IDクライム Identity
(2009年 / England)
第4話 償いの方法 Reparation
監督 / Andy Hay
脚本 / Ed Whitmore
【ストーリー】
・これまでの物語 Previously…
アンソニーはマーサに訴える。
「ブルームには不審な点が多すぎる」(anthony)
(PCモニタにはJOHN BLOOMとBRENDAN SHEAの写真が写されていた)
ブルームはアティーフに再会する。
誰かがボスを警察に売ったことを聞く。
アディルは普通の仕事をしていて姿を消さない男が良いとブルーム
にいう。兄にナザールに会って欲しいというアディア。
刑務所のナザールに会いにいくブルーム。その彼から裏切りものは
アティーフだとし、始末するよう命じられる。
■ダッタの邸宅
夜の邸宅。
無菌室に患者のダッタが寝ていた。
至る所に監視カメラが多数設置されている。
9月21日 27時17分。
問題は無いか?とモニタを監視する男に髭男ボス(Julian Lewis Jones)
が語る。
男が窓を開けて侵入しようとすると、警備室は警報音が鳴り
響く。
バンジ・ダッタ (Ramon Tikaram)氏が居ないと警備主任が
無線で知らせる。
「出口をロックし駐車場に回れ」
と指示が無線を巡る。
髭男はジャミラ(Shivaani Ghai) に居たぞと声をかける。
ダッタは床に倒れていた。
「何故ここに?」
ジャミラは話すことが出来ないダッタの唇の動きを見て通訳する。
「悪夢で飛び起きた時、警報が誤作動したみたいだ」
警備は持ち場に戻る。
■張り込み
ブルームと一緒に居るアディル(Agni Scott)は、車(Mercedes-Benz
Mクラス)の中からアティーフの様子を見ていた。
そしてアディルは良い場所を見つけたと語る。
「ここなら銃声を聞かれる心配もない。
知り合いが協力して連れ出してくれる」(Adile)
「本当にやる気か?」(Bloom)
「当然よ、あなたの役目でしょ」(Adile)
「兄は執念深い人よ」
「ハリトに相談しよう。君の父親だしな」(Bloom)
「何を相談する?殺す以外に道はない」(Adile)
■バサースト議員
バサースト議員(Simon Cook)に呼び出されるマーサとヒュー。
彼からバンジ・ダッタを知っているを問われる。
資産家で秘密主義者という噂の人?
ダッタの歯科医が突然訪ねて来たこと。妙な話をするので
調べて欲しいという議員。
・患者・ダッタの居る無菌室
Mr.バティンダ (Amerjit Deu)がロンドン警視庁のものたち
に説明する。
「ダッタは咽頭ガンの手術を受けている。
今殆ど話すことは出来ない。
放射線治療で歯もボロボロ。
先週定期治療をしたところ彼の治療の跡が消えていた。
別人に入れ替わったとしか考えられない。
カルテを確認したが彼はダッタ氏ではなかった。
顔が同じだが別人です」
「DNA鑑定をしては?」(Hugh)
ダメだという議員が今度は説明し始める。
「マイラックス社を知っているか?
倒産しそうな企業をダッタが買収に興味を示している。
政府は買収を成立させ従業員5000人の雇用を保ちたい。
そこで減税と債務保証先行投資をダッタに提案した」
「賄賂か?」(Hugh)
信頼の証だ。重要な案件だから。
“人かどうかを確認する為DNA鑑定をしたい”と言えば気分を
害される。
「偽物だったら?」
我々は笑いものになる。5千万ポンドもだまし取られたとね。
「それで内密にダッタ氏の本人確認をしたいのか?」(Hugh)
議員はマーサに新しい部署の活躍ぶりを聞いているという。
引け受けてくれないか? もちろんです。
■ロンドン警視庁・特別捜査班
・捜査会議
テッサはダッタが車に乗っている時の画像をチームに見せる。
彼はガンに冒されている。
ダッタは感染症に敏感になっている。
手にする物は全て殺菌し使用後は破棄する。
気づかれずにDNAを採取できるか?
