相棒18 第14話 善悪の彼岸~ピエタ

相棒18
(2019年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

監督:橋下一(1、2)(5)(6)(11)、権野元(3)(4)(8)(9)、
片山修(7)(10)、杉山泰一(13)、内片輝
脚本:輿水泰弘(1、2)、神森万里江(3)(8)(9)(11)
児玉頼子(4)(5)(12)、斎藤陽子(7)、根本ノンジ(6)(10)
山崎太基(13)、徳永富彦(14)
エグゼクティブプロデューサー – 桑田潔
チーフプロデューサー – 佐藤凉一
プロデューサー – 高野渉、西平敦郎、土田真通
編集 – 只野信也
音楽 – 池頼広

https://www.tv-asahi.co.jp/aibou18/

第14話 善悪の彼岸~ピエタ

【ストーリー】

・原宿駅

捜査一課は殺害された女性のことを調べる。
死亡推定時刻は午後16時から18時。女性の悲鳴を聞いた
という証言からすると17時だろうと芹沢は語る。
遺体の近くはBerissi Mallの紙袋が近くに置かれていた。
伊丹は目撃者が居たのかと問うが居ないという。
検視官によると死因は頭部を強打した事による外傷性くも
膜下出血。踊り場から足を滑らせたのだろうと。財布と
携帯しかなかったが携帯にはロックがかかっていて解析
中だと芹沢。

・特命係

右京と冠城がオフィスに行くとそこには南井十の姿が有
った。認知件数だけで年間11万・・毎年100人に1人は
何かしらの罪を犯しているという訳かと。
ロンドンがソドムなら東京はゴモラだなと。
南井は約束通り日本に来たとし、右京と勝負をつけて起き
たいという。ロンドンで封じたゲーム。ようやく良い手を
思いついたという。この年になるといつどうなるか
分からないから・・と。すると右京はチェスの駒を進め
る。

2年の間「2つの連続殺人事件」を調べていたという右京。

・1つはホームレスと家出少女を殺害。最後は自分の父を
殺害した西田正人の事件。彼は人の死に対して感情を
持てない自分を恐れていたこと。逮捕後には「青酸カプ
セル」を飲んで自殺した。しかし彼は護送中に涙を
流していた。何者かが送ったメッセージを受けて自殺を
決断したのだろうと。
それを効いた南井は「言葉だけで人を殺せるか?」と問う。
唯一の理解者だと思って居る人物から「一緒に死のう」と
言われたら可能ではないかと思って居るという。

・2つ目は犯人の立入章も同様にある人物の存在を仄め
かしていた。二人の背後に居たのは同じ人物だと考えて
いるという右京。あなたの犯罪者の心を掴むスキル
は驚くべきものがあるという。
立入章に殺害されたのは窪田崇の子供の頃の写真。
鏡見産院という施設の出身。院長がそこで多くの子を
死なせ1952年に閉鎖されたこと。同じ出身の鏡見悟。
養子縁組後の名前は南井十だと。あなたはこの過去を
隠すために窪田を殺したのでは無いか?と問う。

それを聞いた南井は仮にそうだとして出身を隠すため
だけに兄弟のような人間を殺すものか?と問う。事件
が発覚したのは院長の不審死がはっかけ。青酸化合物
服毒自殺。しかし自殺の動機には疑問点が多いと。

ゆがんだ正義の執行者ですらない。身勝手な単なる殺人
鬼だという右京に、南井は激怒してオフィスを跡にする。

■感想

今回は前後編のエピソードのようだ。
最近全く予告も見ないしホームページの方も確認に
いかないのでどうなっているのか分からない。

S16-E7
https://dramatimez.sakura.ne.jp/jp/2017/11/30/post-533/

S17-E17
https://dramatimez.sakura.ne.jp/jp/2019/03/03/post-1189/

ここを見ると過去の事件のことが書かれている。

以前の自分ならこのエピを見直すところだけど最近どう
もドラマ自体はよく見るが見直す気力がないので、
まぁ曖昧な記憶を元に書いていこう。

今回の事件に於いて追求していく課程は面白かったと
思う。冠城がマリアの携帯を見て行動を把握したり、
ホテルで張り込みしてネクタイを目にしたりスカーフを
目にしたり・・

更に右京が詰めの段階でマリアのゲソ痕からゴヨウ
ツツジの葉がある場所を彼女の即席・行動範囲の中から
探して回っていく。

そこから千駄木神社が発覚し、そしてマリアの絵馬も目
にした。

過去が色々と絡むものだし、何よりもマリアの父が亡く
なったのは仕事の怪我だとしていたが、元スコットランド
ヤードの捜査官で捜査上の怪我によって亡くなっている。
その相棒が南井だった。

過去に南井が捜査していた事件を調べると「逆五芒星事件」
が浮上する。5人が殺害された連続殺人事件で、
それぞれHigh St. Kengington、Bakers St.、Farringdon、
Sloane Square、Westminster。
その事件が有った事件場所をマップ上で点と点で繋ぐと
五芒星の逆になる。
そして今回の日本で起きている事件からして、
既に事件は原宿と日暮里で発生。
残り3件の殺害事件が発生されるのではないかという推理を
たてていった。品川、池袋、東京の辺りだが、当然それ
を絞り込むことは難しい。そもそも被害者は殺されるべき
人物であるのかどうか。

色々とちょっとした暗号じみたトリックがインターネット
の書き込みに有り、被害者・加害者はそれを見てやりとり
していた様子。
「MS99GB45YEKHA」、ヒラリーマン太郎という人物が書き
込みしたものだった。「元代々木公園入口、16:00」
キーボードの仮名変換がキーワードになっていた。

NTT=みかかの例みたいなものだった。

色々と相棒が亡くなったことによるショックとか、幼少期
の件が絡んで精神に異常を来したのも分からないでも
ないんだけど、それにしてはちょっと安易な殺害かな。

過去に右京さんの相棒だった成宮くんが正義の味方と
称して裁くことの出来ないものたちを殺していたけど、
これもそれに通じるものがあるのかな。

■出演者

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
冠城亘 …… 反町隆史 (4代目相棒、総務部広報課->特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長・刑事部長)
中園照生 …… 小野了 (警視正・参事官)
青木年男 …… 浅利陽介 (サイバーセキュリティー)
益子桑栄 …… 田中隆三 (警視庁鑑識課員)
衣笠藤治 …… 杉本哲多 (警視庁副総監・警視監)
甲斐峯秋 …… 石坂浩二 (警察庁長官官房付)

南井十 …… 伊武雅刀 (元スコットランドヤード刑事)
マリア・モースタン …… 石田ニコル (イギリス人観光客)
平田敦 …… 滝本圭 (Rapid System Service開発部・吉井と食事後持ち逃げ)
アキノリ・カワエ …… 関口あきら (マリアの父・元スコットランドヤード刑事)
住職 …… 土井俊明 (新宿伊吹町・千駄木神社住職)
木戸巡査 …… 桜庭啓丞 (南井にラストで殺害された警官)
「逆五芒星事件」の犯人の男 …… ドン・ジョンソン
吉井恵梨香 …… 櫻愛里紗 (16歳、家出少女)
スコットランドヤード刑事 …… ビル・フレミング
立入章 …… 池内万作 (回想シーン)
西田真人 …… 深澤嵐 (回想シーン)
窪田宗 ……
鏡見悟 …… 南井十の前の名前?

関口あきら、藤倉みのり、マコト、江原唯斗、鴻池丞真
ハント敬士、所博昭、宇佐見紗風

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