February 18, 2014
第2話 父の罪 Sins of the Father
監督/Gavin Polone 脚本/Adam Milch
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携帯でヴィクラムがしたことの全てを録音していたジョーに
対してヴィクラムはジョーから携帯を奪おうとして襲ってくる。
ダニーはそれを止めようとして、ヴィクラムを突き飛ばすと、
彼は崖から落ちてしまう。おじさんが死んだ・・・ジョーは
呆然とする中、ダニーは俺が父親を殺したのだとして呟く。
二人は暫くその場から動く事が出来ずにいた。
助けを呼ぼうというダニーだが、警察は俺を殺人で追っている
ので目の前で起きたことを話しても信用するハズはないという。
あの状況では正気ではなく、貴方は私を助けようとしたのだと
いう。私が証言するというが、ダニーはジョーが俺のことを
好きだと言う事は町中の人が知っているのだと告げ、誰も
耳を傾ける筈は無いと語る。俺が街を出ていくだけのことで
ジョーの人生を台無しにすることは出来ないと語る。ジョー
は親に秘密にすることは出来ないと告げるが、ダニーは刑務所
にだけは絶対にいけない事を語る。ジョーは家に帰って荷造り
する事を告げ、明日の朝に戻ってくるのでダニーは絶対にここ
にいると約束して欲しいと告げる。
レイシーとリコは喫茶店にいた。
互いにダニーやジョーと連絡が取れないことにやきもきして
いた。ダニーは頭がキレるし機転がよく利くので大丈夫だと
いうリコは長い髪の毛は耳も冷えない役割りを果たすという。
私はダニーを助けたいというレイシーはグロリアオバさんと
話をしてみると語る。
テスはジョーが帰宅するのを知って安心する。
エディとカイルはロリンズ町長からマリリンを要請した件で
尋ねるが、町長は単に派遣されてきただけで面識はなかった
と語っていた事を知る。どう考えても怪しいというカイル。
今はマリリンを優先して探すよう告げる。
カレンは警察署にやってくるとカイルに対してダニーは見つかった
のかと尋ねる。カイルと共にジャック・テイラーもやってくる
と、彼はヴィクラムのボールのメンテナンス係として雇っていた
人物で、ヴィクラムの私物を持って来たという。カレンは
カイルにダニーを見つけて欲しいとするが、現在マリリンを
探すのが優先事項であることを語り一時間半前にモーテルから
居なくなったのだという。マリリンが証拠をねつ造し、ダニー
のことをハメたのだという。マリリンが罪を着せたのは自分の
為なのかそれともヴィクラムの為なのか。
ジョーは荷物をまとめているとリコが部屋にやってくる。
邪魔ならば帰るという彼にジョーは引き留める。何故電話に
でないのか・・バッテリーが切れていたからだという。ダニー
の事を聞くと元気にしているというジョーら対して、居場所を
知っているのかと問われる。ダニーの事だから無事だと言いた
かっただけだという。
翌日ダニーの元にいくジョーだが、ダニーは一晩考えたが、
街を離れることは出来ないことを語る。母やレイシー、ジョー
と二度と会えなくなるなんて考えられないことだという。逃げる
ことがベストじゃないというジョーも賛同する。
ダニーは今すぐに戻って真実を話すと言うが、警察にではなく
ジョーの父・カイルに全てを話すという。俺たちを助けられる
のは君の父親だけだと告げる。みんなから今まで殺人鬼と呼ばれ
てきたが、今は本当に殺してしまったと語る。問題なのはあの
場面で自分も父親の死を願ってしまったことだというダニー。
おじさんは酷いことをしたこと。父に真実は有ったのかとダニー
は疑心暗鬼になる中で、父は俺のことを愛していなかったの
かもしれない事を語る。「ソシオパスは人に関心がない」という
ことは明らかだが、父が何故オバサンを殺したのかが分からない
という。ジョーは答えの見つからない問題に悩んで時間を無駄に
しないで欲しいと告げ、あんな人の為に悩むことはないと語る。
ジャックはカレンの元にいく。
カレンはヴィクラムの弱点を長いこと目をつぶってきたことを
反省する。ジャックは君は賢くて素晴らしい女性だとし、君の価値
が分かる人と行くべきだという。俺のことが必要だと思ったから
こそ俺の元に来たのだろう?とし、俺に恋をしたのだろうというが、
カレンは息子の事が恋しいのだという。ジャックがキスするのを
防ぐともう帰って欲しいと頼む。
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マリリンが証拠のねつ造し、レジーナ殺害事件に於いてダニーに
