サイバー諜報員 ~インテリジェンス~ Intelligence 第3話 もう一人のサイバー能力者 Mei Chen Returns

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January 13, 2014
第3話 もう一人のサイバー能力者 Mei Chen Returns

脚本/Shintaro Shimosawa 監督/Stephen Williams
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イギリス・ロンドン。
MI6のトリスタン・ビゼットはCIAのケイト・アンダーソンと
密会する。ケイトはトリスタンとある取引をしようとしていた。
トリスタンは彼女に対して祖国に抗議行動をした君を受け入れ
る国はアメリカ以上に酷いことをしている国だけだぞと告げ、
情報を渡して取引しようと語る。しかしケイトは中国に行こう
と思っている事を語る。更にこの情報は欲しがる国は沢山ある
という。トリスタンはアメリカにはこの情報を手にしたことを
知られたくないとし、君は確実に消されることになるだろう
と語る。私はモルディブやモロッコなどアメリカの法の届かない
ところにいくという。この取引はかなりシビアなものだとして、
何故膨大な機密情報を何故流出しようとしているのかと問う。
すると私は人殺しにされたのだという。私は単なる分析官だと。
データが本物だというのであれば一部で良いので渡して欲しい
というと、ケイトはトリスタンに対して服を脱ぐよう要求し
銃を突きつける。それが友達に対する仕打ちなのかと問うが、
ケイトの要求に仕方なく従うと、服の下からは盗聴器が仕掛け
られていた。その瞬間何者かがトリスタンのことを打ち抜く。
ケイトは咄嗟に室内に隠れる。そこに現れたのはメイ・チェン
だった。ケイトは何とか彼女の手を逃れ、ロンドンにある中国
大使館に助けを求める。

アメリカサイバー軍。
CIA長官のテタズーと国家情報長官のウェザリーは、サイバー軍
を指揮するリリアンの元へやってくる。MI6への通信を傍受した
結果、女性はCIA局員・ケイトだと分かり、男はMI6のトリスタン
である事を語る。ケイトは目立たない分析官だが、機密情報の
入ったハードディスクを持ち出したのだという。リリアンは
中身は何なのかと問うが、それをいう必要はないとしてハード
ディスクを取り戻す事が重要だと語る。
現在ガブリエルが消えたことを語ると、ウェザリーはそれは
大変な事態である事を告げ、空母が消えたのと同じだという。
しかしリリアンは彼は人間だと告げると、身内の死を悼む権利
はあるでしょと告げ、すぐに戻ってくることを語る。しかし
長官は24時間以内にガブリエルをここに呼び戻せと要求する。

メキシコ・イダルゴ州。
ガブリエルは場末のバーで一人テキーラを飲んで居た。
アメリアの死を悲しむ中、突然彼は自分の脳が作り出す3D映像・
サイバーレンダリング内に入り込む。そこにはアメリアと
最後に逢った時の映像が映し出されていた。ガブリエルはアメリア
に対して何で行ってしまったのかと呟く。現実に戻ろうとした
ガブリエルに対してアメリアの方から声が聞こえる感覚に陥る。
そんな中、地元メキシコの男性・マヌエルはガブリエルに対して
よそ者は出て行けとケンカをふっかけてくると、ガブリエルは
軽くいなした後、ビールを奢り店を出て行く。

ガブリエルは別の店で飲んで居るとそこにはライリーがやって
くる。何でこの場所が分かったのかと問うと、貴方の新婚旅行
の写真を見て分かったのだという。ライリーはアメリアのことは
許して欲しいと言う中、今アメリカ中があなたを探している
事を告げ戻るべき事を語る。するとガブリエルは脳に入ったチップ
が変だと語る。

ジェームソンとネルソンはケイトの情報を追っていた。
MI6へのハッキングはカルピンスキの逆説並みの難問なんだと
いうネルソンジョーク。リリアンは何処の機関よりも早くケイト
を探す様要求する。そんな中ライリーからガブリエルを見つけた
との連絡が入る。

ガブリエルは誰かが自分のサイバーレンダリング内に侵入して
きたようだと語る。誰かに見られている感覚があるのだという。
しかしライリーは妻を亡くしたばかりなので当然なのではないか
という。悲しみや孤独を感じているのかもしれないが、貴方は
独りではないことを告げみんなが心配しているのだという。

キャシディの元に戻るガブリエル。
しかしチップには異常は見られないという。
サイバーレンダリングは夢に似ているのでしょ?と問うと、
事実と想像が混在しているようなものだという。それならば
アメリアの死の影響が強く影響を及ぼしていることは否定出来ず
それがレンダリング内に現れているだけではないかと語る。
ガブリエルはアメリアからの通信が有ったとするが、霊界に
アクセスするのはいくら何でも無理だと語る。しかし今まで
には感じた事がないようなリアルな感覚があり、向こう側から
アクセスしてきているようだと語る。サイバーレンダリングは
現実には存在しないもので、情報の断片で再現した仮想空間で
あり、全てはガブリエルの頭の中で起きていることであり、
他の誰かがアクセスするような事はあり得ないと博士は語る。
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ガブリエルは死んだと思っていたアメリアが生きていたことを
知るが、彼女は自爆テロを企てていることを知り、体内に
爆薬を含んでいる事を知る。なんとか助けようとするが、
ライリーはガブリエルを助けることを優先し、ホテルのガラスを
破ってプールに飛び込む。するとアメリアの居た部屋は大爆発
を起こしてしまう。
傷心のガブリエルはアメリアとの思い出の地であるメキシコ
へと無言のまま向かう中、CIA局員の一人が最高機密の情報を
持ち出しイギリスに逃亡している事を知る。彼女はジェナ計画
と呼ばれるものに関わっていた人物の一人。なんとジェナ計画
とはサイバー軍が行っていたクロックワーク計画の成果を知り、
サイバー軍を監視する計画であることを知ると共に、持ち出された
機密情報がチップの設計などを含めた情報だという事を知る。

