お手伝いさんは一番家庭の事情を知っている筈で
あり、近代におけるキャバ嬢のようにして、情報
が自然と集まり、目にすることが多いのだろう。

ドラマではグレインジ院には冒頭では2人のスタッフ
がいたし、サヴィッジが通っていたミルハウスには
亡くなった際に、弁護士・エルフォード
庭師のアルフレッドコックのチャドリイ夫人が居て
彼らは証人の一人とされた。メイドのグラディス
追加で判明する。

後に分かるがサヴィッジの遺体を見つけたのはグラデ
ィスで、遺言書の署名などに関してはテンプルトン
夫人によって指示されたもの。

■会話バトルスキンパニック

by ガイナックス。

・博士 vs フランキー

車の事故に関して二人の間では駆け引きが行われた。
事故が有った際に真っ先に駆けつけた医者の居た位置
(車の駐車場所)が不自然だとしていた。

逆にフランキーもまた博士に対して妻のモイラの
居場所を尋ねるが彼は誤魔化したのか本当に知らなか
ったのか。

更に彼女は博士がフランキーのことを”レディ”と
語ったことで何故そう告げたのかを語る。
上流階級の女性に対して使用されることがあるからだ。

・博士 vs ロジャー

仕事についての問いかけ。何をしているのかと言われ
て兄を怒らせることで話をはぐらかせた

・ロジャー vs フランキー

車の事故に関して二人の間では駆け引きが行われた。
これは博士とフランキーの間でも指摘されたこと。
彼は更に傷跡についてもカマをかけてくる。
フランキーは彼を殴って誤魔化そうとしたが・・

■アイテム

アイテムはある意味犯人への道しるべとなって
いるところが面白い。一つのアイテムを見つける
度に核心に迫っていく感覚。

色々とアランが所持していたアイテムが役に立つ。
ボビーはアランの服の中から「万年筆」を見つけて
いたが、トミーが使用している万年筆と同じもの
だった。それがサヴィッジのものであったこと。
サヴィッジがトミーを気に入っていたとの情報も
ある。

・海陸軍クラブ (Naval & Militaru Club)

会員制のクラブでフランキーが潜入しようとする。
ポーターとのやりとり。涙を流す演技を見せることで
何とか通過した。

ここにはサヴィッジの日記(Dialy 1935)がある。

「真実の愛を見つけた。ローズは僕の命」
「ローズは金に一切興味がない」
「ローズ・テンプルトン、ああっこの想い」

サヴィッジの弁護士・ウィルフレッド・ブラッグ
(Patrick Barlow)から話を聞く。この弁護士は
ダーウェント伯爵も弁護している。
「ブラッグ & ファーンデール弁護士事務所」

■幾つかの謎

・ボビーとフランキーが乗ってきた車はグレインジ院
から出ていこうとする際に点火装置のワイヤが故意
に切断されていた

明らかに施設の人間の仕業。

・フランキーが運転していた車を追いかけてくる車。

後に分かるがこれはボビーがノックスに頼んで彼女
を守っていた。彼女はバークシャーにあるチッピン
グ・サマートンのミル・ハウスに向かおうとしていた
時のことだ。

・金を払わず持ち去ったサーロインステーキ肉

ボビーが宿で出された肉の料金を払わずにいった
と愚痴をこぼしていたアスキュー。
しかしその肉は夜に敷地内を警備している犬を
黙らせる為に使用された。

施設内にはケイマン夫婦の姿。アメリヤとレオ。
それを目にした後にボビーは横から激しいタックル
を喰らって、次に目が覚める時には椅子に拘束され
ていた。

●新しい事実

・ローズ・テンプルトンとジョン・サヴィッジ

この二人の関係を紐解くことで現代の事件の流れに
かなり近づく。

サヴィッジは船上でローズと出会ったこと。
しかしサヴィッジは何故か健康体なのにガンで余命
幾ばくもない体だと思いこんでいた。
検死の際にはそんな事実は無かった。

自殺は抱水クロラール(Chloral hydrate)の過剰摂取
によって亡くなった。

サヴィッジは亡くなる前に遺言書を書き換えている
その時事が如何にも怪しい。

『ローズ・テンプルトン夫人に14万ポイドの遺産を
残す』

・The Collington Hotel

ロンドンホテルに泊まっていたフランキーに何者か
から手紙が届けられる。
それを受けて彼女はチッピング・サマートンのミル
ハウスに向かう。
ここにも多くの手紙が残されていた。
しかし彼女もまた帽子男によってクロロホルムを
使って眠らされる。

■人は分からないことを不安に思う

アランが亡くなる際に言い残した言葉、
「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」

ボディブローのように該当者を苦しめていることが
分かる。

その言葉にどんな意味があるのか。
関係している人物は意味のあるものだとして勝手に
不安に苛まれる。

■救世主

冒頭の頃、こんな先入観を叩き込まれた。

・博士はサイコな人物
・博士はモイラを殺そうとしている
・博士はシルヴィアとの恋仲にある
・ヘンリーは依存症。施設に入れて殺そうとして
いるのではないか。

モイラを助けようとしたボビー。

そしてこのドラマでは散々暴れる人物・実行犯が
居る。そう帽子男だ。

帽子男に囚われたボビーとフランキーは電気ショック
で殺されそうになる。
タイミング良く助けに来たのはノックスだった。
帽子男にやられたが今度は逆に反撃し、彼と争う際に
ナイフで腹部を刺した。

■いよいよ正体が判明する

ミル・ハウスでの出来事が全てだった。

当時働いていた人物は誰なのかということ。

エヴァンズも働いていたが、それは誰のことなのか。

メイドが居たのに庭師を呼びにいったのは何故か。

フランキーは過去にマーチャム伯爵夫人(母)に聞いた
言葉がある。

「屋敷のことを全部把握しているのはメイドだけ」
偏屈な母が既に核心を付く言葉を言っていたことに
フランキーもちょっと悔しそうだった。

グラディスは結婚してウェールズに居る。

名前は?

