クイーン・メアリー ~愛と陰謀の王宮~ Reign 第12話 王家の悲しみ Royal Blood

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第12話 王家の悲しみ Royal Blood
(aka.王族の血)

脚本/Doris Egan
監督/Holly Dale

【これまでのストーリー】

クラリッサはあんたたちは報いを受けるとしてカトリーヌに
語ると、彼女は幽霊(クラリッサ)に出て来て姿を見せなさい
という。ノストラダムスはクラリッサのことをカトリーヌに
話す。あの娘はいつから物陰に隠れて聞き耳を立てていた
のか。イングランドの王位を要求しご子息と結婚するとアンリ
国王の前で宣言するスコットランド女王のメアリー。
ただし相手はフランソワではなくバッシュだと。国王もそれ
で妥協しフランス・スコット・イングランドの未来の国王と
王妃に祝福をあげる。フランソワはバッシュの事がずっと
羨ましかったがだけど今度は僕が自由を手に入れたとして満喫
するという。国王はカトリーヌを姦淫の罪で塔に幽閉すると
語る。

【ストーリー】

クラリッサは王妃の部屋の木箱をみて居た。そんな中、使用人
のオデットと男が入ってくる。ここが王妃の寝室だとして
今は自由に使えるとして二人はベッドで愛し合う。

馬小屋でバッシュはメアリーが来るのを待っていた。乗馬の
約束をしていたのだが、彼女は寝過ごしたとして謝罪する。
不安で眠れなかったのかと問うとバチカンからの知らせが
来ないから・・というメアリー。心配したからと言っても私が
早く王太子になれる訳では無いという。教皇も承認する。
そうすれば晴れて結婚出来るというが、他にも心配なことが
有るという。あなたの異母兄弟のシャルルとアンリのことだ
という。二人ともこの所すっかりふさぎ込んでいるので見て
いて不憫だという。今日は朝から村でお祭りがあるのであの子
たちを城から連れ出したいというメアリー。

シャルルとアンリを連れて馬車で祭りの場所にいく。
スケートやソリ、お菓子や人形劇があるし村の子たちも集まる
とメアリーは語る。母上と父上は普通の子たちと遊ぶなと言われ
ているという。母上が一緒ならば良いのに・・という子供たち
は死んじゃう前にまた会えるのかと問う。メアリーはあなたたち
の幸せを祈っているわと語る。
そんな馬車に突然村人で反対派の人物がメディチの王子がいる
としてカトリーヌも子孫も殺せとして襲いかかってくる。

使用人のオデットはクラリッサによって殺される。

塔に幽閉されているカトリーヌは息子たちのことを心配する。
メアリーはバッシュと一緒に居ることを告げる。カトリーヌ
はだから王位継承順位を変えれば混乱が起きると警告したのだ
という。バチカンがバッシュを承認すれば同時に私は首を
はねられてあの子たちは親を失うという。メアリーはまだ父親
が居るというが、ディアーヌを王妃に迎えたらアンリがあの子
たちに構うと思うのかと問う。バッシュも当てにはならないとし
権力を握ったらあの子たちを排除するようにと圧力を掛けられる
ハズだというカトリーヌ。メアリーは私が二人の子の面倒を見る
としバッシュと一緒に我が子のように育てると語る。元々あな
たの家族に危害を加える気はないのだというメアリー。全ては
フランソワの為だったこと。クラリッサも助けるというと
あなたの娘でしょと。私にとっては命の恩人だとすると、どう
やって隠し通路から引っ張り出す気なのかと問う。仮面を
作らせたとし顔を隠す為のもので本日届くだろうと。頃合いを
見計らって個室も与えるという。本気であの子を外の世界に
溶け込ませようとしているのかと問うと、長年虫けらのように
暗闇で生きてきた人間だとし、あの子は最早人間ではなくケダ
モノだという。死なせてあげるのが情けだというカトリーヌ。
本心なのかと問うと自分で生んだ子なのに・・というメアリー。
子供を他人の手に委ねることを慣れておくべきねとし、どうせ
私が死ねば守ってやれないというカトリーヌ。

メアリー王女から仮面のプレゼントが置かれているのを知る
クラリッサはそれを身につける。そして王妃が大事にしていた
家族の宝箱の中に自分の髪の毛を抜き取るとシャルルたちの
髪の毛と一緒に巻き付けるのだった。

