マキシマ オランダ・プリンセス物語
(Maxima) 2023 , Nederland
演出/サスキア・ディーシング Saskia Diesing
ヨーシェ・デュク Joosje Duk
第5話 #5
脚本/マルニー・ブロック Marnie Blok
ユーディト・ハウトスミット Judith Goudsmit
イルセ・オット Ilse Ott
製作/Millstreet Films (Nederland)
【STORY】
●2001年1月 オランダ ハーグ
食事を作るウィレム。
その中でマキシマはウィレムに対して怒りをぶつける。
現在オランダでは会議が開かれている。
その中でマキシマの父・ホルヘを結婚式に出席させるかどうかの
議論が行われている。
その事実をウィレムからではなく別のところから知った彼女は
彼が秘密にしていたことにいら立ちを覚えていた。
会議にはコック首相、ファン・デル・ストゥール大臣、そして
ウィレムの母・ベアトリクス女王だった。
●1996年4月 アメリカ ニューヨーク
スーツケースを持って地下鉄Wallstreet Stationの階段を上り
街並みを眺める。
■■■■音楽
家を見つけてトリース(Annick Durán)の元へ行くと二人は再会を喜ぶ。
窓からは凄い景観に感動するマキシマ。
「夜は私と一緒に寝るのよ。ベッド一つしかないから」(Tris)
「昔もよく2人で寝たわね」(Máxima)
壁には学生時代の写真が飾ってある。
「私たち若かったわね」(Máxima)
「あんたのママ 無事に着いたかって二度も電話してきたよ」(Tris)
電話借りるね。
これから二人で色んな所に行って楽しもうね。
ブエノスアイレスにいた時に雑誌で読んだんだけどニューヨーク
にはテラスにプールのあるレストランがあるの? 「あるよ」
「ブロードウェイにはぜひ行ってみたいな。あと自由の女神像も
見てみたい。それとエンパイヤ・ステート・ビルも」(Máxima)
マキシマの電話は就職面談先。
明日の面接の確認で電話した事を告げる。
「トリースに何処かで食べに行こう。奢るわ」(Máxima)
「NYはびっくりするくらい物価が高いよ」(Tris)
「トリース、私ウォール街で働くのよ。これから夕食は任せて」(Máxima)
●ニューヨーク 就職面接
「出身はブエノスアイレス?」(ティム)
「はい、父をご存じでしょ? あなたのお父様がご存じなのかも。
だって一度お目にかかりましたもの、バリローチェのスキー旅行で。
ごめんなさい。「時は金なり」でしたね」
「何故自分がこの仕事に適任だと思うか聞かせてください」(ティム)
「数字に強いからです。人も好きだし、それにNYで新しい挑戦を
したいと思ってます」
「なるほど」(ロバート)
「あなたの情報はメリルリンチのティ」から聞いてます。シティ
コープのロバートからもね。だいぶあちこち回ったようね」
「金融業界の人は口が堅いと思ってました」(Máxima)
「そうでなくてよかった。うちでは営業の人間を探してる。
ラテンアメリカチームの為に」
「私適任です」(Máxima)
「どうしてそう思うの?」
「自分の業績をひけらかすのは嫌なんです。でも犯した最大の失敗
ならお話しできます。ボストン銀行に居た時 私の部署はメキシコ
ペソに関して大きな判断ミスをしました。そのせいでうちのクライ
アントは大金を失い私も落ち込みました。でもそのおかげで鍛えられ
た気がします。より勤勉に几帳面になりました」(Máxima)
●レストラン
「私カナダとアメリカ南西部の責任者になった。でもクィヴァの補助
で彼女のニューヨークのお客さんとも会うのよ。ソロスやメリル
リンチとね」(Máxima)
ホルヘに状況を報告し名刺を渡す。
マキシマ・ソレギエタ、ラテンアメリカ地域統括部門 事業統括部長か。
乾杯だ。
「セントラルパークの近くにアパートを借りた。3週間後に鍵がもら
える。狭いけどどうせ寝に帰るだけだから 毎朝7時に出社して
蛙のも一番最後よ」(Máxima)
「おばあ様が生きてたら喜んだだろうな。私もうれしい」(Jorge)
●トリースの家
9:00
「この界隈に住むなんて私には絶対無理だな」(Tri)
「アーティストなんかやってるからよ」(Máxima)
「一緒に住めなくて寂しいな」(Máxima)
「私もきっと寂しくなる。でも嬉しいこともあるよ。シャワー
に金髪が落ちてない。」(Tri)
「私にも嬉しい事が有る。バカ話を聞かなくて済む」
「あんたはばかばかしいと思うかも知れないがこれ効くのよ。
信じて。ほら香りもいいでしょ?」(Tri)
「ベッドルームも忘れないでね」(Máxima)
●展覧会 human blood is RED
マキシマはマリア・パメと共に個展へ。
「アパートに飾る絵をここで選ぶといいわ」
「部屋が狭くて絵は飾れないって」
そこにはトリースがいた。
彼女はピーター(Lee M. Ross)と話していた。
互いに紹介し合う中、ピーターが展覧会への参加を勧めてくれたこと
を語る。
「ソレギエタと言いました?
