犯罪捜査官アナ・トラヴィス
Above Suspicion (2011)
原作/Lynda La Plante
第3話 消された顔 Deadly Intent: Part 3
脚本/Lynda La Plante、Noel Farragher
監督/Gillies MacKinnon
製作総指揮/Liz Thorburn
(c) La Plante Productions Limited
【STORY】
・前回までのあらすじ
ダントンはダニーが殺された事に関連し、量を間違えたら簡単
に人が死ぬ薬がそんな奴の手にあるということを理解していな
いだろう。
デビッドの立場はどんなものなのか?と尋ねるとジュリアは
なんでも手に入れてくれた人物と答える。
そのデビッドの遺体がオフィスで発見される。
これで3人、フランク、ダニー、デビッドが殺されたこと。
この全員を繋げているのはフェンタニルだ。
あれが出回るのこそ大量殺人だとサム。
アレクザンダー・フィッツパトリックについて尋ねる。
80年代マイアミのコカイン市場を牛耳って居た奴。
アッパーミドルの英国紳士がコロンビア人とやり合った。
フィッツパトリックについて色んな人に聞いて回る。
その中でダミアンからも聞いてみる。
デビッドのオフィスの防犯カメラに彼の姿が映っていた。
「あんた(ジュリア)上最大の力を持つドラックディーラー
と結婚していた。何処にいるのか?」「知らない」
■ロンドン警視庁
●取調室
弁護士は夫人と協議の結果、ジュリアが本当の事を全て話す
事を約束して語り出す。
「別れた夫が違法なことに関わっていることは薄々分かって
いた。でも本当に彼の事をアンソニー・コリンウッドだと
思っていた。最後に会ったのは一年くらい前。イギリス
に長くは居なかった。すぐに仕事でメキシコかどうかに行く
と言って現金の工面(大金)に来た。その後は一度も会って
いない。息子の顔だけ見て行ってしまった」(Julia)
・回想
「新しい名前が必要になる。ウィリアムにも・・
カモを見つけるからそいつと結婚してしばらく身を潜めて
居ろ。これからずっと穏やかに過ごせるだけの金を作るから」
(Fitzpatrick)
私がカモ(スケープゴート)を見つける = I’ll find some patsy
・
「その頃には嫌になっていた。指図されるばかりの人生。
その後、姉ヘルガから電話が来てウィリアムが生まれてから
姉は扱いにくくて・・向こうは子供が出来ないから。
他にも何かにつけて私のことを嫉妬していた。何年も連絡
が無かったのに突然偉そうに聞いたの。私が主人のいう通り
にしているかどうか。頭にきて電話を切りデビッドに助けを
求めた。そしたら彼が主人の残した金を全部私名義の口座に
移して主人がタッチできないようにした」
「デビッドは言っていた。アンソニーがイギリスに帰ろうと
したら入国前に警察に連絡すると。自業自得。私は金は
元に戻せと言った。すぐにそうしていたら殺されなかった。
私は何も悪くない」(Julia)
「フランクやダニーが殺されたのも関係ないってことか」
(Langton)
「フランクには十分な金を払う約束をしていた。結婚する
しか無かった。仕方なかった。でも彼の傍にいるのは
耐えられなかった。ローションの匂いも・・。生命保険を
かけたのもデビッド。フランクの安全の為だと。あの
保険金もらえるのよね?どう思われていも良い。私は15歳
の時からアンソニーに支配されてきたから分かる。
彼は何でも思い通りにする男よ。彼の本当の怖さを分かって
いないでしょう」(Julia)
「あの女分かってねー。俺の本当の怖さを」(Langton)
ラングトンはジュリアに尾行をつけ、所轄に言ってヘルガを
連行させるようアナに指示を出す。
・ジュリアは電話する
「釈放された。言われた通りに話した。デビッドのことは
聞いたが金は返すつもりだった。今から迎えにいく」
ジュリアは更にウィリアム・コリンウッドの学校に電話し
息子を迎えに行くと語る。
■ダントンの家
アナはセイディの元にいく。
彼女にジュリアスは何処にいるのかと尋ね、彼は自首すると
