April 25, 2011
第19話 ペティ・イン・ピンク Petty in Pink
脚本/Amanda Lasher
監督/Liz Friedlander
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セリーナの従姉妹のチャーリーがフロリダからやってくる。
バートがかつてダンとのオフレコの会話の中で、自分のビルを
バートが燃やしたことが有るということを語るのをチャック
は耳にしていた。ラッセルがシカゴに戻る前に、彼がバス産業
を狙った理由は、バートが燃やしたビルの中に妻が居たという
事だと聞かされる。レイナは母親とは音信不通であることに
寂しさを覚えて居た。リリーは地方検事に自らの罪を告白する
ことになる。チャックとブレアはまた関係が戻るかに思われた
が、ブレアはチャックにはまだ一緒に未来を歩んでいけるだけ
の用意が出来ていない事を語る。
ブレアの元に手紙と共にブランドの靴が贈られてくる。
パリに滞在していた時に出会った王族のルイからのものだった。
彼がニューヨークに来るということを聞いてブレアは朝から
ずっとドレス選びをしていた。しかしなかなか靴に似合うドレス
が見つからず、ドロータも心配する。セリーナはリリーの処分
が自宅勾留になった為に傍にいるとして家に戻ったという。
ブレアはセリーナのクローゼットを漁りに行くとして貸して
いた部屋に入っていく。
リリーの足には監視用の足かせが付いていた。
セリーナはエリックとチャーリーと共にニューヨークのスイーツ
巡りをしてくる。リリーはひれからピンクパーティーの実行委員
のみんなを正体したので、みんなにも手伝って欲しいと語る。
しかし心配すべきはリリーが自宅勾留されているという事実を
前にしてみんなが本当に集まるのかということだった。リリーは
友達だから来ると語る。
ルーファスとダンはブルックリンの自宅にいた。
ルーファスは今夜見るDVD鑑賞会の為に映画を探しに来ていた。
ルーファスはダンに対して人には言えない相手との関係は進展
したのかと問うと、ダンはもう解決したとして結局はただの友達
ということになったという。それよりも現在”パリマッチ”の編集者
から電話が有った事を告げ、”W”でもブログを読んで俺に執筆して
欲しいと依頼してきたのだという。しかし頼まれた内容がくだら
なすぎるとし、欧州の王子がニューヨークに来ているという
タレコミが有り、王子の一日を密着して欲しいのだという。
王子はマスコミ嫌いなのでお忍びで行動するハズだというもの。
ルーファスはバネッサとの関係はどうなったのかと問うと、ダン
は君と話すことはないと伝えた事を語る。しかしルーファスは
確かに許せない気持ちも分かるが、幼なじみをそう簡単に見限る
なと告げられる。
ブレアは相変わらず服選びをしていると、ルイから電話が鳴る。
ボクの贈った箱は届いたかと問うと、あの時話していた彼氏とは
どうなったのかと聞かれる。ブレアは別れた事を告げると、ルイか
らお互いフリーである事を告げ、これで気兼ねなく会えると語る。
今度は私の国で会えるのだというブレアはニューヨークの魅力を
教えることを告げる。しかしルイはここに来ていることを知られたく
ないのだと告げる。
そんな中、ブレアに呼び出されたペネロペとジェシカがやって
くる。ブレアは私の変わりに授業のノートを取って置いてと告げる
とこれから大切な関係な人物と遭うのだとして、ジェシカから
クリスマスにあげたバングルを奪いとると自分にはめる。
二人は大切な人とは誰のことなのかとブレアに聞くが、今は
話せないのだという。それを聞いたペネロペはゴシップガール
に探ってもらおうと告げる。
セリーナはチャーリーに対して、色々とニューヨークのことを
教えていた。セリーナはバネッサがメールしてきた”ダンとブレア
がキスをしていた”ことを調べる為の方法論をチャーリーに教える。
ゴシップガールのアーカイブで証拠を探すのが一番だとし、
二人がコソコソと遭っているのであれば掲載されているハズだ
という。そういればバネッサがメールしてきたことが本当か
どうかが分かるというもの。チャーリーは本人に聞けば良い
だけのことではないかと問うが、疑っていることが分かれば
親友として最低ということになるという。もしも真実ならば
黙って居るブレアが最低だというもの。
チャーリーはブレアとダンがドライブしている内容が書かれて
いると告げると、それはジュリエットの件で行った時のもの
だろうという。二人はフィルムフォーラムで同じ映画を見て