一話の感想の中でメイ・チェンの登場は一話限りだと書いて
しまったけど、俳優がGrace HuangからFaye Kingsleeに変わり
再登場し始めた。

一つの可能性としてサイバーレンダリングの世界観の中で繰り広げ
られる攻防がこのドラマらしさを物語る要素として登場し始めた
のだけど、この世界観の中に入り込める人物は限られているので、
この世界観ばかりが描かれると、それこそガブリエルだらけのドラマ
になり、ライリーとかサイバー軍の存在自体が必要性を感じなくな
ってしまう。

サイバーレンダリングの存在自体がどういうものなのか研究者
自身にも未知の領域で、自分の思考の中に他人の思考が入ってくる
ことへの違和感を唱えており、チップと彼自身の心が作り出した
ハズの世界観の中にメイが操っているとなると夢ではなく現実
となり、何らかの催眠術を使っているのではないかとの疑いが
出てくる。遠隔地からどのようにして他人を操る術を使って
いるのか。

今回はこのドラマの中で「XX計画」という名前が複数出てきた。
「クロックワーク計画」は一話から出てきた名前の一つだけど、
「ジェナ計画」「MKウルトラ計画」は新たに出てきた名称だ。
ジェナ計画はCIAがサイバー軍を監視する為の計画名であり、
MKウルトラ計画は上述したことにも繋がるけど、洗脳実験のような
ものだと今回の首謀者であるケイトが語っていた。
「守るべき自由を私たち自身が侵害している。」
しかし人間の行動は誰かが監視し抑制しないと、欲望が勝ってしま
うところが人間の本質であり、ジェナ計画はある意味必要悪な
ものだとは思うけどね。

ガブリエルの存在自体をみんなは貴重なものとして捉えている
けど、逆に脅威な存在として捉えているのも事実である。
どれだけの能力を秘めているのか。その能力が自分たちの為でなく、
相手の手に渡ることで自分たちに向けられる脅威がどれ程のものに
なるのか。とにかく人間は未知なものへの恐怖心は何時の時代も
持ち合わせているということなのだろう。

ガブリエルとは孤独を共有出来る人物だとして共闘を求めるような
メイ・チェンは、チップの情報を元にして自分とガブリエルこそ
が種の起源となってアダムとイブのような存在になれるとしていた。

未来の世界でマシンがマシンを量産してしまうとなると、
「ターミネーター」みたいな世界観になってしまうけど、
今回チップを開発した博士たちは外部からの侵入に対する
セキュリティの存在を口にしているのに対して、寧ろ制御出来なく
なった時のことを考えた自衛策というのをまるでとっていない
ところが違和感が有った。

相変わらずガブリエルがロボット扱いされることへの異議を
唱えること。人間であることを訴える流れは挿入されている。
そして天才・異質故の孤独感というのを今回唱え始めたけど、
彼らが孤独だと感じる流れが今の所描かれていない為に言葉ばかり
が専攻している感じがするのがちょっぴり惜しい気がする。

データの格納技術というのも毎回この手の近未来的設定のドラマ
では欠かせないところ。ケイトはリキッドデータを開発して
おり、巨大データを超小型ファイルに格納する研究をしていた
ことで、そのデータをコンタクトレンズの中に入れていた。

出来ればもう少しデジタル的展開とアナログ的展開を上手く
混在してシナリオを描いて欲しいですね。仮想空間の世界観も
悪くは無いのだけど、上述したようにガブリエルだけのドラマ
になってしまうので、是非ともライリー他工作員も上手く活用
して欲しいところだ。

■■
ケイト役を演じたAnnie Werschingは「24」でシーズン7と8に
出演したジャックと恋仲に落ちるレネ・ウォーカー役を
演じている。

ガブリエル・ヴォーン (Josh Holloway) サイバー諜報員
ライリー・ニール (Meghan Ory) 元シークレットサービス
Dr.シェナンドア・キャシディ (John Billingsley) 博士、チップ開発
ネルソン・キャシディ (P.J. Byrne) ジェナンドアの息子
クリス・ジェームソン (Michael Rady) サイバー軍
ゴンザロ・ロドリゲス (James Martinez) “Gonzo”、サイバー軍
リリアン・ストランド (Marg Helgenberger) サイバー軍の司令官

アメリア・ヴォーン (Zuleikha Robinson) ガブリエルの妻、裏切り?
ジェフリー・テタゾー (Lance Reddick) CIA長官 (DCI)
ケイト・アンダーソン (Annie Wersching) CIA職員
アダム・ウェザリー (Tomas Arana) 国家情報長官 (DNI)
メイ・チェン (Faye Kingslee) チップを埋め込まれた女
エイムス・ペムブロク (Elden Henson) 元サイバー軍・裏切り
トリスタン・ビゼット (Russ Bain) MI6
ジェニー・ウー (Emily Chang) メイに殺害される中国大使館員
— (Garret Sato) Chinese Ambassador
— (Roy Vongtama) Embassy Guard
— (David Wong) Embassy Guard
ジョーンズ (LeRoy Mobley) Cybercom Agent
— (Noah Thorne) C – DOC Agent

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