ひょっとしてアーティストのドロレス・ソレギエタとご関係が?」
「私の姉です」
「先日彼女の展覧会に行った「傷」という。もうご覧になりましたか?」
「いいえまだです」
「だったら感想は控えます。お二人の鑑賞の邪魔をしたくないので。
でもとても感銘を受けました。彼女は作品を通して子供の頃経験した
暴力やそれから痛みや恐れを見事に表現しています」
「彼女のおかあ様に遭えるとは・・」
「違うわ」
「私たち母が違うんです」(Máxima)
「ママさっきのあの態度は何?」(Máxima)
「だって本当の娘じゃないもの」
●マキシマのアパート
「私は絶対ドロレスの展覧会なんか見に行かないわよ。自分が子供時代
に味わった痛みや暴力の中から作品を生み出すなんてばかばかしい。
あなたも大袈裟に評価し過ぎよ」
「あの頃安心して子供を産めないってぼやいてなかった?」(Máxima)
「ローラーの跡が残るわ。ママが代わる。あなたどいてなさい」
「私にだって出来る」(Máxima)
「こんなに塗りにムラがあるじゃない。ママがちゃんとやってあげる
からあなたはどいてなさい。まっすぐこんな風に・・。なんでも
抱え込もうとするのはよくないわ、分かった? これが終わったら2人で
ワインを開けない?それくらいのご褒美良いでしょ?」
「そうね」
母は自分好みに部屋を作る。ソファーを動かしていく。
「こうした方がもっと光が入るでしょ。風水を取り入れたのよ」
「風水なんて考えてもみなかった。なるほど」(Máxima)
あなたの新生活に乾杯。
着いたら知らせてね。
母が帰ると自分好みの部屋に戻す。
●橋の下、川沿い
ドロレス/ロリと再会する。
もうすっかり大人ねとロリ。
「きっとNYを気に入るわ。」
「ピーターっていう男の人が姉さんの作品に凄く感動していた。
彼から聞いたんだけど題材は殆どアルゼンチンなんだって?」
「そうなの。長年にわたる暴力の中で感じた恐怖や痛みが離れた場所
から凄い勢いで押し寄せてきたようなそんな気がして・・私今にも
壊れそうなものしか描くことが出来ないの。私を苦しめ不快にする
ものしか・・」
「当時何が起きてたかパパと話したことある?」
「ないわ。あの人は聞こうとしないし責任を取る気も全くない。
本当信じられない。これだけ多くの事実が明るみに出てるっていうの
に・・」
「ごめん姉さん。話題選びを間違えたわ。つまらないこと聞いて
本当ごめんね」
「あの人とそっくり。なんで謝るの?普通に会話してるだけでしょ?
あんたはもう25歳で大学も出て経済の専門家よ?どう思うの?
