IDクライム Identity
(2009年 / England)
第3話 消えぬ汚名 Pariah
監督 / Brendan Maher
脚本 / Ed Whitmore
【ストーリー】
・これまでの物語
「ブルームの欠勤理由は何なのか?
我々を裏切る気かも知れない」(Anthony)
アティーフに遭うブルーム。
誰かがボスを警察に売った。
「いつ兄に会いに来るのか? 姿を消すなんて」(Adile)
電話するのをマーサに聞かれる。
恋人からの電話なのか? いいや違う
「普通の仕事をしていて姿を消さない男が良い」(Adile)
警部補とナイフを取り合ったなら手に傷がある筈。
しかしマルコムの手に傷は一つもなく、太ももにだけナイフが
刺さったものだった。
■LONDON , BOSWORTH GARDENS
駅の近くの店のウェイトレスをしているエイミー・クイラン
(Sarah Smart)。朝は人々の往来で目まぐるしい。
帰宅する息子のサム・クイラン (Harrison Edwards)に
音楽ばかりではなく詩の勉強をするよう求める。
アパートの外で激しく怒鳴り合う声が聞こえるエイミーはカーテン
を開けて覗こうとすると、突然窓ガラスに煉瓦が投げつけられる。
その攻撃は留まる事を知らず次々と石が窓ガラスを割る。
エイミーはサムを抱えて部屋の奥に逃げてジッとする。
・警察が出動
思った以上に人々がエイミー宅を囲んでいた。
「何故彼女の正体を隠していたのか」
「国が決めたことだ」
証人保護班(Witness Protection)のコリン・ハイスミス(Alex Palmer)は
ロンドン警視庁特別班と合流する。
「指揮権は私たちが持つ」(Martha)
「証人を守るのは俺たちの仕事だ」(Colin)
「互いに助け合えば良い」(Martha)
「俺は10年前の事件以来、ずっとエイミーを担当している」(Colin)
「何にも知らないだろうが、彼女は事件当時から少しも変わって
いない」(Colin)
マーサはエイミーに対して幾つか質問する。
「本名はスージー・ウォルシュね」
「いえ私はエイミー・クライン」
「1978年3月4日 ブリストル生まれ(Bristol District General hospital)」
「両親はグレッグとサラ。父はセールスマン、母は教師」
ブルームは彼女に素性は知っているとして発言を止める。
・移動
二人の証人を安全な場所に搬送する。
新しく与えられた居住地。
これまで住んでいた町(King’s Cross)は人口も多く身を隠すのは危険。
(King’s Cross is a pretty busy place)
しかしそれは既に保護班からも伝えられていた。
「忠告を無視したな」
「あんな目に遭ったのだから息子さんにも事情を説明してやら
ないといけない」
「両親が犯罪者というのか?」
「たとえ作り話でも何かを答えて与えるべき」
・サムと話す
「スパイが好きか?情報を探り出す仕事」
「そうだ、秘密の情報だ」
「外にいた連中は嘘の情報を信じていたんだ」
誰が嘘をついていたのかそれを調べている。
何かを強く信じている人を説得するのは難しいこと。
彼らはエイミーのことを悪い人だと思っている。しかし俺たちは
彼女が悪い人ではないことを知っている。
この身分証と同じで紫外線に当たると秘密のマークが浮かぶ。
肉眼では見えない。
■ロンドン警視庁・特別捜査班
・捜査会議
スージーは出所後、エイミーとして生活している。
今回の騒動の原因は彼女の個人情報が犯罪サイト(Crimesolve.org)に
投稿されたこと。
(エイミーはBOSWORTH GARDENSで名前を変えて住んでいる)
その情報は瞬く間に広まった。
「投稿元を探すのは至難の業」(Tessa)
「まずは情報源を突き止めてエイミーの安全確保を・・」(Mahtha)
「10年前にスージーの夫・ブライアンは10年前誘拐殺人で有罪
になった」(anthony)
「被害者は7歳のルーシー(Lucy Sinclair)。父親のデビッド
(Phil Davis)は石油会社の重役」
「300万ポンドの身代金は支払われず遺体も消えた」(Mahtha)
父親は切り抜けられると思い金を支払わなかった。
娘の小指が届いてもね。
スージーは夫に脅されて手伝ったと主張。
証言と引き換えに減刑(Mitigating circumstances)された。
わずか2年だ。彼女は妊娠していて獄中で出産。
「今回の件にシンクレアが関与しているかも」(Mahtha)
「10年前の報復か?」(Jose)
■デビッド・シンクレア邸
アンソニーとホセがデビッドから話を聞きに行く。
「突然古傷に触れるようなことが起きたことについて動揺されて
いるのではないか?」(Anthony)
「過去の傷だというのか?」(David)
「状況を把握したいだけ」(Jose)
「もう結構だ。警察の言葉を信じて娘は殺された。遺体さえ見つかって
いない」(David)
奴の死刑で片が付く。
奴の妻も同罪だと発言していますね?
