マキシマ オランダ・プリンセス物語
(Maxima) 2023 , Nederland
制作/Jurriaan van Nimwegen 、Millstreet Films (Nederland)
プロデューサー/Rachel van Bommel
演出/サスキア・ディーシング、ヨーシェ・デュク
原作/Marcia Luyten
第3話 #3
脚本/Marnie Blok マルニー・ブロック
Ilse Ott
演出/Saskia Diesing サスキア・ディーシング
Iván López Núñez イバン・ロペス・ヌニェス
(c) 2024 Millstreet Films Francesca Pagani
【STORY】
■ベルギー ブリュッセル 2000年5月
マキシマは散歩しながら語学の勉強をする。
時にコーヒーを飲み、時にテキストを見て学習する。
家に戻ると男の人が立っていた。
マキシマは男がマスコミ関係者だろうと考えて降参宣言を出す。
早く質問して撮影して・・私は買って来たものが暖かい内に食べたい
から。
男はマスコミ関係者ではなくオランダ王室のトーマス・ヴァーヘナール
(Jacob Derwig)だった。
既にメールを送信しているが、王室の暮らしに慣れるためのお手伝い
としてやってきたのだという。
マキシマはアレクスから聞いていたとし失礼を詫びる。
●マキシマのアパート
トーマスはマキシマにブリュッセルの生活についてどんな感じかを
尋ねる。
「寒い。街は思っていたよりずっと大きい。歴史的なものと新しい
ものが同居してる。建物や人も同様。ブエノスアイレスとは何もかも
違う」
「到着に合わせて来る予定だったが運悪く緊急事態が起きた。
殿下も大変な時期」
「召し上がれ eet smakelijk」
オランダ語で話したのでトーマスは驚く。
「始めるならば早い方が良いでしょう」
「その意気です。同時に歴史、文化の勉強を。午前中はオランダ語
に専念してください。読み書き、そして会話」
いつも持ちあるく事をお勧めしますとしてトーマスから本を渡される。
(“Prisma” Spaans Nederlands)
「今後は常に人から見られているということをお忘れなく。
言動には気を付けて。公の場ではお酒もたばこも禁止です。
日々の髪型、服装、歩き方・・など」
映画好きだと聞いてオランダの作品を何本か持ってくる。
映画は面白いだけでなく歴史の勉強にもなる。
「午後は法律の勉強、オランダの文化史。一日の終わりには
礼儀作法と外交儀礼を磨き上げる」
「昔から礼儀作法はうるさく言われてきた、大丈夫」
トーマスは出来ることがあれば電話してくださいとして名刺を
おいていく。24時間対応。
「ブリュッセルへようこそ、ミス ソレギエタ」
「そしてもう一つ エイスカスト」
エイスカストとは何のことなのか。トーマスが指を指した先に
冷蔵庫があり、中にはスイーツが入っていた。そしてウィレム
のメッセージカードが添えられていた。
「君のふるさとのお菓子を 早く慣れるといいね 愛している A」
牛のマークのDOLCHE (ミルクキャラメル)。
・ビデオで映像を見る。
「私は先ほど女王を退位しました。新しい女王ベアトリクスを
紹介します」
■1983年12月 アルゼンチン ブエノスアイレス
「我が同胞よ アルゼンチンは本日ここに国家として新しい局面を
迎える。今が厳しく難しい時代であることを我々は知っている。
しかし疑いの余地はみじんもない。我らアルゼンチン国民はもう
一度原点に返って・・」
ホルヘは子供たちが首相の就任式のテレビの電源を消す。
「パパは五月広場に行ったの?」(Máxima)
「みんなで行こうよ」(Martin)
「何故だ、あのペテン師のスピーチを聞くためか?」(Jorge)
