監察医 朝顔 第8話 史上最も悲しい事件…不詳の死か?

監察医 朝顔
(2019年7月期・フジテレビ・月曜21時枠)

原作 – 香川まさひと(原作)、木村直巳(画)、佐藤喜宣(監修)
脚本 – 根本ノンジ
音楽 – 得田真裕
主題歌 – 折坂悠太 「朝顔」
プロデュース – 金城綾香
演出 – 平野眞、澤田鎌作

https://www.fujitv.co.jp/asagao/

第8話 史上最も悲しい事件…不詳の死か?

【ストーリー】

・万木家

朝顔は食事を作っていると平が帰宅。つぐみが母の手伝いを
していることを褒める。そうしている間にも桑原も帰宅し
日常生活が戻りつつある。平は妻の遺留品が見つかって
震災地に行ってからというもの1日も休まずに働いている。
そのことを朝顔も桑原も心配していた。

・興雲大学法医学教室

クマ、藤堂、高橋は藤堂家の息子・大輔が夏休みの宿題を
何もしなかった為に手伝わされていた。高橋は1日でヘチマ
観察日記、クマは読書感想文”レ・ミゼラブル”。絵美先生が
知ったら怒るんじゃないかと言っている傍から絵美が出社し
大輔にはお灸をすえるのだという。光子は休みの間、名古屋
に里帰りしてお土産は途中で購入したシュウマイ。
茶子も学会帰りにパラオで随分と楽しんできた様だった。

電話で解剖の依頼が入る。

・解剖

検視官の丸屋から説明がある。
亡くなったのは山本莉奈(23歳)。自宅で倒れているのを夫
の達哉が発見。その時には既に死亡していたとのこと。
午前9時35分、解剖を始める。
頭部に外傷はなく鬱血も見られない。鼻腔、口腔内に異常
はなく右手・左手共に表皮剥離もない。硬膜外にも血腫は
見られなかった。心臓の肥大もなし。

何処も悪くはなかった。
残ったカ所で調べられる所は限られていた。
脳を開頭することになる。脳を摘出してホルマリン固定を
する。

これで分かったことは脳底部の内頸動脈がかなり細くなっ
ているということである。ただしこれが死因であるとは
考えづらかった。

■感想

ドラマを見ると遺体所見を母親の死を関連づけさせ、より
それに近づけていくところにあるのだろう。今回のラスト
で見せた朝顔の解剖に於ける態度は乗り越えなければなら
ない一つのヤマでもある。ただドラマではなくとも身内の
死や病気の手術などに本人は関わらせないというのは常識
なのでどうするのかってところなのかな。最後は母親を
見つけるというよりも父親の死が演出されるものかと思っ
ていた。
働き過ぎだからね。ただまだ時任三郎本人は61歳だし、
寧ろ風間くんよりも長生きしそうな感じも受ける(笑)

さて今回は死亡した原因の特定が困難な案件。
と言っても過去にも全焼した火災跡からの遺体の案件で
骨から分かる生前の行動によってそれを暴いていくという
事案を取り上げた。

今回ドラマでは死因の特定には至らなかったが、遺伝的
素因についての言及がありそこがポイントとなる。

亡くなった人よりも今生きて居る人の生活こそ大事だと
は言われるけれど、亡くなった人を調べることによって
命のタスキがけとも言える遺伝的な病気を伝えることに
よって今生きて居る人の流れを大きく悲しみから再生へ
と繋げることが出来た様に思う。

そのヒントを与えてくれたのが幼なじみでありお好み焼き
屋の親子関係だった。そしてその流れから更に来週に
繋げていく流れを演出している。

やはり良かったシーンは大人同士が話合うところかな。
いまいち当たり役に恵まれなくなった復活後の山口智子
さんと時任三郎さんのシーンですね。

自分のやりたいことが何か見えなくなってしまった平。
そんな彼に対して投げかけた言葉は・・

「時に立ち止まり問いかけ続ける。自分の本当の声に
たどり着くための旅。」

だから茶子先生は旅がお好きなのか。
迷走しまくっているようだ。

そして出した結論は結果として遺伝の繋がりの如く、
祖父の家を平が引き継ぎ、そして平の家を朝顔たちが引き
継いでいくって流れを演出していくのかも知れない。

■出演者

万木朝顔 …… 上野樹里 (興雲大学法医学教室・新人)
安岡光子 …… 志田未来 (興雲大学法医学教室・学生)
高橋涼介 …… 中尾明慶 (興雲大学法医学教室・検査技師)
藤堂絵美 …… 平岩紙 (興雲大学法医学教室・歯科)
万木平 …… 時任三郎 (野毛山署強行犯係・朝顔父)
桑原真也 …… 風間俊介 (野毛山署強行犯係・朝顔彼)
愛川江梨花 …… 坂ノ上茜 (野毛山署強行犯係・新人)
岡島浩司 …… 斉藤陽一郎 (野毛山署強行犯係・メガネ)
森本琢磨 …… 森本慎太郎 (野毛山署強行犯係)
山倉伸彦 …… 戸次重幸 (野毛山署強行犯係・係長)
渡辺英子 …… 宮本茉由 (鑑識)
沖田宗徳 …… 藤原季節 (鑑識)
藤堂雅史 …… 板尾創路 (興雲大学法医学教室)
夏目茶子 …… 山口智子 (興雲大学法医学教室)
嶋田浩之 …… 柄本明 (里子の父、釜石地区・仙ノ浦)
万木里子 …… 石田ひかり (朝顔の母)
熊田祥太 …… 田川隼嗣 (医学部、実家は歯科医)
桑原つぐみ …… 加藤柚凪 (娘、4歳)
丸屋大作 …… 杉本哲太 (鑑識、伊東純の変わりに来た)

浅井三郎 …… きづき (“もんじゃ焼きさぶちゃん”、店長)
小野佳代 …… 喜多乃愛 (“もんじゃ焼きさぶちゃん”、店員)
浅井結衣 …… 松長ゆり子 (三郎の妻)
浅井健 …… 阿久津慶人 (長男)
浅井陽斗 …… 遠藤千空 (次男)
神崎譲治 …… 市川右團次 (刑事)
山本達哉 …… 渡辺翔太 (莉奈の夫)
山本莉奈 …… 小林由依 (23歳、自宅で死亡)

塩崎竜海、山口真央、小幡良祐、廣瀬この香
山口タツヤ、松岡真以、鈴木咲

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