キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン6 第18話 忍者現る! The Way of the Ninja

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第18話 忍者現る! The Way of the Ninja

脚本/Christine Roum
Shawn Waugh
監督/Larry Shaw

【ストーリー】

鳥の羽音に驚くジェイド。その音に気を取られていると
突然どこからとも無く飛んで来たナイフが突き刺さって死亡
する。

リックはケイトに対して今夜リンカーンセンターに行かないか
と誘う。ウィントン・マルサリスのライブがあるという。
しかしケイトは今夜は先約があり高校時代の友達に会うと。
名前はカーリーというが、負けず嫌いで如何に自分がステキな
人生を歩んでいるか延々と自慢するのだという。そういう人は
人気ミステリー小説のモデルにはなれないだろうと。今回は
モナコで出会った伯爵とコートダジュールから帰って来た
ばかり。そして今はヨガキャンプで知り合った欧州の大物実業
家と結婚して身も心も充実していると。オレも行って犯罪捜査
のお手柄話を披露しようか?というリックだず、ケイトは辞め
てという。その理由はなんと彼女のタイプはリックだから
という事だった。
「彼女が股間に宿している女神の話で私のフィアンセを誘惑
する所は見たくない」と。ただサイン本が欲しいと言われて
いると語る。「股間の女神」か・・。

ケイトは事件現場に行くまでにリックと会話する。
10時になったら電話して助け出してねというケイト。今
アラームをセットしたという彼は「パートナーの務め」だと。

・現場に来ていたエスポと合流し現状を聞く。
奇妙な事件だという彼は、今朝倉庫の作業員が遺体を発見
したが死亡推定時刻は午前3時頃。パスポートを持っていて
被害者はジェイド・ヤマタ(Faye Viviana)だという。
日本人だがスタンプによると半年前からアメリカに滞在して
いること。総領事館に知らせてとケイト。
ドレスアップをしてこんな所で何をしていたのか。この辺に
クラブはない。高そうな福田から売春婦ではない。ナイフで
刺されているなとリック。
パールマター(Arye Gross)が今回現場で鑑識作業をしていた。
リックのことを素人の目で見ればそうかも知れないが死後分析
に関する君の無知さを並べれば本が書けるという。
これはナイフじゃないのかというリックに対して、それを
否定するパールマター。ナイフで当たっているが刺すという
殺し方が間違っているのだという。ナイフが飛んで来たんだ
というパールマター。どんなナイフか分かるかというケイト。
傷口の両端にアザが有るのでそういう形状のもの。それで
左前下行枝が切断された即死したという。ナイフを投げたら
偶然急所に当たったのかもとケイト。犯人はサーカスのナイフ
投げ名人のスローディーニとか・・とリック。ライアンに
対して付近でスローディーニの目撃証言はあるかと尋ねる。
するとライアンはそれはないがこれが近くに落ちていたと
してそれを見せる。ドロップキーだった。緊急時にエレベ
ーターを手動で開けなければならない時に使うものだという
リック。ライアンは技術班に何の鍵なのかを調べさせている
という。ケイトはバッグに連絡先とか滞在先について分かる
ものはないかと尋ねる。それは無いが携帯履歴を見ると
ディーン・ベッドフォード (Cameron Deane Stewart)という
恋人が居たようだと。

・ベッドフォード家に行き話を聞く。
ディーンは何でジェイドが殺されるのかとショックを受けて
いた。どうして倉庫街に居たのか知っているか?とケイト。
稽古に行ったらまっすぐ寮に戻ると言っていたという。
彼女はバレエダンサーでニューヨーク団の寮に住んでいたと
いう。父・ランドール(Chris Bruno)と妻シャロン・ベッド
フォード (Tarri Markel)は私たちが後援している
関係で息子たちは出会ったのだという。バレエも競争が激しい
世界だとしトラブルは無かったのかとケイト。
嫉妬心を感じたりしていることは互いにあったが普通のこと
だという。日本でトラブルは?と問うと、彼女は日本の話は
しないが人生をやり直したいようだったというディーン。
現場にコレが有ったとしてドロップキーを見せると何か見覚
えはないかと問うが見た事は無いという。生活はどうだった
か?遺体が発見された時に着飾っていたのだという。

エスポは誰かに会おうとしていた形跡は通話記録からは
見つけられないとし電話相手はディーンかバレエ団だけだ
という。昼も夜もバレエ団なら団員が知っているかも
知れないというケイト。ライアンはキーのことを技術班に
調べてもらったらやはりエレベーターをあける為の鍵で
文字が刻印されていたという。「マリーゴールド」。
花の名前か?というが製菓会社のもので工場は閉鎖され
廃墟になっているが建物は2ブロック先に有るという。

