[終] コード・ブルー3 第10話 フジテレビの法則・映画化へ

コード・ブルー3
(フジTV 2017年・7月期・月21)

脚本:安達奈緒子
演出:西浦正記
音楽:佐藤直紀
プロデューサー:増本淳
協力プロデューサー:中野利幸
演出:西浦正記、葉山浩樹、田中亮
主題歌:Mr.Children「HANABI」

http://www.fujitv.co.jp/codeblue/

第10話 暗闇の先にあるもの

【ストーリー】

千葉新都市地下鉄、蒔田中央駅では開通前に崩落事故が発生。
2時崩落発生まで30分。
「人生は苦難をトンネルに例える」

藍沢は骨盤骨折の30代の男性を雪村と共に処置。
藤川は40代男性、左下肢不全断裂血管損傷の患者を見る。喉頭鏡
と気管チューブの用意をしてと。

新海もやってくる。頭部外傷患者は3人だと白石に言われ赤タグ
エリアを頼むという。白石に対して規則により救命士たちは
現場の医療指揮を求められる。
処置は最小限にして搬送を優先してと語る。赤タグはD-MAT、
黄色タグは浜岡記念病院の看護師が対応してと。

30代女性妊娠34週目、妊婦の村岡ひとみは下敷きになり、夫の
村岡正朗がその場についていた緋山が対応する。頭の損傷が
酷いとし妊婦が頭部外傷で痙攣しているという。藍沢に処置出来
ないかというが、彼も自分の患者の対応で手一杯。脳に深刻な
ダメージがあるとしジアゼパムを入れるよう名取に告げる。
新海が緋山に合流し妊婦の頭部を見るがこれは深刻なダメージ
なので回復不能だという。

山田賢治(22歳)を横峰は運び病院へ。血圧80-50、心拍125。
両側大腿骨骨折。ショック状態だと。橘はまた横峰にはヘリで
現場に戻ってくれという。

そんな中藍沢は頭上から水が垂れてきていることに気がつく。
地下水なのか・・白石に対して施工業者に頼んで調べる様告げる。
そうしている間にも突然天井は崩れて辺りにいた医師も患者も
そして救命士も岩盤の下敷きになってしまう。

■感想

風邪で熱が38度越えの中、なんか聴覚がおかしいなと思いながら
見ました。
1日中寝ていたんだけど全然昨日から熱が下がらず、徐々に
アカンのかも・・・これが孤独死やねと弱気になり、

「私にこそDr.ヘリ、プリーズ」って状態でした(アホ)

これまでのドラマの中でも困難に落ちるその時々で彼らは名言を
語って来たけれど、最後まで必要な時に必要な相手に必要な言葉
を的確にかけてあげられる。これこそ人間力の備わった人物なん
だろうねと妙に人間の大きさを感じられるし、彼らが最後に語る
ように、仲間の存在というものの大きさに触れるものが有った。

今回は最終話だけ有って「決断」を示唆するテーマが有ったのかな。
それも誰に相談する訳でも無く自分自身の進路に関して決断
するのは自分の意思だとばかりの主張がある。
それがどんなに困難を強いられるものでも自分で決断する必要が
有る。

藤川が凄い岩に下半身を挟まれていたけど、あれで助かるのは
まずないなと思わせた。白石がフェローを励ます際にかつて
黒田が居た時のことに言及し、藍沢に指導医の腕を切断
させてしまったことがあるとしていたけれど、今回の藤川は下手
をすれば下半身を切断させるところだった。
しかしそれでもそうならずに済ませられたというのも成長した
ところを見せられたからだろうね。

進路の決断に関して入口はどうであれ、それが自分の求めるもの
ならば良いのではないか。そんな意味でも横峯と救命士の佐藤
もドラマを見て今の位置にいることは決して間違っていないこと
を示唆するところに繋がっている。
また優輔の件でも先日はあれほど嫌がっていたが、結果的には
父親のような医者になりたいとの結びで改めて父親のしたことが
間違いではなかったことを意識させるものだった。