妊娠中のマリアも含めてカードゲームをしていた家族。
「軍事独裁政権が終わりアルフォンシン大統領が選ばれました。
弾圧のない民主的国家を築くためです。防衛大臣は・・」
マキシマはようやくお付無しで登校できると喜ぶ。
「お弁当をお忘れなく」(Gloria)
「何でほんの子たちみたいにカフェテリアで食べてはいけない
のか?」(Máxima)
「うちにはお金のなる木はないから」(Maria)
お弁当のおかずはシュニッツェル。
ホルヘはマキシマが出かける際にお金を渡すと彼女はヘッド
ホンステレオで音楽を聴きながら出かける。
外ではヴァレリア(Juana Carizza)が待っていた。
二人と合流してタバコで一服していたところにホルヘがやってくる。
「ブレースを忘れている」(Jorge)
「今日はトリスターナ(Paula Castellote)の初登校の日。お父さんが
面倒を見てやってくれと・・彼女は喘息なのでタバコはダメだぞ」(Jorge)
●学校 ノースランドスクール
外国語より数学の方が得意。
歯のブレースを外す。
サム(Carla Gris)とフロー(Naia Ruiz)も合流。
チャイムが鳴り校舎内へ行こうとするとマキシマは歩いている
トリスターナを見かけて声をかける。
友達のヴァレリアとフローとサムをトリスターナに紹介する。
更にそこに校長と歴史の教師が通りかかると学校のことは
マキシマが全部説明するとトリスターナに告げる。
・歴史授業
「17世紀になるとインドに於けるイギリス貿易は急速に拡大し
インドの各地に多くの貿易拠点や加工場が造られました。
ただし17世紀末にはムガル帝国の統治者たちとの関係は
著しく悪化しておりイギリス人による更なる貿易特権の要求は拡大」
トリスターナはその教師の説明にあくび声を発する。
マッキオにどうかしたかを訪ねる教師。
「何故今、英国の植民地の授業なのか分かりません」
「歴史は今ここで作られているんです。新大統領を選んだ選挙結果
は圧倒的でした。これが歴史です」(スペイン語のトリス)
「がっかりです。皆さんのクラスメートは責任を放棄しています」
「学校で最も重要なルールが守られていません」
マキシマはスペイン語は決して口にしないことを説明する。
ノースランズスクールの堀の中では。
「本校での初日なので今日の違反は許します」
「気を付けた方が良いわ」(Máxima)
●帰宅 ソレギエタ家
10
ホルヘとマリアはテレビを消す・消さないでちょっとした言い争う。
「テレビが垂れ流しているのは嘘ばかり。連中は煽っているんだ」(Jorge)
「それでも良い、私は知りたい」(Maria)
「明日アルフォンシン大統領は自ら政治課題を明確にし 軍事政権下で
罪を犯したものには相応の罰を与えると明言しました。また
アルフォンシン大統領は行方不明になっている何千人もの市民の捜索を
するための委員会を設置しました」(報道)
「好きにしろ、半数以上戻っているのが今に分かるさ」(Jorge)
マキシマは両親の顔色を見る。
●ベルギー ブリュッセル 2000年11月
マキシマが家を出ようとしてドアの前に立っていると、
ウィリブロルド (Frank Lammers)という人物に声をかけられる。
「オランダ国民を代表して花束を捧げます」。
もう一人のカメラマンがマキシマを映してウィリブロルドが色々と
質問を投げかけて来る。
「お父さんはビデラ政権で大臣だったのでしょ?」
「当時は殺人が横行していたようだ」
カメラマンはどんどん増えていく。
「突撃フリクウィン」という番組収録。
マキシマはなんとか車に乗って彼らから逃げる。
・トーマスの元にいく
Mr.フリクウィンはそこそこ有名なリポーターです。
突撃取材でね。
状況を考えるとこれを被った方が良いかもしれない。
