第2話 ソング・オブ・イノセンス Songs of Innocence
脚本/
監督/
【これまでのあらすじ】
一体何をされたのかとしてモルグのベッドで寝かされていた
4人。それぞれの室内に連れて行かれる4人。室内では「お願い
辞めて」と叫ぶ声が・・。アリソンはマスコミの前で語る。
「一ヶ月前私の友人たちが卑劣な人間に誘拐された。モナを襲っ
た人物です」と。助けに来たアリソン、ケイレブ、エズラは地面
の下から煙りが立つのを見つける。警察が監禁されている4人と
モナ、そしてサラ・ハービーを見つける。スペンサーはトビーに
犯人は分かったとするとアンドリューだろうとして捕まえるとい
う。タナーは容疑者は失踪前にアリソンに執着していたと語る。
“シャンデリアの儀式”もアナグラムだったとスペンサー。
チャールズ・ディローレンティス、彼とアリソンのオモチャが
有ったと語る。エミリーはアリソンに対してチャールズ・ディロ
ーレンティスっ誰なのかと問う。
【ストーリー】
みんな救出されて病院に連れて行かれる。
モナは?奥の病室にいるという。サル・ハービー(Dre Davis)って
子もそっちの方にいるとのこと。アンドリュー(Brandon W. Jones)
は?彼が何かしたのか?。救急車で聞いたが日記とか計画の詳細が
彼の家と車から発見されたのだというハンナ。エミリーはアンド
リューとチャールズは同一人物ということなのかとして、警察に
はどう供述するかと問う。アリアはそれが真実だという。
スペンサーは真実と言い切れないというと、アリアは彼が犯人と
考えれば全て納得するのだという。常に協力的な振りをして近く
に居たこと。考えただけでムカツクという。エミリーはいつ警察
に話すか?というとスペンサーは話さないという。警察が突き止め
るでしょと。捕まれば真相が分かるという。
トビーはアンドリューと格闘する。
同僚のロレンゾ(Travis Winfrey)もトビーの後に続いてきていた
為に5分くれというが、相棒は駄目だとしてすぐに権利を言って
逮捕させる。
アリソンは父・ケネスからあんな危険な真似をして・・と憤怒され
るが、友達を助ける為だという。助ける義理は無いだろうと
するとアリソンは有るわという。もうないだろうとし、キャンベル
が捕まれば全て解決だとし長い一日だったという。もう安全だと
いう父親に対して多分ねとアリソン。アリソンはチャールズを
知っているか?と問うとある人に聞かされたのだという。私は聞き
覚えがないというケネス。親戚は?先祖には?と問うが、一族に
チャールズはいないと語る。その人の勘違いねとアリソン。
エミリーはサラの病室を尋ねる。
自己紹介しつつ色々と被害に合うまでの経緯を尋ねる。
サラに対して「両親とは話をしたのか?」と問うと母とだけ電話で
話したが泣いていたという彼女。「監禁された経緯は?」と問うと
家出してローズウッド近くの駐車場に居た時に頭をぶつけたか
誰かに殴られたかもしれないこと。目覚めたら地下にいた。だから
自分は思ったという。「悪い子はお仕置きされる」と。「犯人の
顔を見たか?声はどうか?」と問うと、突然彼女は疲れているとして
ベッドに入ってしまう。
トビーはスペンサーに対してアンドリューを捕まえたと語る。公園
を捜索して追いつめたこと。「本当に犯人なのか?」と問うと、
「移送車が農園から見つかって居るし、通信機器の記録も彼に結び
つく。そして日記にもモナへの憎悪がある」としアリソンと君ら
は「社会の女性化の象徴」と敵視していると。「自白はしたのか?」
まだだと言うと、裁判はもうコリゴリだと互いに告げる。
少しは眠れたかと問われるとスペンサーはぐっすり寝たとし久しぶ
りのことだという。諦めなかったねとトビーはスペンサーとハグ
する。
エミリーは兵士の父と電話で会話し私は兵器だという。
母・パムに対してエミリーはサラにお別れを言ってくるというと
既にお母さんと一緒に退院したという。話はしていないけどそうだ
と思うという。サラの場合2年以上監禁されていた訳だから
話せないのも仕方が無いのかもとパム。そんな二人はハグするの
