ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル Numb3rs シーズン6 第7話 ハッカー vs ハッカー Shadow Markets

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第7話 ハッカー vs ハッカー Shadow Markets

脚本/Julie Hebert
監督/Julie Hebert

【ストーリー】

「500億ドル、顧客6000千人、違法市場4カ所、個人情報1人分
11.29ドル」

FBI捜査官たちは詐欺師を取り締まる為におとり捜査をする。
ニッキーたちは何でも欲しいものが買えてしまうという
“ゴーストクレジット.com”を紹介する。
デビッドは室内ロビーで売り込みをしていた。
現在会場ではペンテストと呼ばれるコンピュータオタクたちの
集まりが行われている会場の外でのことだった。
リズはコンピューターオタクの集まりで犯罪行為が盛んだと
語る。チャーリーがやってくる中、ドンたちは犯罪者を既に
7、8人逮捕したが本命のザ・フィストが現れていないという。
何処かにいるハズ。チャーリーはニキビだらけの高校生ではない
のかというが、甘く見るなと言う。個人情報の悪用で何百万ドル
も盗んでいるもので本名も人相も分かっていないのだというリズ。
ザ・フィストはここでデビッドと遭う予定だった。
彼は3Dプリンターを買いに来る予定で、デビッドはザ・フィスト
だと思われるものを尾行する。身元を確かめたいからだと。

アミタは会場で3Dプリンタに関するプレゼンを行う。
バーチャルワールドの可能性を唱え、ファンタジーとリアリティ
の境界がなくなりつつある事。このマシンはその逆でバーチャル
なイメージがボタン一つで現実のものになるという。
そんな中オーギーに出番だとしてコンピュータを巧みに捜査
する男は何かを仕掛けようとしていた。

一方監視していたFBIはアランが女性と共に会場に現れたことに
懸念を見せる。事情を知らないアランは私の会社の社長の
キャス・ベリーだという。ペンテストって何なのかとチャーリー
に尋ねるとペネストレーションテスターのことだという。
システムを攻撃してテストするハッカーのことだと。必ずしも
悪意ある犯罪ではないという。そんなアランに対して何が有って
も騒がないよう頼む。

アミタはプレゼンの中でこの3Dプリンタなら武器は金属探知機に
も引っかからないという。高度な技術には良い面と悪い面がある
というが・・

そんな中グリーンの帽子の男が犯人だとして逮捕に向けて動き
だすが、オーギー・ハリスが壇上に立つと、これからハッキングの
最新技術を話しますという。この会場にはスパイがいること。
これはハッタリではなく証拠があるとし紛れ込んでいるのはFBIだ
と語る。そのメンバーを紹介するとして偽サイトでおとり捜査を
しているとし、ゴーストクレジット.comはおとり捜査だと。
そしてモニタにはハッキングしたデータである捜査官たちのこと
が詳しく表示される。
会場でオーギーを逮捕するがその後発砲音が鳴る。
車は逃走していく。
ホテルマヤでボーイを殺害し車を奪って逃げたとリズは報告する。
しかしカード詐欺で人を殺してまで逃げるか?というデビッド。
もっとヤバイことをしているということだろうというドン。
結局ザ・フィストの身元は分からないまま。
そんな中ゴーストはこんなものだとしポーンド(U R PWNED)と
モニタに表示される。一種のハッカー語でリートスピークという
のだがエリートハッカーたちが文字や記号、数字を使って編み出
した独自の表記法だというチャーリー。サイトに侵入され乗っ取
られたんだと。しかし何で父が来たのか?と問うと、女社長に強引
にせがまれたみたいだと。

