[N] エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY Elementary シーズン2 第1話 ロンドン・コーリング Step Nine

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第1話 ロンドン・コーリング Step Nine

脚本/Robert Doherty
Craig Sweeny
監督/John Polson

【ストーリー】

・ロンドン・ハイゲート墓地。
ウォレン・ペンドリーの埋葬式が行われ司祭は祈りを捧げる。
息子のローレンス(Rufus Wright)や関係者が集まる中、司祭
(John Owens)が祈りを捧げる。しかしそこに男が現れると
「神が物の分かる人ならウォレンを蹴飛ばし地獄の業火に
突き落とす」という。ローレンスは帰れとし接近禁止令が
出ているだろうと。弔いに来たんだというと、オレはただ
片を付けに来たという。オレは刑事だった。少なくとも元
刑事だと。男は手榴弾(オモチャだけど)を手にして、参列者
たちはその場から立ち退かせる。こいつの今は亡き父がが
弁護士を使ってオレの評判を落としたのだという。妻の
メアリーを殺したのはこのローレンスだという。棺桶の爺
さんがそれを証明しようとしたオレを金の力で封じたこと。
男はロンドン警視庁/スコットラードヤードのギャレス・
レストレード警部補(Sean Pertwee)だった。オレを骨抜きに
しようとしたと思っただろうが大間違いだと。

・アメリカ・ワシントンスクエア公園

ジョーンはホームズにサポートグループをサボッたのか
と問う。メールしたら「現在鳩を追跡中、ワシントンスクエア
公園に大至急」とあなたからメールが来たという。
オレと同じ元依存症者の元に聞きに入ったら催眠効果が働き
閃いたことがあるのだという。3人の連邦検事が殺されたが、
彼らは海賊組織を訴追していたこと。これまでジェロミール・
トムサという人物が3人を殺すよう組織に雇われたと見ていたが
組織と結びつけるものが見つからなかったこと。そこで伝書
鳩だという。トムサのアパートに張り込んだら鳩が止まり
伝言をつけてすぐにその鳩を追ったのだという。誰がハトの
伝言を受け取りに来るかここで見ていれば良いのだという。
すると不審者が鳩を捕まえて持ち去ろうとしていた。
ホームズはあれが犯人だとする中置いてかけるが、ジョーン
が警棒を使って倒す。護身術にだいぶ磨きを掛けたなとして
偉いと語る。
グレッグソン警部とマーカスがやってくる中、警察官6人が
必死に捜査していたのに鳩を追いかけて犯人を見つけたのか?
と呆れる。
そんなホームズの元にイギリスから電話が鳴る。
すぐに行くよと返事するホームズは、ジョーンに対して
パスポートは有効か?と問う。電話はロンドン警視庁の知人
レストレード警部補がトラブルで助けを求めるものだったこと。
ジョーンも一緒に行くのだという。

レストレードとの関係は便宜的に始まったものだと説明する
ホームズ。ロンドン警視庁でオレと組んでも良いと言った
ものの中で一番マシだったこと。情報はオレがもらって事件
の謎を解いたこと。表向きはレストレードが解決したことに
なっていたという。昔のオレは辛辣なことも言って冷たかった
という。目立つことを好まないので手柄は全て彼に譲ったが
彼は名声を更に高めようと望んだことでオレと同じように
依存症になっていったのだという。オレも当時依存症になり
何も出来なくなってしまったとのこと。名声には邪悪な力が
あること。オレはそれを酒ながらレストレードを捧げたのだと
いう。ホプキンズ警部(Tim McMullan)からの電話で、レスト
レードは人を脅迫して逃げて警察が追いかけているが手詰まり
だという。ジョーンは一人で行った方が良いのではないか
とするが、飛行機の隣にデブや子供が乗ったら大変だろうと。
最初の頃にロンドンで大恥をかいて逃げたと言ったでしょ?
とジョーン。オレもロンドンも変わったんだよと。

・イギリス・ロンドン警視庁へ。

ジョーンは”第9ステップ”に進む良い機会ではないかと語る。
「傷ついた相手と関係修復」か・・と。ホプキンスが出迎え
に来ると、彼は社交事例のようにホームズは変わっていない
と語る。君は8kg体重が増えて0.5cm額が後退しているという。
お前の目も狂ったなとして10kg太ったという。ホームズは
“礼儀”だと語る。

