第3話 ソング・オブ・エクスペリエンス Songs of Experience
脚本/
監督/
【これまでのあらすじ】
スペンサーは犯人が分かったという。トビーはアンドリューだと。
サイロにもう一人いるぞ・・サラ・ハービーだった。
エミリーはいつ警察に話すかと相談するがスペンサーは話さない
という。ハンナは本気かというと、捕まれば真相も分かるという
スペンサー。アシュリーはハンナに何が有ったのかと問う。
ハンナは部屋を見て”楽しい我が家”と書かれていたことを思い出す
と共にゲームをしたことを語る。犠牲者を選ばされるもの。誰が
水をもらえるか。(左:アリア、真ん中:ハンナ、右:スペンサー)
エラは犯人が罰せられることを望んでいるというと、
アリアはアンドリューよ!と。スペンサーは眠れるように抗不安薬
が出たハズ。ヴェロニカは私が断ったという。あの薬が必要なんだ
というが・・。スペンサーはアリアにもディアゼパム(静脈内鎮
静法)が出ていることを知って一錠盗む。サラは捕まった人は
本当に犯人なのかとエミリーに問う。アリソンは親戚にチャール
ズって居るかとケネスに尋ねるが一族には居ないという。お父さん
は嘘付きだという。
【ストーリー】
サラの件で電話するエミリー。
他には何て言っていたのか?と問うスペンサーに対してアンドリュ
ーを見て犯人ではないと思うと言っていたと。具体的に何て
言ったのか?その根拠は何か?と問う。根拠はないが自信はある
としているみたいだと。歩き方とか息づかいなのか?とスペンサー。
今シャワーを何度み浴びているところよとエミリーに対して
そのキモチは分かるというスペンサー。サラが監禁されていた2年
の間アンドリューは学校に居た。モナが「A」の時も登校していた
のよとスペンサー。誰かを監禁してしてなかったとエミリー。
人質の世話と学校の両立は無理よねとスペンサー。
アリアに電話するエミリー。やっぱりアンドリューがチャールズ
だというアリア。エミリーはサラは違うと言っているとすると、
違ったらまた振り出しに戻るわというアリア。
ハンナとエミリーは電話で話す。学校に行くか?という彼女に対
してハンナはもちろん行くという。モナも来るのかというアリア。
お母さんと街を出て行ったという。サラトガだったかなと。
サラの話はどうか?アンドリューよというアリア。あなたの行く
先々に居たならはっと移動が得意なのよというハンナ。
アリアは彼が犯人だと思っているけど・・・続きは学校でという
ハンナに対して多分ねとアリア。ハンナは絶対に来てというと、
一人で行くのは嫌なのよと語る。
そんなアリアは2011年のローズウッド高校のアルバムを見ていた。
サラはエミリーに対してもう登校するのねと語る。卒業まで
もうすぐだからねと。ママが送ると言っているというと、サラは
良かったらあなたが帰るまでここに来ても良いかという。
良いわよとしてママに言って置くというエミリー。
電話したければこれを使ってというと、エミリーの電話じゃない
のか?という。これはプリペイド携帯だから私の番号を登録して
おくのでいつでもメールしてと。サラは私も学校に戻るんだよ
ねというと周りはニュースでしか私を知らない人だらけだという。
「野生児」と書かれたこと。あなたもそう思ったか?と問うサラ
に対してどちらかというと「迷い子の子犬」かなと。クリーミン
グかれば・・と彼女に触れようとするとサラは退いてしまう。
サラは来たのが間違いよねと。家から出なければ・・お母さんは
私が来て怒っているか?と問うサラに対して誰も怒っていないわ
とエミリー。3人で朝食を食べようとし学校は明日から行くから
良いわと。フレンチトーストを作ろうという。
リア・ウィンド・ブリュー。
アリアは一人でいると店長エズラが朝食をプレゼントする。
差し入れだというと良い店長ねと。一息ついてから登校しよう
かなとアリア。エズラは学校に行くのか。心の準備はどうか?