オーギーことオーガスト・ハリスから話を聞く。
何処で顔写真を入手したのかとデビッドは問い詰めると、FBIの
データベースだという。囮サイトの臭いがしてチェックしたと
いう。お前のボスは誰だと問うと雇い主はコイツだろうとして
デビッドはフィストの写真を見せる。しかしオーギーは俺は一匹
狼だとし、俺は4つの大手カード詐欺ネットワークを抑えていた
という。4つのブラックマーケットを同時に監視していたというの
かとチャーリーは信じられないことを語る。慎重な計画が必要な
ハズだと。オーギーは自分は捜査の役に立つという。
オーギーが借りていたスペースにいくと大量のパソコンが
置かれていた。凄い電力を使っているのにマシンが落ちないと
指摘するとバッテリーによるものだという。オーギーはニッキー
に対してそのリターンキーを押してみろという。しかしチャーリー
はそれを止めるとシャットダウンや爆弾スイッチの可能性がある
ので何も触れてダメだと語る。爆破なんてしないとすると
それを見てみろという。チャーリーは確かにここでカード詐欺の
ブラックマーケットを乗っ取っているとしウチのおとり捜査サイト
も侵入していることを語る。ニッキーたちは外国の組織を敵に回
したということが分かっているのかと問うと、オーギーはだから
こそ捕まったのだという。FBIに保護してもらったんだと。

■感想

ハッカーものの事件だった。
オーガストという名前の略称はオーギーってなるんだね。
オーギーって何処かで聞いたような・・・

ハッカーが捜査機関に協力するって事はアメリカでは耳にする
けど、今ハッキングを行ったものが即捜査に協力させるなんて
いうのは信用問題も有るし、怖すぎて採用なんて出来ないだろう。

チャーリーが語っていたけど、ハッカーは自分のスキルの誇示
を行う人が多いとしても、バックアッププランとして自分の
罪が問われない方法と取っている可能性がある。
チャーリーはオーギーのパソコンには触れるなとしていたけど、
確かにその決断一つで何が有るか分からない。

パソコンというかネット関係は完全にアミタの役割となっている
感じで、ハッカー相手の対抗手段としては相手が時間をかけて
準備しているのだろうので捜査の為に即加わったとしてもどう
対抗措置がとれるのか。

オーギーは悪い人ではないとしていたけど、正直全く同情の
余地もなかった。みんな捜査官たちもこの人物に寛容的で、
ニッキーに至っては好きになりかけているところがあるなど
なんだかなーって感じ。

自分が被害に合わないとハッカーなんて何が起きているのか
現実が分かっていないのだろう。自分の為だけに行動を起こして
いる自己中の人物。最初の被害者のお婆さんが全てを失っていた
としていたけど、あくまでそれは被害者の一人であり、この
オーギーによって人生を壊された人は多い。ヘラヘラ笑って
おちゃらけている男を見て、なんだこの人物って感じがする
ばかり。ようやく自分の身内が殺されて事態の重大さに気がつい
たけど、身内がいなければ延々にこんなことを繰り返していた
のではないか。

■犯人

元々FBIが狙っているのはザ・フィストと呼ばれる人物。
全く素性も分からないのに顔写真だけは何故か撮影されて
いてデビッドは接触する予定だったのかな。
イマイチ前提としている流れがよく分からなかった。
捜査を始めたのはエステルというお婆さんがいたけど、それは
結局オーギーが全財産を盗んだものだよね。

ザ・フィストとオーギーの関係も分からない。
FBIの施設が火災警報で職員たちが外にあぶり出される当たりは
如何にも敵の攻撃だなと思ったけど・・

オーギーはブラックマーケットを4つも乗っ取っていた。
襲ってきた人物をデビッドがなんとか退治したけれど、相手は
クラブマガ、イスラエル国防軍の実践護身術で訓練している。
銃もまた25口径のハーフロード、モサド方式だとしていた。

