[E] シカゴP.D. Chicago P.D. 第15話 過去の傷 A Beautiful Friendship

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第15話 過去の傷 A Beautiful Friendship

監督/Mark Tinker 脚本/Mike Batistick

【Previously on ..】

スティルウェルはボイトにあなたの効果的な使い方を
思いついたという。スティルウェルにあなたの取り分から
25%だというと、ボイトは選択肢は無さそうだという。
ジェイは犯人を捕まえた事を告げる。プルポを処分する
つもりのボイトに、アントニオは良心がうずくのも確かだ
という。プロポを殺そうとした所、オリンスキーも殺しを
止める。バージェスはルゼックと関係を持つが略奪愛は
無理だとして無かったことに・・という。
特捜班のミア・サムナーを首にしたボイト。そこで制服組
のアトウォーターかバージェスが昇格の機会を得るが、
アトウォーターが選ばれる。バージェスは理由を尋ねると
ボイトは職場恋愛は認めないと言及する。リンジーは
アニーにはチャーリーの息子が居ること。リンジーと引き
替えにヤツは他所の町に出て行かせたというボイト。
チャーリーは俺を踏み台にしてまで出世したなら借りがある
だろうと語る。

【STORY】

自宅からアニー(Angela Ingersoll)の悲鳴が聞こえる。
ちょうどリンジーが来たところで急いで仲裁に入る。
チャーリーが何処に居るのか知らなかったのだというアニ
ー。しかし彼はリンジーに連絡の手段は幾らでもあるだろう
と語る。リンジーはシカゴから出て行くよう告げる。
するとまさか【サンドバル】の事を忘れたわけじゃないだ
ろうなと口にし、俺は忘れていないという。連行したいの
ならば別に良いとし何が有ったのかをばらすという。
それよりも過ぎたことよりこれからの事を話そうというと
リンジーは幾ら欲しいのかと問う。サツの給料で払える
額じゃないとし昔のお前に戻ってもらうという。
リンジーに封筒を渡すとそれを見た彼女はイカれている
という。俺はお前達の為にずっと口を閉ざしていたという。
12年間荒野を彷徨っている間にサツになって俺の息子を育
てている。俺を見くびるなとし黙って居て欲しければ借りを
返せと語る。
アニーはリンジーに対してチャーリーの言う事を聞いてと
語る。

ボイトの元にスティルウェルがやってくる。
連絡ならば俺がするという彼。罠を掛け合うんだろうとし
そういうのは「相互確証破壊」とでも言うのか?というボイ
ト。共倒れにはなりたくないなら焦らずに待てとボイト。

・シカゴ警察署

ルゼックはアトウォーターにこのデスクを使う様告げる。
元はサムナーの席だった。しかし寛ぎすぎるなとしてすぐ
に出動だという。
オリンスキーはバージェスはどうしている?と尋ねる。この
班にあがるのは彼女の方かと思ったという。もう新しい
相棒と組んでいるとのこと。

そこにアントニオも復帰してくる。
早すぎないか?とみんな告げる。「おかえり、そして死なな
くて良かったプレゼント」を用意したとジェイはふざける。
ルゼックは補助歩行器で出て来てみんな心配していたんだ
と語る。

ボイトが来るとみんな出動だと声を掛ける。
アントニオは2、3日は事務仕事をしろとし、死なれたくない
という。これは命令だというボイト。

・解体現場

ジェイは計画的だとし防犯カメラを取り外しているという。
ジンによると一つも残っていないという。50kgのスラリー
爆薬が盗まれたというルゼック。
アトウォーターはその爆薬がどんなものか知らなかった。
鉱山やトンネル掘りが使うゼリー状の爆薬。でかいビルも
破壊出来る程のものだという。警備員も行方不明だという
ルゼック。
ボイトは解体業者の従業員リストと関係者リストを作れと
指示する。爆薬がここに運ばれてくるのを知って居たヤツ
全員だと。
そこにハービーの解体現場の責任者(Paul D’Addario)が
大声をあげて来てくれと語る。なんと呼ばれた先には警備員
が殺されているのだった。

■Impression

「シカゴP.D」のシーズン1は僅か15話。それでも感想書き
は随分と遅れてしまった。

シーズン1はどうしても探り探りになるところがあるけど
正直シカゴシリーズの中では一番作りやすいのではないの
かな。(ファイアは金がかかるし、メッドはどうもワンパタ
ーン。刑事ドラマは安定している)

