リドリー退任警部補の事件簿 Ridley 第2話 やり残した事件 後編 The Peaceful Garden 2

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リドリー退任警部補の事件簿
(Ridley) 2022 , England , 60min

制作 / Juliet Charlesworth
制作総指揮 / Jonathan Fisher 、 Ingrid Goodwin 、
Paul Matthew Thompson
(c) Ridley Productions Limited 2022
制作 / ITVスタジオ

第2話 やり残した事件 後編 The Peaceful Garden 2

脚本/ Paul Matthew Thompson
監督 / ブリン・ヒギンズ Bryn Higgins

【STORY】

●前回までは・・Previously

・リドリー家には留守電の伝言を促す音声が鳴り響く。
・アレックスの引退後の生活を気にして足を運んでくるゲーリ。
早期引退で年金がもらえると語るアレックス。
・そんな中、農場主のジェシー・ハルピンが何者かによって殺害される。
パブで飲んで帰る途中に銃殺された。
遺体の第一発見者は使用人のローナ。
亡くなる前のジェシーのことを娘のキャサリンに尋ねるが、
あまり会っていなかったという。
夫人にも話を聞くが恨んでいるものに心当たりはないという。
・ポールはアレックスがゾーイ誘拐容疑でジェシーを尋問してると
伝える。
・未解決の誘拐事件との関連性をキャロルは捜査に当たり伝える。
・ポールの懸念はアレックスの耳に入れば誘拐事件は蒸し返される。
・アレックスはブラッドフィールド刑務所で2日前に男が殺された事を
マイケルに語る。ゾーイの名を聞いたか?
・捜査班はプレストンを逮捕。しかしプレストンは警察には協力し
ないと宣言。
・ジェシーがゾーイ誘拐に関わっていたかも。
ゾーイは居住トレーラーがあるキャンプ場で行方不明になった。
・プレストンはあのキャンプ場で働いていたことを語る。
・ジェシーはあの夏ここで働いていた。
・リドリーけイブ補は捜査に復帰したのか?
彼には捜査支援をお願いした。あくまで一時的な相談役だとポール。

■キャンプ場・トレーラーハウス

ジル・モアランド (Caroline Lee Johnson)ジェシー・ハルピン
の雇用記録を調べてもらう。
2007年6月から6週間雇ったという。幸い記録が残っていた。
ゾーイの件でしょ。ペニーと話すのを見た。
ペニーがパブへ行き解きよくゾーイを預かった。食事をあげたり
したこともある。
プリストンも雇ったのか?
推薦書はチェックしたがあんな男だったとは知らなかった。
私にも大事な息子がいる。
息子はアダム(Reece Douglas)だろう。捜査ファイルにも有った。
あの日もゾーイといた。何処にでもついて来た。
当時アダムは何歳だった?
6歳か7歳ねとジル。
警察は息子にも話を聞いたが当てにならないと判断した。
もう一度アダムの話を聞きたいというアレックス。
ようやく立ち直ったので思い出させたくないと断る。
捜査上大切なことだと説得する。

●アダムと話す

あの日のことは何度も警察に話した。同じ話しかできない。
ゾーイ事件の解決に繋がるかも知れないんだ。もう一度だけ話して
くれ。

凄く暑い日だった。夏休み。
ゾーイはアイスが食べたいと言ったので俺は誰かに小銭をせびって
店の列に並んだ。振り向いたらゾーイは白いワゴン車の男と話してた。
男の顔は見ていないが、警察はプリストンだと言った。
その後アイスを買い終えたらゾーイも車も消えてた。
アレックスは一枚の写真を見せる。
名前はジェシー・ハルピン。
ゾーイは慎重な子だった。
仮釈放のプレストンによればあの夏この男はここで働いていたそうだ。
14年間何とか忘れようとしたんだ。頼むからあの日のことは思い出さ
せないでくれ。

・キャロルとアレックス

捜査班はプレストンの車だと決めつけた。Alex
車からは証拠は何も出なかった。Carol
違う車を調べたからだ。Alex
でもジェシーがやった証拠はない。Carol
そうか?カメラに映った車番から彼が浮上し、彼の車は白いワゴン車
だった。Alex

●警察署

・アレックスはポールに報告。

オートキャンプ場の管理人が証言した。あの夏に6週間ジェシーを
雇ったこと。彼はゾーイ誘拐前に下見をしていた。Alex
当時の捜査状況は知っているが今回の殺人と繋がらないPaul
アダムという少年がゾーイが誘拐される直前、白い車の男と話すのを
見ている。彼か顔を見ていない。Alex
きちんと捜査をしていたら他の容疑者を見逃さなかった。Alex
私が平気だったと思うのか?子供は見つからず捜査に確信が持てな
い。夜も眠れなかった。Paul
間違いだったなら今がそれを正すときだ。Alex
農場の捜査令状を取る。Paul

●ハルピンの農場

捜査が始まる。
ローナは心配そうに刑事のことを見ていた。
ダレンはそこでワゴン車を見つける。

・妻のモルに聞く。

あの車なら壊れて廃車にしたハズ
ならば何故隠してあるのか? Alex
夫は物を捨てられない人。農場は物だらけよ。
車は鑑識が調べる。Carol
スティーブは? 彼を調べたらどうか?
確かにジェシーを恨んでたな。Alex
でも犬が罠で怪我をしたんだぞ
警告したのに森に入るからよ。

●犯行現場

アレックスは犯行現場で何かを探す。
この犯行現場が二つの事件を結ぶ鍵だ。
彼はなぜこの森から人を遠ざけたのか?