「毛髪」か「排泄物」が良い(Jose)
自宅の監視体制は厳重。寝室は集中治療室のようになっている。
テッサは同行しているインド系の女性について誰なのかを問う。
ジャミラ・サガール(Shivaani Ghai)、ダッタの看護師。
医療的なことだけでなく身の回りの世話もしている。
買収の件でダッタ本人が行っているのであれば、その話し合いは
何処でやっているのか? (Anthony)
「ダッタの家」よ。
政府側の警備は? 議員の会合には護衛が付くはず。
要人警護グループ(DPG)が居る。
それなら誰かを潜入させれば毛髪が手に入るのではないか? (Anthony)
名案ね。検討する。(Martha)
・マーサとブルーム
彼(アンソニー)に潜入させればいいのではないか? (Bloom)
潜入経験がないのでダメ。(Martha)
経験を積む機会だぞ。(Bloom)
それと私が決める。それから刑務所から連絡が有った。
あなたが偽名を使って面会に行ったと。(Martha)
間違いだろう。(Bloom)
あなたに潜入捜査を任せてもいい?(Martha)
■ダッタの邸宅
ブルームはDPGの責任者に会う。
DPGとは何の略なのか?と逆に問われるブルーム。
要人警護グループのこと。武器も必要があれば・・
男はグロック18のフルオートをスーツの内ポケットから出すと
当たれば一発で体が引きちぎれることを語る。
最近警報が作動したのか?
誤報だ。窓のセンサーが誤って作動した。
ダッタ氏がうろついたせいだ。
資産家にしては地味だ。高価な絵画も飾っていない。
この家はジャミラが選んだ。
ブルームは屋敷内を見て回ると、一室から人の声が聞こえる。
「全て予定通り。あの事は誰も気に留めてない」
ジャミラがダッタに話しかけていた。
ジャミラはブルームの視線に気が付くとドアを閉めてブルームが
何者なのかを尋ねる。政府の要人が来る前に安全確認をしに来た
としてバッヂを見せる。
「ここは結構よ。あまりうろつかないで」
■ロンドン警視庁・特別捜査班
・捜査会議室
『ダッタ氏へ減税措置 / UK TAX BREAK FOR INDIAN HITMAN』
新聞の一面にはそのように書かれていた。
どうにも腑に落ちないというのはテッサだった。
何故政府はダッタと取引をしているのか?
ダッタは裏社会で生きて来た男で幼い頃から悪事を繰り返している。
「盗みや暴行、そして僅か12歳で殺しを経験。恐喝は常習、
麻薬の密輸にも手を出している」(Tessa)
「敵が多そうだな」(Anthony)
「常識が通用しない連中に大企業を買収させるなんて」(Tessa)
「ネット上の単なる噂でしょ」
「今回の任務とは関係ない。本人確認を急いで」(Martha)
■ダッタの邸宅
・ダッタの寝室
ダッタが寝ているところにジャミラが入っていく。
9月23日 14時半。
ブルームは窓を開けて警備室の警報を意図して鳴らす。
ダッタの寝室からDNA検査が出来そうなものを探す。
ダッタの部屋を調べているとブルームに対してジャミラは
何をしているのかを問う。
「安全確認だ」「ここは必要ない」
「どうやって中へ?」「開錠されていた」
「警報のせいで電子ロックが解除されたのだろう」
「この間も誤作動が有ったとか聞いた」
・ジャミラと会話している途中、ブルームの携帯が鳴る。
電話してきたのはアディルだった。
「今夜は無理だ」というブルーム
「今日は外出ではない」「分かった」「じゃ現地で」
そんな会話をしているとジャミラはブルームの唇の動きから
会話内容を把握する。
■クラブ
室内は酒やコミュニケーションで盛り上がる。。
アディルの視線の先にはアティーフがいた。
そしてその場にはブルームの姿もある。
みんなでパーティーに行きましょうというと車(メルセデス・ベンツ
Sクラスs500ロング)に乗って出かける。運転していたのはアティーフ
で後部座席にはブルームとアディラが乗っていた。
アティーフの後頭部に銃口を当てる。
