キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン6 第3話 機密 Need to Know

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第3話 機密 Need to Know

脚本/
監督/

【ストーリー】

ジョギングする男性は建築現場近くを通る。作業員
(Kiyano La’vin)は私有地なので入らないよう告げると、クレーン
に遺体が突き刺さっているのを目にする。

ケイトとリックはベッドで話していた。ずっとこうしていたい。
しかし二人は携帯のモニター越しでチャットしながら話していた
だけ。事件がなければ週末は戻れるかもというケイト。
しかしそんなケイトの携帯にはマコードからメッセージが入る。
事件かどうかは分からないというケイトに仕事に行くならシャワー
を浴びてから言ったらどうかという。携帯は防水だよと。

リックが部屋に居るとアレクシスとパイ(Myko Olivier)の楽しそ
うな声が聞こえる。スムージーだとして色んな野菜をブレンド
していた。リックはイラっとしているとマーサが起きてくる。
マーサはアンチエイジングを口にしいつものをと語る。
リックが部屋に戻るのを知り、パイも努力しているのよとマーサ。
何の努力をしているというのか・・とリック。アレクシスは19歳
でまだ心配だとするが、いずれ(彼のことも)卒業するという。
リックはウチからも出て行って欲しいというと、交際に反対と
言えば反抗して余計に燃え上がるし、認めれば一緒にソファーで
寝るようになるわよと。

そんな会話中にテレビニュースではチューリー・レイノルズ
(Jeff Grace)の遺体が発見(2013年10月17日)されたとの一報が
入る。マーサはテレビの音量を上げて!!と告げる。
WMZTのリポーター(JJ Snyder)によると、チャーリー年代の
コメディドラマ「ツー・クール(2 COOL For School)」で主演。
彼が演じたデューイ(Dewey)は当時大人気のキャラクターだった
という。マーサは私もこのドラマにゲストで出演したという。
リックはリューイが”ウホウホ”言うだけで受けて居た良い時代
だという。遺体はクレーン車のフックの串刺しにされ吊されて
いた。
そんな現場からの生中継映像にはなんとエスポジートとライアン
の姿が写っていた。リックはマーサに対して「元子役スターが
つるし上げを食らう」「元スターが足をすくわれる」「干された」
とマスコミには書かれるんじゃないかと悪のりする。
リックは状況を聞くためにエスポジートに電話すると、彼は
モニタ越しに一度は電話を見るがリックの電話に出るのを拒否
する。干されたのはチャーリーだけじゃないみたいねと。

現場に行くリック。
規制線の所にケイトの変わりに入って来たNY市警のサリーこと
グラント・サリヴァン(Joshua Bitton)刑事が現場整理をして
いた。部外者の立ち入りは禁止だとしてリックをシメだそうと
する。
リックは強引に入る中、ライアンによるとケイトが居ないのは
痛いが後輩と呼べる人が入って来たのは良いという。リックは
エスポジートに電話に出るのを拒否っただろうとし、生放送で
写っているのを見たぞと語る。オレは大人だから見ずに流すので
捜査を手伝ってやるというリック。オレの天才的な推理力で事件
を解決に導くという。すると本当の理由は何なのかと問われる。
ずっと家に居るのが飽きたというリック。しかしゲイツが知った
ら怒るだろうとすると、彼女は会議でフロリダに行っていると
いうリック。バレないよと。

落ち目のシットコム俳優が串刺しか・・。
ライアンは餓鬼の頃に見ていたとし「ツー・クール」は名作だ
という。エスポジートは見た事も無いという。
検死官のパールマター(Arye Gross)はリックを見て戻ったのか
と告げる。死亡推定時刻は午後7時から深夜2時の間。死因は
見た目通り屋上から落ちてクレーンのフックに刺さっていた
という。争った形跡が有りクレーンと建物には距離があること
から見て誰かに押されて落ちたので自殺ではないという。
ここは彼のアパートで改装/リノベーション中で、その間は別の
所に住んでいたみたいだという。現実には寂しい人で家族・兄弟
は居ないとのこと。
ライアンは遺体のポケットから9桁の数字(56389942)が書かれた
メモが入っているという。サリーに数字と被害者の関係を調べて
と語るライアン。被害者の携帯には女性からもの凄い怒りの
メッセージが大量に入っているという。よく居るイカれ女か、
ストーカーだという。住所はダウンタウン。相手はジェラルディ
ン・パワーズ(Ruth Williamson)だというと、リックはきっと
チャーリーの写真だけの部屋に住んでいる人物だと語る。