彼は二人を別の部屋に連れていく。
そこに居たのは子供のナオミの元。この子のおかげで私は立ち直る
ことができた。
少し嘘をついているが前向きにもなっている。
しかし二人を見守るデビッドの視線は厳しいものだった。
■安全な場所
サムとブルームはボールで遊ぶ。
奨学金で進学したいとするサムは入学試験はトップの成績
だったものの断られていた。
・そこにマーサからブルームに電話が鳴る。
現在情報漏洩の件で保護班の人間を調査しているという。
マーサとの電話を切ると入れ替わるようにして別の携帯電話に電話
が鳴る。アディルからの電話で兄に遭ってくれという内容だった。
「約束でしょ」とするアディル。アディルに変わって電話にはアフィーフ
が電話口に出る。彼もまた「いい加減にボスに会ってやれ」とブルーム
に告げる。面会時間は10時から12時。今日は無理だというと、
アフィーフはアディルにタバコの吸い殻を押し付ける。
■刑務所
ブレンダン・シー(パトリック)/ブルーム から話を聞く刑務官。
受刑者との関係を聞かれて仕事仲間だと語る。
携帯電話を取り上げられる
ブルームはナザール・カーメル (Tamer Hassan)に面会する。
「自分の妹を痛みつけらるなんてやりすぎだ」
「お前が会いに来ないからだ」
「よそ者のお前を仲間に入れたのは信用していたからではない。
妹の笑顔を見たかったからだ。俺に逆らえば妹が苦しむ」
「問題を起こして姿を消すしかなかった」
「望みは何か?」「妹と一緒になって子供を作り、身を固めたいのか?」
「それが望みなら父親に会いに行ってる」
「俺を売った裏切り者が一体誰なのか分かった。アフィーフだ。
始末しろ」
ブルームは刑務所の出入口で刑務官から携帯など預けたものを
返してもらう。
■セーフティハウス
サムが一階の部屋に飲み物を取りに行くと入口の警察員が倒され
目出し帽の男がサムを連れていく。異変に気が付いたエイミーだが
既にサムは連れ去られた後だった。
・通報を受けてマーサも現場にやってくる。
警備官は犯人によってスタンガンで傷を負わされた。
目撃者はいないが防犯カメラがあるというホセ。
「ブルームは何処にいるのか?」
見当たらないとしてアンソニーはマーサを厳しく見つめる。
・ブルームも現場へ。
ブルームはサイレンを鳴らした車(アウディA6)を飛ばして現場で
合流する。
マーサは持ち場を離れたブルームに詰め寄ると、どう言い訳を
するつもりなのかと問う。警護を頼んだというのでしょ。
何故この場所がバレたのか突き止めないといけない。
しかしマーサは今日はもう捜査に加わらずに帰るべきだという。
「身を隠す気が有るか本人に聞いてみろ」
彼女は自ら危険を承知で郊外に住むことを拒んだ。
そしてわざわざ人目の多い街を選んでいる。
エイミーはそんなブルームの主張に激怒するようにして
殴りかかり、そして崩れ落ちる。
「すまない」
■ロンドン警視庁・特別捜査班
「報道管制だ」
「目撃情報は得られない」
「俺たちの手に余る 捜査本部が必要」
まだうちの事件よというマーサに対して、テッサは時間の問題
かもしれないことを語る。
「証人保護に手を出すべきじゃなかった」
「私の判断ミスだというのか?」
「そうね」
自分のプライドの為に捜査している訳ではない。
サムの誘拐は情報が漏れたせいだ。
それを突き止めれば解決する。
隠れ家の通話記録は、事件前48時間は着信が無し。
携帯も調べているが何もない。
監視カメラは死角を選んだみたいで誰も映っていない。
■神学校
ブルームはエイミーが清掃員をしていた神学校を尋ねる。
司祭(Sean Campion)によると「過去の事で悩んでいたようだ」
という。
■感想
このドラマではタイトルにも有る「IDクライム Identity」の問題
が何処でその意味を成すのかですよね。
ドラマでは「証人保護」の問題が取り上げられた。
不思議なことに証人保護の問題を扱う専門部署があるにも関わらず
特捜班が担当していること。
証人保護をしていたのに情報が筒抜けしてしまい、彼女の存在
がバレてしまい、夫ブライアンを売ったエイミーは世間から非難を
浴びる(ブライアンがルーシーの誘拐殺人した事を止められなかっ
た事を責めている?)