見たり聞いたり読んだりしてて何も思わないの?」
「パパは家族の為に一生懸命働いてくれた」
「マクス、3万もの人が行方不明になって薬漬けの死体が海に
投げ込まれたのよ。ごめんこんな雰囲気にならないようにって自分
に誓ったのに。あんたとは。」
「会えてよかったわ」
「マクス、私あんたのことは好きよ。ホルヘだってあんたにとって
はいいお父さん・・だったのよね?」
***********************************************************
***********************************************************
■感想
マキシマとオランダのウィレム皇太子の結婚に関して、王室周り
では、ある問題が浮上していた。マキシマの父・ホルヘが農務省
に勤務していた時のビデラ政権は反政府派に対して子供を誘拐し
殺害や虐待をしていた事実が発覚。その件を巡りホルヘを王家の
結婚式に出席させるべきかの会議が歴史学者や首相、女王も含めて
開かれる。
今回のドラマを見ると父親は娘に甘く、母親は娘に対して厳しい
ことが描かれる。これはマキシマの父・ホルヘ、母・マリアだけ
でなく、ウィレム側でも会話の中に出て来るように、父親は
寛容な人だが、母親は礼儀作法に厳格さを持っている。
因みにウィレムの祖母も寛容さが有り、フィンガーボウルの例
を出してそれを説明している。
母親は真実・真相を追求する側の人としての印象が強いが、
母・マリアがマキシマの元を訪ねた際には部屋の内装を自分好み
にしていくし娘に対する過干渉のように見えるので少々立場
的には曖昧に見える。
■今回描かれた時代
ストーリーの流れと共に抜粋してみる。
●2001年1月 オランダ ハーグ
●1996年4月 アメリカ ニューヨーク (就職面接)
●2001年1月 オランダ ハーグ
●1998年9月 アメリカ ニューヨーク (転職)
●2001年1月 オランダ ハーグ
これを見るとオランダ時代が最新だけど、最初のシーンはこの
ドラマが始まった1話の冒頭でのやりとりと同じ。
誰もが興味を示す先にあるのはこの話から一歩進んだ流れなので
改めて描かれても正直使いまわし感もある。
当時は分からなかった会話の詳細が分かる作りになっていて、それが
サプライズ的に映ると面白くなるのだが、展開の仕方は予定調和過ぎ
て物足りなさを感じる。
アルゼンチンの政権が悪い事をしてきた事実を見てきている人ならば、
当然こうなることは予想できただろう。
そして父親がマキシマの事を如何に大切に育てて来たことは分かる
が、逆にそれが彼女を我儘なヒール役へと育ててしまっている様に
見える。
それならそれで 更なる世間知らずっぷりが有ると分かりやすい
のだろうが、変なところで愛嬌もあって世渡りが上手そうな感じが
する。
●2001年
時系列で現代(2001年)の流れを見てみよう。
前回5話で描かれたアルゼンチンのクリスマスは2000年12月の事
だった。
クリスマスを過ごした後、1か月後には再び欧州に戻り結婚式の
為にオランダに渡る。
2000年11月のベルギー時代にはオランダ語の学習に煮詰まり、
ウィレムが近くに居ないことで相当ご不満のマキシマ様だったけど、
この短期間の内に彼女は自身の中では解決できる話だったのか。
●1996年
アメリカ編は、現代の彼女の問題を理解させるまでの流れを
描いていく。マキシマが25歳の時の話だ。
まずは現在起きている問題をマキシマ自身がどの程度認識し、
自分の事としてかかわり合う重要な問題なのかを試している
ような流れとなっていた。
1996年4月のアメリカは就職の為に上京するマキシマの流れ。
地下鉄のウォール街駅の階段をあがって高い高層ビルが辺り一面
にある光景。これだけで圧倒されそうだけどね。
ニューヨークには既にトリースが居て、そのトリースを
頼って出て来た格好だった。
同じ時期なのかは分からないが、義姉のドロレスや
同窓生のシンシアも既にアメリカに渡ってきているみたい。
幾つかの会社とは最終面接まで漕ぎつけている彼女。
マキシマは自分の父親・ホルヘがアルゼンチンでの大臣だった