ユーゴー卿に対して幼い弟たちの身を守る為に俺はどうすれ
ば良いのかと問うと、宮廷育ちなのにその程度の認識とは
呆れると言われる。王族に身の安全などないというユーゴー卿。
バッシュは俺が王位に就くのがそんなに不満なのかと問うと、
依然はそうだったが今は違うという。メアリーは寝返ったの
ねというと、我が国王の枢密顧問官になれたのは人の扱いに
長けて常に勝者側について来たからだという。王妃が処刑が
近いこと、フランソワの不在が長引いていることを考えると
今はあなたが勝者だという。安定した支持者を選べたなと
皮肉るバッシュ。安定を求めるなら派閥とは旗の舌に作られる
もので王子達はそれぞれに旗を持っている。しかしその旗を
取り上げられたらどうなるかだという。それを聞いてメアリー
はあの子たちを殺せと言っているのかと問うと、そこまでは
言っていないが彼らは国王の直系だという。

■感想

今回のテーマは「仮面」なのかな。
仮面と言えば夫婦関係で使われる言葉だけど、互いに真意の
分からない状況の中で冷戦のような状態でまるで違う人生を
歩んでいるような感覚のことを指していくのかな。

カトリーヌがメアリーに対して王位継承権を変えれば面倒
なことになるとしていたけど、彼女はフランソワを助けろと
言ったり本当に要求ばかりで対案を出していないよな。

メアリーを殺す事こそが最善の策だと思ったのか、前回の
エピソードでは、カトリーヌ妃が彼女を襲った後に、クラリ
ッサによってドーンとされて、自分は毒でも飲んだのかと
思っていたので生きて居たこと自体が意外だった。
でもクレジット見たらまだ名前が有ったので死んでないなと
は思っていたけど(笑)

クラリッサの方はもうダメだろうって感じだけど、S2-18に
一度だけクレジットがあるところを見ると回想シーンで
使われるのか、それとも遺体発見で判明したりする流れが
有るのかな。

クラリッサが雪積もる中に無造作に捨てられるような形で
死体を遺棄される姿を見ると、状況は覚えていないけど
「マスケティアーズ」の1話のエピソードを思い出す。
(雪の中に転がっていた遺体って誰だったっけ?)

しかしカトリーヌって不妊治療しているのかなと思っていた
けど、アンリとの間にシャルルとかアンリjr.がいることを
見るとかなりの大所帯で世継ぎに関しては何の不安も無さそう
なのに、やはり愛人とか庶子が絡んでくると面倒臭い。
やはり全ての元凶はアンリだな。早く死んでくれフランス国王。

驚くのは王位継承権争いになり、反メディチ家の勢力がやたら
と出て来たことか。こういう勢力ってどういう立場の人間
なのかまるで分からないのだけど、イタリアの血統の人物を
フランスに持ち込みたくない意図とか有るのかな。
少なくとも正当な継承権に於いてはカトリーヌ/フランソワに
有る訳だし、普通の村人なら正妻の子を世継ぎにと思わない
か?
そもそもメディチ家ってフランスとの間の関係に於いてはどん
な役割を果たしてきたのだろうか。

色々とスキャンダルを気にする王族・時代性に有って庶子の
子を無理に結婚させても大丈夫なんですかね。

■3人の女官

今回は3人の女官の中でもローラが主役だった。
ローラの弟のフレデリックが実にどうしようもないヤツで、
賭博場での借金だけでなく、なんとイカサマで捕まる。
この弟はホント穀潰しみたい。ローラの家ってどんだけ金持ち
なのかな。

賭博場の主人のモーリスからは普段なら重大な規則違反だとして
手を潰されるような勢い。

モーリスはローラを見てエロエロ視線で眺めていたけど、
助けに来たフランソワが居なければどうなっていたことなのか。
フランソワは勝ち逃げパターン。
高額を倍に倍にかけていき、買ったところで抜け出す(笑)

ローラはフランソワと関係を持つ。
フランソワとしてはフレデリックの立場を一番理解している
人物みたいだけど、やはり家族に迷惑をかけるなって感じで、
自分の尻ぬぐいは自分でしろって感じ。

ローラは色んな人に気を向けている気がする。
もう一度経験が有るので・・ってことで関係を持ったけれど、
これで妊娠とかしていなければ良いけどね。

ケナとグリアは、王位継承権争いに於いて、シャルルとアンリJr,
をどうするのが一番最良の選択なのかを語り合う中、村の祭り
に行かせるのは禁止なので城の中でのお祭りを行い、その際に
二人の面倒をみて居た。