シカゴ警察の特捜班のリーダーを任されたのは、刑務所に
いるハズのボイトだった。それで「シカゴ・ファイア」の
ケイシーたちも安心していたけど有るときアントニオから
釈放されたことを聞いて文句を言いに行ったエピがファイア
内に扱いだったか有ったよね。
ボイトは元々この街を牛耳る警察官で裏社会にも精通して
いる。汚い事はしているが(みかじめ料を取って小さな
犯罪は容認し大きな組織犯罪を捕まえる)、この人の街を
守る為の手段としては仕方が無い程に、裏社会はギャング
やカルテルでごった返している。

釈放した条件はスティルウェルらの内調の指示に従い
逮捕する相手が決められているがボイトはそれを守らず、
彼らとは一線を画してチームだけを信用している。
だからチーム選びにも余念がなく疑惑を持った人には
遠慮なくチームから追いだしてしまう。

それだけ結束感・信頼性が求められる職場であり、日本の
警察とは少々組織図としては違うし、犯罪の正確・性質も
変わっているしね。

さてシーズン1の最終話はサムナーの変わりに補充される
人員が誰になるか。アトウォーターかバージェスの二択で
オリンスキーはバージェスかと思っていたというように
色々と意見は割れているが結局選ばれたのはボイトの一声
でアトウォーターに決まった。体格が良いし地元で育って
いるし必要なものは十分に備わっている。
アトウォーターとバージェス(そしてプラット(笑))の
パトロールコンビのエピソードも悪くなかっただけに残念
であると同時に二人の間にヒビが入らないか心配な要素
ではある。
「恨みっこなし」と行くのかな・・と。

■事件です!事故です!

問題は幾つか有る。取りあえず現状を整理しよう。

1) チャーリーがリンジーとその友人のアニーを脅迫に近い
事をしているのは何故か。(12年間捕まって居たみたい)

2) 特捜班の中でも監視が付いているボイトとスティルウェル
の関係。圧力をかけた瞬間、相互確証破壊にするのかと
してボイトははねのけた。

3) 内部でスティルウェルに圧力をかけられてスパイして
いるものがいる。(ジンだけどね)

4) 前話からの続きで爆弾が盗まれた。その犯人とチャーリー
の関係はあるのかどうか。
ドラマとしてはそれぞれの私生活上の問題が存在している。

オリンスキーの件は前回一応片付いた格好だけど、
一番謎だったのはリンジーの私生活/過去に関すること。
『リンジーとボイトの関係』については語られていたけど、
今の所『チャーリーとアニーとの関係』がイマイチすっきり
としない。過去に悪さをしていた時の仲間だろうけどね。
そんな中で今回解体業社から爆薬が盗まれ、そこを警備
していた者が殺害され発見される。
盗まれた爆薬はスラリー爆薬と呼ばれるゼリー状のもので
主に鉱山やトンネル掘りの際に使うもの。使えばデカイ
ビルさえも破壊出来るもの。それが50kg分も盗まれたという
のだからたまらないね。

上述してくることにも繋がるが気になってくるのは釈放
されてシカゴに戻って来たチャーリーがこの件にどの程度
関わっているのか。
そして謎の流れでもあるリンジーが内密にジンに頼んで
都市計画規制委員会のサーバーに入って有る場所の見取り図
を盗んでいる事と何か関係が有るのか。

・特捜班

何と言ってもアトウォーターが変わりに入った。
そして生死を彷徨っていたアントニオが退院して復帰した。
ジョークで迎えるところはアメリカンっぽいところで良い
よね。ただアントニオの感情の抑制がイマイチ付かない所
がある。2、3日ジム仕事になった。

・爆薬が盗まれた解体現場

爆薬は盗まれたが雷管と導爆線は盗まれていない。
これは爆発させる為に必要なのでその辺を見張っていれば
自然に犯人が接触するはず。

アトウォーターによると主にこの地域はギャングの
“ツーエイツ”のシマだという。
地元なので顔が利くようでこのシマで何かするようならば
必ず彼らの許可が居る。今回はオリンスキーとアトウォー
ターが組むことになる。

・興味深い捜査の情報源

この二人の流れは比較して見ると楽しい。ジェイはチャー
リーに逢うがすぐに刑事とバレた。ボイトには情報がガセ
だったと語る。
アトウォーターの計画の方を優先していくことになる。