物音が聞こえた為に振りむくとそこにはローナがいた。
逃げていく彼女を追う。
二人分かれて探す。
馬宿に入るキャロルはローナの名前を呼んで探すと
銃を構える彼女が目の前に現れる。
話をしたいだけよ。
後ろからアレックスが投降するよう呼びかける。
殺す必要はないだろう。
************************************************************

■感想

前回の「やり残した事件」の後編的エピソード。

農場主のジェシーが銃によって殺害され、事件捜査は14年前に
起きた女児誘拐事件に発展していく。
普段から人付き合いの悪いジェシーには妻のモルと娘のキャサリン
が居て、二人を家から出さず、監視するような暮らしをして
いたという。
果たしてジェシー殺害は14年前の事件と繋がりがあるのか。

イギリスのドラマは90分のドラマが多いので、日本で放送される
場合は90分を前後編(45分*2)に分けて放送することが結構ありますよね。
「刑事フォイル」も場合によっては前後編だったし、この
ドラマも国の放送形態の仕様によっては一話か二話として扱われて
いる。

前回にも書いたけどストーリー的にはオーソドックスな流れの中に
サプライズ演出を取り入れたシナリオだった。
オーソドックスにサプライズ演出という表現はもしかすると矛盾な
表現だが、サプライズ自体が既にオーソドックスの枠に入るものと
して映っているという意味でここでは書いたもの。
過去にも同様のシナリオを何度か目にしたことがあるし、形・背景
を変えて同じトリックの流れで進行していくドラマは多数ある
からだ。

個人的に14年前に誘拐された少女は何処かで生きて居ると思っていた。
誘拐事件とは言っていたけど遺体が見つかったかどうかは言葉を
濁していたからね。
仮に生きて居ると考えて当時3歳だった少女は14年の時を経て
17歳になっているハズである。

ジェシーとモルの娘のキャサリンがそれに該当する。
複雑な思考や廃材トリックを視聴者にもたらす為には、これ以外に
もう少し同世代の子供を出演させるべきだったのだろう。

ドラマではジェシーに関してあまり詳細なことが語られなかった。
それゆえに生前の彼が本当はどういう人物だったのかは
他人からの伝聞を通して形づくられていく。
その事への違和感は多少なりとも存在していて気が付く人もいた
だろう。誰もが安心する為には悪人を仕立てる必要が有り、
彼はそれだけレッテルを貼られるだけの雰囲気だけは持ち合わせて
いる。

「死人に口なし」という言葉通りに彼を悪人に仕立て上げて
いる様。それは14年前の事件を有耶無耶にしたようにここでも
ぼんやりした形で捜査は進行する。

警察も一緒になって同調圧力による感情のコントロールにより
それに疑問を持つものを排除している。

その被害者の一人はアレックスでもあるが、彼の場合家族を失う
ダメージが有る中で、当時まともに捜査できる精神状態に有ったのか
は興味の示すところ。その辺は少しずつ判明していく事だろう。

■何人か不自然な人物がいた。

1) ローナ (第一発見者)

この人の存在は小さいようで大きかった。
何か重要な聞き込みをする際には必ず遠くから見守っていて、
如何にも自分のことを気が付いて欲しいというオーラが出て
いた。

実はキャサリンの扱いを巡り、ジェシーが額面通りに悪い性的モン
スターのような人物であるならば、キャサリンはジェシーとローナ
の間で生まれた子なのではないかと思わせた。
ローナがこの家に拘る理由がそれ以外に考え付かなかっただけの
事だけどね。

2) 警察官の上層部とアレックスの対立

当時の捜査でアレックスはダニエル・プレストンが犯人ではなく
ジェシーかそれ以外の人物が犯人だと思っていたのだろう。
警察は数々の証言を無視してダニエルを捕まえた。
ダニエルには当時アリバイが有ったにも関わらず証言を拒否した
為に無駄な時間の流れがあった。
また当時のジルの息子のアダムの目撃証言は警察によって無視され
た。あらゆるところで当時の警察は「証拠にはならない」という
傲慢な態度を以て捜査の流れを追求しなかったところがある。

3) 当時の捜査官

冒頭の頃なのでよく覚えていないが当時の殺人課の捜査官は
ジーン・ディクソンで、その彼女がアレックスの家の近くまで
会いに来たことがある。この女性は当時の捜査の矛盾に気が付いて
いたのだろうか。
更に今回アレックスに圧力をかけてきた主任捜査員の
ポール・グッドウィンはアレックスが真犯人を見つけることに
恐れるあまり、憤りの感情を見せていたが、彼らは真犯人を見つける
ことは、自己保身以上の意味があるという単純な思考にたどり着かない
のだろうか?

