第4話 得られる命 A Life Earned
脚本/Drew Z. Greenberg
監督/Stanley M. Brooks
【Previously on ..】
シモンズはリースが傷ついた為に傷口をふさぐ治療をする。
無線通信が入り発信源は地球の表面だという。エレナは
地表に誰か居るとして期待する。バーシャはカサイアスに
対してよくこんな岩の塊に命を吹き込めたわねと語る。
シモンズは売られていくアビーを止めることは出来なかった。
カサイアスに文句を言うと「黙れ」と言われてブロッカー
を作動させられてしまう。デイジーは仲間を守るために何と
かしてみせるとして移動していたがディークはそんな彼女
をカサイアスに売られ捕まってしまう。
【STORY】
デイジーはディークに売られた格好でクリーのカサイアス
たちに捕まり血を抜き取られる。
カサイアスは私が人類を救ったとしてデイジーにその事実
を知っているのかと問う。デイジーはそうだとしてもその
為の犠牲を払ったのか知らないのだろうという。私が来る
前はただの残骸だったし命さえ朽ち果てた星だったこと。
私には可能性が見えたとしそして今お前のおかげで私の
ビジョンが実現しそうだというカサイアス。
血を採るだけでは足りないのか?あなたの望みは何か?
デイジーが問うと、カサイアスは私が尽くしても人間は
「神」にしがみついたこと。または何かの「おとぎ話」に
だという。その一つが「クェイク」だという。今は亡き
「長老」たちはよく語っていた事がある。
「いつかシールドが過去からやってきて助けてくれる」と。
で、お前が来た。
デイジーは望んできた訳ではないという。カサイアスは
お前が来たと同時に人間が来ただろうとし手首に傷がなく
非常に高い技術を持った女性・シモンズだという。
あなたが何を言おうとしているのか分からないという
デイジーに、お前はおとぎ話じゃないとし、何人で来た
のかと問う。私一人だというデイジー。
「世界を滅ぼした女」では厳めしすぎるのでデイジーと
呼ぶが実はおとぎ話には私たちの解釈が加わっている事。
お前は私を助けに来たのだということ。デイジーはあり得
ないと否定する。お前を手に入れたいという願う連中が
大挙としてコッチに向かっているという。とくでもない
値が突くだろうと。その儲けで私はおぞましい場所と永遠
に別れるという。それで何で私が協力なのか?と問うと
協力するしかないだろうとし、友達は美しすぎるぞとして
美しいままにしておきたくないのかと問い返すカサイアス。
コールソンはスクラップ場で働く。
メイもまたその場にやってくるとトローラーのフライト
が中止になったという。パイロットを粉砕機みたいに働か
せるというのか?というと「粉砕をみたい」はここのスラ
ングだという。デイジーは?と問うと分からないというメイ。
地上については分かりそうになった途端に仲間が2人消え
るとはと嘆くコールソン。
マックもやってくる。
デイジーがシャトルシップに乗って移動しているのかと
思いドッキング場を見たか収穫はないという。エレナは
このフロアは隅々まで見たけどデイジーの痕跡はないこと。
嫌な予感だとして捕まったのかも知れないとコールソン。
そんな中グリルは突然電流を流すとマックは痛みを感じる。
噂話をさせる為にここに置いている訳ではないぞと。
マックはどうして俺だけなんだというとデカイ方が面白い
というグリル。下に客が大勢来る・・つまりカサイアスが
オークションで売るための鉄を今まで以上に納めなけれ
ばいけないとし今日からトリプルシフトだという。
青い奴らに牛耳られているのはお前らと同じだが
俺にはノルマがある。届かない理由を奴らに説明しなけれ
ばならないのだと。今日中にノルマを必ず達成させろと