はるかと藤川。
なんで藤川ははるかが自分を選んでくれたのかを訪ねる。
前の婚約者の悟史は前を進んでいくタイプの人間だったが、藤川
は先に行くことが出来ても待っていてくれるタイプであること。
人間は一方だけの関係では長続きしない。尊重してこその関係
であるのだから、藤川がはるかの為に待っていてくれるタイプ
ならば逆にはるかも藤川がやりたいことをやらせるべきことにも
気がついたようだ。

一番活躍したのは緋山なのか。
緒方との関係に決断したのと同時に名取の指導医としての威厳
を持って彼の父親に対峙した。
「彼は手先が器用な分、性格は不器用。人の痛みを理解する心
を持っている。自分の道を歩き始めている。じっと待っていて
あげて下さい」

気になる白石と藍沢の恋愛関係には全く言及もせず、良い雰囲気
になるシーンも無かったのは残念。

また最後にあまりにできすぎるフェローの姿っていうのも要らなか
ったな。

■出演者

藍沢耕作 …… 山下智久 (フライトドクター、脳外科医)
白石恵 …… 新垣結衣 (フライトドクター、チームリーダー)
緋山美帆子 …… 戸田恵梨香 (フライトドクター、周産期医療途中)
冴島はるか …… 比嘉愛未 (フライトナース、妊婦)
藤川一男 …… 浅利陽介 (フライトドクター、整形外科専門)

名取颯馬 …… 有岡大貴 (フェロー、名取総合病院の一人息子)
灰谷俊平 …… 成田凌 (フェロー、要領が悪い。コンプレックス)
横峯あかり …… 新木優子 (フェロー、若干夢見がち)
雪村双葉 …… 馬場ふみか (新人看護師)
町田響子 …… 伊藤ゆみ (管制官、コミュニケーションSP)
鳥居誠 …… 岩井拳士朗 (Dr.ヘリ、整備士)
早川正豊 …… 伊藤祐輝 (Dr.ヘリ、パイロット)
広田扶美 …… 下垣真香 (看護師)
橘優輔 …… 歸山竜成 (啓輔と三井の息子、拡張型心筋症、11歳)

梶寿志 …… 寺島進 (ベテランパイロット)
西条章 …… 杉本哲太 (脳外科部長)
三井環奈 …… りょう (フライトドクター)
新海広起 …… 安藤政信 (脳外科医)
橘啓輔 …… 椎名桔平 (救命救急部部長)
井上宣顕 …… 滝藤賢一 (循環器内科医)

緒方博嗣 …… 丸山智己 (元一流シェフ、中心性頸髄損傷)
名取将馬 …… 山田明郷 (名取総合病院の院長)
村岡正朗 …… 渋谷謙人 (妊婦の夫)
中村翔 …… 清水透哉 (少年)
村岡ひとみ …… 妊婦
山田賢治(22歳) …… 両側大腿骨骨折
佐藤 …… 救命士
松原先生 …… 現場の医師
大原部長 …… 整形外科
竹内先生 …… 周産期医療

中島愛里、松浦祐也、益田恭平
古野陽大、堀丞、下塚恭平、斉藤悠、眞子葉詩、中川光男
小暮邦明、長部努、日野出清、林大樹、平子悟、香山佳祐
三宅克幸、芳賀勇一、山下壱輝、夏秋成美、相田雄一郎
熊王涼、佐倉量、加賀美茂樹、錦戸梨絵、佐藤侑梨
加納七海、宮田佳典、雷地、高谷心也、小俣里奈、吉岡圭介
鈴木悠貴、市原茉莉、松村遼、宮本剛徳、黒木類、永坂有理
大根田歩、今澤明日香、佐藤栞菜、土方鉄、阿久津紘平
津野眞由美、小川祥子、渡辺優美、阿久津美咲、安藤彩華
市川大貴、朝安徹、萩原宏樹、七海映子、福士稀一、栗原遊子
野田夕紀子、桐山真彩子、光平崇弘

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