・工場に行くケイトとリック。
犯人はここに呼び出したのか?しかし埃だらけでジェイドは
オシャレしていたことを考えるとこんな所に来るとは考え
づらいという。電気が来ていないハズ。それなのに何故鍵を
もっていたのか。奥に部屋が有るというケイト。犯人の
隠れ家なのか?とリック。
すると殺風景な場所にポツリと祭壇みたいなものが有った。
殺しの祭壇だとし、そこには殺しの柄の形状のナイフが
あるという。あの刺し傷のあざに一致するハズで血液反応が
出るだろうと。
するとケイトは物音に気がつき銃を持って奥へと慎重に進む。
リックは目の前に突然忍者が現れて凶器を持って行かれて
しまう。そんなリックは思わず”すげー”と語る。

・NYPD署
ゲイツに報告する。リックは忍者に襲われたとしているが
ケイトは見たのかと問うと、私は見ていないと語る。

■事件

人の居ない場所で高級ドレスを着た女性・ジェイド・ヤマタ
という女性がナイフで一突きされて死亡して発見される。
パスポートを見ると彼女は日本からの旅行者ではなく半年前
から既にアメリカに渡ってきていた。
調べていくウチに彼女はバレエダンサーでありニューヨーク
バレエ団に所属していたが、彼女と付き合っていたディーン
には何故殺されたのかまるで心当たりはない。
しかし現場に落ちていたドロップキーから2ブロック離れた
場所にある廃工場のエレベーターの鍵だと判明しそこに
いくと、伊弉冉と呼ばれる神道に於ける「想像と死の女神」
を象徴する祭壇があることに気がつく。

■感想

いよいよネタはSFから忍者へと取り上げられた。

日本が題材となると大抵、ヤクザか忍者か黒縁眼鏡の
ビジネスマンが登場するドラマになる。
そしてまだ日本人ビジネスマンとのコミュニケーションの
取り方と称して、ホステスとか芸者が出てくる物語しか
無いんだよね。流石にゴジラやポケモンは出なかった
ですけど(笑)

ここでもやっぱり同様の題材だったけれど、忍者が存在する
かどうかに於いては、リックだけが当初は遭遇して妄信し
始めたけれど、エスポやライアンも目の当たりにして、
ゲイツに対してそう説明していく姿に笑えるところが有った
りするし、リックが自信満々「犯人は忍者です!」と語る
姿を見てちょっぴり笑えるところが有った。

忍者が敵だとすると正直NYPDの刑事では相手にならない気が
する。
このドラマに出てくる忍者っぽい人たちはみんな武術であり
忍者ではないとしていたけれど、尋常ではない動作を見ると
完全にドラマ「ARROW / アロー」に出てくる様な人たちです
よ。
それか完全に「HAWAII FIVE-O」周りのヤクザエピソードを
思い出してしまうなる

まぁそれでも面白かったことは面白かった。
ケイトは高校時代の友人と称してカーリーという自慢強い
女と会うことになっていたけど、10時になったらリックが
電話して抜け出す手はずになっていた。しかし肝心のリック
は、その時情報を得る為に同業の女性/ホステスと接触して
話を聞きだそうとしていた。この件が後に争いに発展しなけ
れば良いと思っていたのだけどね。

■被害者に対する疑問点

・被害者が殺害された場所
・被害者のジェイド・ヤマタは何故かドレスを着飾っていた
・近くに落ちているドロップキー(エレベーターの手動キー)
・バレエダンサーをしてアメリカ人の彼氏・ディーンが
居るが日本時代の事は何も話をしない。

■微妙に違う日本文化

・被害者がジェイド・ヤマタ。山田と間違っていないか?
旅行者かと思われたがパスポートの記録から半年前から
アメリカに滞在していることが判明。

・工場の跡地
そこに何故か祭壇がある。殺されたナイフと同じ形状のもの
が祭壇に祭られていたけれど、これはまぁ犯人のことを忘れず
にという意味も有ったのかも知れない。
それが有ったのは奥の隠し部屋だった。如何にも忍者屋敷を
意識した感じ。

・総領事館員

アマヤ・タガミという人物だった。日本人の名前としては
少々微妙。名字がどちらかもよく分からない。
その人物は実際には偽物だったが日本人であることは
間違い無い。祭壇の意味の説明をしていた。
神道はともかく伊弉冉尊(いざなみ)というのは日本人でも
難しいところ。「創造と死の女神」の意味だとされるが、
自分はいざなみ(いざなぎ)というと景気を思い浮かべるな。
祭壇自体は普通のもので先祖を供養するものだとされる。

・日本茶輸入・ミヤゴ

お茶というと日本産の方が有名なのか。中国なんかだと
日本以上に凄い数のお茶がある。ただ中国のあの土壌と
空気汚染の元で出来たお茶は飲みたくない。
ただこれは表向きで、裏では日本式のクラブとなっていた。
ライアンは芸者の店かと言っていたが、それの現代版で
ホステスがいることをリックが説明していた。
この手の店は日本のビジネスマンの接待の場所になっている
こと。まぁあながち間違ってはいないか。

■捜査

被害者の彼女が普段行っていた行動を関係者から聞いて行く。
そこで公衆電話から決まって電話していたこと。
そこが「ミヤゴ」という場所で、そこはクラブだった。
そのクラブにヤマタはホステスとして働いていたが金の為
ではなく情報を集めて、サイトウという常連に近づこうとして
いたことを同僚の仲間から聞く。

