シグナル 長期未解決事件捜査班
(2018年4月期・フジTV・火曜21時枠)
原作 – 『シグナル』
脚本 – 尾崎将也
音楽 – 林ゆうき
主題歌：BTS(防弾少年団) ｢Don’t Leave Me｣
演出 – 内片輝、鈴木浩介
プロデューサー – 萩原崇、笠置高弘、石田麻衣
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第3話 変化する過去!殺人の連鎖!再び動き出した凶悪犯
【ストーリー】
健人は大山剛志とトランシーバーで交信することになるが
何故か大山からは最新の被害者がまだ起きていない時の話
し方だった為に近藤美香さんは潮まち橋の下で殺され
5人目の被害者・中島亮子さんは本郷一丁目の相生橋のソバ
で殺されることを語る。しかしそれを聞いた大山は中島は
まだ襲われている事実がないことを告げ急いで健人が語る
橋の下に行くとフードをかぶった犯人が中島を襲う場面に
出くわしなんとか未遂に終わらせる。急いで犯人を追いかけ
る中、同じ容姿・格好をした木村直也(22歳)を逮捕する。
その影で犯人はバスに乗って行ってしまう。
健人が見ていたホワイトボードは殺人事件の被害者だった
筈が未遂事件として変わってしまう。
逮捕した木村直也は22歳の大学生。
伊藤たちは大手柄だとして大山を褒める。
再びトランシーバーからの連絡が入り交信する。
健人は警部補とされ、大山からはあなたの言った通りだった
とされる。健人はイタズラされていると思いそのことを
問い詰めると、逆に大山からも何故警部補は事件のことを
知っていたのか問われる。
健人はそこがホントに1997年の世界ならば木村は死に、
同時刻に6人目の犠牲者が出るという。本当に97年の世界に
いるなら防いでみろ!と語る。
■感想
過去に戻る事が出来れば防げる事件・事故というものが
存在していて、それを防ごうとしてあがくという内容の
ドラマは多いと思う。
ただこの手のタイムスリップでは幾つかのパターンに
分かれていて、
1) どんなことをしても結局は過去の事実は変えられない。
2) その人物は助かるけど波及した流れによって別の人物が
亡くなる。(自分本位的の内容)
3) 過去はなるべく変えないようにして情報だけを掴んで
現在の世界で解決を図る。
など考えられるパターンは幾つもある。
因果の関係なのか、相対性理論の問題なのか。誰かを
助ければ助けた分だけ誰かが亡くなると言った具合に
亡くなる事実は変えられないが助けたい人は助けられそうな
ところが出てくるのか。
それでもそんな過去の複雑なロジックに挑戦し、過去と未来
に通じているものにしか分からない大変な事態と遭遇し、
一見すると被害者を出したとしても、その副産物を考えると
実は未来の流れから見れば良い結果を生んだという
ことが描かれていきそうだ。
1話目で発生したコールドケース事件は意外とあっさり2話目
が始まると同時に解決を見せたけれど、この連続殺人犯から
派生していく流れは止められないものとして描かれて行くの
だろうか?火消しに躍起になっていくことになり、最終的な
ロジックから考えるとその内大山自身が被害者となるので
はないかという感じもして怖いね。
整合性を無視して目の前の事件を防ぐ。その副産物がどんな
波及効果を与えてしまうのか。
■出演者
三枝健人 …… 坂口健太郎 (城西警察署地域課の警察官)
大山剛志 …… 北村一輝 (城西警察署刑事課の刑事)
桜井美咲 …… 吉瀬美智子 (城砦警察署刑事課の刑事)
中本慎之助 …… 渡部篤郎 (警視庁の刑事部長)
山田勉 …… 木村祐一 (美咲の同僚刑事)
小島信也 …… 池田鉄洋 (鑑識官)
岩田一夫 …… 甲本雅裕 (刑事課係長)
安西理香 …… 青野楓 (慶明大学医学部・准教授)
加藤亮太 …… 神尾楓珠 (健人の自殺した兄)
伊藤裕二 …… おかやまはじめ (警察官)
橋本啓介 …… 竹内寿 (25歳、略取・誘拐容疑者)
加藤美紀 …… 高野志穂 (健人の母)
北野みどり …… 佐久間由衣 (ラーメン店”やすだ”)
田中修一 …… モロ師岡 (城西バス運転手)
木村直也 …… 勝呂学 (22歳、大学生、誤認逮捕)
中島 …… 大西武志 (キッチン”なかじま”店主)
中島礼子 …… 佐藤玲 (娘)
八代英子 …… 真瀬樹里 (城西バス勤務)
安田 …… 矢柴俊博 (ラーメン”やすだ”店主)
刑事(1997年) …… 末広透
刑事 …… 三濃川陽介
尾上寛之
川守田政人、光宣、新虎幸明
和木亜央、元木行哉、宮森セーラ、佐分利眞由奈
高久慶太郎、坂本道季、針原滋、渡部遼介、鳥居功太郎