カツラ/ウィッグだった。
「こうやって若い共和国は同盟国を見つけた。この点で
新しいリーダー、ヨーハン・ファン・オルデンバルネフェルトの外交的
取り組みはオラニエ公ウィレム一世より成功していた。彼らは
二人とも優秀だったがオルデンバルネフェルトには一歩勝るものが
有った」
マキシマが全く集中していないことを見てトーマスは予定を変えて
オランダ映画の中から勉強をしていく。
更にマキシマは映画好きだと知ると、トーマスとマキシマは
映画のセリフからタイトル当てのゲームをしていくことになる。
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■感想
随分と鑑賞するのが遅れました。
私はこのドラマは録画しておらずNHKのネット放送の方(NHK PLUS)で
見ているので、
「放送後 一週間以内に見ないと動画は自動的に消滅する」という
「スパイ大作戦」(Mission: Impossible (1966))のPETER GRAVESの気分を
味わえるドラマなので、日曜日の夜にまで未視聴で持ち越すと
かなり焦りと不安が待ち受けています。
もっと早くに見れば良いのに・・って私も思うのですが、意外と
暇な時にこそ観ず、忙しい時ほど見たくなるみたいなところも有りま
すし、再生し始めるとYOUTUBEとか見始めたりSTEAMを立ち上げたりして
この時期一つのことに集中するのが実に難しいです。
時間の使い方には計画性を持ちたいなといつも思うところであります。
なお4話は都議会選挙か何かの特番で放送しないっぽいので
今週は無いのかな。
3話は1983年12月から始まるアルゼンチンと2000年の5月から
始まるベルギー・ブリュッセルでの生活が描かれていきます、
基本的には2000年のベルギー時代がベースです。
2000年のクリスマスにはウィレムを連れてアルゼンチンの家族の
元を訪ねることになっていますが果たして上手くいくのでしょうか。
新しい生活は興味や好奇心をくすぐるものですが、逆にネガティブな
状況に直面すれば、自分自身を見失いかける事もある。
特に彼女の場合、アルゼンチンからニューヨークに渡り、そして
ベルギーでの生活を経てオランダ王室に入ろうとしている状況は
自律神経が乱れの如く、アイデンティティでも揺れ動くことに
なるかも知れません。
それを乗り越えてこそ目的に達成することになるが、それが本当の
目的なのかというところでも彼女は迷走する事でしょう。
新しい人生は彼女自身の順応性が試される。
上述したように人生が上手くいっている時は何の問題もない。
しかし困難に直面した時、気が付くと相談する相手がいない異国の地
で一人ぼっち。
自らの存在とは何かを探る為にも一度過去に立ち返り、
アイデンティティを探して今一度成長の過程を辿っていく。
過去の世界と現代の世界を行き来する共通項は時間の扉を開く
スイッチのような役割を果たす。そのスイッチが何処に設置して
あるのか。それがこのドラマの興味の示すところです。
時代は独裁政権だったビデラ政権からアルフォンシン大統領に
代わっています。ビデラ政権は第41代大統領でアルフォンシン大統領
は第45代大統領です。
初回に父ホルヘはそこで農務大臣に就任されました。
軍事が政権を握るというのはアルゼンチンではかなり前から存在し
国を掌握してしまいます。アジアでいうところのミャンマーで
しょうか。
■自由とは何か
不自由な生活を強いられてきた彼女。
だが人は不自由な生活が不自由だと感じない時には不自由では
ないのかも知れません。
幼少期、少女期の頃まではそのような感情・感覚は無く、父親
によって過度に守られて来たところもあるのでしょう。
親なら誰だって汚い世界を子供たちには見せたくはないもの。
