グッド・ワイフ the Good Wife シーズン4 第16話 悪魔のささやき Runnin’ with the Devil

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February 17, 2013
第16話 悪魔のささやき     Runnin’ with the Devil

脚本/Meredith Averill
監督/Christopher Misiano
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役員会議の場でウィルは正式にアリシアがパートナーになった
ことを報告すると、みんなは受け入れてくれる。
デビッドとウィルはダイアンらパートナー弁護士たちの前で、
そろそろ27階と29階を取り戻したい事を告げる。しかしダイアン
は支出を増やした結果これまで散々負債によって悩まされたも
のであり二度と過ちは繰り返したくないという。ウィルは
守りに入ると同じくらいに危険だとするが、寧ろダイアンは
何処にリスクがあるのかと語る。生き残った数少ない事務所
なので手を広げるタイミングであることを説得すると、ダイアン
はその場で挙手し、事務所を広げるべきかどうかで決を採る。
賛成6人、反対6人の同数だった。小委員会を結成し新しい
フロアを借りた場合の影響を調べてもらうという。またウィル
はもう一つ問題が有る事を告げ、我が事務所の調査員について
一人だけでは負担が大きい事を告げ、もう一人の調査員を
雇いたい事を語る。アリシアは以前第二調査員を雇った結果
上手く行かなかった事を語る。確かにブレイクとカリンダは
ウマが合わなかったが上手く捜し出そうという。アリシアは
採用担当委員に自分も加えて欲しいと頼む。ダイアンはあくまで
事務所の利益を優先する行動を取るよう要求する。

一方ビショップの予備審問が行われようとしていた。
検察側はスポーツジムの内部通報者をビショップが殺害したの
だとして再勾留を求めていた。
連邦検事補として法廷にやってくるのは、アリシアとは学生
時代からの宿敵であるリズ・ローレンスだということが分かる。
リズはアリシアの元にやってくると、またしても貴方とは敵と
味方なのねと語る。ケイリーはリズの姿を見てアリシアに誰なの
かと問うと、学生時代からの宿敵だと語る。

— 法廷 —
判事:フレンド、連邦検事補:リズ、被告弁護人:アリシア。
被告:ルモンド・ビショップ。

アリシアは依頼人であるビショップが8歳の息子・ディランと面会
出来ないことに対する不満を述べると共に、彼は誰も殺害して
いないことを訴える。犯人は彼女の恋人だったノアだという事
は明らかにされたハズだという。連邦検事補は依頼人を違法に
罰しようとしていることを訴える。判事は引き続き勾留するが、
週に二時間の面会を許可する。
そんな中逃走していたノアが見つかったが警察に追われて、
銃で自殺したとのことだった。

ビショップは妹のジュディと息子のディランと面会する。
ビショップはアリシアに対してこれから弁護士を二人にしたい
として彼女に共同弁護をするよう求める。
妹は確かにアリバイを証言してくれるが、身内の証言なので
不利だという。弁護士の名前はチャールズ・レスターだという。
ビショップはよりによってやってない罪で追い詰められるとは・・
と嘆く。

ウィルとダイアンは、弁護士事務所拡大案について話合う。
ダイアンはちょっと金が入ったからといって何故すぐにそう
金を使いたがるのかとウィルを非難する。ウィルは君だって
ケニングに追いつき・追い越そうと話していただろうと語る。
しかしダイアンは300人のスタッフを抱えている身としては、
ギャンブルによって彼らの生活を危険にさらせないと語る。
ダイアンはスターン曰く「パートナーと意見が分かれた時は
経営理念を読め!」という言葉を引用する。

一方アリシアやカリンダたちはビショップが経営している
スポーツジム”ファインフィットネスヘルスクラブ”のVTRを
見ていた。そこにはビショップは一度も逢ったことがないという
被害者のクリスティーナ・ディアスと共に写っているVTRだと
分かる。ビショップは一度も逢ったことがないと証言しただけに
これが公になれば不利に裁判が進むことは明らかだった。

そんな中アリシアとケイリーは、共同弁護をするという
レスターと逢う。レスターは二人の姿を見ると思っていたのと
全然違う人だと語る。
これから三人はジムのトレーナーをしているアイク・クレイマー
と逢う事になっていたが、レスターはメモしていた紙を
一生懸命探していた。

アイクから話を聞く。
すると自分はビショップのことを悪者にはしたくないが、
「使い込みをしてるヤツを見つけたらぶっ殺す」と言っていた
事を語る。そしてクリスティーナが使い込みをしていたことが
発覚したのだという。

ダイアンとウィルはカリンダに対して顧客の一人にセス・デルーカ
がいることを告げる。レストランのシェフだが、スターンの
最初の依頼人でもあり8年来の付き合いだという。しかしその彼が
突然全ての金を精算してきたのだという。大抵そういう場合には
事務所を変えようとしている合図だと語り、何処か別の事務所と
接触していないか調べて欲しいと語る。ダイアンはカリンダに
対してタオクラウンが破産したことを知っているかと問うと、
失業した友達はそこで働いていたかと聞く。すると調査員が2人
失業したのだという。
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■事務所に余裕が出てきた

今回はピーターを中心とした政治色は一切無く、事務所の今後
の行く末を占う意味として、事務所をどのようにしていきたい
のかどうかが描かれた。なんと言ってもこの事務所は、管財人
が入った途端にオフィスは縮小することになり、新しいビルの
オーナーとなったマディによってオフィス全体を掌握されたよう
な印象も有った(実際にはビルのオーナーになっただけ)。
前回マディがピーターによってこっぴどくやられた為に、これ
以降の出演にクレジットされておらず、オフィスビルがその後
どういう状況になっているのかまるで描かれていないが、再び
勢力を取り戻したロックハードガードナーが取り戻していくという
流れがあるのだろう。