いる事を告げると、ダンは映画好きでブレアはその映画の
オラウータンが大好きなのでたまたま一緒になったのだろうと
語る。セリーナはチャーリーに私の助手にならないかと問うと、
先ずは目撃MAPの見方を覚えてと語る。
チャーリーはダンがベセルカというウクライナ料理店の前で
立っているのを目撃する。チャーリーはダンがベセルカの前に
いる事をセリーナに電話で伝えると、彼はその店のピエロギという
料理が好きなのだという。ダンはルイが店に入るのを見て入店
すると、チャーリーもまた今店にダン入っていったので待機する
という。そんな中、店の前に車が駐まりブレアがやってくる。
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■リリーの処分
リリーは自宅拘留9ヶ月の刑期で済んだようだ。
あれだけ悪いことをして他人の人生を壊したのに、たった
9ヶ月でしかも自宅拘留。大人しくしていれば半年で足輪が
外れるとのことで、流石社交界の大物だという感じ。
金さえ有れば政治も法律も動かせるという典型だな。
足かせ付きでの生活なんて「ホワイトカラー」のニールみたいだね。
乳がん研究の為に財団のためのパーティーに果たしてみんな
が来てくれるのか。
アンを初めとしてリリーが犯罪者となったことを聞いて、誰も
来てくれなかった。互いに本音をぶつけ合い、あんたなんて嫌い
だとしていたけど、こんな社交界での繋がりってどんなものなんで
しょうかね。無理して続けるべきものなんか。
■ブレアの元にルイ王子登場
この人、何処の国の皇室の人なのだろうか。
ブレアもブレアで次々と男を取っ替え引っ替えしている。
ブレアも結局チャックに対して中身だなんだとか言っているけど、
ルイの中身が良いかどうかなんて誰も分からないし、単なる肩書きに
惚れているとしか思えない。肩書きがその人の持つ魅力の一つだと
いうのは分かるにしても、これだけあからさまな態度を見せられる
とちょっと不自然だね。
しかしアメリカでは階級制度がないけど、上流社会ほどイギリスへの
憧れがあるのかそういうステータスを気にしすぎてはないのか。
ルイによるとブレアのことを両親は快く思っていないこと。
ブレアはアッパーイーストを支配している社交界の大物とばかり
の振る舞いをしているのに、ルイから見れば、ブレアは一般市民だか
らだ皇室としては受け入れられないのだという。
ブレアとダンの関係を見ると、アッパーイーストとブルックリンの
下町の男として見下している姿があるし、庶民呼ばわりしている姿
が遭ったりするけど、どの人物も親のすねかじりじゃないかと小一時間
だよね。
■チャーリーがお騒がせの人になるのか
セリーナのスパイ活動の手伝いによって一気にアッパーイーストサイ
ドの負の一面を学んでいる彼女。っていうか完全に使いっぱになって
いるだけって気がするんだけど。ブレアが無理矢理引き連れている
ペネロペたちと何が違うのかって感じになっていくのかな。
セリーナと付き合ったら当然こういう悪い奴になってしまうという
のは明らか。なんといってもあのリリーの血を引いている訳だし。
ダンがブレアと遭っていると思い尾行する。
ダンは欧州の王子がニューヨークに来ているとして、そのお忍びの
記事を書くよう仕事を依頼されていた。
しかしWの記事を見ただけでダンに依頼してくるもんですかね。
この辺はブレアが言っていたように”依頼が来た時点で明らかなウソ”
だと気が付くべきだよな。
■ネイトとチャックとレイナ
レイナは母・エイブリーを探すべきかどうかで悩む中、ネイトと
チャックで意見が割れる。チャックはラッセルが語っていた通りの
事実があるとすれば、父親バートが火災を起こしてエイブリーを
殺害していることになる。ネイトとしては探すべきことを提言。
一度はチャックによって、父親からも離れたレイナが母親からも
見捨てられたと知れば傷つくとして止めようとする。
ネイトがレイナの母親探しを再開し、ニュージャージー州の
ウェイトレスとして働いていることを知り、三人で確かめに行くも
残念ながら別人だと判明した。チャックとしては父親の負の遺産
を背負った格好で可愛そうな訳だけど、ここで決着がつけば良かった
んだろうけどね。アンドリューの調査によると、バートとエイブリー
が火災当時にケンカした後、エイブリーがホテルに一人で入って
いったことが防犯カメラ映像から判明する。
■セリーナはブレアに失望
チャーリーがダンとブレアがキスする映像をゴシップガールサイト