連れて行った先はロンドンのノースグリニッジ North Greenwich
にあるテムズ川の流域にあるミレニアムドーム/ The O2 Arenaだった。
アティーフはどういうことだとするが、ブルームはボスを警察に
売ったのはお前だろうとし彼を跪かせる。
「殺さないでくれ、娘がいる」(atif)
ブルームが躊躇していると、アティーフが形成を入れ替え、ブルーム
を殺そうとする。アティーフに首を絞められて殺されかけるが、
それを知ったアディルはアティーフの頭を銃で吹き飛ばす。
「見た目ほど強くないのね」(Adile)
■ロンドン警視庁・特別捜査班
マーサはオフィスで留守録を聞く。
看守のデレクからの連絡で、
「ブルーム警部補の件は偽名を使った事を示す証拠写真も
有ります。調査しないならそちらの上司に報告します」
■感想
・イントロ部を見た感じの感想
事件は色々と面倒な局面を迎えた。
メインの流れは議員からの依頼で調査するもの。
まだ事件かどうかも分からない案件だが、特捜班としては
こういう案件を引き受けていくことで警視庁内でも存在感を
増していく他ない。
議員も捜査班の活躍は耳にしていることを語っていたし
それなりに評価は上がってきて居そうだ。
その案件とは私有地でガン治療を受けている富豪のダッタが
本物かどうかを内密に調べるというもの。
ダッタは倒産寸前のマイラックス社の買収を試みようとしているが、
ダッタと会った歯科医によれば彼は本物ではないという。
昭和のドラマならば歯科医のカルテが必要になるのは白骨化
して発見された時の身元確認だよね。
このダッタが本物ならば企業が守られ、そして従業員の2500人
の雇用・生活が確保できる。トランプ政権が国内回帰と
ばかりに世界中に恐喝して投資と企業誘致をしているのと
同様に地元の雇用の確保を求める議員の行動。トランプ政権という
よりもアメリカ鉄鋼大手のUSスチールの問題の方に近い。
しかし彼が偽物で経営を守る気がない場合には政府が騙され
大金を失うことになる。
その為にも今回潜入捜査してダッタのDNAを奪うのが任務だ。
そしてもう一つは一話の段階から存在していたブルームの
マフィアへの潜入捜査の件。
ブルームの潜入捜査はどの部署が主体が行われているのか
分からないが、特捜班から(主にアンソニーとマーサ)不審がら
れている。
しかも今回はマフィアのボスがブルームに突き付けた要求を
飲まねばならない。
警察に情報を売ったとされる裏切者のアティーフの殺害を
命じられ、彼が実行しなければアディルだけでなくブルーム
でさえも身の安全は保障されない。
二つ同時に潜入捜査をしなければならないブルームの気難しい
時間割と行動力・判断力が試される。
マーサは不審に思っているものの、彼女以上に不審な目を
以て彼に目を光らせているのはアンソニーだ。
しかしこの特捜班はブルーム頼みのところが有るし、
彼がスパイとして未だに活動している光景をどう見ていけば
良いのか。そもそも彼を潜入捜査官として未だに命じている
のが誰なのかだよね。
ブルームは優しい。
殺せと命じられたアティーフには娘が居て、その光景を一度
目にしている。もしかすると過去には彼は似たような形で
愛するものを失ったのではないかというくらいに重要な場面
においては冷徹さに欠ける。正直スパイとしては役だたずだ。
これでアディルから愛想を尽かされれば意外とこの任務から
は外れることが出来るかも知れない。
・見終わってみる感想
先日はイギリスとオーストラリアの関係を描いた格好だが、
(それ程大きく内容と関係はしていないが)
今回はイギリンとインドの関係を描いて見せた。
イギリスと言えば過去世界中を植民地にしていた時代がある
のは周知の事実で、その中ではインドは有名ではないか。
東インド会社がそれに当たる。
近代的犯罪とは分けて考える必要はあるのだが設定が
どうも植民地を連想させる国とのつながりがある。
かつて悪行を重ねて儲けたダッタが、インドの経済成長と
共に投資が上向き、そして善良な企業に変わる。