・ジェラルディンのオフィスへ。
確かに室内はチャーリーのポスターや写真だらけだった。話を
聞いているウチに女性は私がチャーリーを殺すハズがないでしょ
と語る。しかし何度も脅している事を告げると、6シーズンも彼
がドラマに出られたのは私のお陰だという。チャーリーのエージ
ェントだという。契約したのは1992年の頃。
室内ではドラマ映像が流れていた。そこはちょうど名シーンだと
される場面が流れようとしていた。俳優のラモン・ルッソ
(Antonio Sabato Jr.)と共にドラマの中でリサという女性に
声をかけるシーン。リサに声を掛けた瞬間デューイは”ウホウホ”と
語るとライアンは大笑いする。ドラマが打ちきりになり仕事が劇的
に減ったという。エージェントならば何故脅迫していたのか?
彼はアパートに引っ越したが郵便物が間違って入って来たのだ
という。こっちに転送されてきたこと。明細表には12万5千ドル
が入金されていたのだという。私に手数料を払わずに直接仕事を
受けて居たのだろうと。しかしそんな大金を払うなんて余程大きな
仕事だなと。

演技の仕事ではなく危ない仕事ではないか。
ライアンは才能が分かって居る人かも知れないという。しかし
エスポジートは彼が出るのは妙なリアリティ番組くらいだろう
とし落ちぶれたスターの泥レスとかやると。
NYPDのオフィスに戻るとリックはケイトのデスクだった所が
汚れていることに気がつく。しかもゲイツが戻って来ていて
リックをにらみ付ける。何で居るのか・・フロリダじゃなかった
のかというと一日早く帰って来たのだという。あなたはもう
ここに来る理由はないのだとリックに告げる。

するとそこにマコードとケイトがやってきてそれは違うとし
これは私たちの事件だとして二人は捜査権を主張。司法長官から
の手紙も上がっているので、これから私たちが指揮するという
マコード。チャーリーの事件捜査の情報全てを見せてとし、捜査
が続けてもらうが全ての報告を求めるケイト。何で俳優の死が
連邦の事件になるのかとライアン。理由は言えないと言うケイト。
私たちには情報を出せと言って、そっちは理由は言えないという
のか。機密なんだという。マコードは暫定の報告書、押収した
チャーリーの電子機器を出してという。携帯、タブレット、
パソコンetc..。
彼が殺されるまでの24時間を探るというマコード。

■事件

私有地で改装中の工事現場で男性がクレーンのフックを引っかけ
られて死亡して発見される。
死亡していたのはチャーリー・レイノルズ。子役時代に
「ツー・クール」というドラマでマニア受けして6シーズンの
放送が有ったのだという。その後は仕事に恵まれずに低迷してい
たとされるが、彼のエージェントのジェラルディンによると
彼には12万5千ドルの入金の明細書が有ったということで、
エージェントを通さずに仕事をしていたのではないかという事。
捜査を開始しようとしていると突然連邦捜査官のマコードと
ケイトがやってきて司法長官の命令書の元で、NYPDは彼らの
捜査指揮下に入る事になる。納得いかないNYPDの職員たちだった
が・・・

■感想

「機密」と「役者」というのが今回のテーマだった様子。

ロシアが関係しているだけで、毎度のように怪しい意図が
見え隠れする。中国のドラマがここ数年間ずっとアホみたいに
無条件日本人は悪魔的存在として登場する内容が多いのだけど、
アメリカでも未だにロシアの影は大きい感じ。

やはり捜査権の問題に於いてNYPDとFBIだけでなく今回はCIA
までしゃしゃり出て来て収拾が付かない状況になった。
どの組織も機密という名の下で何一つ捜査を監視下に置いたり
釈放させたりする意図を語る人が居ない。

リックはFBIの秘密主義的な行動に嫌気を差していたけれど、
今回はその嫌な気持ちを大義という名の下で犠牲もやむなしの
態度を取っていくCIAに対して敵意を持つケイトが思わず
ルールを無視した高度を起こしていよいよシーズン6の始まりと
いう構図を作った感じがするね。

一番笑えたのはやっぱり生放送している中でリックがエスポに
電話したのに無視したこと。
また「ツー・クール」というシットコムを巡り、それぞれの価値
観の元で、名作だとするものもいればくだらないものだと感じ
るものが居る。

ライアンは相当「ツー・クール」にご執心。
エスポとリックはくだらないシットコムと一蹴していたけれど、
エスポは意外にも見ていたのか。それを感じさせるセリフの
ワンシーンが存在していた。

■捜査

調べる方法は幾らでも有るけど、一番てっとり早いのは、何故
コメディアンの事件にFBIが乗り出していたのか、その理由を
知ることになる。その為にリックがケイトに対して会いたい気持
ちを利用して、ラテでケイトを買収しようとしたけど残念ながら
あっさりと見抜かれてしまった(笑)

ただFBI捜査官自体も事件の全容を知られていない。
それでも捜査をするのだから、現場スタッフたちの正義感とか
あまり関係無く、個人的にターゲットに感情移入させないように
する為の措置なのかな