連邦保安局に拘置保護を頼んでいたけど、なんだか施設も頼り
ないし、ニッキーがオーギーを連行する過程で襲われるんじゃ
ないだろうかと心配は尽きなかった。

■ハッカー対決

オーギーはウーズという名前でネットで活躍。
MITを中退しハッキングの才能が目覚めたという。

ザ・フィストは13歳の時にイスラエルの国会にハッキングして
今では大悪党だという。あちこちにハイテク兵器を売っていて
ハマス、アルカイダ、北朝鮮と取引。

また容疑者の一人としてフィリピン系のウィーディー・ルソン
のカルテルの存在が抽出され、フィリピン、中国、韓国で暗躍
しているという。

ハッカー対決になるのかなと思っていたけど、結局は中途半端。
オーギーとフィストがインターネットリレーチャットというもの
を使って交信していたみたいだけど・・

特殊言語のリートスピークを使っていたので普通の人には解読する
だけでも難しいけどアミタが得意だそうだ。

チャットを監視。
00zemeister と the_fistの会話。
オーギーは挑発していたけど、相手は彼の叔母を銃で狙っている
映像を送ってきて結局大事な人を失ったが、近くに居たニッキー
はオーギーを助ける為に殺し屋を殺害し、デビッドがフィストを
射殺した。

■捜査に於ける数学の先生たち

・ペネストレーションテスター

ペンテストと呼ばれるハッカーたちの腕を競うテスト。
システムの脆弱性などを実際のハッカーを使って破れるかどうか
でコンテストをよく行われていて、上位者はよくアメリカの
捜査機関などのシステムセキュリティに貢献すると言われている
よね。冒頭ではそんなコンテストの大会が行われていたようだ。

・リートスピーク

ネットの掲示板やchatのやりとりで使われる特殊言語。
ラテン文字の表記法とはされているけど、今日では若者たちは
日常的に略字のような感じでそれを使うよね。
このドラマのNumb3rsとか映画の「セブン」などは原題ではSe7en
なんて使われる。
オーギーのハンドルとかパスワードはリートスピークが使われて
いて、ジョックストラップというパスワードは”jo(ls$7r4p”
としていたね。

・ドメインネームシステム DNS

ウェブサイトの名簿。郵便局の転移届けの際の転送システムを
例にあげて説明していた。
ハッカーはこのDNSの脆弱性・欠陥を利用しているとしていた。

・インターネットリレーチャット

ハッカーが秘密の会話をする際に原始的なchatを利用している
のだという。その説明には船のルートのことを引き合いに出して
いた。名前もアカウントも使われないで交信されるというもの。

■その他

・中年の危機?

ドンは赤い車を欲しがっているように見えた。
捜査中も途中でそんなページを開いていた。アランからは中年
にさしかかって人生に迷うと欲しくなるとしていたけど、
結局ドンが買ったのはバイクだった。

・キャズ・ベリー

アランがソフト会社で働くことになったけど、その社長さんらし
い。アランも若くて使える人材だと思われたいのか、アミタを
紹介するとして今回ペンテストに来ていた。
このキャスがまたエプス家の面々を全員に声を掛けるような
行動を見せていた。
誰もが彼女は自分に気が有るとしている中で実際に好意を寄せて
いるのはアミタらしい。アミタのアバターが送られてきたので
実は狙われるんじゃないかと思ったけど、シーズン5で狙われた
ばかりだしね(笑)そもそもキャスが今回怪しすぎた。この人が
ボスかと思ったくらいだ(笑)

■使用された曲

・Burning Down the House by Talking Heads

■出演者

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官
ニッキー・ベタンコート (Sophina Brown) FBI捜査官

リズ・ワーナー (Aya Sumika) FBI捜査官
オーガスト・ハリス (Josh Cooke) “オーギー”、ハッカー
ローズ・ハリス (Caroline Lagerfelt) オーギーの叔母
ザル・ファイゲンバウム (Pablo Schreiber) “フィスト”、詐欺組織
キャス・ベリー (Wendy Makkena) アランのソフト会社の社長
エステル・ブラウン (Fran Bennett) 最初のサギ被害者
— (Michael Harney) U.S. Marshal
マット (Ronnie Gene Blevins) 殺し屋
— (Kit Williamson) PenTest Host
— (Shaun Easter) Geek Buyer
— (Mark Anthony Lopez) Background Extra
— (Damien Moreno) E.M.T.
— (Scott Pretty) FBI Agent
ウィーディールソン () フィリピン系

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