シグナル 長期未解決事件捜査班
(2018年4月期・フジTV・火曜21時枠)
原作 – 『シグナル』
脚本 – 尾崎将也
音楽 – 林ゆうき
主題歌：BTS(防弾少年団) ｢Don’t Leave Me｣
演出 – 内片輝、鈴木浩介
プロデューサー – 萩原崇、笠置高弘、石田麻衣
https://www.ktv.jp/signal/index.html
第5話 刑事失踪の謎を追え!新たな事件発生！無線の悲劇
【ストーリー】
健人は1997年の城西署の大山とトランシーバーを使って
見事事件を解決に導く。
健人は岩田が城西署にいたことを知り2000年に消えた警察官
のことで話があるという。強行班の大山さんのことだという
と、何の為に捜しているのかと逆に問われる。個人的理由
だとすると、彼は2000年に失踪し、その後汚職で懲戒免職に
なったのだという。暴力団の関係者から賄賂をもらっていた
こと。調査部が調べている間に失踪したのだという。
美咲は大山時計店に剛志の父・大山靖志に会いに行く。
【97年美咲は城西署勤務として辞令が出る。岩田に挨拶に
いくと我が班初めての女性刑事だとして期待しているという。
望月は彼は見た目程怖くはないと語る。柴田は職場にマスコ
ットは必要ですねと語る。岩田は大山に美咲の教育係を命じ
る。】
【美咲は初めての殺人事件で初めて遺体を見た為に号泣する。
大山は一番辛いのは遺族なんだとし俺たちは犯人を捕まえて
罪を償わせることだと。これからも辛いことがあるがそういう
時にはガマンせずに思い切り泣け!と。】
【美咲は彼のデスクにお礼のコーヒーを持っていくとデスクの
上にトランシーバーが有った。望月によるとそのトランシー
バーは大山のお守り代わりだという。そこに美咲はニコちゃん
マークを張りつける。】
・2000年5月1日
先輩は収賄など絶対していない必ず先輩を見つけます!
と靖志に告げる。そう言ってくれるのはあんただけだとして
美咲にお礼をいう。この中に手がかりがあるかも知れない
として大山が捜査に使っていた資料を見せてもらう。そこに
は98年城ヶ丘連続窃盗事件の資料と共に工藤雅之の資料が
入っていた。
・現在
美咲は時計を靖志から手渡される。あんたがつけてもう18年
が経過したのかと。
健人は資料に有った暴力団員の岡本に逢う。
ナイトクラブを経営していて今では堅気の仕事をしている
のだという。過去に供述した通り彼は金の亡者で
キャバクラの違法営業をネタに賄賂を要求してきた。払う
しかなく300万円くらいは払ったとして受け渡し金額が
紙に書かれていた。
岡本と健人が接触した情報は中本と岩田の耳にも入っていた。
二人の接点は一体何なのか・・
■感想
時間の流れが過去と現在では違うところがあるようだが
そのウチ繋がってしまったりするのだろうか?。
2018年の世界では数週間でも1997年の世界では一年が経過
していた。この辺のギャップが意味するところは一体何な
のか。タイムトラベルネタにかかせないのは、相対性理論
の概念だけど、光速よりも早く移動すれば人は未来に行く
ことも可能だとされる。
そんな難しい概念は無視して、取りあえずタイムパラドックス
に見る未来の変化を確実に表現したものがあり、その分
色んな事象における未来から見た矛盾点が発生していること
が確認されている。
犯罪者しか知らない情報を話してしまえば色々と事情が
変わるように未来から指示する流れによって、大山は時代の
波に飲み込まれてしまったのか。
未来から指示している健人にはその反動は訪れないのか。
今回は98年当時の物語が挿入され、その中には美咲が新人
だった頃の光景が有る。
連続窃盗事件だったものが、何処かで殺人事件のような状況
を生み出してしまっているが、冤罪事件によって工藤雅之
が捕まったとしても、問題は娘の工藤和美が何故事故死
したのかも謎だ。
まるで本日視聴している「特捜9」に於ける過去の事件の
隠蔽から派生する事件の構図と似ている所はある。
香織が抱えている問題は、間違い無く和美の死に関連した
ものだろうし精神不安から来る薬を飲み続けている事情も
語られた。
矛盾点としてはセキュリティを破るような犯罪者が素人
的な行動を起こしているという矛盾点があること。
通報者が怪しい気がする。
またドラマでは色んな問題が山積していて、過去の事件を
捜査していた大山にも何故か冤罪のようにして何者かによって
ハメられた節があること。
そして理香と美咲が捜している遺体とは一体だれのことなのか。
既に大山は死んだと見て遺体を捜しているのだろうか?
今回の事件に於いても谷原総合病院が名前の中に出て来る所
が有った。2000年4月15日に失踪したみたいだけど、残り
2年の間に何があるのか。
■出演者
三枝健人 …… 坂口健太郎 (城西警察署地域課の警察官)
大山剛志 …… 北村一輝 (城西警察署刑事課の刑事)
桜井美咲 …… 吉瀬美智子 (城砦警察署刑事課の刑事)
中本慎之助 …… 渡部篤郎 (警視庁の刑事部長)
山田勉 …… 木村祐一 (美咲の同僚刑事)
小島信也 …… 池田鉄洋 (鑑識官)
岩田一夫 …… 甲本雅裕 (刑事課係長)
安西理香 …… 青野楓 (慶明大学医学部・准教授)
加藤亮太 …… 神尾楓珠 (健人の自殺した兄)
安藤隆太 …… 光宣 (過去の刑事)
伊藤裕二 …… おかやまはじめ (警察官)
加藤美紀 …… 高野志穂 (健人の母)
望月三郎 …… 末広透 (過去の刑事)
刑事 …… 三濃川陽介 (過去の刑事)
岡本 …… 高橋努 (元暴力団、クラブ経営)
工藤雅之 …… 平田満 (58歳、窃盗事件)
工藤和美 …… 吉川愛 (雅之の娘)
大山靖志 …… 北見敏之 (剛志の父、”大山時計店”)
白石智弘 …… 白石隼也 (白石重工社長・長男)
矢部香織 …… 野崎萌香 (35歳、大学の研究室)
矢部加代 …… 相築あきこ (妻)
矢部英介 …… 小須田康人 (夫、大学教授)
柴田 …… (過去の刑事)
渡辺 …… (過去の刑事)
中根章雄 …… (1件目、バッカス建設・取締役)
林田慎之助 …… (2件目、総合商社・取締役)
木下彩音、高久慶太郎、関口あきら、鈴木雄一郎
武井秀哲、小林三十郎、港谷順、五十嵐正貴
三倉翔、青木一平、辻川慶治
川守田政人、新虎幸明、和木亜央