そしてロジャーもまた関わっていることが分かる。
ロジャーは証人の一人・プラットが殺そうとして
いたところをエリス保安官がみつけた。

■その他

・ケジャリー

インド料理に由来のイギリス料理。フランキーが
楽しみにしていた料理。

・録音装置

ボビーは捕まった際に無理やり録音装置に声明
を述べさせられる。
「全権を委ねて実験的治療への参加を表明する」

・蓄音機

ヘンリーはクラシックが好きだったのか、度々彼の
部屋から音楽が流れてくる。蓄音機で流したもの。

・公衆電話

真っ赤なテレフォンボックス。
当時の連絡手段として既に確立していたのは分かる
けど、凄い場所にポツンと一軒家。

・キャプテン・フリント

ヘンリーが亡くなった現場をトミーが見てしまう。
寝かしつける際に海賊王「キャプテン・フリント」
の話をした。海賊船の船長で彼はスコットランド
生まれ。本名はウィリアム・キッド(William Kidd)

dが2つある。ロジャーの名前も変わっていて、
フレンチという名前はfが2つ付く。
(Roger Bassington-ffrench)。これは偶然か・・
トミーが鍵を握っているのかと思ったけど、
そもそもウィリアムはlが2つ付くし、バッシントン
のsも2つ付いていた(笑)

・ボニーとクライドだな

The SWANというパブで核心の人物が働いていたことが
あめのでノックスも含めて三人で向かう。
危うく薬を飲まされそうになる。
その際にノッカーがボビーとフランキーに対して
そう述べた。

・カインとアベル

ロジャーとヘンリーは仲が悪かった。
自分がやらねばやられてもおかしくない状況にまで
なっていた様で、その様子をカインとアベルの
関係のようにして語っていた。

「「聖書」では兄弟が野原に来た時、カインは弟
アベルに襲いかかり殺した」

・ジャニスはついにピアノを弾く

教会のラストである二人が結婚する。
当事者がピアノを弾くわけにはいかないのでジャニス
が弾いた。名前は1話の頃からよく出ていたんだけどね。

【SOUNDTRACKS】

・Happy Hour by Tin Hat Trio (テーマ曲)

・Midnight, The Stars and You
by Al Bowlly & Ray Noble and His Orchestra
・1812 Overture (Opus 49)
Pyotr Ilyich Tchaikovsky, London Symphony
Orchestra & Pierre Monteux
・Little Liza Jane by Elizabeth Mitchell
・Midnight, The Stars and You
by Al Bowlly & Ray Noble and His Orchestra
・All Nice Girls Love A Sailor by Mary Jane Newman

【出演】

Dr.アルウィン・トーマス (Conleth Hill) 医師
ロバート(ボビー)・ジョーンズ (Will Poulter) 元海軍
アレックス・プリチャード (Leon Ockenden) 被害者
ロジャー・バッシントン=フレンチ (Daniel Ings) ヘンリーの弟
リチャード・ジョーンズ (Alistair Petrie) 牧師/ボビーの父
フランキー・ダーウェント (Lucy Boynton) 伯爵令嬢
ダーウェント・ブロックスリー (Nicholas Banks) “いとこ”、分家
Mr.エンジェル (Nicholas Asbury) 帽子男・グレインジの従業員
Mrs.グラディス・ロバーツ (Nia Trussler Jones) お手伝いさん
モイラ・ニコルソン (Maeve Dermody) 博士の夫
Dr.ジェームズ・ニコルソン (Hugh Laurie) グレインジの経営者
ラルフ・ビートン (Jonathan Jules) “ノッカー”、中古車販売
アイヴィ・マーシャル (Carlie Enoch) ボビーキス、郵便局
(Trevor Cooper) 検死官 / 死因審問
アメリア・ケイマン (Morwenna Banks) アレックスの偽の妹
レオ・ケイマン (Richard Dixon) アメリアの夫
ハリ・シン (Benedict Wolf) 伯爵家の執事
ウィルフレッド・ブラッグ (Patrick Barlow) 弁護士
エリス (Christian Patterson) 警察官
ジョージ・アーバスノット (Joshua James) カーティフ王立病院
Mrs.ボウデン (Maxine Evans) クリーニング店
(Dan Tetsell) 集礼係
ベン (Robert Rhodes) フレンチ邸で働く。助けを
シルヴィア・バッシントン=フレンチ (Amy Nuttall) ヘンリー夫人
ヘンリー・バッシントン=フレンチ (Miles Jupp) 依存症の夫
トミー・バッシントン=フレンチ (Rufus Bateman) 7歳、息子
アスキュー (Paul Whitehouse) “釣人の宿”の主人
ローズ・プラット (Andria Doherty) 料理人、旧姓チャドリイ
Mrs.コノリー夫人 (Maggie McCarthy) フレンチの食事
(Timothy Harker) ポーター
ベッシー () フレンチ家のお手伝い
アラン・カーステアーズ () 被害者
ジョン・サヴィッジ

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336