サイバー諜報員 ~インテリジェンス~ Intelligence 第9話 ジン・コンの復讐 Athens

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March 3, 2014
第9話 ジン・コンの復讐 Athens

脚本/Matthew Lau 監督/Bill Eagles
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リリアンはサイバー軍のチップを狙おうとして襲いかかってき
たジン・コンが中国の諜報員だと知って、中国政府と取引した
上で、ジン・コンの身柄を中国に引き渡していた。

北京市昌平区・秦城監獄。
刑務官のボックとジュンはいつものようにジン・コンの独房を
監視して回る。ボックはこの男がアメリカのサイバー軍を
襲った人物なのかとジュンに問うが、そんな噂を信用するなと
ボックに語る。ボックはジュンを選んだ理由として信用出来る
と思ったことを語るが、その彼はジュンによって殺され、
ジン・コンはジュンによって監獄から脱走させられる。

サイバー軍では、ネルソンがプリンターに手を焼いていた。
TR9の報告書は週に一度紙で準備するのに、プリンターが何故か
動いてくれないのだという。一生懸命プリンターに話しかけて
なんとか動いてくれと祈る。ネルソンはガブリエルがやって
くると君からも話しかけて欲しいと頼むと、300億ドルかけた
最新技術をプリンターの修理の為に使えというのかと問う。

そんな中サイバー軍には国防総省のセキュリティ監査官である
デビッド・コリンズワースとスーザン・マーシャムがやって
くる。リリアンとジェームソンは二人の為にシステムのことを
説明する。このシステムでは手の動きで衛星を制御出来る装置
で、現在はCIAからの要請で北朝鮮の潜水艦の動きを監視している
のだという。航行禁止区域を50kmも超えて居るという。
スーザンは手で動かせるのであれば、システムへの不正アクセス
はどう避けるのかと質問すると、手のひらを読み取りユーザーを
確認しコンピューターが皮膚伝導と静脈を読み取り、2048bitの
特徴を抽出し生体認証するのだという。システムにアクセス
出来る人は認可されている人だという。手を切断したらどうな
るのかと問うと、リリアンは手の事故に逢っていないか捜査官
たちを調べてくれとジョークを飛ばす。

そんな中ジェームソンとネルソンは、プリンターが動かないの
はバッファが変な情報をため込んでいるからだという。ジェー
ムソンはレジストリーも破損しているぞと語る。

コリンズワースはライリーを見つけると、声を掛ける。
ライリーは彼の事をあまりよく思わず、政府に問題を密告するのが
あんたらの仕事かと問う。しかしそれを否定するとコリンズワース
はライリーは食事に誘う。ライリーはそれは出来ないが誘って
くれたことを感謝する。
そのやりとりを少し離れたところで見ていたガブリエルは
デートの誘いかと問うと、行けば良いのにと語る。
しかし良い男だし好感は持てるが内なる声がノーと言っている
のだろうと問う。

そんな中ネルソンはライリーとガブリエルを緊急事態だとして
呼び出すと、全ワークステーションがダウンしている事を語る。
すると全ネットワークがダウンしていて今も拡大している事を語る。
施設中にアラーム音が鳴り響くと同時にガブリエルに異変が
見られる。ライリーやリリーは大丈夫かと声を掛けるが、突然
ガブリエルはお前達は誰なのだと問う。
電磁パルスがサイバー軍のネットワークを破壊したとし、
ネットワークアダプターにLV3の侵害を受けて居ると報告する。
リリアンはそれ以上の侵入は食い止めるよう告げる。

ガブリエルに異変が起きているということを聞くと、ジェームソン
たちに博士の元にガブリエルを連れて行くよう命じる。
クロックワークのラボに行くだけだとするが、ガブリエルは抵抗
してジェームソンを殴り飛ばす。
そんな状況の中でもサイバー軍のシステムはLV4のセキュリティ
へと侵入される。リリアンはすぐにセキュリティ閉鎖・遠隔
アクセスの無効、バックアップサーバーをオフラインにする
よう命じる。更に衛星管理をシャイアンマウンテンの基地に
移動させるよう告げるが、誰かがウチのIDに成りすまして、
外部へのアクセスを支配しているとのことだった。

ガブリエルを博士の元に連れて行く。
ライリーはガブリエルをロックのかかった部屋に閉じ込めるが
私たちはあなたを傷つけるつもりはないと語る。私は相棒で
有り友達でもあるという。俺たちは寝たのかと問うとそれを否定
する。友達なら何故閉じ込めるのかと問われるとあなたを
守る為だと語る。ここから出してくれ”ニールさん”と言われる
とライリーはショックを受ける。
博士によるとチップがなくても人間の脳はメモリーに当たる
短期記憶とHDDに当たる長期記憶に分かれているが、データを
処理する為にチップは長期記憶の方に接続するのだという。
しかし電磁パルスがガブリエルの神経の末端を妨害したので
逸れたのだと語る。一時的に電気回路を停止させられている
状況だという。一度電源を入れ直したらどうなのか?と問うが、
時間をかけて正しく刺激すれば別の経路が見つかる可能性は有るが
今の状態には戻れなくなるとのことだった。
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中国の諜報員・ジン・コンはリリアンが情報を得る変わりに中国
政府と取引として、犯罪人として引き渡すこととなった(1話より)。
しかしそんな彼は裏工作して中国の監獄から脱走し、再びサイバー
軍へと攻撃を仕掛けてくる。監獄にいる間、ジン・コンはサイバー
軍制圧の計画を練っており、電磁パルスを利用してガブリエルの
チップを一時的に混乱させた後、情報捜査してサイバー軍が
しているチップを埋め込む作業を人権無視の行為だとして受け止め
させ、更には激しいハッキング行為によって外部との連絡を遮断
させる。リリアンは最優先して守るべきものがあるということで、
オライオン指令を発令する。

