第3話 守るべきもの Chin Check
監督/Sanford Bookstaver 脚本/David Hoselton
【STORY】
・レストラン
ボイトはレントランで少年のディアンソニーと遭う。
ショーナ伯母さん(ショーナ・ウィリアムズ (Taron Patton))
に頼んだら引き受けてくれたという。明日の夜には行ける
というとディアンソニーは今すぐにでも街から出て行きた
いと怯える。仕事を休んでピッツバーグから来てくれる
のだとしそれが精一杯だと。俺が知って置くことはあるか?
と問うと、トレイゼル(Richard Gallion)が俺に「殺しを
やり」と話したという。時期や人物については「準備が
出来たら言う」と語ったとのこと。「忠誠心の証明」だ
という。ボイトは少年にお前はもう俺の仲間だとし俺の
家に来いと語る。ディアンソニーは足を洗いたいが出来る
んでしょ?とし信じて居るからねと語る。
・ドーソン家
アントニオは妻のローラにディエゴは今日も休みか?と
語る。月曜日まで待って上げてという妻。先日誘拐されて
怖い思いをしたのである。アントニオの元に情報屋から
電話が有った事を告げると名前はジャスミン
(Heidi Johanningmeier)である事を告げる。よくかかっ
てくるわねというローラは遭いたいという。アントニオ
は売春の情報屋だとぞというと、一緒に食事をしたいだけ
だという。しかしここに読んだら首になるんだという
彼に外で遭えば良いでしょというと。ダメだというアント
ニオ。遭わせてくれない理由があるのかと問われると
俺の情報屋は淫乱のヤク中のの売春婦だから何も心配する
ことはないという。それんに食事くらい良いでしょとローラ
に押し切られる。
・シカゴ警察
ルゼックはオリンスキーに金曜日は用事で早く帰りたいと
語る。オリンスキーは用事?と聞き返すと俺の婚約パーティ
ーがあるという。俺は招待されていないぞというと、
ルゼックは何て紹介すれば良いと?「相棒でガレージに住ん
でいる。大丈夫俺たちはそうはならない」と言うのかとし
悪いけど彼女に紹介したくないのだという。
リンジーは日取りは決まったのかと問うと、今日は21日
だから半年後の今日だという。ジェイは今日が21日か・・
と思い詰める。
ボイトは無関係な2件の盗聴捜査の結果セントラル地区
の主要なギャング3人を追跡しカーペンター通りの家を
突き止めたことを語る。麻薬課では証拠を挙げられなかっ
たので特捜班の出番だという。5分後に出発すると。
ルゼックがデスクを使おうとするがアントニオはそれを
止める。そこはダメだ・・ウィルハイトの席だと。使って
良い時は俺が言うと語る。
・カーペンター通りの家
オリンスキーたちは前線で捜索。アントニオとボイトは
北側で待機、ジェイとリンジーは南側にいるという。
ボイトはオリンスキーたちにたちに家の中の様子を探る
ように告げる。次の瞬間誰か黄色いフードの男・エドワー
ドがやって来た為にリンジーたちは様子見する。銃を持
っていた男。
ドアを叩くと突然室内から発砲が有り男は蜂の巣にされて
殺される。ルゼックたちは急いで中に踏み込むとそこで
銃を向けてきたピーターを発砲する。
リンジーたちも室内にやってくる。
「コップキラー」と呼ばれる強力な違法な貫通弾を発見。
インスリンの箱があるが一個ではなく大量に有った。
インスリンも闇市場に出ているのか。しかしアントニオは
弾の大きさと箱が同じであることに気がつくとこの中に
銃を込めて売っているのだろうという。
・シカゴ警察
バージェスとアトウォーターは巡査部長のプラットの
ご機嫌取り。バージェスはワッペンを差し出すとテキサス
の従兄弟の彼が通信指令をしているのでプラット用に
もらってきたという。アトウォーターは俺があげたものは?
