グッド・ワイフ the Good Wife シーズン4 第18話 依頼人の死 Death of a Client

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March 24, 2013
第18話 依頼人の死 Death of a Client

脚本/Robert King、Michelle King
監督/Robert King
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セントパトリックデーではシカゴ市のディナーパーティー。
州知事選に於ける民主党指名候補として勝利したピーターは
この日、アリシアや選挙スタッフ、そしてアリシアのパートナー
弁護士を招待して出席する。
アリシアのドレス姿、そしてイーライもビシッとスーツ姿で
決めた姿を見てイーライのそんな格好は初めて見たと語る。
とても似合っていると語る中、アリシアは酒を飲みたいとして
会場内のバーへとアルコールを取りに行こうとする。イーライ
はこのディナーの目的は忘れないでくれとピーターやアリシア
に改めて釘を刺す。今日はジェームズ枢機卿が出席し、心に
決めた候補者に握手、又はハグをする日だという。歴史的に
ハグされた方はカトリックの80万票を獲得できるのだという。
対立候補であるマイク・クレスティーバに勝利する為には
是非とも獲得したい票だと語る。ピーターはそれでは中絶の
話だけは避けないとなとジョークを飛ばす中、イーライはアリシア
にもセント・アリシアを演じて、妻の鏡ということをアピール
して欲しい事を語る。その為にもアルコールはほどほどに・・と
告げる。

そんな中ウィルやダイアンも会場に来る。
ウィルとピーターに挟まれたアリシアは居心地が悪そうにする。
ピーターは妻をパートナー弁護士に昇格させてくれたことに
感謝するが、実力であることを語る。
アリシアはバーへと足を運ぶとそこにはクレスティーバが居た。
バーに居れば君に会えると思ったというマイク。まだ恨んでいる
のか?と問うがアリシアは平然とした顔をして何か悪い事でも
したのかと問い返す。私はあなたと違い人生は短いので正直に
生きるのだと語ると、それならばピーターの戦略を教えて欲しい
と語るマイク。私の人気でピーターは女性票を獲得することを
語る。貴方のことは平然と嘘をつける図太さを持っている人と
しか思っていないとし、「我が闘争」って感じだという。
ゴドウィンの放送の通りかというと、私のことを逢ってすぐに
ヒトラーに例えたことを非難する。

そんな中ダグラス・ヤングシカゴ市警察の刑事がアリシアの元
へとやってくる。
アリシアかダグラスに連れて行かれるのを見た枢機卿は何か
有ったのかとマイクに尋ねると、どういうことかは知らないが
また息子の件ではないかとウソを吹き込む。

ダグラスはアリシアに対してお宅の顧客が路上で殺害されたこと
を指摘すると見て欲しいものが有るという。被害者の名前は
マシュー・アッシュボー。殺害される瞬間の映像が街に設置
されている防犯カメラに写っていた。犯人、又は犯人が乗って
きた車に見覚えはないかと問うと、この映像は3時間前のこと
だという。マシューに敵はいたのかと問うとアリシアは大勢
いた事を告げる。ダグラスによるとまたこの犯人は殺人を犯す
可能性が高いと告げ、捜査上開かすことは出来ないがそういう
情報があるのだという。彼はどんな裁判を起こしていたのかと
問うと案件は18件にものぼるのだという。彼は訴訟大好き人間
だったとのこと。ダグラスはアリシアに対して敵対者リストを
書いて欲しいと語る。

アリシアはマシューと事務所と会話した時のことを思い出して
いた。マシューが訴えようとした理由の一つは犬が五月蠅い
というものだった。配偶者権の喪失、電話会社を訴えるという
ことなど様々。あまり同時に訴えるようなことをすべきできない
のではないかと。
そもそもアリシアとマシューの出会いはウィルがアリシアに
彼を紹介したことだった。彼はボーテクノロジー社でストリーミン
グプログラムを作っているSEだった。彼はいつも音楽を流して
いた。その件を尋ねるアリシア。どうしていつもバッハの”歌”を
流しているのかと。それを聞いたマシューは”歌”と表現したこと
を指摘。何故強要を隠そうとするのかと問う。歌をリピートして
流しているのは奴らが飽きて盗聴を辞めるようにする為だという。
彼はCIAが自分の事を盗聴していると妄想していたのだった。