言っていたハズだと問い詰める。
セイディは、
「新聞を見て事の深刻さを知り自首するよう話した。
あなたが初めに来た時に話すべきだった。居ないことに
してくれと頼まれていた」
「私も事情が分からなかったが彼がなんとかすると言って
いたから・・」(Sadie)
「ご主人の指紋がついた車に死体が入っていたのよ」(Anna)
「ジュリアスが殺したのではない。車が故障して彼は仕方が
なくヒッチハイクをしようとした。そしたら鍵を差したまま
乗り捨ててある四駆を見つけた。そういう所は抜け目がない人」(Sadie)
「箱が有ったはずだけど?」(Anna)
「知らない。車に置いて来たのでは?遺体を見たのがショック
らしくて彼は動揺し切って帰ってきた。車は捨てたと言って
いた。今どころに居るのか本当に知らない。自首しにいく
と言って出ていった」(Sadie)
「連絡があれば必ず知らせて」(Anna)
■ジュリアの家
張り込みしている刑事”シエラ41″は容疑者が家をでたことを報告。
スーツケースをトランクに積めて車に乗り込むジュリアと
それを見張るサングラスの男たち。
「車の照会・・黒のレンジローバー CA51WXX」
ラングトンは”シエラ41″に距離を保って両方の車から目を離すな
と語る。
二台の車はジュリアとそれを追いかけているサングラスの男
のもの。
サングラスの男たちはジュリアの車を止めようとする。
尾行している刑事たちの報告してくる情報を無線で聞いて
見守るしかなかった。
山道に入ると刑事たちは二台の車に振り切られる。
ジュリアの車はスピード超過でがけ下に落ちて横転する。10
■事故現場
ジュリアの車は転落。彼女の首は切れていた。
ラングトンはアナに調査するのを止める。
ドラッグはなく見せしめに殺されたであろう事を告げる。
アナは彼女の持ち物を探るとパスポートを見つける。
ラングトンはジョーンにジュリアのアパートに入りたいと
電話で許可をもらうよう告げる。
■ノーランの家
所轄の警察官はノーラン家を訪ねる。
しかしダミアンは居留守を使う。
セイディは電話で連絡を受ける。
ラングトンはジュリアのアパートを調べる。
人がいる気配。
そこにはなぜかヘルガの姿が有り何かを探していた。
「何を探しているのか?」(Langton)
「妹から書類を持ってくるよう頼まれた」(Helga)
「妹さんは亡くなりました。交通事故に遭われた」(Langton)
「その時一人だったのか?」(Helga)
ヘルガは涙する。
■ダントンの家
家宅捜索令状の元で家を調べる。
ダミアンに奥さんはいるかと尋ねるアナ。
「奥さんとの関係は良好なのか?」(Anna)
「君に話す筋合いはない・・でも良好です」(Damian)
「土曜の夜、あなたはどちらに居たのか?」(Anna)
「ハローゲイトHarrogate、公園があって。同僚のアンジェラ・
ブローディア博士Dr Angela Volodiaが朝まで一緒だった。
ちょっと約束があるので出かけたい。もう用事は済んだでしょ?」
「もう少し出かけるのは待ってください」(Anna) 14:30
●ポールとアナは家宅捜索
「ダミアンがかなりの小遣いをもらっているという。
毎月5000ポンド。ジャムの売り上げではないだろう」(Paul)
そこにダミアンがやってくる。
「お金の内訳は、講演会、母から預かっている生活費です。
ここは自由に調べてもらっていいので本当に出かけさせて
欲しい。本の宣伝と講演です」(Damian)
・納屋
「ゴミ箱の中身は燃やされていた。残っていたのは服とシーツ
と暖かそうなジャケット。フィッツパトリックはここに隠れ
住んでいたんだ」(Paul) 15:30
■ピートの研究室
「この発見はディナーデート一回の価値が有る」(Pete)
「1) 四駆に付いていた土と農場から採取した土が一致した」
「ダントンの車が有った場所から考えたら当然の結果よ」(Anna)
「2) アレンザンダー・フィッツパトリックのDNAがダニーの車
から出た血と一致した」
「3) ドラッグハウスの3つ目の銃弾とも一致した」