ただその過程で起きた過去の亡霊のような犯罪が
ダッタを蝕むし、そもそも本人はそう簡単に人格が変わる
ものなのかという事もある。皮肉にも最後にネタ晴らしと
ばかりに登場する偽ダッタは復讐という名の下で人格が
変わるということを経験しているが、、復讐心が存在して
いるからであり本当の意味での人格形成への変化とは言え
ない感じもする。そして何より皮肉に映るのは、人格を
変えるに至る素地を植え付けたのは他ならぬダッタである
ことだ。
現在のダッタ本人はガンに蝕まれて自由に行動する事が
出来ない人物だ。都合よく利用される立場であり、
今尚残るカースト制度とかヴァルナとジャーティとか
言ったものの迫害の加害者から被害者側へと転身し、
何とも言えない複雑な気持ちにさせるものがある。
このドラマの中の状況設定は相当緩い。
まず警備体制はあまりに適当過ぎる。
まるでジャミラが懐柔している人物たちなのだろうかという
くらいで、設置してある防犯カメラに何も映っていないこと
ばかりだ。
大したトリックもせず潜り抜けられる警備システム。
人物設定も分かりづらくどの人物なのかが分からない。
一つ面白く映ったのは、マフィアの流れで、ボスはアティーフ
が警察に裏切りを見せたと言ってはいたものの、実は単なる
ブルームの忠誠心を図る為の発言だったのではないかという
こと。正直ジャミラもそれに加わり彼を殺した振りをして
殺していないのではないかという考えも過る。
また可能性で言えばトランクに入った遺体の流れをマーサ
がくみ取って誰かに始末させたかどうか。
ヒューなんかも相当きな臭い人物だし、信用・信頼関係に
関してはこのドラマでは何一つ感じることが出来ずにいる
ものだということだ。
■不審な点
冒頭からいくつかの確認できない流れや先の展開が読めない
流れが有る。
ダッタの件では看護師だとされるジャミラとダッタの関係性。
そして防犯設備が整っている邸宅内から意図して防犯を
鳴らすような流れが有った。
ダッタは都合よく話すことができない為に彼の言葉を代弁
するのは看護師のジャミラが行う。稀にある犯罪トリックの
中に手話や唇の動きを読んでコミュニケーションを図り
本来意図した流れではないことを話していってしまう事もある。
ダッタを調べるよりもジャミラのことをまずは調べるべき
ではないのか。
そしてマフィアの件では、アティーフが本当に密告したの
かどうかの証拠が提示されていない。
ブルームが密告したとしても誰も驚かない。
元々はマフィアを潰すために潜入している訳だし、逮捕され
たアディルの兄は妹がブルームと体の関係を持ち一緒に
なろうとしているのを知っておりアティーフに罪を擦り付ける
ことで組織のボスとしてメンツとけじめを無理やりつける
つもりなのか。しかしこの展開は後に逆転する。
■不都合な流れ
・ブルームが潜入捜査をしている件を有難いことに刑務所からの
情報でブルームが偽名で面会人に会いに来ていることが判明。
刑務所の看守・デレクはマーサに連絡し、マーサが上司に
話さなければ彼はこの情報を上の者に話すという。
マーサとしてはブルームを味方したい気持ちが有りそうだけ
どどうなるか。
・またブルームはボスからの命令でもアティーフを殺せず、
アディルが殺す形になった。ある意味では都合が良い。
人は人を一人でも殺めることがあれば気持ちの部分では
平静を装っても生きている限りは背負うことになる。
アディルは彼によって暴行を受けていた。首にはしっかり
タバコで火傷されられた跡が見られるけど、その怒りが
そんな重責から少しでも解放されるか。
問題は彼は死んだので遺体をどうするかだ。
■任務が中途半端なまま時計の針は進む
結局ブルームはアティーフを殺せなかったし、議員とダッタ
らとの会合は彼のDNAの採取が出来ないまま進んでいく。
更に車のトランクの中には遺体を積んだ状態のままだ。
珍しくアンソニーとブルームが協力してダッタの鮮明な
写真を撮る。そして人相分析。