アリシアはリストを作り終わる。
ダグラスはマシューが命を狙われると言ったことは有ったかと
問う。
するとアリシアは当時のことを思い出す。
アリシアはマシューが命を狙われていると主張した際に思わず
笑ってしまったが、いつか遺体安置所で逢えば分かるという。私の
言ったことが”真実”だと。

アリシアは彼はモサドに暗殺されると言っていたことを語る。
シカゴ警察も訴えていることを聞かれると嫌がらせを受けて居る
とのことだった。
アリシアはウィルに電話するとウィルのソバにはダイアンの姿も
有った。アリシアは顧客のマシューが殺されたことを語ると、
捜査の為に警察から訴訟の件を話せと言われているが秘匿特権は
どうなっているのかと確認する。死亡しても有効であることを
告げ、遺族に承諾を得る必要があるという。ウィルは遺族に
確認を取るまでは法に触れない程度の話に止めておくよう告げる。

アリシアの元にローラ・ヘリンジャー検事補がやってくる。
ローラはアリシアが勝負服を着ていることを指摘すると、判事
を悩殺する為だとジョークを飛ばす。

一方ピーターはダイアンと会話する。
先日の討論会の前に討論の相手役をしてくれたことに感謝を示す
ピーター。ラドウィグ判事が二週間前に事故で死亡した件で、
最高裁判事に空席が出来た事を語る。そのポストは知事が任命する
ものであり、ピーターは自分が当選した際にはダイアンを推薦したい
事を語る。イーライもピーターとダイアンは方針も合うし、財界
との繋がりやネームバリューがあることを語る。そして何よりも
素晴らしい判事になれるという。今の仕事は当然辞めることに
なると言われ、ダイアンとしては困るが、返事は今日中にして欲しい
という。つまり残り2時間半だった。
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■テーマは真実とウソ・・・そして秘密だった。

今回の背景にはセントパトリックデーが有った。
前回の会話の中で、ダイアンがシカゴ市のディナーパーティー券
を買って欲しいと頼まれていた流れがそのまんま回収された訳だ
けど、招待されること自体が事務所としてのステータスにも繋がる
様だ。選挙選に於いては、ジェームズ枢機卿が二人の候補に対して
どういう行動を取るのかということが注目され、ハグされるか握手
されるかどうかでその後の80万票のカトリック教徒たちの票が
割れるというものだった。そんな状況を素直に楽しめる人は、
ある意味本当に幸せな人で、一番肝を冷やしていたであろう
イーライが、ビシっとしたスーツを来て現れ、ピーターや
アリシアに対して、なんとか選挙選をプラスの方向に持ち込もう
としている姿が印象的だった。

正直ものが馬鹿を見る世の中にはなって欲しくないけど、政治に
ウソをつきものだ。
クレスティーバが噂を吹き込むと、枢機卿はそのウソを信用して
しまう。政治に家族を巻き込むことは当然なのかもしれないけど、
ある時ピーターか誰かが、紳士協定のような形で家族を巻き込まない
ことは最低限の礼儀みたいな形を取っていたと思う。
そんな紳士協定も簡単にウソで貫くクレスティーバにどのように
して反論していくのか。

イーライは常にセント・アリシアを強調しているが、毎回のように
その裏で起きているアリシアの本性を見ていくと、少しずつ
その姿とのギャップに驚かされるところも有る。
特に不倫問題に関して、ウィルとの関係中にクライアントからの
助けに応じようとせずに、マシューが結果として命を落としていた
としたら大変な問題だと思う。