その罪を着せようとしたことが分かる。カレンを中心とした
捜査官たちは、町長がマリリンを何故寄越したのか気になる中、
ジャックが持って来た会社の定款の中に社名”マーナ”の署名の
中にヴィクラムとジョン・ロリンズ町長の名前があることを知る。
その町長がマリリンを知らないはずはないとして、町長から真実
を聞き出そうとする。
一方レイシーはグロリアが一連の件で何かを知っているハズであり
何かを聞きだそうとして牧場の厩舎に行き、グロリアから話を
聞こうとする。
「全ての問題が解決した」と思っているものたちの喜びとは対象的に
ダニーとジョーだけは暗い影を落としているエピソードだった。
周りが喜ぶ分だけダニーは傷つくという構図が出来上がっている。
別の所ではテスもまた別の意味で暗い影を落としているけど、果たして
その辺の流れはどう解釈すれば良いのか。
ジョーが持っていたヴィクラムの告白ボイス(携帯に録音)は一体
どこにあるのだろうか?ヴィクラムが亡くなるソバで彼の携帯は
落ちていたけど、ジョーの携帯のデータこそ一番大切なアイテム
じゃないのか。
町長、ヴィクラム、マリリン、グロリアが実に怪しい存在と
して浮かび上がるも、その中にテスやカレンも入ってくるのだ
ろうか。
取りあえずレジーナな殺しに関してはダニーの潔白が証明された。
マスコミの反応ばかりが描かれているけど、肝心の学校や
街の様子はまるで伝わってこない。今まで散々見て見ぬ振りを
してきたり、先入観だけでダニーを悪者だと罵ってきたもの
にとっては、どんな顔してダニーと顔を合わせるのか。
グロリアに関しては何処まで真相を知っているのかよく分からない。
マリリンからネックレスを渡され、ダニーのロッカーに仕込んで
置くよう命令されただけで、レジーナ殺害に関しては、ヴィクラム
の入れ知恵によってダニーが殺された風に装われ、それを信じて
いる感じ。そもそもの問題であるタラ伯母さんの殺害に関しても
精通するところが有るのだろうか?
ダニーは真実を話そうとする中で、ジョーが人生を生まれ変わる
チャンスだとして、ダニーにヴィクラム殺害のことに関しては
絶対に”言わせネーヨ(c)我が家”、って圧力をかけているし、全員
がダニーが潔白だったことに喜びを見せている中で流石に言えない
雰囲気を造成している。
今後は「マーナ」がどういう会社だったのか。
そしてその会社に関わっているものたちを芋づる式に引っ張り
あげていく作業が必要となってくるのだろう。
町長の圧力によって邪魔されると思ったけど、これだけマスコミ
が入れば容易には邪魔できないと思われるけどね。
それにしてもチャーリーとレイシー、やたらと”偶然”逢いすぎる。
あまりに胡散臭すぎるぞ。
今まで秘密を隠していたことで責められたダニー。
その秘密に嫌気を指していたジョー。でもこんな時は秘密にしろ
というのはまさに都合が良いものだな。
■使用された曲
・Alissa BengtsonのHemorrhage (In My Hands)
レイシー・ポーター (Kylie Bunbury) 高校生、”女王”
ジョー・マスターソン (Maddie Hasson) 高校生、地味
リコ (Ashton Moio) ジョーの友人
ダニー・デサイ (Avan Jogia) レイシーとダニーの元親友、叔母殺し
カレン・デサイ (Denise Richards) ダニーの母
カイル・マスターソン (Sam Robards) ジョーの父、警察官
テス・マスターソン (Kimberly Quinn) ジョーの母
アーチー・イェーツ (Grey Damon) レイシーの彼氏、サッカー部キャプテン
スコット (Todd Julian) 生徒、ダニーに挑発的
ジャック・タイラー (Ivan Sergei) ヴィクラムの元部下、カレンと不倫?
ヴィクラム・デサイ (T.J. Ramini) ダニーの父、タラ殺し
エディ・ギャレット (Aaron Hill) 警察官
グロリア・クレーン (Jessica Tuck) レジーナの母
ジョン・ローリンズ (Christopher Cousins) 町長
— (Stacy Haiduk) Special Investigator
チャーリー・マクブライド (Jack Falahee) 転校生
— (Holly Hannula) Female Reporter
— (Emmett Miller) Male Reporter
— (Laura Kranz) High School Student