ローレンス・ペンドリー・・父親はウォレンだという。
メディア王で多くの新聞社を経営。先週病死したと。一年
一ヶ月前にローレンスは999に通報。帰宅したら銃を持った
強盗が居てもみ合いの末に妻・メアリーが撃たれて死亡。
レストレードが担当し、すぐに彼はローレンスを容疑者として
疑ったこと。供述が曖昧で強盗は狂言だと判断したこと。
しかし隣人が18時33分にちょうど銃声が聞こえたとし、ロー
レンスが通報してきたのが18時36分だったこと。5分もせずに
パトカーは到着しており現場から銃が見つからず、ローレンス
が殺したなら8分で銃を始末出来たのかということ。
レストレードは焦っていた。捜査は杜撰で逮捕に手段は問わず。
ウォレンは自社の新聞を使って好き放題に書いて彼だけでなく
ロンドン警視庁も非難したこと。レストレードは停職になった
のが2週間前、3日前のウォレンの葬式に彼は手榴弾のオモチャ
を持って乗り込んだのだという。大捜索しているが見つから
ないとし、ペンドリー事件ではなくレストレードを探して
欲しいとのこと。

ローレンスがホプキンズに対して進捗情報を聞きに来る。
ジョーンとホームズを紹介すると、ローレンスは君が影の策士
だろうと語る。彼の名声を築いたのは君だと。妻が殺された
日に君が居れば犯人は捕まり仕事もできたのだという。

ホームズはロンドンの自宅へ。
221ギン地Bがオレの元々の聖域だというホームズ。変人ボブ
に留守の間部屋を任せてあるとのこと。
室内に入るとまるで変わっていた。ホームズは二階を調べて
くると語る間、ジョーンの元に何故私の部屋に居るとして
男・マイクロフト(Rhys Ifans)が語りかける。君がジョーンか
というと、私はシャーロックの兄のマイクロフトだとして
ヨロシクと挨拶するのだった。

■事件

ロンドン・ハイゲート墓地でメディア王のウォレン・ペンド
リーが亡くなり葬儀を行う中、レストレードが手榴弾(おも
ちゃ)を持って現れる。ウォレンの息子のローレンスが参列
していたが、レストレードはローレンスが妻のメアリーを
殺害し、それを亡くなったウォレンが弁護士団を使って
メディアにロンドン警視庁への批判的な記事を書いたことや
証拠となる凶器が発見されなかったことでローレンスへの
罪が問われることはなかった。レストレードは絶対にローレ
ンスが妻を殺害したと見ているが証拠がなく、墓地へは警告
にやってきていた。その後ニューヨークにいるホームズに
連絡を取りジョーンと共に行くことになる。

■感想

いよいよ始まりましたシーズン2。
といってもシーズン1って殆ど感想書かなかったな(+_+
しかもシーズン2も途中のエピで感想を書いているという
中途半端な状況だ。少しずつ前のエピソードの感想も書いて
行こうと思う。

「BONES」のシーズン4の開始時はイギリス行きだったし、
ここ最近アメリカのドラマがイギリスを舞台にして始まる
ケースがあるね。

ちょっぴり驚いたのはアメリカとイギリスって近いのかなと
思っていたけど、ジョーンが初めてロンドンのホームズの
自宅・聖域だとされる場所は221番地のB。そこに到着した時に
ジョーンは22時間寝ていないので疲れたことを語っていた
けど、移動にかかった時間ではなくてワシントンスクエアで
伝書鳩のエピソードを片付けていたのでそれを入れて22時間
ってことだったのかな。

驚くべき事にホームズの兄のマイクロフトが一話から出て来た。
そしてレストレート警部補の姿も有り、ホームズのイギリス
時代の一端が描かれることになる。

イギリス行きが決まった際のホームズは、
「辛辣なことも言って昔のオレは冷たかった」と語るも今でも
十分冷たい。でも徐々に人と関わっていくウチに性格は円く
なってきただろうか。

「ロンドンで大恥を掻いて逃げた」というホームズはあの時
とは変わった事を告げ、ロンドン行きを決める。

ジョーンはイギリス時代のホームズのことは知らないけど
第9ステップ・・「傷つけた相手との関係修復」をついでに
行ったらどうかとアドバイスしていた。
そんなアドバイスされた矢先久しぶりに会ったホプキンス警部
に対して「8kg増えて0.5cm生え際が後退した」と語るも
本人から10kgだと言われて、礼儀として言ったんだと返すやり
とりからして面白かった。

■当初の目的

元々はレストレードを探して欲しいとの依頼だったけど、
速攻で彼を見つけていた。グリニッジの真ん中にあるバー
(The John Harington)にいた。
レストレードはホームズが非常用に隠していた金など
を全て使い込んでおり、残り一カ所がこの近くに有る為に
警備員が去るまで待つためにここに居るであろうことを
告げる。