と問われると出来ていないというアリア。出来てないなら休む
べきだとしサボれば良いという。しかし引きこもるのは嫌なのだ
という。ここに居て裏で何か書いても良いというエズラに対して、
「書かないわ!」と語る。読書や落書きでも良いしスパイス棚
の整理でも良いという。ここは安全だとエズラ。
アリソンはスペンサーにパパはチャールズのことは知らないと
言っていたという。「真実を言うまで追求して!!」というスペン
サー。家族にチャールズは存在しないと。「A」が適当に選んだ
名前だと思うのか?と。「A」はアンドリューよとアリソン。
なら何でチャールズって名前を私たちに発見させたのかと問う。
パパがチャーリーを知っていれば通報しているというアリソン。
それが本当ならば良いけど確信はあるのか?とスペンサー。
そんな彼女にアリソンはもう帰ってよと。それならばジェイソン
と話すというスペンサー。兄を巻き込まないでというアリソンは
十分苦しんだのだからと。それならば真実を知る権利はあるとし
私の兄でもあるのよとスペンサー。私たち家族は絡まったネック
レスみたいく複雑な関係だというスペンサー。放って置いてと
いうアリソンはもう憎まれたくないのだという。いつもそうだか
ら・・悪いことは私に結びつく。関係無い人まで巻き込んで。私が
悪いのだとし、あの監禁場所を見たけどみんなであんな目に
有ったのも私のせいだって。全部私の責任、関わるとロクなこと
がないというアリソン。そんな訳ないよとスペンサー。しかし
思っていたでしょと問われるとスペンサーは否定する。
ハンナは一人で学校の前でみんなが来るのを待っていた。
するとサリバン先生(Annabeth Gish)に声を掛けられる。
逢えて良かったとし自宅に電話したのだという。お母さんに専門
家を紹介したこと。学校に戻ったのねと。他の子たちはどうか
と問うとまだ来ていないというハンナ。週2回カウンセラーが学校
に来ているのでいつでもオフィスに来てと語る。遠慮せずにねと。
■感想
2話のタイトルと3話は似ているんだよね。
2話はSongs of Innocence、
3話はSongs of Experience。
取りあえず「A」からのウザイメールが無くなったということで
みんなへの災難は無くなったかに思われるが、「A」は何者だっ
たのか。チャールズとアンドリューは同一人物なのかという問題
が未だに曖昧のまま。アンドリューの正体を探ればチャーリーに
行き着くものなのか。
このシーズンは今の所、チーム・ライアーズたちを仲間割れさせ
ようとしていることが、今の「A」の目的なのかと思わせるとこ
ろが有るが、これまでの数々の困難に於いても結束力を発揮して
来た事実もある。今の「A」と書いてしまったが、ドラマでは
チャーリーという人物の存在が浮上したことやアンドリューの
アリバイが発覚したことで基本的には起訴されずに釈放される
ことになる。その後にチャールズとアンドリューは別人だと
感じる様になった頃になって初めてカウンセラーにその事実を
話そうと決めた瞬間に「A」らしき人物からのメッセージが再び
入ってきた。
そこにはエミリーの家で寝ているサラに対してナイフを差し向け
るという動画をもって、
「人に話せば誰かが死ぬ。30秒で外へ」
という真犯人からのメッセージだった。
しかし卒業も近づいている状況の中で、新たな道を歩めるのか。
脱出後、久しぶりにみんなで会うシーンも有ったりするが、
なかなか顔を合わせづらい。
その理由としてはサイロの部屋の中では、みんながボタンを押す
ことを強要されていたことが明らかになり、誰が誰のことを
犠牲者として選択のボタンとして押したのかということ。
それが発覚してしまうことで同時に仲間として良い気分はしない
だろう。
あのボタンの選択によって誰もが直接的な痛みを強いられたこと
はないと聞いてホッとする光景が有るが、あの時誰に飲み物を
与えるボタンを押したのかその辺の詳細には言及されていないが
「A」の事だから、それぞれ誰がボタンを誰に押したのかが
録画されていて、タイミングによってその映像が出されそうだね。
ハンナとアリアは仲が良さそうなので互いに押していたりしそう
な気がするけど、誰を犠牲にして誰を守る為にボタンを
押したのか気になる(笑)
新しく出て来たサラ・ハーベイとロレンゾ捜査官が今の所、
このドラマに於けるカンフル剤的役割を果たしている。
サラは親に恵まれなかった訳だけど、この街には親に恵まれな
いでいる生徒たちが多いよね。
ケイレブだってそうだし、トビーも同様だ。
アリソンもまた母親は殺されてしまったけど、父親は何かを知って
隠している感じ。スペンサーの両親も同様だ。
基本的にディローレンティス家はサラ家と似た様な一面を持って
いる感じもするし・・・
果たして何が隠されているのか。
■各キャラクター
・アリア
今回のアリアはアンドリューが本当に犯人でありチャールズと
同一人物なのかということで揺らぎ始めている。
前回は発狂しそうな程に早く解決したいと考えて嘘まで付いて
アンドリューを刑務所内に留めようとした。
しかし一度アンドリューのことに対して「A」ではないのではな