と問うと、あのワラワラか?というプラットは人にあげた
という。バージェスは友達がシカゴに来るから私が案内
するのでプラットに邪魔されたら困るからプレゼントした
ことを語る。
オリンスキーはルゼックに対してカウンセリングは受けた
のかと問う。これは義務だぞと。
ボイトは死んだ男はエドワード・ジェルコ。薬の売人
で、ルゼックが撃った男はピーター・トーマス・バンフィ
ルで意識不明。ジョルコはバンフィルがデカイ儲けを隠して
いると思い奪いに来たのだろうという。M995 テフロンコー
ティングで防弾チョッキも貫通するもの。この間の殺人
事件でも使われて居るというアントニオ。100箱は有ったな
とし速効型インスリンで表示表記はカナダのものだったと
いうリンジー。俺たちが踏み込んだことで密輸業者が
パニクってヘマする可能性があるとし見張るんだという
ボイト。そのボーデンはリンジーにオフィスに来てくれ
と語る。
・オフィス
ボイトは息子のジャスティンの出所が早まったとし金曜日
の夜だという。君にも来て欲しいそうだというと彼女は
勿論行くという。出る方が入る方よりも大変なんだという
ボイト。
■Impression
いよいよ始まりましたシカゴシリーズのスピンオフ
のChicago P.D.。「シカゴ・ファイア」「シカゴ・メッド」
「シカゴ・ジャンティス」とTHE CHICAGOって感じですね。
ドラマの中でシカゴは「殺人の街」だとクレアの母親が
言っていたようなことを語っているが、やはり犯罪率が
高いところなのだろう。しかし「リバーウォーク」
「ウィリスタワー」など良い所も一杯有るという。
ドラマのクリエーターは「Law & Order」のDick Wolf。
最近はtwitterをしているとやたらと「FBI」の広告が入っ
てくるけどこれもDick Wolfが手がけているのか。
P.D.とファイアは比較的交流が多いですね。
ドーソン繋がりがあるっていうのもあるんですけど、
ファイアの最初の頃は「P.D」のボイト家との闘いみたいな
感じでケイシーが巻き込まれていたりして気持ち悪い状況
に包まれていた。シカゴファイアがS2になるとボイトは
捜査官が降りていたハズが結局戻っているところから始ま
っている。そのカラクリについては深くは言及されなかった
が、P.D.の中ではある条件の下で彼にはハンドラーがついて
いてボイトを操っているかのようだ。しかしボイトがそんな
人物に操られるはずもない。
P.Dになって一話からアントニオのパートナーの美人女性
刑事が殺害されたことも有るが厳しい状況から始まった。
そのせいも有って1話・2話辺りはドーソンとかハーマン
とか出て来たけど、3話ではセブライドが登場する。
セブライドの妹のケイティが誘拐されるエピソードが
有ったけど、今回はそのことにも言及された。
■事件です!事故です!
何と言ってもシカゴはギャングとドラッグと銃器が蔓延
していて実に危険な地域だ。
ギャングと刑事の関係性というのは欠かせないものが有り
また特捜班ともなれば情報屋の一人や二人は抱えていな
ければならない。
今回は突如舞い込んだ麻薬の売人の逮捕に向かうが、その
過程で発砲事件があり、この界隈ではコップキラーと呼ば
れる防弾チョッキを射抜いてしまうような強力な銃弾が
出回っていることが判明する。
その流れを追跡していくというのが今回のメインだった。
・使用されている銃弾はM995 テフロンコーティング。
・その弾は即効性のインスリンの箱で売られている。
・表示の表記はカナダ製(更に調べると「マーカム・メデ
ィカル」)。
・トロント近郊にある会社。隔週の木曜日に営業マンが
シカゴへとやってくる。
・その人物はジョージ・ウィレンコ(41歳)だが車の中で
撃たれて死亡。助手席に口紅付きのコップがあることから
妻・クレアも一緒に来ていた事が分かる。
・カナダではC7というカナダ軍が使っている銃が武器庫
から盗まれたという情報がある。3000個の銃弾と50丁の
C7。
・一緒に乗っていたのは妻のクレア。クレアのアリバイが
嘘だと分かるが昔の男と遭っていたとのこと。
途中でジョージに甥っ子のマイケル・ガンツ
(Billy Aaron Brown)から電話が合ったとのこと。