事実を前面に出してアピールする。
現実に起きている出来事を彼女は把握していないが、国内に於いて
は、高い教育を受けてきている事は一つの利点で有り、更に
彼女は大学の学費を稼ぐためにインターンとして学業と仕事を
両立していた経験がアメリカで役に立つ。
合格したのは女性の面接官だったHSBC。
マキシマは上手い形で自らのアピールの方法を変えて面接に
挑む。
失敗して教訓を得て経験値を獲得したことを前面に出して
結果的に”業績”を語って聞かせることで合格した。
少しずつホルヘの事がマキシマの中でも突き刺さってくる。
トリースも参加している個展に母・マリアとマキシマの二人で
見に行く。
そこでドロレスの絵を褒めちぎるピーターというアートギャラリー
との出会いが有る。ソレギエタという名前は難しいものね。
ただマリアはドロレスのことについては母親ではないときっぱり
と否定していた。
その後ドロレスがアメリカで活躍していることを知って
マキシマは会う約束をする。
イースト川の流れるクイーンズボロ橋(Queensboro Bridge)
で待ち合わせ。
そこでピーターと会ったことを伝えると、ドロレスからは、
絵のテーマを聞かされる。
「長年にわたる暴力の中で感じた恐怖や痛みが離れた場所
から凄い勢いで押し寄せてきたようなそんな気がして・・私今にも
壊れそうなものしか描くことが出来ないの。私を苦しめ不快にする
ものしか・・」
ホルヘのことについてもマキシマは聞いてみたいが、聞くのが
怖い様だ。その話題から逃れようとした時、ドロレスは
マキシマとホルヘは似ていることを言われる。
更にトリースからも似たようなことを言われて話題から逃れる
ようにして出て行ってしまう。
そんな時に出会うシンシアというアルゼンチン時代の同窓生。
シンシアはファッション業界でカメラマンのようなことをして
いるという。
ラテンアメリカ地域統括部門 事業統括部長となった頃、
ホルヘと会って話をする。
成功の反面少しずつホルヘの過去がマキシマにも伝わってくる。
●1998年9月
アメリカ編も2年が経過する。
2年の経過した流れはマキシマを幸せな計画通りの人生を
歩んでいるのか。
気が付けばシンシアとのパーティー生活に慣れ過ぎて、
同じスペイン語圏とはいえ、タンゴを捨ててフラメンコを踊る
パーティーに行っている。
このマキシマという人物は学生時代にやり残したと思っている
事、理想に描いた学生時代像を大人になって叶えようとしている
のかな。
高校時代に美人で回りからチヤホヤされて嫌な女だったシンシア
と連みたいと思っていたのだろうし、大学時代にはティツィアーノ
と付き合っていた。その反面、「チーム大司教 The Archbishops」
の結束は見るも無残だ。
マキシマに何度連絡しても返信が来ない友人たちもマキシマに
見切りをつける。
割と日本でも言われることだが、一度の誘いを断っても良い。
二度目の誘いはあるが、三度目の誘いを断れば二度と呼ばれなく
なるという。
マキシマの方から大事な故郷の友達であるトリースや異母とは
いえ姉のドロレスとの関係を無意識の内に切ろうとしていた。
しかし唯一ティツィアーノとだけは連絡が取れる。
そして再びこれまでのように彼女はティツィアーノがN.Yに
来てくれたことによってセックス三昧で心を満たそうとする。
当然ながらティツィアーノは彼女がアルゼンチンに戻り
結婚しようと思い直してくれたことを確信して来たはずが
単なる慰みものとされただけだった。
しかしある時気が付く。シンシアと連む人生に何の価値がある
のか。こうなる今の人生は自ら自分の過去から逃げ回っていた
からではないかということ。それに気が付くまでの2年間だった。
トリースに連絡するが、相手は出てくれない。
しかし誠心誠意謝罪することでまた関係は元に戻る。
トリースに行ってもらったタロットカードは如何にもオランダの
王子との出会いを示唆する
ドロレスの個展、「”傷” Wounds an instaliation project」
Franklin Furnace は1994/11/11から12/10に開催して見られない
気がするが見られたのだっけか。