「ブランドンと一緒に居たのか?」(Anna)
・そこにラングトンがやってくる。
アナはDNAが一致した事を報告する。彼は既に技術科から聞いて
知っていた。ラングトンはオフィスの防犯カメラ映像を見せる。
「アレンザンダー・フィッツパトリックだ」(Langton)
「少し若く見える。ジュリアの家で見た写真よりも」(Anna)
「バイオメトリックス認証Facial biometrics をしてみますか?」
「顔の形に関する情報を比較するのです。目の輪郭、顎の線、
骨格・・」
「講釈はいいのでさっさとやって結果を教えてくれ」
「この写真はあらゆる港湾、駅、ホテルに送ってマスコミ
にも流した」
「このクソ野郎の写真が新聞の一面だ」(Langton) 16:53
●階段で二人は歩きながら会話する
「近づいて来たな。もうちょいだ」(Langton)
アナに告げるラングトン。
・ジョーンが二人の元にくる。
「今度は身分証を確認した。詐欺特捜班 the Fraud Squad と
組んでいるFBIの方です」
「FBIのジョセフ・マーシャルJoseph Marshallです。ラングトン
警視正ですね。他の方に話しましたが同じホシを追っている様で・・」
「君はアナだろ?ジャック・トラヴィスJack Travisのお嬢さん」
「デビッド・ラシュトンの詐欺事件を調べているが。ある作戦の為に
泳がせている」(Marshall)
ジョーンにコーヒーを持ってきてくれ。
「こっちはラシュトン殺害事件を捜査しているのです」
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■感想
一連の連続殺人事件の犯人が発覚するも警察はターゲットを見失い
なかなか居所を掴めずにいた。
容疑者と関わっているとされる人物の中で生きて居るものはジュリアと
姉のセイディだった。
更に捜査の過程で見つかった大量のフェンタニルの行方も分からなく
なり警察はフル稼働して行方を探ることになる。
過去アメリカでマイアミのコカインの元締めをしていたアンソニー
が犯行をし、そしてどの犯罪現場に於いてもそこにいた事を示す
検査結果が出て来て証拠も固まってくる。
そんな中、FBI捜査官のジョセフ・マーシャルがロンドン警視庁
を訪れ、金融詐欺の件で彼らはフランクの流れを追っている事を
語り協力を求めるが・・。
アレクザンダー・フィッツパリック。
偽名も多いが、証拠を残しているし、何よりも三枚の写真がある。
「ジュリアの家で見た写真」(子供と一緒)
「フランクのオフィスで見た防犯カメラの画像」(帽子を深くかぶる)
「82年にアメリカで逮捕された時の写真」
それでも捕まえるまでに困難を要し、皮肉なことに証拠が揃って近づい
ていることを悟りながらも偽名を使って警視庁にまで入り込んでくる
フィッツパリックに弄ばれる格好となる。
容疑をかけられている人物が捜査官の前に何食わぬ顔をして現れて
気が付かれないというシナリオはよくある。
ただこのシーンはラングトンこそ終始怪しんでいたもののアナが
まるで気が付かずにいることの不自然さが有ったな。
(前回までの展開の中でアナはダミアンこそがフィッツパトリックだと
思っていた)
結局このシーンを見る限りでは警察官はフィッツパリックに関して
一度もイニシアチブを持たず、ただ追いかけるだけの展開になり、
更に言えばただの一度も彼の思考の先にいく展開を見出す事は出来な
かった。
最後、犯人は大空に飛び立ち、それを止めることは出来なかった。
フライトプランが有る筈なのでセスナ機のような小型機に乗ったと
しても十分に追跡は出来ると思うが、アメリカ同様に高度の低い
フライトの場合はプランそのものが必要ない場合があるから分から
ない。しかし少なくとも出発すれば着陸するので場所の特定など
そう難しくはない気がする。(Arnold Schwarzeneggerの映画、
『コマンドー』(Commando (1985))のように車輪に捕まり、着陸する
直前に湿原に飛び降りてしまうという屈強な男なら分からないが)
