ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル Numb3rs シーズン6 第12話 死の商人 Arm in Arms

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第12話 死の商人 Arm in Arms

脚本/Andrew Dettmann
監督/Gwyneth Horder-Payton

【ストーリー】

「世界の武力紛争28件、軍事政権43、自動銃6億丁、毎分1100発」

リンデルは毎分1100発なんて大したものだとし流石ベルギー製だ
という。ワッフルにチョコ、そして銃。モーゼスは5千丁を用意
したので保管場所が必要だという。リンデルは銃の軽さに驚く。
何か撃ってみたいとして倉庫で的を相手は乱射する。
しかしその一発はすり抜けて遠く民家の壁を突き破っていく。

ロビンはドンの家にシャワーを浴びバスタオル姿。
チャーリーの付き添い人はやるのか?というロビンに対してまだ
日付が決まっていないみたいだという。バチェラーパーティーは
お決まりのラスベガスのストリップショー?というと、ドンは
それよりも近くでちょっと贅沢なカントリークラブでゴルフだと
いう。主役はチャーリーなのよと。それならスティーブ・ホーキ
ングのセミナーにでも行くかと。ロビンはベージュのブラウスが
ないという。ずっとそのままで良いよと言うが、ロビンは半年も
出張で戻ったら家とここを行ったり来たりで落ち着かないという。
それなら引っ越してはどうかというと、ロビンはおままごとは
苦手だという。ドンは遊びではないというと、それじゃあ・・
と言った所でドンに電話。サンペドロで人が撃たれたこと。
それって警察の仕事でしょというロビンにチャーリーをお呼びだ
という。

現場ではコルビーがチャーリーに現状を説明する。
夫婦で朝食の支度をしていたらいきなり弾が飛び込んできて頭を
ぶち抜き壁を突き破って奥の部屋の壁にぶつかり止まったという。
ただバラバラになっていること。相当デカイ銃弾だという。
なんとかなるかというコルビーに対してチャーリーは
「逆向き弾道問題」のことを口にする。発射地点も初速も分から
ないとし考慮すべき条件も多いがやってみるという。
チャーリーはオフィスに戻って早速計算を始める。

その計算に基づいて大体の地点を捜査官たちは調べていたが、
デビッドは捜査官に言われて倉庫に沢山の薬莢が落ちていること
を知る。薬莢から指紋が出て照合した結果、アーヴィン・リンデル
だという。

コルビーたちは真向かいのビルがオフィスだろうとし、今すぐに
見に行くかというがデビッドはSWATを待ってからだとし、リズや
コルビーに防弾チョッキを着せる。リズはリンデルの車だとして
みんなに声を掛けるとリンデルも気がついて銃を撃ち込んでくる。
デビッド、リズ、コルビーも車の影に隠れるがなんと装甲など
あっさりと銃弾を貫いて今にも当たりそうだった。応戦するが
相手は逃げてしまう。コルビーはあの銃は相当ヤバイと告げる。

ドンはオフィスにやってくる。
初めの被害者は流れ弾によるものだが、今度は道のど真ん中から
撃ってきたというリズ。銃は狙撃銃BNT35・ベルギー製最新型で
1丁1万2千ドルだというコルビー。EUCによると5000丁が作られて
サウジアラビアに行く予定だという。最終用途証明書が出ている
こと。外国に武器を輸出するには許可が必要だというコルビー。
EUCさえあれば子供にロケットランチャーを売っても良いとし
合法だという。しかし武器マニアが何故そんな銃を?とリズ。
受け取り確認書がサウジアラビアには渡っていないというコルビ
ー。輸出業者が記載されているとし住所も書かれていること。
名前はランドール・プリーストだというと、ドンは話を聞いてこい
という。

プリーストは自分も受け取っていないという。輸出することが
出来なかったのだとしベルギーメーカーが悪いという。請け負って
おいて期日には間に合わないと言ったのでスイス製の銃を変わり
に納入したこと。良い銃だが儲からないというと、数百万ドルの
儲けとはお気の毒にと皮肉るデビッド。武器ビジネスはリスク
が多いとし身の危険もだというと、その見返りの報酬は当然だ
という。銃が何に使われて居ると思っているのか。誰に渡って
誰が殺されるか考えたことがあるのかというデビッド。しかし
プリーストは銃を売るのを辞めれば殺し合いが無くなると思う
のかという。殺しは本能だからこそ改良されているのだという。
二人の討論が熱くなるとコルビーは今はBNT35の話をしようという。
買い手は他の業者なのか。プリーストは言えないとしルールの
厳しい業界だという。協力はするというとギブ&テークだという。
こちらの要求は赤外線ゴーグルと暗視スコープが一年も税関で
足止めを喰らっているという。デビッドは無理だというがコルビー
は何とかするという。