捜査はこれ以上するなと言われた際に、ゲイツは死亡告知をする
のは我々だとしていた。そして殺人を犯したものに裁きを
下さないことには刑事としての正義に納得がいかない様子。

・チャーリーと揉めていた人たち

容疑者とも言えそうな人物が捜査線上に浮かび上がる

・ジェラルディン・パワーズ

一番最初に疑われたのが彼女。金の流れがおかしいということで
不審に思ったようだ。

・ラモン・ルッソ

「ツー・クール」ではマルコという役名だった彼。
タクシーの運転手情報で二人が言い争っていたとのこと。

・ハンク・ハーパー

プロデューサーの男性で常に横領を疑われている人物。
そして経理担当が不正な金の流れを見つけて今回もまた横領して
いるのではないかと疑われた。

■捜査2

・FBIとNYPDとCIAが鉢合わせする

それぞれの捜査の特徴が現れて面白いシーンだったのではないか。
NYPDは鳥(ニワトリ)のフンが足の裏に付着して居たことから
“倉庫”を突き止めていく。

FBIは衛星の監視映像から追跡していった。

CIAのイーサン・ライト(James Patrick Stuart)は遺体の第一
発見者だったが、チャーリーにはロシアに行く機会が多かった
為に彼をスパイとして「役」を演じさせていたようだ。
ロシアで一番の危険なアントン・レンコフの組織の情報を集める
のが目的だった。
ロシアが武器の密売をしていることを突き止め、
カメラのケースの裏に武器が隠されていた事を知る。

ただしここで調査を終わらせられないとして、武器に追跡装置
をつけようとしていた。

・国に対する温度差

各捜査機関に温度差があるように、国同士でもその流行が同時に
発生することはない。ロシアでは現在「ツー・クール」が人気
だということで、映画化の話が有ったようだ。
投資したのはロシア人。

ドイツでデビッド・ハッセルホフが人気なのと同じだとしていた
けどね。

■結末

CIAの圧力で捜査は中止になりそうだった。
ケイトも連邦捜査官として染まってしまったのではないかとして
みんな嫌悪感を示していたけれど、実際にはUSBデータを残して
いった。その流れから倉庫に行くチャーリーを尾行していたのが
劇場版「ツー・クール」でドイツ語教師役としてデューイの心
を掴む役・スヴェトラーナ(Emily Baldoni)が、尾行していた
ことが判明。
話を聞くとチャーリーとは愛し合う関係で、スヴェトラーナ自身
はアントンの元から離れたがっていた様子。
これが終わればチャーリーと二人で駆け落ちしようとしていた
ことが判明する。

彼には銃を探すのを止めるように忠告していたこと。
彼がスパイだと気がついていたとし、家族に知られたら自分も
危険な身であることを語る。

結果としてラモンが犯人だった。
彼もまた「ツー・クール」で人気が出るも、その当時集まってきた
ものたちは金を目当てにしていただけで、今の自分に残っている
ものがない。「ツー・クール」は再帰を果たすのに重要な作品
であると感じていたようだ。

この辺はケイトがNYPDに戻る為に示唆する意図をヒシヒシと感じる
ね。

・ケイト、OUT (by 藤原寛)

マスコミに匿名リークしてロシアの組織との関与を調べている
ことが報道された。匿名と言ってもそれなりの機関が調べれば簡単
に発覚してしまうよね。
人として正しいが結果として、個人を助けて市民の正義を貫く
ことは、国家を犠牲にすることにも繋がる。そんな反政府組織を
追求出来なくしたケイトは国を守る人間としては失格となってしま
った。

・スヴェトラーナが美人な件について

ロミオとジュリエットを例に挙げていたけど、演じていた
Emily Baldoniさんはキレイだね。スウェーデン系の女優さん
みたいだね。

■使用された曲

・Castle Theme

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル …… 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット …… NY市警12分署->FBI
マーサ・ロジャーズ …… キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル …… キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート …… ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン …… ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ …… 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ …… 主任・警部

パイ …… アレクシスの彼

レイチェル・マコード …… FBI捜査官、ケイトの相棒
ラモン・ルッソ …… “ツー・クール”の俳優
M.E.シドニー・パールマター …… 検死官
グラント・”サリー”・サリヴァン …… NYPD新メンバー
イーサン・ライト …… CIA
スヴェトラーナ・レンコフ …… ロシア系俳優
ハンク・ハーパー …… 映画プロデューサー、横領疑惑
ジェラルディン・パワーズ …… チャーリーのエージェント
仮の”デューイ” ……
チャーリー・レイノルズ …… “ツー・クール”の俳優
ヴラド・バーディノフ …… 映画スタッフ、ロシア系
…… 作業員
…… リポーター

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