■今回の事件で感じるもの

●子供を失うことへの喪失感。

アレックスの初期設定が妻子を失っているという状況であり、
至る所で子供を亡くした人への心情に共感したり、共感させられる
というシーンがある。
それは主に被害者側・加害者側はどちらもその感情を利用して
アレックスを遠ざけようとしたり、その共感性により都合よく操ろう
としているところがある。

よく分からないのだが自分の子供を失った損失感は他人の子を
誘拐して懐柔させるだけで満たされるものなのだろうか?

●社会的な信用問題

このドラマでは重要な要素の一つだ。
社会的に信用できないからこそ自分のアリバイや証言が警察官にも
伝わらないし、伝わらないと勝手に決めかかって事件解決までの
14年間を無駄な時間にした。

信用は普段の行動に有ったり年齢による証言が何処まで信用たるもの
となるかだけど、そこは捜査の経験によって見抜いて欲しい所だ。

●感情の行方

上にも書いたように人は安心したい。

犯人を捕まえることで一定の安心感は得られると思うが、その犯人
が違うものでも安心できるのか。
間違いだと分かった時の感情はどこにいくのだろうか?

被害者と加害者。
強引に加害者だとされた場合、見て見ぬふりをしたままでいれば
やがて復讐という形で自らに刃が向いてくるとの考えはない
のだろうか。
本当の犯人ではないのに捕まえたり偽証したりすることでの罪悪感
は何処にいくのか?
かつての殺人課の女性はアレックスと最後に会う際には優雅に食事
して人生を楽しもうとしている光景があるが、アレックスはそれを
許さなかった。そこには被害者としての感情を公私共に味わって
いるからだ。
更に上司のポール・グッドウィンは何の音沙汰もなく、明日という
日を過ごしている。
アレックスに対して存在そのものを白い目で見ている彼は14年前
当時今のアレックスの決断とは逆の立場にいた人物だ。

■その他

●アレックスの家族

今回の話を見る限りリドリー家は犯人によって妻と娘を失っている。
犯人はアレックス殺害を企て家に放火したみたいだが、家にいた
のは妻子だけで彼は居なかった。
幻覚の先に彼は何を見ているのか。
あの時間違っていたとしてもその結果を変えることは出来ないと
いうような感じのセリフを何処かで聞いたが、まさにこの言葉は
アレックスにも当てはまる。彼の原動力の一つはこの間違えた
決断を減らす為のものなのか。

●アレックスのジャズバー

今回彼は舞台に立って歌う姿が有った。
見ると店内は人で溢れている。
これを見る限り店は繁盛していそうだけどね。

■使用された曲

・Coles Corner by Richard Hawley

■出演者

アレックス・リドリー (Adrian Dunbar) 元警部補(DI)、退職
DI キャロル・ファーマン (Bronagh Waugh) アレッマスの後輩、ボス
DCI ポール・グッドウィン (Terence Maynard) 主任警部
Dr.ウェンディ・ニューストーン (Georgie Glen) 鑑識
DC ダレン・ラカン (George Bukhari) 髭面
アニー・マーリング (Julie Graham) マーリングズジャズクラブ

マイケル・フラネリー (Aidan McArdle) ブラッドフィールド刑務所・囚人
ジェリ・ファーマン (Bhavna Limbachia) アレックスのパートナー??
ジャック・ファーマン (Tareq Al-Jeddal) キャロルの息子、学生
ケイト・リドリー (Jacquetta May) アレックスの妻、焼死
エラ・リドリー (Kitty Watson) アレックスの娘、19歳の時に焼死
ジーン・ディクソン (Elizabeth Berrington) 元殺人課刑事
モル・ハルピン (Jennifer Hennessy) ジェシーの妻
キャサリン・ハルピン (Alexandra Hannant) ジェシーの娘
ジェシー・ハルピン (Rob Mitchell-James) ハンチング帽、農場主
ローナ・スパルデン (Amanda Lawrence) 通報者、農場従業員
ペニー・リンジー (Erin Shanagher) 2007年当時26歳、ゾーイの母
ダニエル・プレストン (Graeme Hawley) 刑務所、仮釈放。14年前現場に居た
スティーブ・パリー (Conor Lowson) エスターの息子、容疑者
エスター・パリー (Pauline Turner) メイソンズ・アームズ女主人
アダム・モアランド (Reece Douglas) ジルの息子
ジル・モアランド (Caroline Lee Johnson) ジェシーの雇い主
キット・マッケレン (Zak Douglas) 若手警察官・巡査
ゾーイ・リンジー 2007年当時3歳

House Band
(Steve Holness)(Sophie Alloway)(Rory Dempsey)

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