語る。マックは仕事に戻らなくて良いので一緒に来てくれ
というグリル。
マックはグリルからガンナー(James Harvey Ward)という
ヤツがいてコイツのツケが溜まっているので締め上げて
くれというもの。傷めつけるのだとし、ガンナーは35階
から来るブツを待っているらしく【35階は厳重警備の技術
フロア】だという。借りを返さないヤツが最先端のブツを手に入れるのは許せないとのこと。マックはオレではなく
用心棒が居るだろうというと、ゼヴはゴキブリに喰われた
のだという。「お前は野獣そのもの、暴れてこい!」と
グリル。
デイジーはあるフロアに連れて行かれる。
するとタイ(Max E. Williams)とベン(Myko Olivier)が
闘っていた。最終的にはベンがタイをなぎ倒していた。
すると突然ベンはデイジーに対して心の中を見透かした
ような言葉を投げかける。
これは育てているのだという。この肉の出所はラボで培養
しているらしいと告げる。知りたいと思ったのだろうと
言われるとデイジーは心を読んだのか?と問う。聞こえて
くるのだという・・・【テリジャネシス】以来だと。
デイジーはインヒューマンズだから相手の動きが読めたの
ねとするが、人の心を覗くのはよくないと語る。しかし
聞こえてしまうのだとし止められると逆にホッとすると
いう。ブロッカーが注入されると聞こえなくなる。
タイからはフロアから出ろと言われる。デイジーは残れと
し特別な見学者が来ているのだという。
■Impression
イマイチ食指が湧いていないのは、まだ序盤で全容が
見えてないからかな。
今の状況がなんなのかが全くわかっていないところが
もどかしい。フレームワークの世界でのことなのか。
それとも未来の人は何処からか技術を経て過去の世界から
シールドの面々を連れて来る事が出来たのか。
先日「2話」の中でデイジーがディークを尾行していく中、
【ドラッグ部屋】からトリップして別世界に飛んだ事が
有ったのだけど、人は限りなく少ないけど広い世界が
有ったんですよね。
これはディークが現実世界の逃避の為に作った世界みた
いでフレームワークを応用して作ったもののようだけど
ディークは本物の地球で生まれたのではなくこの宇宙の
【ライトハウス】で生まれた人です。その割に頭が
ズバ抜けているし、こういう世界を作れる程のスキルを
持っているという・・
で、今回そのスキルを身につけられたと思われる流れの
一旦も示された。ディークはヴァージルの友達・仕事
仲間なのかなと思っていたけど、そのヴァージルが交信
していた地球にいる研究者らしき人物はディークが死ん
だと思っている父親みたいだ。
こういう世界を売っていることを語っていたので色んな
現実逃避の世界はあって、現実の世界同士が実は宇宙を
構成している銀河系のようなもので、いくつもの世界が
出来上がってはいないのか?
シーズン4の中で見たフレームワークの世界の前提では
現実の世界の身体は誰かが守っていなければならなかった
のでトリップするのが怖くはないのかな。
オークションをしているというくらいだから色んな惑星
から宇宙人は来ている訳で、その辺の既成事実が何処まで
事実なのか虚構なのか分からない。
大抵近未来を描くドラマというと退廃・荒廃した世界は
地球上に存在していて、本当に一部の人以外はサバイバル
の中で徒党を組んで権力者に対峙していたりする。
色んな世界に行ったり来たり出来ればドラマ版の
「12モンキーズ」の世界みたいだ。
さて今回は主に三つの流れが存在していた。
基本的にデイジーとシモンズ探し、そして地球の地表に
居るものの存在についてがメインの流れだった。
そして何よりもカサイアスがやろうとしていることの一端
も見る事が出来る。
■それぞれのMission!
