February 21, 2011
第21話 策略の天才 Shattered Bass
脚本/Sara Goodman
監督/Allison Liddi-Brown
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バネッサから作戦に成功すればダンの心を掴めると言われた
チャーリーはバネッサを悪者に仕立ててダンから気に入られる
ことにする。レイナは父親に変わって母親の敵を取るべくチャ
ックを潰そうとする。バートとエイブリーがホテル火災のある
8時前に言い争いをしている防犯カメラ映像があるという。
更に残されていた手紙から父がエイブリーと不倫していたこと
が判明する。ルイは家族の許しなど必要ないとして、継承権を
捨ててでもブレアと結婚したい事を語る。ブレアはチャックに
そのことを告げに行くが、チャックは窓硝子を割るとブレアの
顔にガラス片が当たり傷つけてしまう。
ブレアはルイと共に映画「ローマの休日」のアン王女とブラッ
ドレーの如くバイクで失踪する夢を見る。しかし心地良かった
夢の中にもチャックが出てくる。目覚めたブレアは夕べチャック
によって傷つけられた頬の傷を鏡で目にする。
ネイトはホテルから出て行こうとするとチャックがやってくる。
チャックはこれからブルックリンにチャールズプレイスとして
豪華ホテルを作ると語る。ネイトはまるで関心がないとばかりに
出て行く用意をすると、チャックはレイナの件で怒っている
のかと問う。俺は父の名を捨てて出直すつもりだと語るチャック
に対して、ホテルや自分の名前を変えてもお前はお前だと告げ、
ブレアに酷いことをしていただろうと語る。出て行くならば
戻ってくるなというチャックにそのつもりだと答え出て行く。
バネッサはセリーナに電話する。
バネッサは少なくとも私の話は事実だったでしょと語り、チャ
ーリーを使ってダンが私を嫌うように仕向けたのは貴方なのか
と問う。ルーファスのビジネスディナーを潰す作戦をチャーリー
が一人で立てられるわけがないという。セリーナはそれを
否定すると、私はチャーリーの味方であり、彼女は戦い方を
覚えたってことじゃないかと語る。
ダンとチャーリーは朝食を食べていた。
グミと本が親友だったという彼女にどんな本が好きだったのかと
尋ねる。彼女は言いづらそうに「屋根裏部屋の花たち」だと
語ると、近親相姦にでも興味を持ったのかと皮肉られる。
フィッツジェラルドと言えば良かったわねというチャーリーは
彼の影響を受けて居るのでしょと問う。ダンが寄稿したニュー
ヨーカーの短編を読んで分かったと告げ、あれはセリーナとの
関係を書いたのでしょと尋ねる。あの頃は俺もよそ者だったが、
今やコンスタンスとセントジュードの同窓会に呼ばれるまでに
なったというダン。行く気はなかったが、君と一緒ならば楽しめる
かもとしてチャーリーを誘う。その前にブレアの婚約祝いの
パーティーが有るのでその後遭おうと語る。
ブレアがルイと婚約したと聞いてサイラスとエレノアもやってくる。
ブレアが起きてくると二人は未来の皇太子妃だと語る。
しかしブレアはルイは継承権を放棄した事を語る。婚約パーティー
でその状況を変えましょうというエレノアとサイラス。
エレノアがテーブルに毒毒しい色のドリンクを置いているのに
気が付きなんなのかと尋ねると、
エレノアはビタミンウォーターとCFDAと主催するデザインコンペ
にジョー・ジーとベナ・カバーと共に審査することになっている
とし、最優秀Tシャツを選ぶのだという。未来をサポートすると
いうエレノアの言葉にブレアはソフィーにも私たちの関係を認め
てもらいたい事を語る。
そこにセリーナが現れると、エレノアたちはセリーナの婚約
パーティーに来られるかと問うがブレアはあんたが来たら
何をされるか分からないとして来ないで欲しいと語る。
セリーナはソフィーにあんたのゴシップを流したことは謝ると
いうが、「あなたの人生みたいに謝罪も期待外れだ」というブレア。
ジャックはレイナに逢う。
兄が燃やしたビルの件で何が有ったのかと尋ねるジャックに対して
レイナはあのビルには私の母がいたのだという。最近まで私もその
事実を知らなかった事を告げ、父に代わって私がチャックに復讐
したいのだという。チャックは母の死が事故ではない証拠を持って
隠していることを告げる。しかしジャックは俺に何の特が有るのか
と尋ねると、バス産業を奪えるわという。そんな中ネイトがやって
くると、ジャックに敵意を見せる。ジャックはネイトに相変わらず
甥(チャック)の残り物を食っているのかと告げる。ネイトはレイナ
にジャックを何故呼んだのかと問う。
ルーファスはチャーリーの元にいくと、君の母から薬を補充しろ
と言われている事を語る。チャーリーは前に飲むのを止めて
大変なことになったことがあるので二度とあんなマネはしたくない
という。今は心配しないで欲しいとして薬を取りに行く事を約束
するとルーファスが既に薬を用意しているのだった。
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■チャックまた新事業
バス産業って財政状況がまるでどうなっているのか分からないな。
また新規ホテル建設って投資する人物がいるのだろうか。
つい先日まで涙目で、身売りしようとしていた所なのに、どうなって
いるんだ。単なるブレアのラストを演出する為だけに新事業を・・・
みたいな流れになっている感じにしか見えない。
バートと同様にこのビルを火災して保険金を手にするつもりでしょ?