レストレードからは最後にもう一度組んでやらないかと誘わ
れる。

■事件

レストレードが隠れ家にしているパーセル通り360の潰れた
劇場跡に呼び出されたジョーン。そこで紹介されることに。

現場の証拠写真を見ると、ミルクが不自然に有る。
ローレンスは元々乳糖不耐症でメアリーは菜食主義なのに
何故か冷蔵庫にはある。

またローレンス家の現場の仮面の位置が微妙にずれている
ことに気がつく。

・ローレンス家へ

ジョーンはアメリカホームセキュリティNO1のエキスパートだ
という名目で室内に上がらせてもらうことに。そこで
色々と探る。仮面の裏には「針」のようなものが刺さっていた。
それを見るだけで殺害方法が分かってしまうホームズは流石だ。

・凶器はプラスチック銃

一年一ヶ月前にメアリーが射殺された。
ローレンスは帰宅した時に強盗が銃を持っていてもみ合って
いる際に妻が撃たれたことを語っていた。
隣人が18時33分に銃声を聞き、ローレンスが通報したのは
18時36分。そして5分程度で警察官が自宅に訪れている。
約8分間の間に凶器を隠せるのかということが問題だった。

しかしミルクだと思っているものはアセトンで銃で溶かした
であろうこと。3Dプリンターの進歩でデータがあれば誰でも
銃が作れる。日本でもかつてそれを作って捕まった人が
いたよね。
問題なのは撃針。仮面の裏に刺さっていた針はその時の撃針。

■イギリスのロンドンの犯罪率

近年イギリスに於ける少年犯罪は社会問題化されている。
もう自分が知る限りかなり前からこの問題は日本でも伝わって
いる。確か20年くらい前だったか・・
貧富の差が酷くて今年に入って飛び込んできた衝撃的な
報道は「生理用品が買えない少女たち」というものだった。

昔からイギリスはIRAとの戦いがあるのでテロが起きていた
国だけどね。

そんなこんなでホームズはそれを使ってラングデール・パイク
という人物に防犯カメラに向かってプラカードを掲げた。
「過去2年に3Dプリンターの販売リストを頼む」

ニコラス・ギンという人物だと判明するが、既にそこにいく
と死亡していた。

・ニコラス・ギンの部屋を調べて見た

リンゴの中に撃針が刺さっていた。妻殺しの時と違って銃弾
が変わっていた為にプラスチック銃は分解して怪我している
ハズだとされる。

■結末

ローレンスの元に行き家宅捜索。プリンターは彼が持っている
こと。そして暴発した際に怪我していることから問い詰めて
いった。

■その他

・マイクロフトとの関係

これはかなり癖の有りそうな兄弟だな。
元々兄弟して争いになったのはマイクロフトの婚約者の
ナイジェラを寝取ったことから始まる。ホームズは彼女は
兄の金目当てでの結婚だとしてそれを暴いただけだと主張。

ジョーンの助けを受けてマイクロフトとしては仲直りを考え
ている。
ホームズの荷物は倉庫に預けていたが、爆発させてしまい
仕返しをする格好となった。

ホームズはマイクロフトがジョーンを狙っており、彼女と
寝ることが復讐だと考えて居たみたいだけどね。

またマイクロフトは白血病を患っていて骨髄移植をしていた
ようだ。痩せた理由は病気だったから。

・名声は依存症と同じ

レストレードを立ち直らせようとして名声を封印させようと
したけど、結局事件の件では自分が解決したような話を
していた。また彼はロンドン警視庁に戻れるんでしょうか。

■使用された曲

・Elementary Main Theme
Written by Sean Callery
・Elementary End Theme
Written by Sean Callery
・Hello by Oasis
・The Son Never Shines by Flogging Molly
・Follow Follow by Tunng

■出演者

シャーロック・ホームズ (Jonny Lee Miller) 捜査コンサルタント
Dr.ジョーン・ワトソン (Lucy Liu) 薬物依存サポート
トーマス・グレッグソン (Aidan Quinn) ニューヨーク市警警部
マーカス・ベル (Jon Michael Hill) 捜査官、クイーンズ116分署

マイクロフト・ホームズ …… ホームズの兄、レストラン
ギャレス・レストレード …… ロンドン警視庁
ローレンス・ペンドリー …… ウォレンの息子
DCI ホプキンズ …… ロンドン警視庁・警部
…… 司祭
ラングデール・パイク …… 謎のハッカー
…… ペンドリーのボディガード
ニコラス・ギン …… プリンター購入
…… 制服警官
…… ホプキンスのアシスタン
メアリー・ペンドリー …… ローレンスの妻
変人ボブ ……

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