・マックとエレナ
今回はグレルからの依頼でガンナーから借金を取って
くる役割。ガンナーにはどうしても金が居るみたいだし
一見するとドラッグ中毒患者のようにも見える。
しかしこのドラマ、ちゃんと何らかの給料を受け取って
いるのだろうか?そうは見えないぞ。
35階からのブツを受け取っているとしていたことから
先日デイジーが通り抜けた時の何らかの植物の部屋の
ことを指しているのかと思った。
マックは基本的に人を傷つけたくない。
フレームワークの世界に行った時に自分を見失ってしま
ったし、フィッツもそうだった。
ただエレナもフレームワークは偽の世界だがここは現実だ
として語る。
互いの信条を互いの故郷に因んで語っていた。
マックはイリノイ州のネイパービル。
「自分の求めることを他人に施せ」
エレナはボリビアのポトシ出身。
そこは恐怖に支配されていて故郷は嫌いでも学んだことが
有るという。「傷めつけなくても脅せること。」
このマックとエレナのやりとりは面白いよね。
エレナが借金の取り立てにきたと告げ、この「デカイヤツ
の方が良いか?」と話しかけていた。
「ブツを消す」としていたが、そのブツとは赤ちゃん。
マックはドラッグと思っていただけに非情な発言に
聞こえてしまったようだ。
酷い事を言われて結局マックはガンナーを殴ってしまった。
・デイジー
今回はベンというインヒューマンズと出逢う。
ベンは人の心を読む能力が有り、先日のアビーと同様に
能力者/インヒューマンズをオークションにかけて
カサイアスは利益を得ているようだ。
カサイアスは人間に興味はない。
その興味は最初からないのかどうか分からないが、
カサイアスはクリー人が今の場所をつくって人間を助けた
にも関わらず、彼ら(人間)が信仰するのは「神」とか「おとぎ話」
のようなもので、それが気に入らないみたい。
伝説のクェイクを高値で売ったらここを爆破して何処かに
移るみたいだけど、どうなんでしょうかね。
デイジーはシモンズが対面するシーンがある。
二人に「どのようにしてこの世界に来たのか。」
「他にも地球人がいるのか」など気にしている。
伝説として長老たちが語っていた事の中にシールドの存在
があり「過去から助けにくる」という人々への希望を
植え付けている。それがまたカサイアスの癇に障って
いるっぽいね。
ベンは頭の中を読むことが出来る。
デイジーとシモンズが別々にカサイアスから話を聞かさ
れる中、ベンが二人の仲介を通して話を合わせて矛盾点
を繋げた。
・コールソンとメイ
35階にあるクリーの技術を調べに行く二人。
ディークも合流して一緒に行くことに。
コールソンたちはディークとデイジーが一緒にいると思っ
ていたので不思議に思うが、ディークはデイジーの口まね
して「邪魔しないで、やるしかない。仲間の命を守る為に
何とかする」と言っていたという。
コールソンはそれを聞いてデイジーの言いそうなこととしていた。
35階は直通では行く事は出来ない。
ディークはそこはいってはいけない場所で、何故コールソン
たちはそういう場所ばかりに行こうとしているのかと
語っていた。
ヴァージルがトローラーから地上と交信をしていたとして
その録音をディークに聞かせた。地上で生き残りはいない
と思っていただけに驚いていたけど、後に分かるが、実は
この声はディークの父親の声だった。それを聞いてディーク
はコールソンに協力することを告げるも、コールソンは
全てがお見通しとばかりにデイジーを売ったと見破り
信用出来ないことを告げていた。
34階からディークがエレベーターの天井から装置を使って
浮遊し、そしてトビラを開けてくるという。
・35階に有ったものは?
コールソンたちは35階。研究開発の場所でそこには保育器
に入っていた赤ちゃんもいた。デイジーが先週見た
野菜の部屋とは違うみたいだ。
この部屋のコンピュータにはデイジーの血液採取し検査
している姿が有り、メイがディークに怪しいヤツだとして
グーでパンチ。
「ここはオレが説明する場面か?」(Deke)
「メイに殴られる場面だ」(Coulson)
「お前の言い訳なんてどうでも良い」(Coulson)
■色々なこと
ディークはクェイクをカサイアスに引き渡したことで
報酬として「ロジウム/rhodium」を受け取った。
ディークはデイジーを売ったことがコールソンにバレた
ので部屋に閉じ込められた。2話の中でデイジーとディーク
の会話で閉じ込めることが議題になっていた。
ロジウムは子供の為に使われた。
・マックの葛藤
自分を失いたくないと言いながら止められなかったと。
もしも自分が良いパパではなかったら?