いかとする疑問の芽が出て来た時に、アリアの知っているアン
ドリューは決して悪い人ではなかったという意識が生まれ始めた
こと。ちょっとした色眼鏡で見れば怪しい人に見えなくもなかっ
たけれど、それでもアリアは困惑している。
アリアがアンドリューと一緒の時に撮影した画像らしきものを
パソコンのクラウド内のデータとして見ていた。その中に特徴的
な人形が写っていた。ロレンゾは先日のエピソードの中で
グランピー家から引っ越し出来ることでの嬉しいことの一つに
フンメル人形/陶磁器の人形が有って怖い人形だとしていた。
そのフンメル人形が写真には写っていてアリアの部屋にはそれが
置いて有る。
アンドリューが何者なのかを調べる際に、エズラと共に病院
に電話して調べようとするが、彼は養子であり元々の経歴など
は分からないようになっていた。
そういえば今回のアリアのネックレスはもの凄く光輝いていた
な。ハンナにしてもアリアにしても装飾品が多かった。
・スペンサー
スペンサーはチャールズがディローレンティス家の中で遊んで
いる映像をサイロの中で目にしている。
冒頭ではみんなで学校に行こうと電話を回し有っていたときに
エミリーを経由してサラからの言葉がスペンサーに伝わる。
アンドリューを見て犯人ではないと思うと言ったこと。根拠はない
が自信はあるとのこと。断定されるまではスペンサーも容易に
信用しない。何と言っても自分たちだけでなくサラのこともずっと
監禁していた奴だから。
スペンサーはアリソンの元に行く。
アリソンから父親にチャールズのことを聞いて欲しいと頼んだ。
親戚筋にはチャールズなんて居ないという。しかしスペンサーは
「A」が適当にチャールズの名前を出してきたとは思えない。
アリソンによるとチャールズが「A」だと知っていればパパが
警察に通報していたハズだとするが、確信があるのかと問われ
アリソンは言葉に詰まる。
アリソンはスペンサーに対して自分はもう憎まれたくないことを
口にしていた。
「いつもそうだから。悪い事は私に結びつく。関係無い人も
巻き込んで・・・私が悪いの。あの監禁場所を見たけどみんなが
あんな芽に有ったのも私のせいだって。私の責任。関わると
ロクなことがない」と。
ただこのドラマを見ている人ならば
「アリソンのせいだ」って言いたい(笑)
前シーズンではアリソンの嘘のせいでややこしいことになったの
を忘れたのか?
スペンサーはアリソンが駄目ならジェイソンに聞くという。
アリソンは兄を巻き込まないでと言ったけど、そういう訳にも
いかない。
ジェイソンに尋ねると、チャールズは知らないがチャーリーと
いう人物が居たことを思い出す。いつの間にか居なくなり、
遠くに行ったと聞かされていたこと。その際子供が見る空想の
友達なのかとして、ハンナは「クッキー」のことを口にしていた。
昔のハンナって食い意地が張っていて太っていたからね。
スペンサーは帰宅した後に母親からまた「事実の寄せ集めが真実
とは限らない」としたことで彼女を傷つけた。母親はスペンサー
を守りたいだけだとしていて、終わらせたいだけだとしていたが
本人達は実際に起きたことを容易に終わらせることなどできない
と感じている。
先日アリアから抗不安薬を一錠だけ奪っていた。
アリアがもらっていたのはジアゼパムだったかな。
PD持ちの人ならば一度は口にしているであろうベンゾジアゼピン
系の抗不安薬だ。
・ハンナ
アリアたちにみんなで学校にいこうと行ったのに、それぞれに
事情が有って行けない状態だった。
・アリアは学校に行く前にコーヒー店に行き一休みする中で
アンドリューの正体を探ろうとする。
・エミリーはサラが家から逃げてきたことを知って止めること
になり、そのサラが何やら怖がっていることを知って一緒にいる
ことにする。
・スペンサーはアリソンの元に話を聞きに言っていた。
そんなハンナは一人で学校の前に佇む姿。その際にサリバン先生
と久しぶりの再会。
仕方なくハンナはサリバン先生の元に相談に行く。
「A」がしていたことは自分たちの友情を憎んで壊そうとしていた
のではないかということ。オフィスで話そうということで4人を
集めるよう告げる。
・エミリー
サラというサイロに閉じ込められた人物を彼女の家に泊めること
になる。このサラという子は何処かアリソンに似ている。
親が何処か娘のことを愛して居ない。
一年が経過した頃に、母親は娘の持ち物の全てを捨ててしまった
とのことで家にはもう居場所が無くなっている様子。
サラが誘拐されたことで家族がバラバラになったのかどうかは
分からないけどね。少なくとも先日言っていたサラの言葉通りだ
と、サラの母は注目を浴びたがるアスペルガー症候群のような
状況みたいだ。
学生時代に不幸な人生を送る人の中には幾つか分けられる。
誰からも相手にされずに寂しい学生生活を送ること。
逆に注目を浴びるために争いの構図に巻き込まれること。
ライアーズたちはアリソンという人物を通して自分たちのステー
タスを上げようとしていたところが有ったからね。
エミリーが帰宅した際にサラが髪の毛を短くしていたのが
ちょっと怖かった。パムに髪の毛を短くしてもらったと言って
いたけどね。
■その他
・アリソンは何かを知らないのか?