そして彼女と息子のサムが再び隠れた生活の為にとりあえず
セーフティハウスにいたところ、その場所もまた誰かに明かされて
犯人の手が迫ってくる。
今回のアイデンティテイの葛藤は、証人保護プログラムに
よって二つの人生を経験したものの話である。
突如として今までの人生と切り離されたものにとって
そのアイデンティティはどうなるものなのか。
しかしそれでも今の自分を築いたのは過去の自分であることも
忘れてはならない。
最初のイントロ部分を見た状態で以下のことを書いているので
この欄では間違えている可能性もあることはご了承ください。
事件の可能性としてはいくつか考えられる。
・警察に内通者
・サムの父・ブライアンとエイミーの関係性
・サム自ら他人に依頼 (頭脳明晰な子)
・エイミー自ら他人に情報を流す (彼女は何処か心に闇を抱えていそう)
・証人保護班コリンが不正を働く。(ブライアンからの依頼とか)
・実はまだルーシーは生きている? (遺体が見つかっていない)
・ルーシーの父デビッドによる情報の漏洩。
子供の誘拐事件なので、アメリカならばAmber Alertが発令されて
血眼になって探そうとするけど、意外とイギリスでは、ぬるい
危機感をもって捜査をしている。
そしてドラマではもう一つの流れとしてブルームの中の潜入捜査
官としての人生の問題がある。
ここでも同様にマフィアに潜入したブルームはカーメル家と
深くかかわりあい、警察に密告した人物を殺せと指示される。
ブルームにとってのアイデンティティの問題。
その流れを不審に思ってアンソニーら特捜班の中には気にして
いるようだけど、それこそブルームを追い込みそうで怖い所だ。
・見終わってみると・・
結構最後は展開が入れ替わり立ち代わりする。
この人が犯人だと思っていた人が実は違うという展開が2度や3度
のことではない。その辺の流れを掴んでいればとても面白い
シナリオだったのではないか。
残念ながら犯罪を犯した家族が身内に居れば社会的制裁を
すり抜けて再び社会生活をするのは難しい。
交通事故だって、いつどこで分からない人生の落とし穴である。
可哀そうな側面もあるし、誰にでも起こりうるものであること
を考えると、人生の難しさを感じる流れがあるかな。
■事件
証人保護プログラム適用中の母子が市民によって見つかって
しまう。
10年前誘拐殺人で有罪になったブライアン・グリーン (Ian Dunn)
の妻・エイミーが共犯者だったが、自ら夫が犯罪を犯した
ことを告白して減刑となる。その際妊娠していたエイミーと
ブライアンの子・サムは刑務所内で産まれる事となった。
問題なのは誘拐されたと知った富豪の男で父親のデビッド。
国レベルの話ならばテロには屈しないというけれど、
デビッドは身代金を払う素振りを見せなかった。
しかしデビッドはそのアドバイスは警察からのものだと
している。この警察が誰なのかというのも気になる要素。
■捜査
ブルームはエイミーの過去を調べる。
親しくしていた人物にはどんな人が居たのか。
「彼女にとって男は聖アウグスティヌスだけ」
「彼の悪の概念に惹かれていた。悪は単に善が欠如したもの」
「希望は二つ、”怒り”と”勇気”」
(現状への怒りと変化への勇気)
「ホープには美しい娘が二人いる。
名前は怒りと勇気。現状に対する怒りと、状況が変わるのを見る勇気。」
(Hope has two beautiful daughters.
Their names are Anger and Courage, Anger at the way things are and
Courage to see that they change.)