・シンシアがドイツ銀行に乗り込んでくる。
この強引さは前回にも書いたように「マンハッタンに恋をして」
(The Carrie Diaries(2013))のドナ・ラドンナなんだよな。
有無を言わせないで相手を引きずり込んでしまう強い力。
ここで関係を絶ってしまうとマキシマがスペインにいく流れが
断ち切られてしまうからね。
シンシアから誘われるスペイン・セビリアの春祭りは1999年4月
のこと。今から7か月後のことである。
■その他
・Caoimhe Ryan
マキシマはマンハッタンのあらゆる金融業界の人と面接する。
Goldman Sachs、J.P.Morgan 、Merrill Lynch、などなど・・
その中でCaoimhe Ryanという名のブロンド女性面接官とやりとりが
ある。
名前が微妙に読めないのだけど、Caoimheはアイルランド系の名前
みたい。ドラマの中ではクィヴァと呼んでいたけど難しいですね。
・サン・カルロス・デ・バリローチェ San Carlos de Bariloche
面接官に対して「バリローチェのスキー旅行で一度会っています」
と語ったマキシマ。
検索するとバリローチェは、
「アルゼンチンのパタゴニア地方にある町。アンデス山脈に囲まれた
大きな氷河湖ナウエルウアピに面している。チュコレートで有名。
山地はハイキングやスキーが出来る。通称”南米のスイス”」
・究極の資本主義ね
ディナーしている際に偉ぶって株の儲け話をしている男を見て
マキシマが放ったセリフ。
「”ウォール街”のゴードン・ゲッコー、少なくとも5回は見たわ。
凄い映画よ」
男の立場を潰していくマキシマで有った。
・マキシマのTシャツ
「WORLDCUP USA 94」と書かれたTシャツを着ていた。
ワールドカップはマキシマが幼少期に母国のアルゼンチンが優勝
した思い出の競技だよね。残念ながらあの頃、両親と一緒には
見ることが出来なかった。
94年のアメリカ大会といえば・・
アジアからは2チームだけの出場であり、サウジアラビアと韓国が
出場権を得た。
アジア予選では誰もが聞いたことがあるのであろうカタール・ドーハ
の悲劇である。日本が韓国に勝利し、最終戦を無難にこなせば
日本のワールドカップの初出場が決まっていたが対イラク戦での
最後のセットプレイでヘディングゴールを決められて同じ勝ち点
である韓国に譲る格好となった。
・修行
ウィレムからスケート靴をプレゼントされる。
オランダと言えばアイススケート。今から練習しようと言われる。
■使用された曲
・
■出演者
マキシマ・ソレギエタ (Delfina Chaves) 現オランダ王妃
ウィレム・アレクサンダー (Martijn Lakemeier) オランダ皇太子
ホルヘ・ソレギエタ (Daniel Freire) 父親
マリア・パメ (Valeria Alonso) 母親
チャーリー (Lolu Ajayi) マキシマの同僚
(Geoffrey Alkemade) バークレイズ
若い頃のコレキュー (Same Anwari)
アナ・ラフォート (Ivette Balaguer) フィリペの妻
フィリペ・ラフォート (Sébastien Corona) パーティーの主催
ドロレス・ソレギエタ (Cecilia Cereijido-Bloche) 姉、18歳から29歳
トリスターナ (Annick Durán) “トリース”、マキシマの友人
ロバート (Pieter Embrechts) シティコープ、面接
ティム・アンダーソン (Jeremiah Fleming) メリルリンチ、面接、メガネ
シンシア・カフマン (Paula Gala) マキシマの高校時代の同級生
クィヴァ・リアン (Sallie Harmsen) HSBC面接 Caoimhe Ryan
ティツィアーノ・ラチェッティ(Ivan Lapadula) マキシマの大学時代の彼
マルティン・ソレギエタ (Sergio Marina) 8歳から16歳
ピーター (Lee M. Ross) アートディーラー
マキシマ (Candela Saitta) 11歳から17歳。
コレキュー (Harry Stals) ドイツ銀行