その分析で一つだけ完全に変えられない場所があるとされ
それは骨格だった。
不適合の結果が出る。
「本物は何処にいったのか」
警備が厳重で死体を運び出すのは難しい。
テッサはブルームに電話して豪邸の何処から隠されて
いるであろう遺体を見つけて欲しいという。
ダッタの家には秘密の隠れ場所が有る。
第二次世界大戦中に連合軍の諜報部が尋問場所として
使っていた場所。
不動産会社の資料と間取りの違いがある事に気が付く。
・ダッタの過去
実業家に転身する前、ある大事故にかかわっていた。
1997年の事故。
インドのバジパイ化学工場で爆破が起き、218人もの犠牲者
が出した事故だ。
推論の域は出ないがテッサによると、上納金を払わない
工場側に激怒したダッタが爆破したのではないかとされる。
高濃度の硫酸を生産する工場だったことも災いした。
被害者は補償を待っている。
・バジパス工場の事故の時に現地で治療した人
話を聞きに行ったのはホセだった。
硫酸を浴びたので整形してなんとか今の顔に戻している人物。
今では病院の医師として働いている。
その人物にダッタの写真を見ていると整形している
事実が判明する。手術は良い腕で高度な技術を持った
医師がダッタの件に関わっていること。これだけのテクニックを
持つ医師は限られるとするが特定は出来ないという。
しかし一つのヒントとしてこの写真の人物はカラーコンタクトを
している。
・ダッタ邸での任務とジャミラ
隠し部屋を探すという任務を担った作戦は面白そうだ。
ただGPSも付いていないし、カメラも付いていない時代性
を考えると少々不自然な流れに思う。
不動産屋の地図が有るとしても室内の調度品の場所と
地図ですり合わせることなど不可能だしね。
・古い食器棚の後ろ
そこはワインセラーの倉庫のような状態になっている。
更に進むと保管庫になっている。電波が通らない場所。
長い事放置されているが、それでも新しいものがあれば
誰かが来たことを意味している。電気がつく電燈が落ちて
いた。
一番奥の部屋に部屋がある。
そこの拷問部屋の中に本物のダッタが幽閉されていたが、
ダッタはがん治療をしているのにこんな埃まみれの
かび臭い部屋に置いておいていいのだろうかと小一時間。
・ジャミラとの争い
ジャミラもまたブルームを怪しむ。
血の付いたシャツを着ていたこと。邸宅内でも不審な動きを
していた。
ジャミラは自ら防犯カメラ映像を操り彼の行動を見つける。
そしてトランクの中に遺体が入っているのを見つけて
取引以上の状況を掴む。
・ジャミラの望みは?
正直この流れはテッサがダッタの過去の行いを見つけた
時点で想像は出来る。インドで起きた事故に関する事が
起因するものだろう。
ジャミラは彼に復讐や補償を求めたいのか。
ジャミラはブルームを脅迫し協力させようとする。
彼女はダッタが偽物であるが本物のDNAとして上司に持って
いくことを命じる。
・協力を申し出るマーサ
明らかに今のブルームだけでは限界の状態だ。
そこでマーサが協力することを口にする。ただし彼女は
潜入経験はないのでどれ程状況を把握し対処できるのか。
彼女は言う。
「人をだますことで罪悪感が生まれる。苦しいでしょう」
今の状況ではそんな精神分析医のような言葉は要らない
後にヒューからブルームが偽名で刑務所を訪ねたことを
聞いたことを語り、マーサがピンチになるが、この件
はマーサに一任される。
・人相分析
インド系は茶色い目をしている。それゆえに偽のダッタは
コンタクトをしている。
茶色以外の目をした被害者は誰なのか。
ダッタの腹心のサディーク・カリールではないのか。
顧問弁護士のベディ (Paul Bhattacharjee) に写真を見せて
裏付けを取りに行く。サディークはダッタの幼馴染で
悪事を働く時の相棒だった人物。
ダッタが病気の間は指揮する立場だが、ダッタが復帰した
後はまた部下になる。
ダッタはインド経済が上を向いた際にサディークと距離を
置いている。1997年の時の事。
案の定整形手術を受けた。