アミタとチャーリーは結婚式の日取りを話し合う。
9月は無理だというアミタは新学期だしダラスで「組み合わせ論」
の学会があるという。それなら学会で式を挙げる?というと、
「ゲール・シャプリー・アルゴリズム」もあるというチャーリー。
安定結婚問題の解決に使うアルゴリズム?そんなのダメだとし
マジメに考えてという。8月14日は?その日は植物園が空いていない
のだという。アランは2ヶ月もかけて式場を決めたのにまだ迷い
なのかと問うと、式場は植物園で決まりだが問題は日取りだという。

■感想

今回はあまり事件/論理がマニアっぽくなり過ぎず捜査としては
面白かった。

私生活ではチャーリーとアミタが結婚式でゴタゴタ。
文化が違うので仕方が無いけど、特にインド系の人との結婚は色々
と大変そうだ。
「救命医ハンク セレブ診療ファイル」のディヴィヤ・カダイは
この国の人だったよな。許嫁とか、家長が勝手に決めてしまう
もので、断れば家族の縁を切るとか切らないとか、メンツの問題
とか大変そうだった。その国の文化を尊重すべきなんでしょうけ
ど、アメリカに住んでいるのだから寧ろアメリカの文化を尊重す
れば良い。
しかもチャーリーもユダヤ系の人物なので、宗教では
意外と面倒な縛りが有るんだよね。ただエプス家を見ていると
そこまで厳しい縛りが有る訳では無い。

過去にも描かれたことのある理論が使われ、港湾では盗まれた
ものをコンテナの中から探すようなエピソードに繋がるものだっ
た。

アメリカは世界でも厳しいセキュリティを持つが故、そこを
通過すれば逆にその分だけ信用とセキュリティを保ったままで
運ぶことが出来る。アジアでも世界のハブになるためにしのぎを
削っているけど、大変そうだ。

■事件

今回はベルギー製の銃(BNT35)の流出。
しかもその銃が5000丁販売される為にコンテナに積み込まれて
ロスに来ている。
試し打ちしたウチの一発の銃弾が威力が有り過ぎて遠い民家
にまで飛び込んで人を殺害してしまうというもの。

「クローザー」時代だったか、こういう流れ弾が遠くから
人に当たったという事件が有ったな。

しかしこの銃弾の貫通力があまりに凄いために、一丁の銃を
持った人物が3人のFBI捜査官(リズ、デビッド、コルビー)に
対して対等以上の戦いをして、凄い勢いで連射していた。

弾が車のボディーを貫通。
絶対に誰かに当たると思ったけど、当たらないのだから寧ろ運が
良い。今回は運がある人と無い人とでまさに運命/人生の分かれ道
を歩んでしまった。

■事件の真相

オットー・バーンホフ教授(アウトバーン)が、銃弾の設計を見て
それだけでこれでは耐えきれないことを最初の段階で掴んでいた。
ベルギーの業者が搬入に遅れたのが欠陥品だった為のもの。
しかしそんな欠陥品でさえも需要はある。
使い方を守れば(??)暴発することはない。
その為正しい使い道は戦争ではなく街のギャングの抗争用。

■捜査に於ける数学の先生たち

・逆向き弾道問題

民家にベルギー製の狙撃銃BNT35が撃たれた際に、発射地点も
初速も分からず考慮すべき条件が多いが、それを突き止めようと
する。

チャーリーは銃口速度は秒速900m以上としていた。

・組み合わせ論

アミタが得意の理論で、結婚式を決める際にはその論の学会が
あるので式をあげる日がなかなか決まらない。
しまいには、「組み合わせ最適化問題」vs「鳩の巣原理」で
チャーリーとアミタが結婚式の日取りで最適な日をあげた方が
ハネムーンの行き先を決められる権利を与えられるというもの
に繋がっていった。アランが最終的には10月9日にすれば良い
と語る。アランと妻の結婚記念日なので二人は遠慮していたが、
その日が実は一番良い日だと分かる。

・ゲール・シャブリー・アルゴリズム

安定結婚問題の解決に使うアルゴリズム。アミタが組み合わせ論
の学会に行くという際、チャーリーはそこで結婚しようかとし
そこにはこのアルゴリズムもあるからと語っていた。
結婚前からこの調子だと大変だ。