父親ホルヘはそんな中でもマキシマの悪さ(喫煙)を知っても
寛容に見守り、小遣いをくれたりする。
ある時、自分の知らされてこなかった多面的な日常が身近な
ところで起きていた際には、信じて来た自分自身の生活や価値観
はあっさりと覆させられるかも知れません。
過去と現在を繋ぐ扉を開けるスイッチの一つは、マスコミによって
家の中に閉じ込められる今の状況下で下記に示すようにトーマス
の要求に従わねばならないこと。アルゼンチンの学校の
校則に従わねばならない事態の類似性にありました。
「今後は常に人から見られているということをお忘れなく。
言動には気を付けて。公の場ではお酒もたばこも禁止です。
日々の髪型、服装、歩き方・・など」
■価値観の違い
一人一人価値観は違うが、マキシマにとってはなかなかその違い
を分からせる人物が出てこない。
しかし成長するに従いその違いが分かるような人物との出会いが
ある。
頻繁に会って来た義母姉妹ドロレスの方向性が変わり、彼女から
思想や決断の自由というものを教わる。
「マキシー、人生も体もあなたのもの。誰にも口出しさせたらダメよ」
この時のマキシマはあまりピンとこなかったのかも知れません。
ドロレスは進学する際にアートの世界を学ぶことを選ぶ。
これまでの絵柄とは変わって、この国の政治・情勢を皮肉るかのような
赤色が怖く見える絵の図柄・構図。
「人生は楽しいだけじゃない」
そして父親から頼まれたトリスターナ(Paula Castellote)との出会い。
彼女は教師に対しても友人に対しても積極的に自分の意見を発言
する人だ。
因みにドロレスが運転しているのは小型ハッチバック型のルノー・5。
近年EVを乗せて復活するとかいうニュースも有ったけど、ステアリング
やタイヤホイールは相当癖が有り賛否両論。
■時代を行き来するスイッチ
上にも書きましたがアルゼンチンの過去と2000年代のベルギーの時代を
思考の中で時間旅行をして行き来する彼女。
気が付くと時間の扉を開けるスイッチが入るけれど、それは現在に
起きたことが過去に形を変えて体験しているからに他ならない。
●・政治と王族の世代交代
最初の時間の扉を開けるスイッチです。
オランダ語の勉強がてらベルギーのテレビを見ていると、前ユネスコ
親善大使のマウリク氏がテレビ番組の解説の中で、皇太子とマキシマの
結婚について言及する。
ビデラ政権下で、マキシマの父ホルヘは犯罪政権の宣伝にもかかわった
証拠が出て来て結婚は認められないとの発言を行う。
その事実を知って一人落ち込んでいてもウィレムと連絡が付かない。
逆に時代は遡りアルゼンチンでは政権の交代を告げる宣言が行われて
いる映像が流れる。
どちらも国民が耳を傾けそれを祝う為に街頭には多くの人が踊り出て
いる。
●・歴史の授業
イギリス貿易・植民地の時代のことを学ぶアルゼンチンの学生たち。
一人の生徒がそれに疑問符を投げかける。
「何故今、英国の植民地の授業なのか分かりません」
「歴史は今ここで作られているんです。新大統領を選んだ選挙結果
は圧倒的でした。これが歴史です」
ベルギーにいる現代のマキシマもまた歴史の授業に頭を悩ませる。
王族に入るのであればオランダの歴史の学習はそれ相応に頭に叩き
込んでおく必要があるが、興味の無いことを勉強すると長続きは
しない。
二つに共通するのは自国の言葉で習う歴史ではなく、それぞれ英語
やオランダ語での学習する光景だ。
吹き替えだと分からないがスペイン語の使用が禁止されている
学校の中でトリスは疑問符を教師に投げかけていた。
●・恋人を巡る葛藤
「ウィレム・アレキサンダー 元カノのエミリーと密会」
(Willem-Alexander INNIG GESPOT met ex Emily!)