なかなか話を聞くのは難しいが、サイトウのパーティーが
有ったことから角度を変えてケータリング会社に注文して
いないかどうかを調べてそこから居場所を調べる。
サイトウは日本人にとっては一番ありふれた名前だ。
ライアンによるとアメリカに於けるスミスみたいなものだと。

・忍者を信じる仲間が増える

エスポとライアンの前にも忍者が現れて、三人して一瞬に
して証拠品を奪われ、電話しようとしたリックには手裏剣まで
飛んで来た。「嗅ぎ回ると命は無い」。

その後この件をゲイツに報告するが、当初はリックだけだった
がエスポとライアンも二人の忍者がいて一人が襲い一人が
助けてくれたことを語る。

その後ドロンしていたからね。

■確信へ

サイトウの居場所を見つけて問い詰める。彼はイズミ組という
ヤクザの幹部。ただ合法ビジネスと称して資金洗浄や麻薬の
密売、恐喝の隠れ蓑にしている。

サイトウが開いたパーティーに被害者は参加していたが、
彼女を殺していないことが判明。

・検視官

今回はラニではなくパールマターだった。
被害者の体の怪我から見て爆弾の破片があり、治療方法と
してはアメリカの軍医が行っている異物・壊死組織除去手術
のデブリードマンというものが行われている。

過去の事件について調べると、2003年3月15日にオズ・ファ
ミリーが沖縄で両親と息子、そして二人の娘が殺されている
ことが分かる。ただし実際には二人の娘は生きて居たようだ。

ヤクザの用心棒をしていたグリーンドラゴンの存在が明らか
になっていく。

■結末

領事館の女性を装っていたのはサヤ・オズという当時の生き
残りの娘の長女。妹のサクラ / ジェイドの方が家族を殺した
ものを探していたようだ。

まるで昔の香港映画みたいだ(笑)

ジェイドはアメリカに名前を変えて逃がしてもらったが先日
ニュース映像で聞いた声が当時の犯人の声と似ているという
ことで犯人に接近する為に色々と画策していたようだ。
そしてその人物がディーンの父・ランドールだったこと。
ランドールとサイトウとオズは共同で不動産開発をしていた
がサイトウがヤクザだと知りオズは抜けてしまった為に殺さ
れていた。そしてジェイドを殺害したのはランドールだった
こと。

ただランドールが忍者レベルの事が出来るなら刑務所に入れて
も逃げることは出来そう(笑)

■その他

・リックは過去東京に行った

ホステスのことを説明していたけれどとても詳しい。
リックは過去に日本に来ていたことが有った様だ。
しかしホステスと話をしていたのでケイトへの電話を忘れて
しまっていた。

しかし「ミヤゴ」では思いっきりぼったくりされてカード
では6千ドルの支払いをさせられていた。
まるでイタリア・ヴェネチアレベルのぼったくり。

・忍者かどうかを試す

リー・トンという韓国人が容疑者となった際に取り調べ室で
リックは忍者かどうかを見極める方法が有るとしてコーヒー
カップをわざとテーブルから落としていた。それをリーが
手際よく拾うことが出来れば忍者だが、落としてしまったこと
でそれが否定される。

・ライアンがカラオケ

アイコに誘われてカラオケしてていた。
結婚しているとしていたけれど、断れないところはライアン
っぽい。

・結婚生活に失望?

カーリーという女性は結婚生活が既に倦怠感に包まれて
いるような感じで・・・
ステキな友人はステキじゃなくなっていたと語る。
ケイトは邪魔くさく感じていたのに、カーリーのことは
一応理想みたいに感じていたのか。

結婚はつまらないようなことを吹き込まれてケイトとしては
ショック。リックとの結婚に於いてはそうはならないが。

「私はあなたに飽きるのも嫌、飽きられるのも嫌だ」

・ゲイツに手裏剣

携帯に刺さった手裏剣を取った時にその手裏剣がゲイツの
元に飛んでいったらしい。相当激怒する声が聞こえたぞ(笑)

■使用された曲

・Wild Thing
Written by Chip Taylor
・What I Like About You
Written by Wally Palmar, Mike Skill and Jimmy Marinos
Sung by Seamus Dever and Anna Moon
・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan
・Sexy by Miss Amani

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

サヤ・オズ (Brittany Ishibashi) 日本領事館員に扮する
ドニー・パールマター …… 検視官
ミチオ・サイトウ …… 40歳、アッパーイーストサイドの資本家、イズミ組
ランドール・ベッドフォード …… 父親
ディーン・ベッドフォード …… ジェイドと
シャロン・ベッドフォード …… 母親
キアラ …… ホステス
リー・トン …… 韓国人バレエダンサー、ジェイドに好意
…… サイトウの秘書
ユミ …… ホステス
アイコ …… ホステス、ライアンとカラオケ
ジェイド・ヤマタ …… バレエダンサー/サクラ・オズ
ママサン …… クラブ”ミヤゴ”
…… セキュリティ、3人をクラブから追い出す

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