クライアントであるマシューはとても変わった人だった。
訴訟を起こすのも人嫌いというよりも構って欲しいという気持ちが
強いのかも。訴えられる人にとってはたまったものではないけど、
何時の頃から彼に採っては、アリシアと遭いたいが為に訴訟を
起こすようになったのだろうか。
確かにアリシアとマシューのやりとりを見ると、マシューがアリシア
の魅力に引きつけられた可能性は有ると思うし、ウィルもマシュー
がアリシアのような人がタイプだという事を見抜いて彼女を紹介した
のかも知れない。

アリシアの隠れた本性というのは、アリシアママ・ヴェロニカを通して
娘のグレースや息子のザックにも伝わることが有った。
孫からの関心を引きたいが為に母親のことを売ってしまうというのは
多かれ少なかれ政治家がやっていることと同じであり、そして警察官
がしていることと同じなんだなと思うとちょっぴり皮肉である。
今回はそんなエピソードが至るところに散見されていたのかも知れない。

■守秘義務を突破せよ!!!

依頼人のマシューの訴訟の流れは殆どが重箱の隅を突くようなもの
だったのだろうことは想像に難くないけど、相当な陰謀論者である
ことも事実だった。まるで「BONES」のホッジンズ博士と同様に、
CIAに監視・盗聴されているとか、モサドに狙われている、シカゴ警察
もからの圧力もあるという。

シカゴ警察では被害者のマシューに関してアリシアから事情を聞く。
正直シカゴ警察が動いた流れは、全てクレスティーバが仕組んだ
ことなんじゃないのかと疑いの目を向けていたのだけど、結局の所
警察署としては、どういう意図でアリシアから話を聞き出そうと
していたのか。GPS云々の件は守秘義務の問題から、アリシアが
話そうとしない情報を引き出す流れがあると思っていたので、絶対に
ウソだろうなと思っていたけど、問題はその流れの中にヘリンジャー
が一枚絡んでいるのかどうかということかも。警察署の判断でそこまで
頭の利いた作戦を取るのかどうかということも有るしね。
ただウィルが先日、州検事局の外部委託の法務の件でヘリンジャーの
ことを誤解してしまったのと同じパターンという可能性が高く、
アリシアは恩人でも有るのでヘリンジャーがそんな卑怯な手で
情報を引き出そうとしているとも思えないけどね。

警察が弁護士からの守秘義務を突破する為に嘘を付いたのに対して、
カリンダとケイリーの流れに於いては、アリシアの命が関わっている
という危機感と共にS4-16の中でカリンダとケイリーの間で芽生えた
愛情の流れからも、検事局時代の守秘義務を突破して情報を引き出す
ことに繋がった。ただ16話の時の二人の結末は謎のままフェード
アウトしているので、今回カリンダが休日のバーで女性(マッセージ
セラピスト)と良い感じの関係になろうとしている流れがどういう事を
示唆しているのか気になるものがあるね。

カリンダは警察の車両保管庫にある容疑者の車を見て、リンカーン
は2006年のゼファーだとして、GPSのついていない型番だとしていた
ことでウソだと発覚するも、GPSなんて幾らでも付けられるものだよ
なぁ。

で、結局警察としては、シカゴ警察内の麻薬ディーラー・ロマックス
とのシカゴ警察のノゾウィッツの繋がりが発覚するのを恐れたのか、
それともノゾウィッツが潜入捜査をしているという事は事実であり
潜入していることがバレるのを防ぐ為の行動だったのか気になる。

最終的には犬の飼い主によって殺害された様で、そんなことで人を
殺すのかと問うダグラスの姿に対してカリンダは一蹴していたけど、
犬の訴訟の流れ自体は過去に於いてアリシアは取り下げるべきこと
を助言していた流れが有ったので、彼女に責任はないとする流れを
印象づける意図が有ったようだ。