との見出しで記事が掲載され、それは容赦なくマキシマのメンタル
を傷つけていく。
過去にもティツィアーノの件があるしね。
■アルゼンチン時代とベルギー時代
細かく見ると今回の時代の変遷は・・
●アルゼンチンでの生活
・1983年12月から始まり その後、時間の経過を示す数字での割り振り
はされてはいませんが、主人公のマキシマのクレジットだけを
参照すれば11歳から17歳とあるので6年間の時が流れたのでしょう。
ちょうど思春期という事もあって、マキシマが悪ぶって
タバコを吸ったり、化粧をしたり、飲酒、そして異性を意識していく
過程が描かれています。
高校の卒業式のシーンもあり、この辺はかなり80年代のアメリカン
的な光景です。
ダンスパーティーでは気になる男性がいたものの、シンシアによって
先に彼を獲られてしまいます。
その時の彼女はまだ異性よりも食い気が勝っている時期であり、
シンシアからは嫌味を言われていました。
「また食べてるの?みんなの分残してといてって言ってんの」
目を付けたティツィアーノ・ラチェッティに対して一緒に
踊ろうと彼女の方から誘う事はありませんでした。
●ベルギーでの生活
・2000年5月に始まり、12月までの期間です。
興味深いのは上に書いた思春期に経験したことは何一つ役に立って
いないところか同じことを繰り返している人生のように見える所
でしょうか。
素の自分では居られないこと。これはストレスが溜まるでしょう。
外に出る時にはウィッグをしてタバコや飲酒の封印、歩き方まで
注意を払うよう指導される。
そして好きな相手ウィレムは日本に行ってしまうという過酷な展開に・・
皮肉なことですが、ウィレム国王はこれを書いている1か月前(2025/05/22)
に来日されています。昔からオランダ王室と日本の皇室は仲良くされ
ているので、先代や先々代の天皇がオランダ国王に会う姿を報道で
目にしますが、とにかくオランダの人は身長が高く横に並ぶ
と結構な身長差になるんですよね。
この件は30年くらい前からずっと韓国人の日本の悪口の一つとして
何度耳にしたのかって感じです。最近の韓国人としか付き合いがない
人には分からないでしょうが・・
・2000年11月
・2000年12月
■親切な世話人との出会い
今回の冒頭では彼女の監視人として王室から派遣された
トーマス・ヴァーヘナール (Jacob Derwig)との出会いがある。
最初は厳しいことを言ってくる人かと思っていたが、気さくで
良い感じの相手だ。
仲良くなったのは共に映画好きで、有名なセリフから映画の
タイトルを当てるゲームを行ったこと。
トーマスは名づけ親になっていたり、同性婚をしていたりして
価値観は計り知れないものを持っている。
・因みに映画当てゲームに出た作品とセリフ。
(皆さんも当ててみてください)
1) 「この船じゃ小さい」
2) 「完璧な人は居ない」
3) 「人生はチョコレートの箱・・」
4) 「人生はあっという間だ。たまには立ち止まって見まわさないと
見逃してしまう」
5) 「道?これから行くところに 道は要らないよ」
6) 「彼女と同じものをもらおう」
7) 「私 踊りたいの。そして勝ちたいの。トロフィーが欲しいの。
だからうまく踊ってよ」
8) 「ベイビーを隅には座らせない」
9) 「箱の中身は?」
10) 「最初からあなたが好きだった」
答え
1) ジョーズ (Jaws (1975))
2) お熱いのがお好き (Some Like It Hot (1959))
3) フォレスト・ガンプ/一期一会 (Forrest Gump (1994))
4) フェリスはある朝突然に (Ferris Bueller’s Day Off (1986))
5) バック・トゥ・ザ・フューチャー (Back to the Future (1985))
6) 恋人たちの予感 (When Harry Met Sally… (1989))
7) パルプ・フィクション (Pulp Fiction (1994))
8) ダーティ・ダンシング (Dirty Dancing (1987))
9) セブン (SE7EN (1995))
10) ザ・エージェント (Jerry Maguire (1996))
■その他
・犬の鳴き声
歴史教師が校長の前で良い格好しいことをしたのでトリスターナは
犬の鳴き声をする。まるでお前は校長の犬だと言わんばかり。
校長は確かに犬を抱えていましたけどね。
・オランダ映画
ドラマの中で映画を見て会話の中からオランダ語を学ぼうとする
シーンで流れる映画。
「キャラクター 孤独な人の肖像」(Karakter (1997・Netherlands))
1997年度アカデミー外国語映画賞受賞作品。
フェジャ・ファン・フェットはオランダでもっとも才能のある青年
だとトーマスのおすすめ作品。
・オランダ語
「協力」・・メイ ヘヴェルクト
「冷蔵庫」・・エイスカスト
「お会いするのは初めてです」