・ジェイの情報屋のマウス

ハーヴィーの解体現場でのことを聞く。
すると爆薬を探していた奴から相談されたという。
そいつに雷管と導爆線を売るという名目で逢うようにセッテ
ィングしてもらう。
いざチャーリーの元に行くがジェイが刑事だということが
ばれていて話にもならない。

・アトウェーターの情報源

グレショーン (Kris D. Lofton)と接触。リーダーの
コープランド・ブリッグスの紹介を求める。取引する場合
どの程度の金やその代替的価値を与えられるのかにかかって
いるのだけどアトウォーターは名刺を渡していた。

アトウォーターの計画に白人が必要と言った時に、ルゼック
は1/16チェロキーの血が流れていると語っていた。

■もう一つの事件

バージェスはベテラン刑事と組まされることになるがこの人
がまたサボり魔。ウェストアダムズ通り600で警報機が作動
したというのにこの相棒のディレーニー(Matt DeCaro)は爆睡
して仕事をしようとしない。バージェスが見に行くことに
なる。

ピザ屋に行くと怪しい男がレジをいじっていた。
バカ刑事のディレーニーは役に立たず、バージェスが応援
を要請して一人で強盗を逮捕した。

プラットはバージェスにディレイニーのことを聞かれる。
この流れ、現在見ている「Chicago MED」に似ていなくも
ない。バージェスは彼のことを軟弱だとしてそんな警察官
は許せないことを語る。
プラットもクソ野郎であることを知って敢えてバージェス
を試した気がするね。MEDのロビンも強い男性を求めていて
コナーに現在良い感じだからね。
ルゼックとバージェスは少し歪みが出来たか。
と思えば最後にHな関係に・・

■個人的問題

・リンジー

ジンに内密に都市計画課にハッキングしてもらい見取り図を
入手してもらった。これ結局チャーリーが使うことになる。

またリンジーはナディアが施設から出てくるので迎えに
行く事になっているがいけなくなってしまう。折角の信頼
関係が揺らぎそうだがアントニオに迎えを頼む。

ジェイがチャーリーが解体屋の事件に関与していることを
リンジーに話して全てを聞き出そうとする。しかし頑なに
一人でやるとして決して口を割ろうとしない。
「真実を話さないと守れない」
とボイトの言葉を引用するが・・

父は刑務所、母が家出した時にリンジーはチャーリーに
育ててもらったみたいだ。勿論ヤク漬けにされたし、
当時のリンジーは16歳だったこと。養ってくれた恩がある。
ただその時リンジーの友人だったアニーも巻き込んでしまい
ここでは罪悪感が生まれている。全てをボイトに話した。

ナディアとリンジーは署で逢う。
ナディアはリハビリ施設の人から仕事を紹介される。
仕事が終われば暫くはリンジーの家に泊めるという。

・アントニオ

電話番(笑)
オリンスキーには奥さんから電話。仲直りして良かったね。
ルゼックには冷蔵庫が届くと伝言。

そして彼は妻と電話で何度となくケンカのような言い争い
していた。

一人で署の番人となっているがプラットに任せればいい
のではないか。アントニオはローラが今の彼の仕事
に不満に思っている為に言い争いになっていてストレス
状態。時々その不満が爆発してナディアやボイトの前で
思わず怒鳴ってしまった。妻は兄弟のいるクリスタルレイク
に戻り保安官をしてもらいたいみたいだ。

ナディアの事をアントニオが迎えに北野で彼女は不審さを
感じてしまったがリンジーの書いたメモのお陰で信用される。

・ジン

ジンの父親はギャンブルで問題を抱えていてスティルウェル
の指示に従わないと入管に言って強制送還させられそう。
しかし二人の会話はボイトがきっちりと監視していてジンと
二人で会話する。ルールを破ってボイトは激怒。

■終盤

リンジーがチャーリーに仕事を頼まれる。見取り図を頼んだ
のもチャーリーだったし、狙撃手を別の場所/ハンコック
に狙撃手を用意しろと語る。狙いを反らす為の措置。
やはり弱みを握られている。

・アトウォーターの作戦

グレショーンに逢いブリッグスに接触する。。
ノースウェスタン大の学生で毎月50kgのハッパを売っている
という設定。そこでジェフたちを紹介し変わりに解体現場の
強盗の件を聞きだそうとしている。