■ノストラダムスと王妃

やはりこの二人も切っても切れない縁があるのか。
自殺したように見せかけて実は首の後ろにフックをつけていた。
ノストラダムスが持ち込んだ聖書の背表紙の中にそれらが
入っていたみたいだけど、実はノストラダムスが死んだ様に
薬を飲ますのかと思った。

■信頼関係

なかなか口だけの関係なのかそれとも約束を守るような人物
なのか見極めるのが難しいね。

メアリーはカトリーヌに対して許さないような姿勢を見せなが
らも子供たちの面倒をバッシュと共に見ることを約束。

メアリーとバッシュは意見が食い違い、城に置いておくのは
危険だとするバッシュに対してメアリーは自分の目の届く所
に置いておきたい意図が有ったようだ。

メアリーがスコットランドの女王としての立場を利用して
バッシュに命令を下すという暴挙を見せれば、今度はバッシュ
が自分が正しいとばかりに、メアリーには内緒で祭りを利用
して、仮面を被せた二人を逃がそうとする。

御者に任せたとするがそんな彼は殺されクラリッサが面倒を
見るという。

カトリーヌはバッシュが二人を逃がそうとして失敗したこと
を知り、不信感をより深める。バッシュが居なくなった二人
を探しているというが、キツネがニワトリを探すようなものだ
として焦る。

最後にメアリーは二人の子をクラリッサから助けたことで
信用した感じ。フランソワに関しては救う手が他に有れば
良かったのにと語るメアリー。クラリッサはこの世にいても
幸せにはなれないとし、もうじきその母親も遭いに行くという
切ないセリフを残していた。

■クラリッサの末路

この子可哀想な運命だったけど、今回だけでも城の使用人を
殺して、御者が殺害している。そしてシャルルやアンリさえ
もカトリーヌから取り上げようとして殺害を企てていた。

カトリーヌの説得。
今のカトリーヌなら厳しい状況なので本音で語っているのか
と思いきや、やっぱりクラリッサのことは怪物扱い。
それを知って殺そうとするが、メアリーが後ろからゴチンと
岩でクラリッサの頭を打ち付けて殺害した。

クラリッサと言えばメアリーを助けていたし、シャルルとは
仲が良かったのにね。

■フランソワは母の処刑の事を耳にする

ローラはフランソワに城が大変なことになっているとは話さ
なかったけど、知らなかったのだっけか?
翌朝賭博場の主人から話を聞いて始めてカトリーヌが姦淫の
罪で処刑されようとしていることを知る。
ただ姦淫の罪は本当の事なんだけどね。その証拠でもある
クラリッサが居なくなってしまったことで、カトリーヌには
追い風になるのか。それとも結局は彼女が居なくても姦淫の罪
で処刑しようとした王様の流れは止められないのか。

■メアリーの決断

安全な選択が一番とは限らないとして、まだ教皇からの承認
は得られていないがカトリック教徒を王妃にしようとしている
事実を考えれば、逆に結婚することが彼らを急がせるという
ことになるようだ。

■使用された曲

・Azan by Losers
・Land Features by Freelance Whales
・I Found You by Ag + Silver
・Temptress by Plaitum

■出演者

メアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
キャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
セバスチャン・デ・ポワティエ (Torrance Coombs) “バッシュ” フランソワの異母兄。アンリ2世と愛人との子
フランソワ (Toby Regbo) フランス王太子。次期国王
グリア・ノーウッド (Jenessa Grant) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
ケナ (Caitlin Stasey) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
ローラ (Anna Popplewell) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
アンリ2世 (Alan Van Sprang) フランス国王、スコットランドとの同盟
ノストラダムス (Rossif Sutherland) 医師で占星術師、カトリーヌの息がかかる

Lord ヒューゴー (Ted Atherton) 子爵、バッシュを気に入らない
クラリッサ (Katie Boland) 謎の少女、カトリーヌの娘
モーリス・ビセット (Evan Buliung) 賭け屋
オデット (Zoe Cleland) クラリッサに殺される召し使い
— (Michael Bradley) Male Servant
シャルル (Peter DaCunha) 次男
— (Andy Trithardt) 守衛
アンリ (Jackson Hodge-Carter) 三男
— (Benjamin Clost) Peasant
フレデリック (Jim Watson) ローラの弟、放浪して問題児
— (Ian Matthews) Tower Guard
— (Rob Wierzbicki) Player
オリバー (Daniel Matmor)
— (Torquil Colbo) Bearded Man
— (Peter Windrem) Wagon Driver
— (Anthony Ulc) Guard
— (Allan Cook) Guard
— (Dani Barker) Salon Girl

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