・マイケルはイースト・ガーフィールド・パークに住んで
いて前科は窃盗と麻薬。数人と連んで行動している。
・ジンの捜査からガンツの通話記録を調べるとゲージ・パ
ークにある「ラッキーM」という質屋に電話している。
ここはオリンスキーがよく知って居る場所だった。
・質屋はブラッドリー・ミルナー(Phil Ridarelli)が経営
している。彼は人を紹介する仲介人をしていて、紹介した
(オリンスキーはチェーンソーを使って脅したのか。)
のは彼だった。そこで自分達に売るようにセッティング
してもらう。
・おとり捜査でオリンスキーとルゼックがガンツと遭う。
しかしガンツは一人だけしか連れて行こうとしない。
オリンスキーが彼の車に乗る中で、踏み込むための合い言葉
は「クリスマスの朝」
・結果的にそこで銃撃戦になり逮捕することになる。
ルゼックがオリンスキーを助けることとなった。
■難しい舵取りを強いられる
ギャングのモリースを情報源にしているボイト。
モリースに銃を売っているヤツを聞きに行く中、逆に
自分のことを誰かがたれ込んでいるとしてその人物を調べる
よう頼まれる。もちろんそれを行っているのはボイトで
あり、ボイトを裏で操るハンドラーのエリカ・グラディ
シャー (Robin Weigert)だった。
モリースを逮捕・起訴したいというグラディシャーに対して
ボイトは二週間待てと語っていたが、ボイトのやり方だと
出所する度に敵が増えて行く危険なことをしている印象だ。
ちょっと更新が滞っているが「Shades of Blue」のチーム
とボイトのチームは完全に被る(笑)
今回はトライゼルにも相当ボコったし大丈夫なのかな。
■その他
・ローラが夫の情報屋に遭いたい理由
ジャスミンという女性は売春婦をしているが同時にアント
ニオの情報屋をしている。電話やメールで出来る話なのに
互いに遭って話をしている姿に、妻のローラじゃなくても
その二人の関係を怪しんでしまうけれどね。アントニオと
ジャスミンが遭っている時の雰囲気はアントニオはその先
の関係になるのをストップしている感じだけどジャスミン
は結構好意を持っているオーラに包まれているんだよね。
ローラは結局息子を助けてくれる情報をくれた彼女に
感謝したくてディナーに誘ったものだった。
アントニオは妻と引き合わせると言えばジャスミンが
来ないと知って黙って「チャオアモーレ」での7時の約束
を取り付けた。最初は400ドルの客を相手にするので行け
ないとしていたが、これはアントニオの為に断ったのだ
ろうか。
ローラもジャスミンもとても魅力的で綺麗な方だ。
ローラは彼女に「聖ニコラス」(子供たちの守護聖人)の
メダル/ネックレスをプレゼントしていた。
「人の奥さんから感謝されたのは始めてだ」
・ディアンソニー
1話の時だったかな。この子をボイトが保護していた。
この子はギャングに所属しボスにはトレイゼルという
人物が居る。
ボイトが一度取引にいくがトレイゼルは彼を育てるのに
手間暇かかっているとして聞く耳を持たなかった。
その為にオリンスキーに頼んで拉致してきてもらい、ボコ
ボコにした上で諦めさせて、ディアンソニーをピッツバーグ
に住む伯母の元に引き取らせた。その際モリースから
受け取った4000ドルを資金として手渡す心使い。
・バージェスの友達
カリフォルニアに住んでいる三人の友達が遊びに来る。
バージェスはプラットに邪魔されまいとして物を贈ったし
アトウォーターにもリムジンを用意してもらった。
ただプラットはバージェスには仕事(ダフィの店で酔っ払い
の対処)を与えて自分が21分署の見学ツアーをさせる。
・21日の金曜日
根深い隣人の確執や幾つかの問題が有る。
・ジェイは21日だと聞いてため息をついていた。
ダニー(Dev Kennedy)にはパストラミ、ゲイル
(Hanna Dworkin)にはスモークターキーを持って行った。
彼らの家ではケーキが用意されていたが娘が7年前の今日
にロニー(Matthew Sherbach)という引きこもりの隣人男に
よって殺されたか何かしたみたいだ。父フィル(Don Forston)
はいつまでもジェイが家に来て嫌がらせをしていると
言っているがそもそもこの親子はダニーやゲイルに何か
誠意を見せたのか?