■気になったネタ

・ヘリンジャーとウィルとアリシア

恋愛関係に於いて、ヘリンジャーはウィルとの関係をアリシアに相談
する姿が有った。アリシアの元に駆けつけたウィルとアリシアの会話
する態度を見てヘリンジャーとしては何かを察した様子。

・ダイアンへの最高裁判事のオファー

まだピーターが選挙選に勝利していない状況の中、オファーすると
いうのもちょっとぬか喜びさせすぎじゃないかという気がしないでも
ない。ただそうなると民間の弁護士事務所に属することは出来なく
なるので看板を外さなければならない。ロックハート・ガードナー
弁護士事務所の肩書きは、ガードナー・フロリック弁護士事務所に
なるのか、それとも家族法のデビッド・リーの名前を取って、
ガードナー・リー弁護士事務所になるのか。

・チャンドラー殴られる

もといクレスティーバがピーターに殴られた。
「ウソに勝てるのは真実ではなく、より大きなウソである (c)イーライ」。
ってことで、上手いことピーターがトイレで彼を殴り、飲み過ぎて酔って
転んだことにした。

トイレと言えば、アリシアが署の化粧室に行こうとした際にも
ダグラスたちがノゾウィッツ巡査部長の件で話合う姿を目撃すること
になった。アメリカに於けるトイレとかエレベーターは、重要な
場所の一つだな。

・アイルランド

アメリカの警察はアイルランド系が多いということがNHKのblogさん
の中でも書かれている。先日まで放送していた「CSI:NY」のシーズン8
の中でも、アイルランド系で祖父の代から警察官であるドン・フラック
刑事は、マンハッタンのスラム系地域に於けるアイルランド人の
9割は牧師か刑事になると語っていたシーンを思い出すな。

■使用された曲

・David BuckleyのThe Good Wife Theme

・Concerto for violin in G minor, BWV 1056r, 3rd movement
・Air (from Orchestral Suite No.3 in D major) (adapted and arranged for solo piano)
・BlaggardsのBig Strong Man (Yakety Sax)
・BlaggardsのDrunken Sailor

アリシア・フロリック (Julianna Margulies) 弁護士
ケイリー・アゴス (Matt Czuchry) 検事
カリンダ・シャルマ (Archie Panjabi) 調査スタッフ
ウィル・ガードナー(Josh Charles) 法律事務所の共同経営者
ダイアン・ロックハート (Christine Baranski) 法律事務所の共同経営者
ピーター・フロリック (Chris Noth) アリシアの夫。元州知事
イーライ・ゴールド (Alan Cumming) ピーターに雇われ調査員

マディ・ヘイワード (Maura Tierney) 半導体の女王、ビルのオーナー
ニック・サベリース (Marc Warren) レッカー業者、カリンダの夫
クラーク・ヘイデン (Nathan Lane) 管財人、”毛沢東”
ジャッキー・フロリック (Mary Beth Peil) ピーターの母・虫が・・
ザック・フロリック (Graham Phillips) アリシアの息子
グレース・フロリック (Makenzie Vega) アリシアの娘

マイク・クレスティーバ (Matthew Perry) 共和党候補
ヴェロニカ・ロイ (Stockard Channing) アリシアの母、自由奔放
ローラ・ヘリンジャー (Amanda Peet) 地方検事補
ダグラス・ヤング (Will Chase) シカゴ警察、捜査官
カーディナル・ジェームズ (John Cullum) 枢機卿
マシュー・アッシュボー (John Noble) ボーテクノロジー社
— (P.J. Benjamin) Old Captain
ショーン・ノゾウィッツ (Gene Gillette) シカゴ警察、麻薬
テッド (Marcos A. Gonzalez) Detective
— (Sean Rossi) Waiter
— (Danielle Sepulveres) Beautiful Girl / カリンダと。
— (Carlton Tanis) Bartender
— (Bill Walters) Irish Barfly

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