4人は集まってアリソンから話を聞きだそうとしていた。チャー
リーについて何か知らないのか。ジェイソンの話では、お父さん
がチャーリーは遠くへ行ったと話していたと言っていたという。
そしてジェイソンによると「ウチには何かが欠けている」と語って
いること。
この家にチャーリーが居たという証拠が有れば、ケネスも言い逃れ
は出来なくなる。アリソンもこの件では協力的で一緒に探そう
と語る。
アリソンとスペンサーが隠し場所について話合うシーンが有った。
「あなたの隠し場所は納屋のマットレスの下?」(A)
「クローゼットの床板の下よ」(SP)
ボタンの入ったビン入れの中に写真が見つかる。
人形の家で見たビデオと同じ場所の光景。
写真はジェイソンとチャーリーで間違い無いみたい。
アリソンは父が帰ったら話を聞くとしてみんなを帰らせた。
その写真は結局アルバムから抜け落ちている一枚だったようで
アリソンはそれを中にハメていた。アルバムが完成する頃に
何か分かるような仕組みなのか。今回はみんなアルバムを見て
いるシーンが有ったけど、ディローレンティス家のアルバムも
出来上がるのかな。
・新キャラ・ロレンゾ
トビーはアリソンがロレンゾと接触している姿を目にして、
スペンサーに二人が会うのを止めて欲しいと頼む。
普通の人ならばまだしも相手はアリソンだという説得力のある
言葉で懐柔されそうになる。
しかしスペンサーは私たちはみんな殺される可能性が有ったが
助かった事を受けて、「二度目のチャンス」が有れば使わないと
勿体ないということを至る所で今回のドラマでは主張される
セリフだったようにも思う。
・アンドリューは本当に犯人なのか?
今回アンドリューが釈放されみんなが会うことになる。
アンドリューは会うことを嫌がる。
特に出られて良かったというアリアの言葉にはアンドリューも
怒っていた感じ。
「僕は逃走中だった間君らを捜していた。ヒーローになるハズが
僕は逮捕され、両親まで聴取され伯父の農園まで荒らされた」
「もういい。卒業まで3週間だ、僕に近づくな。」
トビーは車で送るというが
「あんたの車に乗ると思うか?あんたたちは町に取って有害廃棄物
だ」
・エズラ
優しいようで相変わらずこの人は不気味だ。
アリアと会う度に何かを「書く」よう求めている。
アリアは絶対にかかないとしているけれど、単純にキモチをはき
出させることが心を整理するには良いと思っているのか。
それともエズラは長いことアリソンのことを尾行・監視して、
作品を仕上げようとしていた過去が有る。それを完成させる為に
アリアからの供述でも聞きたいと思っているのではないか。
■使用された曲
・Secret by The Pierces
・Doing Nothing by Casey Hurt
・Crystallize (feat. Fleurie) by Aron Wright
・Skipping Stones by Claire Guerreso
■出演者
スペンサー・ヘースティングス …… マジメ生徒
ハンナ・マリン …… 母子家庭
アリア・モンゴメリー …… 娘
アシュリー・マリン …… ハンナの母
エミリー・フィールズ …… 同性愛者
アリソン・ディローレンティス …… 復活
ケイレブ・リバース …… ハンナの彼
エズラ・フィッツ …… 元教師
トビー・キャバノー …… 警察官
モナ・ヴァンダーウォール …… ハンナと連む生徒
エラ・モンゴメリー …… アリアの母
ジェシカ・ディローレンティス …… アリソンの母
ケネス・ディローレンティス …… アリソンの父
ヴェロニカ・ヘイスティングス …… スペンサーの母
パム・フィールズ …… エミリーの母
サラ・ハービー (Dre Davis) 生徒、誘拐されていた
ロレンゾ・カルデロン …… 捜査官
Dr.アン・サリバン …… 精神科医
アンドリュー・キャンベル …… 容疑者???、養子???、チャーリー??
ジェイソン・ディローレンティス …… 兄