本物のホープと向き合えず、偽物のホープとは絆も深まり
現実(本物)よりも辛かったと語る。
本物の子供の死は乗り越えられたのに偽物の子供の死は
乗り越えられない。
「怪物マック」「野獣らしい」とグリルからはだめ押しの
言葉。
・新キャラのベン
インヒューマンズで心を読める。
このドラマ、新しいキャラクターは過去のメンバーと
類似する面が多いな。
例えばディークはウォード。
このベンという人物はリンカーンっぽい。
ベンはこのエピソードとS5-6しか出ないのでそんなに
活躍はしないみたいだけど・・今回はカサイアスに近づ
いて心の中を読めたのは大収穫だったようだ。
ここを全て破壊する気だと。またクェイクの力を恐れて
いるとのこと。
・人口のコントロール
赤ちゃんが出て来たし、ガンナー夫婦が受け取ることに
なっていたみたいだけど・・買ったものなのだろうか?
「人はもう妊娠しない」とはディーク談だけど・・
食べ物の中に何かを入れている。カサイアスが画期的な
コントロール方法を思いついたと。
人間を増やそうとしているのではなくインヒューマンズを
売ろうとしている。
・メイ vs シナラ
35階を見て居るウチにシナラが二つのボールを持って
やってくる。メイは斧を持って戦う。メイは脚を負傷して
だけ有って痛そう。マックとメイって痛み付けられる役
回りだよな。
・ラスト
クェイクを売りに出すカサイアス。
マスクマンは品評会じゃないんだろうと。世界を滅ぼした
女だ。死ぬまで闘わせる。
なんとマスクマンはフィッツだった。
この世界でも悪人か!?
それとメイが何処かに居なくなってしまった。
闘ったシナラは顔に傷を負っていましたね。
■その他
・【ライトハウス】の建物は何階建て?
3階にはゴキブリことヴレルネクシアン(Vrell Nexian)
が居る。
4階は拘置所で最初にワープしてきた場所。
9階にはトローラーの発着場が有った。
17階は機関室。
現在コールソンたちが働いている「スクラップ場」とか
「交換所」というのが何階にあるのか。今回は35階には
「厳重警備の技術フロア」があるとしていた。
また他にもカサイアスがディナーを開いている部屋が
有ったり、オークション会場のようなIN-HUMANSの能力を
買い手に見せる「セレモニーの部屋」もある。
・プライドが高いカサイアス
この人は自分が崇められたい性格をしているのだろうね。
人間はそういう面ではカサイアスを崇めることはない。
そして商売相手とはいえバーシュもかなり上から目線で
語っているので好きではないらしい。
値段交渉はディナーの席で行うので自分の飛行機でしか
食事を取らない人とは出来ないこと。
・エレベーター
0から9までの文字はエレベーターについている。
そして数字の上には何らかの図形が書かれている。
何か文字を読むヒントになっていくか。
■Used songs
・
■Cast
フィル・コールソン (Clark Gregg) S.H.I.E.L.D.の捜査官
メリンダ・メイ (Ming-Na Wen) エースパイロットで兵器の専門家
デイジー・ジョンソン (Chloe Bennet) S.H.I.E.L.D.、能力者
レオ・フィッツ (Iain De Caestecker) 兵器技術を専門
ジェマ・シモンズ (Elizabeth Henstridge) 生命科学に精通
アルフォンソ・マッケンジー (Henry Simmons) “マック”、メカニック
エレナ・ロドリゲス (Natalia Cordova-Buckley) “ヨーヨー”
ディーク・ショウ (Jeff Ward) 宇宙で生まれて育った
カサイアス (Dominic Rains) クリーのボス?
シナラ (Florence Faivre) クリーウォッチ
レディ・バーシャ (Rya Kihlstedt) 眼の赤い異性人
ベン (Myko Olivier) インヒューマンズ、心を読める
ガンナー (James Harvey Ward) グリルに借金している
(Sabina Chavez) ガンナーの妻
グリル (Pruitt Taylor Vince) 杖を付いた人間?の現場監督
タイ (Max E. Williams) カサイアスの部下
エヴァ (Tunisha Hubbard) クリー / 人間?黒人の女性
(Mark Rhino Smith) 売買
(Torrance Jordan) クリー
(Khalid Ghajji) クリー
(Ryan R. Moos) クリー