・本日はルゼックの婚約パーティー
ルゼックは婚約者のウェンディには心配させまいとして
書類仕事だとしていたが実は特捜班に栄転したことを
語る。前回はミスしたけど今回は自分を殺そうとした
男を銃で発砲して殺してしまった。もちろん彼に責任はな
い。カウンセラーにも規定通りに受診していた。
ただ人を殺したことでウェンディが動揺してしまった。
結婚は半年後だというしこれはダメになりそう(笑)
・ボイトの息子
これは「シカゴ・ファイア」時代にケイシーが悩まされ
逮捕させたヤツだったかな。名前はジャスティン。
この人も金曜日に出所。
ボイトはハンドラーに遭う為に出所に立ち会うことが出来
ずリンバーに行ってもらうことになる。ジャスティンは
いきなりリンジーにキスしていたが本当に強引過ぎる。
■Used songs
・Chicago P.D. Theme
Composed by Atli Orvarsson
■Cast
ハンク・ボイト (Jason Beghe) シカゴ警察・特捜班・巡査部長
アントニオ・ドーソン (Jon Seda) シカゴ警察・特捜班
エリン・リンジー (Sophia Bush) シカゴ警察・特捜班
ジェイ・ハルステッド (Jesse Lee Soffer) シカゴ警察・特捜班
アダム・ルゼック (Patrick John Flueger) シカゴ警察・訓練生から
キム・バージェス (Marina Squerciati) シカゴ警察・パトロール
ケビン・アトウォーター (LaRoyce Hawkins) シカゴ警察・パトロール
シェルドン・ジン (Archie Kao) シカゴ警察
アルヴィン・オリンスキー (Elias Koteas) シカゴ警察・特捜班
ケリー・セブライド (Taylor Kinney) 消防士、ケイティ誘拐
エリカ・グラディシャー (Robin Weigert) ヴォイトのハンドラー
ウェンディ (Emily Peterson) ルゼックの恋人
ジャスミン (Heidi Johanningmeier) “ヴィクトリア”、情報屋
メレディス (Rena Sofer) 警察カウンセラー
ローラ・ドーソン (America Olivo) 妻、”Olivera Bakery”
ジャスティン・ヴォイト (Josh Segarra) 息子
ディアンソニー (Isaac White) ギャング
マイケル・ガンツ (Billy Aaron Brown) 武器のディーラー
トゥルーディ・プラット (Amy Morton) 巡査部長、割り振り
モーリス (David Aron Damane) 検事が捕まえたがるギャング
クレア・ウィレンコ (Lesley Bevan) ジョージの妻
トレイゼル (Richard Gallion) ギャング
ブラッドリー・ミルナー (Phil Ridarelli) 質屋”ラッキーM”
ショーナ・ウィリアムズ (Taron Patton) ディアンソニー伯母
ジュヌビエーブ (Heidi Kurzejka) CA時代のキムの友人・金髪
ベラ (Paloma Nozicka) CA時代のキムの友人
ヘイリー (Emily Wolf) CA時代のキムの友人
ウェイス ‘Nicholas Harazin) パトロール警官、ジェイに
フィル (Don Forston) ロニーの父
ロニー (Matthew Sherbach) 隣人ダニーの娘(8歳)を殺した?
ゲイル・コーソン (Hanna Dworkin) 妻、娘を7年前に失う
ダニー・コーソン (Dev Kennedy) 夫
ディエゴ アントニオの息子、学校を休み
ウィルハイト 殺された特捜班
エドワード・ジェルコ 麻薬の売人
ピーター・トーマス・バンフィル
キャスパー ギャング
ジョージ・ウィレンコ 41歳、”マーカム・メディカル”、インスリン
ビンス・キーラー ゴロツキ
ケイティ セブライドの義妹
トミー 警察官