だった。
ハンナは帰宅する。
しかし室内を見るとどうしてもサイロに作られていた室内の再現
部屋の壁紙に「楽しい我が家」と書かれた部屋と見比べてしまい
戻って来た気がしなかった。アシュリーはハンナに気を使って
夕食はデリバリーにしましょうとし、近くに居るからねと語る。
ハンナは部屋を見て回る。すると壁紙が一部剥がれているのを
目にする。
アリアは母・エラから随分処方された薬が多いわねと言われる。
抗生物質とサプリもあるし、抗不安薬も・・。私には必要に見え
たのかなというアリア。母とハグする中、エラは何泊かしていく
からと語る。警察への対応はパパがしてくれているとし、親たちで
相談して子供の聴取は落ち着くまで待ってもらおうとしている
と語る。するとアリアは私は今日が良いという。アンドリューを
有罪にするのだとし急がなければ・・と。これ以上被害者を
出さない為だというアリア。ドアを開けた時にフラッシュバック
映像が脳裏を過ぎる。
■感想
なんとか誘拐されたアリア、スペンサー、ハンナ、エミリー、
そしてモナを助けることに成功する。更に閉じ込められていた
サイロにはサラ・ハービーという女性が居て、彼女は2年以上
も前、アリソンが居なくなった頃から閉じ込められていたことが
判明する。
容疑者はアンドリューだが、ここに来てチャールズ・ディローレ
ンティスという名前も浮上。二人は同一人物なのか。
それぞれの家に戻ることになるが、3、4週間でのサイロでの
怖い思いが彼女たちの心を蝕んでいく。
色々と辛い目に有ったことも有って、少しずつPTSDなどの症状
が現れるのかな。
こんな時になっても両親が出てこないというライアーズたちの
家庭の事情。出て来たら邪魔になるのでバッサリと切り取った
のかも知れないけど・・
キーマンとなりそうなのは、5人以外の人物サラ・ハービーの
正体に関して。
エミリーに自分のことを話していたサラ。
サラが誘拐されることで彼女の母親はマスコミや周り近所からの
同情の扱いを受けて気分良くしていたのに、戻って来た為に
主役をサラに奪われたと思ったか、不機嫌だという。
「SMASH/スマッシュ」の中でのアイヴィー親子問題みたい。
厳格なところで育った人って子供にもそれを押しつける為に
どうしても息がしづらくなる。
そんな状況の中でサラは家出した訳だけど、意外と彼女はあの
サイロにいて犯人に協力的な態度を見せていたのではないか?
何と言ってもブロンドだし、かつて偽アリソンみたいなのが、
ライアーズを襲う際に、当初はアリソンと協力していて海外に
出国してしまったシシーが犯人かと思ったけど、実はこの
サラという子があやしくないか?
銀行強盗をした犯人は被害者に紛れ込んで外に出ることがある
けど、このサラもまた同様に被害者を装ってサイロから出た
可能性は否定出来ない。
■各キャラクター
今回は何より気がかりなのかサイロの中でやらされたそれぞれ
のライアーズたちの行動にあるのではないかという気がする。
ドアを開けると大変な選択を強いることになる。
三つのボタルが有って、誰に水を与えるのか、それとも全員を
飢えさせるのかという究極の選択を与えて友達関係を崩壊させ
ようとした。友達が4人もいれば、誰を優先して助けたいかみたい
なことがこの究極の場面で選ばされた訳だからね。
その結果はそれぞれのメンバーに伝わっているのだろうか?
・アリア
アリアの元には母親のエラが支えになる。
アリアは精神的に参っていてアンドリューが犯人であることに
疑いなしとばかりに早い所起訴して終わりにしたいと考えて居る。
しかし弁護士(Bonnie Root)との面会の時には、アリアは現場で
アンドリューの姿を見ていないにもかかわらず、逮捕させるのを
焦る余り一人の時に見たと嘘をついてしまった。
そんなアリアはスペンサーと会った際に語る。
「派手にやらかしてしまった。終わらせたかったの。嘘をついて
は駄目だと分かってるのに馬鹿な自分が勝った。」
アリアって過去にニューヨークに行った時に一人殺しているよね。
あれは結局どうなったのだろうか?