神学校にはサムも受けたが奨学金の試験で不合格だった。
・余計な要素を排除
「クリミナル・マインド」でも犯人像に迫る時に可能性の無い
ものを排除していき構成される。
第一に排除されたのはシンクレアだった。
・エイミーの素性と隠れ家
内部の人間(警官)がばらしたのではないか。
その可能性を排除する為に警護担当者と証人保護班全員から
話を聞くことになる。
警察官の車はBMW社の5シリーズ。当然警察仕様の特殊カラーが
施されていて、ベッドライトからブレーキランプまで一直線に
赤い色でペイントされ、ルーフには青いパトランプが乗っかって
する。
証人保護・コリンの話によると、エイミーからは息子・サムの
自慢話を延々とされたとのこと。
人は親との関係をなかなか断ち切るのは難しい。
しかしエイミーの場合、親からも見放されていて10年は会って
いない。
・情報源を突き止める
大事なところではどうしてもIT技術に長けるテッサが重要な
役割を果たすね。
サイトに投稿したのは警官。
コリン・ハイスミス (Alex Palmer)。
・充電器
ブルームはエイミーの家に有った充電器をテッサに調べてもらう。
持ち主はコリン。
彼はパソコンが盗まれたという。しかし今更盗まれたと言っても
信じられるものではない。
・共通性 エイミーとコリン
二人の間には共通性ある。
「子供殺し」
道の真ん中に立っていた子をひき殺してしまったらしい。
人を殺めてしまえば人は何等かの変化がある筈。
その変化は「親権」を奪われたこと。
酒に溺れ借金を背負ったコリンは情報を高値で売る。
自分は手放したがエイミーは犯罪者なのに息子がいる事への
嫉妬。
しかしパソコンがなかったのは本当のことだった。
・エイミーの言い訳
エイミーから話を聞く。サムは携帯を持っている。
エイミーはその事を知らなかった。
サムの親しい友人とかエイミーの恋人から携帯を受け取った
のではないか。
ブライアンと過ごしたスージーのラスベガスの幸せ写真がある。
・遺体の発見
小指がない遺体。スージーの遺体とみて間違いないだろう。
懸賞金としてかけていた300万ポンドをエイミーが受け取る。
「欲しいか」と言われて「欲しい」というのは微妙な感じだが
親ならば子供の為になんでもするもの。
「娘と最後の日のことを教える」というのが受け渡しの条件
だが、逆にデビッドはスージーのことを蔑み弄ぶ。
「逃がすことも出来たろ」「臆病者」
身代金を渡すのは6時だという時間も知っていた。
そして遺体がスージーではないことも知っている。
そして何よりもスージーが殺されたにも関わらずサムが無事に
戻ることを許せない。
しかしエイミーは交渉上手だな。
こういうのが怪しい。
■誘拐犯からの連絡
モニターの先に映るサム。
さるぐつわをされていて、紙のボードには
「HELLO SUZIE」
「WHRE IS LITTLE LUCY BURIED?」
「CLAIM YOUR 3MILLION AND BE AT ST PANCRAS BY 6.」
「OR I’LL SEND YOU ONE OF SAM’S FINGERS SPECIAL DELIVERY」
夫はルーシーを殺さないと言った。
嘘ではない。
300万ポンドはルーシー事件の報奨金と同じ額。
父親はルーシーの遺体の情報提供者に報奨金を出すと言っていた。
・ルーシーは生きているのか死んでいるのか
刑務所まで説得にいくエイミーとブルーム。
「埋めた場所を教えて欲しい」
「サムはあなたの子。あなたにしか救えない」
しかしいざブライアンに聞きに行くと埋めた場所はスージーが
決めたという答えがくる(しかしブライアンがついた嘘)
彼は今でも彼女を愛しているので何度も面会に来るように
仕向けた感じ。刑務所・所員(Ross Waiton) に頼んで
時間をもらう。夫婦の営み。
・身代金を手に入れた。
犯人から連絡が有り、次々とその金を渡す場所が変かして色々と
連れまわされる。ウォータールー橋へタクシーで向かう
橋の上からバッグを落とせと命じられる。
橋の下にサムと犯人の姿。
犯人には逃げられるがサムは助かる。
■アンソニーはブルームを疑う
・ブルームも聴取するべきです
警察の中に内通者がいると疑った際にアンソニーがマーサに
言った言葉。
「誘拐が起きる直前に職場を放棄した」
・ブルームが以前汚職を働いていた
アンソニーがマーサにそのことを話すが、彼女は
「それが事実ならチームに入れてない」
・マルコムの件も変 (2話のエピ)
ブルームに突然刺されたと言っていた。
あまりにも不審な点が多すぎる。危険だ。
彼に忠誠心などない。
マーサは優秀な潜入捜査官で実績もあると語るが、寧ろ彼女が