(ハロー ヴェイ ケネン エルカール ノッホ ニート)
「私はエルスです」
(イク ベン エルス)
「初めまして」
(アーン・ヘナーム ケニステ マーケン)
「ズウォレに住んでいます」
(イク ヴォーン イン ズヴォレ)
「私の趣味はハイキングとダイビングです」
(メイン ホビース ゼイン ヴァンデレン エン ジー ダイブ ダューンケン)
・スペイン語
「El choque del nunca más」
nunca másは二度と無いというスペイン語
ベルギーに居る際、著名なメディア人の一人から
「二度と起こらない衝突」の見出しで記事として掲載された新聞を
手渡される。ピデラ政権時代の罪を暴く記事。
・チーム大司教 The Archbishops
マキシマを含む友達グループ5人の名称。
卒業式には酒のボトル(スキットル)を一杯飲んで大告白大会。
今後の進路に関することとか、好きな相手とか・・
マキシマの場合、今のままで居たいと考えているが、それをさせない
雰囲気があるとし、外の世界に出る必要性を感じているが、それが
何のためにだかわからない。
「何処に居ようとも私たちは永遠に離れない」
●食事
・DOLCHE (ミルクキャラメル)
冷蔵庫の中に入っている。
メッセージカードが入っていて
「Dulche de leche for my cookie.Hopefully you feel home soon. Love,A」
と書かれていた。
・シュニッツェル。
学生時代、マキシマのおかずに作ってくれたもの。
オーストリアの肉料理。
■使用された曲
・Music For Máxima by Krezip
Krezip – Tomorrow Starts Today (Lyric Video) 主題歌
Krezip – Got Me Falling (Lyric Video)
Krezip – Attention (#2 マキシマがマスコミの前に出る際の曲)
Krezip – Lost In The World (#3 マキシーがトーマスに助言をもらう(29:)
Krezip – I Will Go There (Lyric Video)
Krezip – Really Know Me (Lyric Video)
Krezip – This Is My Time (Lyric Video)
Krezip – I Will Go There (Piano Version)
Krezip – Really Know Me (Piano Version)
Krezip – This Is My Time (Piano Version)
■出演者
マキシマ・ソレギエタ (Delfina Chaves) 現オランダ王妃 “マクシ”
ウィレム・アレクサンダー (Martijn Lakemeier) オランダ皇太子 “アレクス”
ホルヘ・ソレギエタ (Daniel Freire) マキシマの父
マリア・パメ (Valeria Alonso) マキシマの母
シンシア・カウフマン (Paula Gala) マキシマの親友
ヴァレリア・デルジャー (Agustina Palma) マキシマの大学の頃の友人
トーマス・ヴァーヘナール (Jacob Derwig) オランダ王室
マキシマ (Candela Saitta) 11歳から17歳のマキシマ
マルティン・ソレギエタ (Sergio Marina) 8歳から16歳 、弟
ドロレス・ソレギエタ (Cecilia Cereijido-Bloche) 18歳から29歳 “ロリ” 姉
トリスターナ・マッキオ (Paula Castellote) 11歳から17歳 “トリース”
ヴァレリア・デルジャー (Juana Carizza) 13歳から17歳、マキシマの同級生三つ編み
フロレンシア・デ・ココ (Naia Ruiz) 5歳から10歳、マキシマの同級生 “フロー”美人
サマンサ・ディーン (Carla Gris) 13歳から17歳、マキシマの同級生 “サム”金髪
フロレンシア・デ・ココ (Agostina Goñi) マキシマの学友、
メアリー・パルシェフスキ (Gillian Apter) 校長
(Florencia Nocetti) 歴史の教師
ジェームズ (Liam Mayne) アルゼンチン時代、ティツィアーノの仲間・黒天パー
ティツィアーノ・ラチェッティ (Ivan Lapadula) アルゼンチン時代・上級生
グロリア (Natalia Peralta) 家政婦
ウィリブロード・フレクイン (Frank Lammers) 「突撃フリクウィン」の取材
(Diede Zillinger Molenaar) バーテンダー
(Elijah Cats) ウィレムのボディガード
トリスターナ・マッキオ (Annick Durán) マキシマの友人
(Len Leo Vincent) ジャーナリスト
エミリー・ブレマース () 皇太子の元彼女