「あの爆破事故が俺を化け物に変えた」
・ダッタ救出、そしてミラー対決へ
上にも書いたがガンの患者をこんな最悪の環境に置いて
大丈夫なのか。
ということはさておき、ブルームが助けに行く。
彼はピッキング能力もなければアメリカ警察のような
ドアキックでぶち破るということも出来ない。
まぁそれをやれば誰かに気が付かれるだろうけど。
屋敷が古いのでドアの蝶番も同様に壊れやすい。
削ってドアを開ける。
・ダッタ対ダッタ。
もちろん一方は偽物(サディーク)、一方は本物(ダッタ)。
1997年7月22日に死んだハズの男。
目的は工場の破壊で殺人ではなかった為に終業後に爆破する
はずだったのに誰かがすり替えた。
狙いは過去の悪事を消し去り新たな人生を始める為に
邪魔になったサディークの存在を消すこと。
見るに堪えない形相だったがそれでもサディークは生き延びた。
青い目のサディークは消えた。
寝たきりの生活、絶望感。妹(ジャミラ)以外に近づくものも
居ない。
サディークは悪者から人助けの救者(別の怪物)となる。
サディークが求めるのは、ダッタが犯した罪を償わせること。
ジャミラは自是か団体に5000万ポンドを寄付すると発表。
治療と補償を与えたい。
■その他
・情報は武器になるでしょ?
テッサがダッタの過去を突き止めた時のセリフ。
・マーサが協力を申し出る
ブルームが抱えている潜入時の問題について、マーサが
秘密で協力することを語る。マーサの元には看守から
の連絡も有ったのでその辺の処理をどうするのか。
「誰にも言わない」
「その代わりに私に隠し事はしないで」
・ダッタの件
歯科医の勘違いだとされる。
そもそも警察側は誰のDNAを所持し、ジャミラから手渡され
たDNAは誰のだったのだろうか?
「DNAは一致した。ダッタ本人に間違いない」
「ブルームの仕事か? 良い腕だ、今後も彼を使え」
■使用された曲
・Prologue (Identity) by Alan Silvestri
・What Have You Done?
・Settling In
・Lou Is Dead
・Suicide Jumper
・It Was an Accident
・Bodies Disappear
・May 10th
・Rhode’s Secret
・Showdown
・Orange Grove
・No Second Chance
・Identity End Credits
■出演者
DI ジョン・ブルーム (Aidan Gillen) 警部補 元潜入捜査
DSI マーサ・ローソン (Keeley Hawes) 副警監 女
テッサ・ステイン (Holly Aird) コンピュータ捜査
DC ホセ・ロドリゲス (Elyes Gabel) 赤いシャツ、パーマ
DS アンソニー・ウェアリング (Shaun Parkes) 巡査部長 黒人
AC ヒュー・ウェインライト (Patrick Baladi) 警察の偉い人
アディル・カーメル (Agni Scott) ハリトの妻
ハリト・カーメル (Ken Bones) アディルの父親
アティーフ (Aleksandar Mikic) ブルームを”ブレンダン”と呼ぶ人
ナザール・カーメル (Tamer Hassan) アディルの兄、囚人
バンジ・ダッタ (Ramon Tikaram) 富豪、ガン
ジャミラ・アトウォル (Shivaani Ghai) ダッタの看護師
ド・ヴィリエ (Julian Lewis Jones)
バサースト (Simon Cook) 議員
マッケンジー (David Bark-Jones)
ラメッシュ・ベディ (Paul Bhattacharjee) バジパイ生存者運動・顧問弁護士
Mr.バティンダ (Amerjit Deu) バサースト議員邸でダッタの現状を説明
ギブス (Tom Turner)
(Ian Darlington-Roberts) 公使
デレク () 看守
サディーク・カリール () ダッタの幼馴染、用心棒