唯一彼が知ってか知らずか警察側がイニシアチプを獲れる要素として、
「フランクが最後に会おうとしていた相手がGODOT」という謎の文字列
がメモ帳に記載され、それがフィッツパトリックのセスナ機に刻まれて
いる機体番号?だということに気が付いていることだ。それを考えると
意外と早くにラングトンたちが捜査を諦めてしまうというところが
不自然にも見える(PART2)
結局ドラマでは人は人を踏み台にして生きていくものだなと感じ
させる。「フェンタニル」という麻薬がパンドラの箱となって、
争奪戦になり、それを得るために人は人を殺したり偽装結婚したり、
金の為に他人を欺く光景が至るところで散見される。
「本当に求めるもの」が金にだけ執着しているだけなら単純なもの
だが、人はそれを求める中で起きたことにも意味合いを持たせて
感情をこめてしまう。
●刑事の仕事は難儀なもの
マイクの妻がガンにかかって厳しい状況にある。一度は回復したが
再発したようで、なかなかそれを仲間に打ち明けられなかった。
集中力を切らして、容疑者を問い詰める際にも過剰に感情を
ぶつけている光景がある。
アナとマイクが捜査主任の座を巡って争うように見えるも、アナ
はマイクに対してその意図はない事を告げる。
マイクの妻が病気であることに対して、ラングトンはアナに説明
する中、自分の妻もまた捜査に出る中、妻エレンがなくなった時の
ことを聞かされる。エレンも研究所に勤務してた為にラングトンが
出かけた後に出かけるハズが脳腫瘍を患っており、自覚症状が
ないまま、数時間後には他界してしまった。
アナとラングトンが捜査で組む内に二人の間で不思議な感情が
芽生え始める。シーズン2のラストで秘密を共有したことに
よって変な信頼関係が生まれ、今回犯人を目前で取り逃がした
ことに、再びラングトンは出世の為にアナには二人だけの秘密と
称してその事実を公にするのを止める。
ラストの空港で気が付いたアナのラングトンへの感情。
今際の際にでもならないと人の本音を引き出すのは難しい。
「今際の際に言ってやる」
とは高橋留美子さんの漫画「うる星やつら」の諸星あたると
ラムちゃんのやりとりだが、なかなか好きだという感情を相手
に伝えるのは難しいようだ
■キーワードは姉妹、兄弟、夫婦、男女、上下の葛藤
タイトルを見ると幅広い範囲で扱える内容だけれど、このドラマ
でそれに該当するのが誰なのか分かるだろうか。
『姉妹』に該当するのは妹のジュリア・ラーセンと姉のヘルガ・
ノーランの事。
この二人は性格が二分している感じだが、姉と妹の間には嫉妬や
確執がある。
ジュリアは15歳の時からアレクザンダーに支配されていることを
語っているが出会いは何だったのだろうか?
撃たれた彼を助けたのはセイディだったが、これは今回の事件の
初期の頃の流れだよね。
姉は妹に彼を紹介したことを話している。
ヘルガと結婚していたアレクサンダーとの間には二度の妊娠と
二度の流産の経験が有る。その後子供を欲しがった彼とは別れ
ることになるが、姉のプライドからすると自分が捨てた相手を
妹が受け取ったみたいな言い様である。
結局妹との間に子供が出来、そして大金もジュリアが受け取る
ことになる。
下に見ていた妹の存在だが、子供を持ったことで立場は逆転し
そして若さというものが武器になることを今一度知らされた
格好だった。
『兄弟』に該当するのは兄アレクザンダー・フィッツパトリックと
弟ダミアン・ノーランだ。
実はダミアンは過去にアレクザンダーが犯罪者となった際に
母方の旧姓を名乗っていた。迷惑かけっぱなしの兄の姿。
ダミアンは兄には勝てず常に二番手を強いられて来ている。
妻のヘルガでさえも二番手扱いしている。
例えダミアンがオックスフォードの教授をしていたとしても
兄には勝てない。その勝敗を決するものとは何なのだろうか。
自らもそれに抗う訳でもなく受け入れている気概の無さがある。
その二番手と結婚しているヘルガとしてはどんな気持ちなのか。
『夫婦』の関係は複雑で、結婚しているものならば誰にでも該当するが
ここでは刑事の話なのでそれに絞り、ラングトンと元妻・エレン、