ブルームに固執する理由が分からないというアンソニー。
・マーサはブルームにいう
「もう一緒に働けない」
チームみんなの二人のやりとりを見つめる圧が半端ない。
「残念だよ」
■その他
・何故君が空虚で騒々しい都会に住むことを選んだか。
「忙しく働いて目の前の事に集中したかったんだろう。
やり直せないから」
ブルームがエイミーの心理を読んで語った言葉。
・聖アウレリウス・アウグスティヌス Aurelius Augustinus
エイミーの家の壁に飾ってある絵。
何度か目立つようにしてその絵が出てくる。
ローマ帝国(西ローマ帝国)時代のカトリック教会の司教であり、
神学者、哲学者、説教者。ラテン教父の一人
・私は皆と違う。普通じゃないの。
・デプトフォード Deptford
ロンドン南東部のテムズ川南岸 (the south bank of the River Thames
in southeast LONDON)、グリニッジ王立区 (the Royal Borough of
Greenwich)と ルイシャム・ロンドン特別区 (London Borough of Lewisham)
にまたがる地域
・おおっスージーQ
刑務所内でブライアンが歌った曲。
Creedence Clearwater RevivalのSuzie Q。
・エッピングフォレスト Epping Forest の古い鍛冶場
エッピングフォレストは、
グレーター・ロンドンとエセックス(Greater London and Essex)の境界に
またがる、2,400ヘクタール (5,900エーカー) の古代の森林と他の定着した
生息地のエリア。
・エイミーは何故両親と会おうとしないのか。
ルーシーの殺害時、エイミーは両親を訪ねていた。
彼女も人生をぶち壊された被害者。
悪評を流されるとその通りの人格になってしまう。
「いくら地道に暮らしても世間の目は変わらない」
奨学金で入学しようとしていたサムは拒否された。
学校の校長は警察関係者。
しかしエイミーは一人で両親を訪問したがる。
彼女を尾行する。そして両親の家は森の奥にある。
コリンと共謀しての一連の茶番劇。
・「もう減刑はあり得ないぞ。」
君は世間から徹底的に裁かれるだろう。
“狡猾な悪女” The Evil Bitch From Hell.
邪悪な名をつけられた犬は狂暴になる。
(If you give a dog a bad name, some day it’ll live up to it.)
■使用された曲
・Prologue (Identity) by Alan Silvestri
・What Have You Done?
・Settling In
・Lou Is Dead
・Suicide Jumper
・It Was an Accident
・Bodies Disappear
・May 10th
・Rhode’s Secret
・Showdown
・Orange Grove
・No Second Chance
・Identity End Credits
■出演者
DI ジョン・ブルーム (Aidan Gillen) 警部補 元潜入捜査
DSI マーサ・ローソン (Keeley Hawes) 副警監 女
テッサ・ステイン (Holly Aird) コンピュータ捜査
DC ホセ・ロドリゲス (Elyes Gabel) 赤いシャツ、パーマ
DS アンソニー・ウェアリング (Shaun Parkes) 巡査部長 黒人
AC ヒュー・ウェインライト (Patrick Baladi) 警察の偉い人
アディル・カーメル (Agni Scott) ハリトの妻
ハリト・カーメル (Ken Bones) ラストの誕生日会 マフィア?
アティーフ (Aleksandar Mikic) ブルームを”ブレンダン”と呼ぶ人
ナザール・カーメル (Tamer Hassan) 囚人
エイミー・クイラン/スージー (Sarah Smart) ウェイトレス、元犯罪者
サム・クイラン (Harrison Edwards) エイミーの息子
デビッド・シンクレア (Phil Davis) 石油会社・重役。
DS コリン・ハイスミス (Alex Palmer) 証人保護班
ブライアン・グリーン (Ian Dunn) スージーの夫。10年前誘拐殺人で有罪
(Rhiannon Harper-Rafferty) エイミーの隣人
(Sean Campion) 司祭
(Drew Edwards) 刑務所長
(Ross Waiton) 刑務所・所員
ルーシー・シンクレア ()
ナオミ ()
ブレンダン・シー = ブルームの潜入時の名前