エズラもまた励まそうとしていた。
日記など書き物をすれば立ち直れる可能性に言及。アリアには
書く才能があるというが、アリアとしては思い出すのも嫌なので
書きたくない事を語る。
「過去は大きな壁の向こうに置くわ」
・スペンサー
一番冷静なのはスペンサーだけど、やはりスペンサーはアンドリ
ューとチャールズが同一人物なのか、そして本当にアンドリュー
が犯人なのかどうかは分からないとしている。
トビーは犯人に間違い無いだろうとしていたけれど、証拠となって
いる逃走車、通信機器の記録、日記などどうも揃いすぎては
いないかと考えて居る。もしも犯人ならば何時までも近くに逃走車
を近くに置いておくのも変な話。「A」ならば幾らでもこういうの
を操作するからなぁ。
スペンサーは退院した際に、処方された薬が少ないとして抗不安薬
がない事を告げる。母親のヴェロニカは再び依存症になることに
嫌気をさして処方を取り下げてもらったみたいだ。
母親とスペンサーが家でも言い争う光景。
やっぱりここでも母は私を理解していないと感じてしまったのか
な。眠れたことは確かなので抗不安薬でなくとも眠剤くらいは
処方されても良かったのではないかな。
アリアの家に行った時に彼女には抗不安薬が出ていることを知って
くすねて来た。飲もうとするか迷うが・・
ヴェロニカはスペンサーが眠れないことを知って、眠気が起きる
までは一緒に映画でも観ようと誘う。
・ハンナ
ハンナのPTSDも相当なものだった。
何せ彼女だけは容疑者としてサイロに入る前には一度刑務所にも
拘置されているからね。そしてサイロの中ではハンナの部屋を
再現した部屋が有った為に、家に帰る度にその時のことを
思い出してしまう。
「汚れているの、見るのも嫌だ」とハンナ
その為に壁紙から家具から全てをガレージ
セールに出すことにした様だ。ハンナの私物ならば高くても
買いたいぞ(笑)
全てを精算するようにして空っぽになった部屋。
その後また取りあえずマットレスを用意していた。
アシュリーとケイレブは何とかハンナを元の彼女に戻そうとする
がそう簡単じゃない。
「人はちゃんと回復する。君が言ったんだ。復活した後の方が
強くなると」
そんなケイレブの言葉からもハンナも少しずつ安心感を取り
戻したのか、ケイレブの横でマットレスで寝ていた。それを
見たアシュリーだけど一緒に居てあげてとしていた。
アシュリーとハンナが会話している際にケイレブが居るとアシュ
リーは常に彼の方に自然と目が向く。ハンナのリアクションに
母親としても困っていたのかな。
・エミリー
エミリーのショックも大きい。一応ペイジには電話したけれど、
来ると言った彼女を断る。こんな街に来てはいけないこと。
エミリーはその後ライフルジャケットのようなものに身を包んだ
なと思ったら、金庫の電子ロックを開けて中から銃を取り出す。
そして射撃訓練場に撃つ練習をしにいった。
パムに禁止されると今度はレンタルの銃を使って射撃練習。
こういうのを見るとアメリカって銃の自衛の必要性を感じるな。
エミリーはサラのことを一番気にかけていたからなのか、その後
サラは再び家出してエミリーの元にやってきて家庭の事情を
語る。
■その他
・新キャラ・ロレンゾ
警察官でトビーの相棒になりそうな彼。
ローズウッド署では人事を刷新して新しい人材に入れ替えると
のこと。
アリソンは教会に通い始めた。そんな彼女に近づいて来たのは、
トビーの相棒だというロレンゾ。
彼はグランピー家に毛祝していたがそれも終わりだという。
フンメル人形が有って怖い家だとしていた。
・真実か挑戦か
みんながサイロの扉の中で選択させられていたゲームらしい。
そのことを当然モニタ越しに犯人は見ていたはずだし、録画も
されているハズ。アリアが誰を選んだのか・・とか、スペンサー
が誰を選んだのか・・というのが分かってしまうと少々気まずい
ことになりそう。
今回は限りなく4人が接触するシーンがなくそれぞれの苦悩を
描いたけど、アリアはスペンサーを呼んだ理由は、やっぱり
アリアはスペンサーをハズして別の人を選んだみたいなところが
あるのかな。スペンサーは電話してくれて嬉しかったとは言って
いたけどね。
・アンドリューは本当に犯人なのか?
アリアも語っていたけど、とにかく高校生なのに金を持っている
のが「A」だ。監禁場所を借りていたのもアンドリューだとして
いたけれど、幾らでも偽造するしね。
またアンドリュー = チャールズ説も出て来ている。
全ての元凶はスペンサーの両親にあるのかな。
アリソンの家もかなり病気だけど、ディローレンティス家も相当
ヤバイ。
スペンサーとアリソンが二人で会って話合う光景も・・・
■使用された曲
・Secret by The Pierces
・I Go On by The Woodbine Sessions
・Used to It by The Young Wild
・Take Shelter by Delta Spirit
・Returning Fire with Fire by Mindy Smith
・Give Us a Little Love by Fallulah
■出演者
スペンサー・ヘースティングス …… マジメ生徒
ハンナ・マリン …… 母子家庭
アリア・モンゴメリー …… 娘
アシュリー・マリン …… ハンナの母
エミリー・フィールズ …… 同性愛者
アリソン・ディローレンティス …… 復活
ケイレブ・リバース …… ハンナの彼
エズラ・フィッツ …… 元教師
トビー・キャバノー …… 警察官
モナ・ヴァンダーウォール …… ハンナと連む生徒
エラ・モンゴメリー …… アリアの母
ジェシカ・ディローレンティス …… アリソンの母
ケネス・ディローレンティス …… アリソンの父
ヴェロニカ・ヘイスティングス …… スペンサーの母
パム・フィールズ …… エミリーの母
サラ・ハービー …… 生徒、誘拐されていた
ロレンゾ・カルデロン …… 捜査官
…… 弁護士
アンドリュー・キャンベル …… クイズ研究会、容疑者??