に掲載したことで、セリーナはバネッサの言葉はウソだと思って
いたことが現実であり、親友だと思っていたブレアが内緒にして
いたことに失望する。ブレアとしても公衆の手前、そしてルイの
執事が見ている中で、ダンが恋人であるということを公言しなければ
ならず、否定出来ない状況に追い込まれた。
そんなセリーナはルイに対して、ブレアの悪口を吹き込む辺りが
また性根が腐っている奴だな(笑)
ペネロペはブレアとダンのキスの映像を見て、ウチの両親の離婚
より傑作だと語る姿が有った。
その後ダンとブレアがセリーナの前で説明したけど、今度は内緒
で遭っていたということを問題視されて、セリーナとしてはご立腹。
ブレアはセリーナに対して自分勝手だ!と、どの口がそんな言葉を
語るのか?って感じの突っ込み処満載。ブレア様、貴方の方が
自分勝手度では相当高いですぞ(笑)でも可愛い。
■映画
リリー残念会に家族で映画でも見ようと語っていた。
ピックアップされた映画は・・・
「タクシードライバー」「ゴッドファーザー」「イントレランス」
「サイコ」「羊たちの沈黙」。
ネガティブさが現れているな。
■ちょっと面白かった
チャーリーがダンと会話する中、チャーリーはサラ・ペイリンの
せいでアラスカのイメージが悪いけど・・と語る中、
イメージが悪いのはWerner Herzogの映画で野生のグリズリーがいる
ことを見たことを告げていた。
その後ブレアがやってきて、グリズリーのようにダンを連れていく
姿が面白かった。
■使用された曲
・White Nights by Oh Land
・Hands by The Ting Tings
・If You Wanna by The Vaccines
・Safety Dance by The Asteroids Galaxy Tour
・We Are Stars by The Pierces
セリーナ・ヴァンダーウッドセン (Blake Lively) “S”
ブレア・ウォルドーフ (Leighton Meester) “B”
ダン・ハンフリー (Penn Badgley) ルーファスの息子・長男
ネイト・アーチボルド (Chace Crawford) チャックの親友
ジェニー・ハンフリー (Taylor Momsen) ダンの妹
チャック・バス (Ed Westwick) 生意気、父が厳しいが事故で死去
ヴァネッサ・エイブラムズ (Jessica Szohr) ダンの親友
ゴシップガール (Kristen Bell) 声のみ
リリー・ヴァンダーウッドセン (Kelly Rutherford) セリーナの母
ルーファス・ハンフリー (Matthew Settle) ダンの父
エレノア・ウォルドーフ (Florencia Lozano) ブレアの母
エリック・ヴァンダーウッドセン (Connor Paolo) セリーナの弟
ドロータ・キシロブスキ (Zuzanna Szadkowski) ブレアの世話役
ベン・ドノバン (David Call) ジュリエットの兄、冤罪、元教師
ハロルド・アーチボルト (Sam Robards) 会計士、父、刑務所
ダミアン・ダルガード (Kevin Zegers) 麻薬の売人
ラッセル・ソープ (Michael Boatman) 不動産業、バートのライバル
レイナ・ソープ (Tika Sumpter) ラッセルの娘
ルイス・グリマルディ (Hugo Becker) “ルイ”
アイビー・ディケンス (Kaylee DeFer)
アン・アーチボルト (Francie Swift) ネイトの母
ペネロペ・シャファイ (Amanda Setton) ブレアの部下
アンドリュー・タイラー (Kevin Stapleton)
— (Valentine Bureau) Socialite
— (Isabelle Chester) Socialite
ジェシカ・ライテンバーグ (Alice Callahan) ブレアの部下
— (Frank Fortunato) Police Officer Cascio
— (Vanessa Jones) Waitress
ルシエン (Dominik Tiefenthaler)
ケイト (Kathryn Bryding)
エリオット・ライヒター (Luke Kleintank) エリックの友達
— (Catherine Corcoran) Minion
— (Lauren Mizenko) Student
— (Rich Mollo) Van Der Woodsen Doorman