ジェフはあっさり自らを警察官だと告げて脅してブリッグス
から情報を聞き出す。相手はケビン・レッドラドナーと
いう男。(レッドなんて言うと「メンタリスト」か「ブラ
ックリスト」か)

レッドの仲間がチャーリーだった。

銀行前で張り込みをしていた特捜班がチャーリーたちを逮捕。

取り調べでリンジーがチャーリーと二人で語る。
リッキーの殺害について話した後、チャーリーは文句を
言うが当時命乞いをしてボイトから湖に沈められるのを
止めたのもまた彼女だった。一年で出られること。
子供と過ごせるかも知れないがリッキーのことを言えば
地獄になると語る。

■クローズド

殺害はレッドが行ったものだというチャーリー。
レッドの居場所がわからず仲間の一人は「BYの倉庫にいる」
と語っていたのをチャーリーは聞いていた。
ナディアはBY=バックヤード(backyard)のこと。
よく呼び出しを喰らっていたというナディア。

現場を偵察に言ったものたちは発砲がある。もの凄い銃撃戦
になっていた。ボイトはSWATを要請。バンが逃走するのを
リンジーとジェイが追いかけた。下は凍り道で寒そうだった
ぞ。
リンジーが犯人のタイヤを撃っていたけど、そんなに射撃が
上手いなら何故交戦時に当てられないのか(笑)

■その他

・リンジーの過去

2002年10月12日、殺人の通報をしたい。被害者はリッキー・
サンドバル。アニーが殺害した様だ。犯人も遺体遺棄の
共犯者も知って居るとチャーリーは語る。
アニーとトラビスの為にリンジーは私がやったと語るという。

・ボイトの交渉

スティルウェルに二度目の交渉。5000ドル。街で集めた10%
で脚の付かない金。それで取引しようとする。

・ジンが死亡

ジンはすぐにシカゴを出てと電話する。スパイウェアを
仕込んでいたPCからデータを盗んで袋に入れていた。
翌日ジンは殺されていたけどあのUSBデータがどうなったの
かだよね。「Graceland / 西海岸捜査ファイル」のカセット
テープ状態
か。

・ローラ逃亡

アントニオが帰宅すると置き手紙が残っていて家を出てい
ったみたいだ。まだ「Chicago Fire」の方ではこの話は
出て居なかったな(S2を見終わった時点で・・)

■Used songs

・Chicago P.D. Theme
Composed by Atli Orvarsson

■Cast

ハンク・ボイト (Jason Beghe) シカゴ警察・特捜班・巡査部長
アントニオ・ドーソン (Jon Seda) シカゴ警察・特捜班
エリン・リンジー (Sophia Bush) シカゴ警察・特捜班
ジェイ・ハルステッド (Jesse Lee Soffer) シカゴ警察・特捜班
アダム・ルゼック (Patrick John Flueger) シカゴ警察・訓練生から
キム・バージェス (Marina Squerciati) シカゴ警察・パトロール
ケビン・アトウォーター (LaRoyce Hawkins) シカゴ警察・パトロール
シェルドン・ジン (Archie Kao) シカゴ警察
アルヴィン・オリンスキー (Elias Koteas) シカゴ警察・特捜班
トゥルーディ・プラット (Amy Morton) 巡査部長、割り振り

エドウィン・スティルウェル (Ian Bohen) 内調
チャーリー・プグリエセ (Billy Wirth) リンジーとアニーの元仲間
ナディア・デコティス (Stella Maeve) リハビリ施設
ディレーニー (Matt DeCaro) 警察官・バージェスの相棒
グレッグ・ガーウィッツ (Samuel Hunt) “マウス”、情報屋
グレショーン (Kris D. Lofton) アトウォーターの知人
アニー (Angela Ingersoll) リンジーの仲間
トラヴィス (Ian Plant) アニーの息子
ジャクソン・グレーブス (John Henry Roberts) 強盗
コープランド・ブリッグス (Christian Anthony) ギャング”ツーエイツ”ボス
(Paul D’Addario) ハービーの解体現場の責任者
(Matthew W. Allen) レストランのオヤジ
(Catherine Perzee) ウェイトレス
ローラ・ドーソン 妻
アドレス・ディアズ “プルポ” 犯人
ゴーガン 警察官・バージェスの相棒

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