・4Dマッピング

3次元で動きを図にして、4つ目を加える。時間という概念。
埠頭にある20万個のコンテナの中から密輸銃を探し出す際に
語られたもの。
見つからない原因の説明の中には数学の専門誌のことを口に
していた。本屋でその専門誌を買いたいが金がない場合、
色々とその本を隠して周り金が貯まって買えるまでは動かすと
していた。途中の動きはイレギュラーする。

・PV-nRT 理想気体の状態方程式

オットー教授が最初にリズたちとチャーリーのオフィスで
会った際に、ベルギー製の狙撃銃BNT35には欠点が有ると指摘した
ことからFBIはそれが何故分かったのかを問う際に語る。
フーリエ球数を熱拡散に適用。それと応力ひずみ曲線だと語る。
要するに銃身が薄すぎで毎秒1100発も撃ったら発生する熱と圧力
にチェンバーの張力は耐えられないということだった。
50発から100発も撃ったら高熱と圧力で限界の銃。

・コンテナ移動のマッピング

当初チャーリーが割り出したものは当たっていなかった。
しかし前提としてコンテナが海外に持ち出されるということを
念頭に入れていた為に計算が狂ったもの。
元々国内で使う為に持ち込まれたもので、銃の限界を超えない
で使う限りは安全だということだった。
再計算して割り出していく。

■その他

・オットーの暴走?

理論と現実がぶつかってしまったんだ。もう数学の問題では無い。
なんだか怖いんですが・・(笑)

・ロビンとリズとドン

今回は何と言ってもこの三人が顔合わせ。

ドンはロビンに取り調べ室で突然プロポーズ。
冒頭ではドンの家でバスタオル姿のロビンの姿が有ったので
時間の問題だろうと思ったけど、流石にプロポーズの仕方が
あまりに下品というか色気も何も無い仕方。
ロビンはドンのプロポーズに”NO”を突きつけた

ロビンとしてはリズと話す事には当初違和感が有り、ドンの元
彼女だったことを考えるとそれも当然だという感じはするけど、
リズはロビンにアドバイスしていた。ドンが如何にロビンを
愛しているのかということ。ドンがあまりに落ち込んでいた
ことも有るのだろうね。

ただドンとしても今回の案件は一歩間違えれば死んでいても
おかしくはなかったし、目の前でチャーリーとアミタが結婚
に関してゴタゴタしているのを目にしていると、ドン自身も
今まで自分がしてきた恋愛はチャーリーたちのしている無駄な
行動に写ったのかも知れないね。

・デビッドが感情移入

デビッドは過去に戦地イスラエルで何の関係もない家庭が
夕食時に砲弾を浴びて死亡した事件を受けて、今回の武器商人
が無責任に流出させている銃器が使われて人が殺されている
現実。そして売った本人はそんな事とは全く無関係に金儲け
に勤しんでいる現実が有る。

デビッドがどういう経緯でアメリカに来たのか分からないけど
アフリカ系の人は子供が兵士にさせられる光景なんかも目に
している人も居るからね。そういうのを知っていると、その
銃器を供給しているものに怒りを感じるというのも有るのかも
知れない!?

■使用された曲

・I Wanna Kill by Crocodiles
・Romantic Comedy by Stars

■出演者

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官
ニッキー・ベタンコート (Sophina Brown) FBI捜査官
リズ・ワーナー (Aya Sumika) FBI捜査官

ロビン・ブルックス (Michelle Nolden) 検事補

ヴィクター (Christopher Reddick-Johnson)
ランドール・プリースト (James Remar) 武器証人
オットー・バーンホフ (John Cariani) 理科大教授
エディ・レイヴァ (Amari Cheatom) ギャング の兄
ロニー・モーゼズ (Jon Seda) 武器商人、”ホワイティ”
アーヴィン・リンデル (John Gleeson Connolly) モーゼスから銃
— (Stephen Eshenbaugh) 警察官
— (Eltony Williams) Supervising Banger
— (Kieron Elliott) Gino
— (Hans Marrero) Thug

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コメント

  1. アバター マリク より:

    出演者一覧で
    武器証人ではなく武器商人
    ヘホイティではなくてホワイティです。

    • イタ イタ より:

      マリクさん、書き込み&訪問有り難うございます(^^)
      ホント滅茶苦茶誤字とかタイプミス多いですね。自分でも後々過去のドラマの感想を
      見返すとあまりの酷い誤字やタイプミスに驚くのですが、書いている時はホントに
      気がつかずに書いているところが有ったりもします。時間がなくアップする前に殆ど
      見直すことが出来ず、間違いの修正・更正出来ずにいるのが現状です。情報を発信して
      いる限りなるべくミス無く努力していきますので今後とも宜しくお願いします。