財布を握っている保守的なダイアンと攻撃的なウィルの性格の
違いが現れて、投資に関して意見が分かれるというのも興味深
かった。これって男女としての性格にも起因するような気がする
けどね。

■事務所を裏切ると怖い目に・・・

今回ロックハードガードナーのクライアントの一人、シェフの
ことをカリンダが調べるというシーンが有る。その過程でケイリー
が個人事務所の開設を企んでいる可能性を仄めかすシーンが
有った。どこまで本気かどうかは分からないにしても、それが
パートナー弁護士の耳に入れば即クビと成ってしまう。
かつてケイリーがアリシアと共に意見が盛り上がっていた際に
フロリック・アゴス弁護士事務所を作っちゃおうと語っていた
けど、ジョークにもTPOが有るんだよなぁ。

そして皮肉にもビジョップが経営するジムやバーでも似たような
意識が働いている。ビショップの従業員たちは不自然な辞め方
をすれば途端に襲われてしまうような圧力は存在するのだろう。

圧力と言えば、ここ数話はそんな圧力によってサラされること
ばかりだ。特に連邦検事局や司法省の不当な圧力というのが
駆け引きの一つとして利用されることが多い。今回のリズも
違法に証人に圧力をかけていた。

■裁判での駆け引き

証人が次々と法廷(予備審問)に於ける発言を撤回させている事
に関して、不当な圧力によって証言させれないとして訴える。
しかし実際には連邦検事補の方でも不当な圧力によって
言葉巧みに証言をさせようとして居る事が発覚。

レスター役のWallace Shawnは、「ゴシップガール」でも
法律家としてブレアの母の再婚相手として登場する。
優しそうな顔をして、どれだけ怖いネタを突きつけたのだろ
うか。ビショップの妹に対しても恐怖心で縛り発言させるの
をそししようとしていた。
言葉のニュアンスは使う方と使われる方では受け取り方が違う。
ちょっとしたニュアンスの角度を変えた使い方をすればたちまち
優しい言葉にも刃を突き刺すような言葉にも伝わってしまう所
が有るんだろうね。

■カリンダに部下が出来る!?

法律調査部が新設されるということをウィルから聞く事になる。
第二調査員を取る事になり、カリンダはそこの部署の上司になる
ようだ。仕事・金・ランクが上がると言われているけど、
カリンダとしては納得がいくのか。

新しくやってくるロビンに対して、普段は単独で行動している
みたいだけど、二人での行動は取れるかどうかを尋ねていた。
カリンダが元々単独での行動を好む人物であることが有るけど、
今回少ない仕事の中でもロビンならではの視点で、行き詰まり
がちな捜査への進展を協力・後押ししていた感じだった。

■その他

・愉快なシーバー家

ウィルがダイアンに対して歌う姿が有った。
一緒になってワインで祝杯をあげる姿。
確かにこれだけのことを経験してきたので少しダイアンにも
休暇を与えて欲しい感じはするね。

・豪華な脇役

リズ役のAudra McDonaldは、「プライベート・プラクティス」の
ナオミ・ベネット役の女性だった。

ビショップの妹のジュディは「コールドケース 迷宮事件簿」
でシーズン3からレギュラー出演したキャット・ミラー刑事役。

■使用された曲

・David BuckleyのThe Good Wife Theme
・TonebendersのLucy, Suzy, Cindy
・Jenny OのWell OK, Honey

アリシア・フロリック (Julianna Margulies) 弁護士
ケイリー・アゴス (Matt Czuchry) 検事
カリンダ・シャルマ (Archie Panjabi) 調査スタッフ
ウィル・ガードナー(Josh Charles) 法律事務所の共同経営者
ダイアン・ロックハート (Christine Baranski) 法律事務所の共同経営者
ピーター・フロリック (Chris Noth) アリシアの夫。元州知事
イーライ・ゴールド (Alan Cumming) ピーターに雇われ調査員

マディ・ヘイワード (Maura Tierney) 半導体の女王、ビルのオーナー
ニック・サベリース (Marc Warren) レッカー業者、カリンダの夫
クラーク・ヘイデン (Nathan Lane) 管財人、”毛沢東”
ジャッキー・フロリック (Mary Beth Peil) ピーターの母・虫が・・
ザック・フロリック (Graham Phillips) アリシアの息子
グレース・フロリック (Makenzie Vega) アリシアの娘

デビッド・リー (Zach Grenier) 家族法
ルモンド・ビショップ (Mike Colter) 麻薬王、クライアント
チャールズ・レスター (Wallace Shawn) ビショップの顧問弁護士
ロビン・バーディン (Jess Weixler) 調査員、元財務省
ジュディ・ビショップ (Tracie Thoms) ルモンドの妹
ディラン・ビショップ (Eric Ruffin) ルモンドの息子
セス・デルーカ (Walter Bobbie) レストランのシェフ
アイク・クレイマー (Glenn Davis) ジムのトレーナー
デクスター・ロハ (J.D. Williams) ジムの店長
クラウディア・フレンド (Bebe Neuwirth) 判事
リズ・ローレンス (Audra McDonald) 連邦検事補、アリシアのライバル
ウォルト・バディナック (John Rue)
ベニー・ラグズデール (Juan Carlos Hernandez) ビショップのクラブの従

業員
— (Andrew Hovelson) Stableman
— (Guiesseppe Jones) Guard
クリスティーナ・ディアズ (Kimberly Magness) 被害者の女性

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