そしてマイクと妻の話となる。
上述したので詳細は割愛するが、今回の容疑者夫婦も通して
全ての夫婦は悲劇的な末路を歩んでいるのは気のせいか。
『男女』の関係でいえば、アナを巡る争いが静かに訪れたが、やはり
シーズン2のラストの展開を見ると、ラングトンとアナの関係という
ことになる。
『上下』の関係で言えば、アナとラングトンもそうだが、今回は
アナと捜査指揮官であるマイクとの間で葛藤が有る。
■その他
・「中華?インド料理?」
当然の仕事をしているのに、発見した証拠をもってアナをデート
に誘おうとするピートのセリフ。しかも彼女に奢らせるだけの
価値が有ると告げる。
・「依頼人の金をゲームみたいに転がしている」
He was moving his clients’ money round like a game of Monopoly
FBI捜査官名目でラングトンのオフィスにまで入ってきたマーシャル
は、デビッドがしている事を語る際に言ったセリフ。
手術している訳だしDNAは色んなところから出ている訳だし、
もう少しそういうところで警察側がイニシアチブを握って欲しかった。
・「典型的なマネーロンダリングのシナリオ」
a typical money-laundering scenario
偽FBIのフィッツパトリックがラングトンのオフィス内で詳細に
説明する際に語ったセリフ。彼の頭の中にはシナリオが出来ている
し、金融詐欺の話は少々面倒な話になったので特に反論すること
も無かったし、あの防犯カメラに写った理由の整合性を上手くすり
合わせた感じがしたかな。
・警視庁のオフィスは簡単に入れる?
受付のセキュリティが実に甘い。
過去にはジョーンがサム(麻薬捜査官)が入るのを止められずに
叱られたシーン(S3-E1)が有ったが、今回はFBIと名乗るフィッツ
パトリックを中に入れてしまった。
リスクを冒してまで警視庁に来たのには訳が有る筈だ。
捜査状況がどこまで進展しているかを探りに来たのかも知れないし
何か盗聴器を仕掛けた可能性だってある。
・余談だが・・
このシーズン3が始まるオープニングはメキシコのモントレイが
舞台設定となり整形手術をする姿が有った。
このドラマを見る前日、アメリカで行われているサッカーの
クラブワールドカップ2025では浦和レッズがメキシコのモントレイ
と対決し、フルボッコにされた。メキシコは日本よりも伝統的に
サッカーは強いのだが、これまでJリーグがメキシコチームと
2008年以来大会で対決しては4戦連続で勝ち越していたが5戦目に
して初めて大敗することになった。
■使用された曲
・
■出演者
アナ・トラヴィス (Kelly Reilly) DI 警部補
ジェームズ・ラングトン (Ciarán Hinds) DCS 警視正、”ジミー”
マイク・ルイス (Shaun Dingwall) DCI 警部補 殺人捜査班 金髪
ポール・バローリ (Daniel Caltagirone) DS 刑事巡査部長
*バーバラ・マッドドック (Michelle Holmes) DC 刑事
ジョーン・ファウクランド (Amanda Lawrence) 捜査官・内勤の女性
セイディ・ダントン (Tilly Blackwood) ジュリアンの妻
ジョセフ・マーシャル / アレクザンダー・フィッツパトリック (Richard Brake) 手術
ピーター・ジェンキンス (Richard Clothier) 鑑識
ジュリアス・ダントン (James Clyde) 小物のドラッグディーラー
ヘルガ・ノーラン (Benedikte Hansen) ジュリアの姉、農場暮らし
ダミアン・ノーラン (Julian Sands) 夫、オックスフォードの教授
ヴェロニカ・マリンズ (Thusitha Jayasundera) 監察医
フェイバー (Kim Rømer) ジュリアの弁護士
ジュリア・ラーセン (Stine Stengade) フランクの最期の通話相手
アンドレJ (Aliash Tepina) セイディの家の外で作業している