一度はドラマの中で試すであろうと思っていた、ガブリエル自身
が暴走するというエピソード。
人間は記憶というものを最も信じるのか、それとも記録という名の
データというものを信じるのかということを図るような内容だ
った。

ガブリエル自身のチップがどう記憶や行動に影響するのか分からな
いけど、チップが全ての脳波を制御しているとも思えないし、
博士自身によると長期的記憶を司る信号をチップで制御している
とのことだったので、短期記憶的は残っているハズなのに全ては
忘れてしまったかのような行動を取るという辺りが違和感が有った
かな。

人の思いは~~を超える・・みたいな展開を期待したのだけど、
この状況下で信頼感もクソもないような感じだったし、何を以て
ライリーとガブリエルの間に信頼感が出て殺し合いに発展しなかった
のかということをもう少し過去のエピソードを使った象徴的シーン
を用意して欲しかった気がする。

いかにも怪しい国防総省のセキュリティ監査官がやってきた。
衛星を管理する手段として説明をしていたのに、コイツら話を聞いて
いるのか?って感じで、手を切断したらどうなるのかという質問を
していたけど、リリアンたちが皮膚伝導と静脈を読み取ると言って
生体認証をすると語っているのに、それ以上の説明の何が必要なの
かって感じ。ただ生体認証システムも、システムそのものがハッキング
されて、職員だと登録されていたら何の意味もなくなってしまうんだ
なということ。

今回の敵は1話に出てきた人物で中国人諜報員ジン・コン。
僅か1シーズンしかないドラマで2度も登場させるほどのキャラクター
なのかと言えばその通りだし、アジアン的にはイケメンな人なので
かなり残念なヤツではある(笑)
英語を学ぶ時に苦労したのは慣用句だとして
「自ら招いた災難」「小人閉居して不全をなす」など、やたらと
口数が多い敵ほど安っぽいヤツもいないんだよなぁ。
中国人=カンフーということで、アメリカンな陸軍の近接格闘術との
対決は見物だったけど、結局はリリアンがバーンでドーンとアメリカ
ンを象徴する銃で決着をつけるところなど、男の拳の対決に水を差す
という流れが有った。

そもそも中国政府を信用すること自体がリリアンの間違いだった。
中国の地方政権なんて贈収賄でズブズブなハズで、リスクなど犯さな
くともジン・コンは釈放されるだろうし、中国政府にとっては、サイ
バー軍に侵入した英雄的人物だろうし、幾ら首都北京の刑務所だから
と言ってもアメリカのサイバー軍の存在を中国の刑務官が知っている
とも思えない。

何が人間的で何が非人間的なことなのか。
ガブリエルに埋め込んだチップ自体が非人道的な産物ではないのか
という、人間の犯してはいけない領域に踏み込んでいる感じが
してくるし、客観的に見た場合、サイバー軍のしていることが
正しいのか否か。これまでの功績というものを排除し、導入部だけ
を見ると確かにガブリエルが語る様な非情さみたいなものは感じる。

極秘プログラムの”PRISM”とか、オライオン指令とか、アテネの
リストとか如何にも今後のシナリオに対する前振り感も強かった
けど、一シーズンで終わりだし、残念ながらネタとして使われること
も無さそうだ。

アテネ4U7-Rの変異遺伝子を持つ子供達のリストを探していたみたい
だけど、寧ろその変異遺伝子がなんなのかという研究結果を持ち出す
方が有用だと思う。中国には12億人を超える人材がいるわけで、
中国人の中から改めて中国政府の下で遺伝子を持つ人物を捜し出す
みたいな方が基本的には現実的な気がする。

サイバー軍はバージニア州のエンジェルブラフというところに
有るらしい。如何にも嘘くさい名前の地域だ。

「頭脳は感覚・予測・記憶・直感が集まったものだが、結局一番大事な決断
を下すのは頭脳じゃない。根底に眠る知能は心だ。」とのDr,のお言葉。

ガブリエル・ヴォーン (Josh Holloway) サイバー諜報員
ライリー・ニール (Meghan Ory) 元シークレットサービス
Dr.シェナンドア・キャシディ (John Billingsley) 博士、チップ開発
ネルソン・キャシディ (P.J. Byrne) ジェナンドアの息子
クリス・ジェームソン (Michael Rady) サイバー軍
リリアン・ストランド (Marg Helgenberger) サイバー軍の司令官
アダム・ウェザリー (Tomas Arana) 国家情報長官 (DNI)

ジン・コン (Will Yun Lee) 中国の諜報員
デビッド・コリンズワース (Charlie Koznick) 国防総省セキュリティ監査官
ボック・ウォー (Alexandre Chen) 中国人民軍
ジュン・アン (Richard Chiu) 中国人民軍
スーザン・マーシャム (Andrea Grano) 国防総省セキュリティ監査官
ノーマン (Johnny Kostrey) ジンの手下のハッカー
— (Bethany Levy) Tech
— (Stephen Oyoung) Gunman Bravo
— (Tim Soergel) Hostage

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