ブレアがエイブリーと同様にビル火災で殺されてしまうのか。
あの状況だと突き落とされそうだけど。
ラッセルが突き落とそうとしてブレアが突き落としてしまうという
パターンかな。そしてルイとの婚約が解消されるみたいな。
■いよいよキンバーグ・ビル火災の真相が明らかに・・・
1987年12月3日に起きた火災事件。
バートがラッセルの父でありレイナの母であるエイブリーを
ビル火災で殺害してしまったのではないかとされていた事件。
防犯カメラの映像に映っているものとは一体何だったのか。
アンドリューが持って来たVTRには、バートとエイブリーが言い争う
姿しか映っていないみたいなことだったけど、いつの間にか
別の角度から写した当時のパートナー・ラッセルが鍵を閉めている
姿が有った。
火災自体は二人で保険金目当てに起こそうとしていたことが
分かるみたいだけど、結局この映像だけだとラッセルが直接
浮気していたエイブリーを殺そうとしていたのかはよく分からない
な。
■チャックとブレア
ブレアは街でチャックの甥のジャック(バートの弟)を見つけたこと
で何か作戦を打ち立ててくるハズだから、対策を練っていた方が
良いと忠告に来る。わざわざ直接言いに来なくても、電話しろと
小一時間だったな。
この時点でチャックはジャックに連絡して、共闘を持ちかけたの
だろうか?
流石にレイナに経済的にも戦略的にも力があるように思えないので
チャックをはめようと言われても、ジャックが応じる訳もないとは
思った。そもそもジャックの手にバート産業が手に入るとしていた
けど、そうなるとは限らないと思うし、寧ろバートの犯罪が明らかに
なればバート産業自体が吹き飛ぶのではないかと思わせるものが
有る。その状況でバート産業を引き継いで何の徳があるのかも
分からないし・・・
ルイがここにきて突然ブレアに対する不信感を持ち始めた。
もう先日のプロポーズしたときの気持ちを思い出せと小一時間だ。
皇太子にしては気の小さな男だぞ。
■チャーリーの問題が発覚し始める。
チャーリーは何らかの薬を飲んでいるようだ。
躁鬱なのか、それとも統合失調症なのか・・・
現在Dlifeで放送中の「ねじれた疑惑」のダニーとチャーリーの
状態が、このドラマの中でもセリーナとチャーリーの間で行われて
いる感じ。
チャーリーの信託財産が使用出来る状態になったことで、また
問題が大きくなりそうな予感も有るけど、ホント穀潰しの子供たちだ
チャーリーはセリーナに憧れていたのか、セリーナとダンの姿の
カップルの形に憧れていたのか分からないけど、セリーナ化して
いるところが恐い。
ただ正直、セリーナとは体格が違い過ぎるので、セリーナ
がデビュタント舞踏会の時にパメラ・デニスに誂えてもらった
ドレスにチャーリーが身を包むのは無理がありすぎる気がする。
チャーリーはシラーっと私のものだと言い張るし、孤独なボク・ダン
は相変わらず頭が良い振りしてバカっぽさ全開だし、チャーリーは
妹みたいな存在だとしていたのに、結局関係を持とうとしているし、
なんだかね。
■ブレアの婚約パーティー
ルイとは心を通わせられてプロポーズされたことで、残すところは
ルイの母・ソフィー皇女に認められることと、モナコ皇室自体に
認められること。
セリーナは何かしそうだからパーティーには来ないでというのは
これまで散々問題を起こしてきた相手にしてもちょっと厳しい
お言葉って感じ。ブレアの方がセリーナに攻撃した数は遥かに
多いような気がする。
サイラスは人の心を掴むのが上手いとしていたけど、ホント
ソフィーの心まで掴んでいた。ソフィーが鳥類学を学んでいたこと。
ブレアはセントラルパークのアヒルさんにエサを与えるのを
楽しみにしている子だ。意外なところに鳥繋がりが有った。
■本当のブレアを愛してくれるものは?
ブレアの心には光と闇の部分が有り、ブレアのこれまでの人生は
策略好きでセックスゲーム好きで映画の夢を見ているという。
ルイが本当の私を知ったら幻滅すること。心に闇を抱えていると
して、その闇の部分を愛してくれたのがチャックだという。
サイラスに相談するとルイが運命の相手かどうか知るには全てを
話す事だとしていた。
ただブレアのしてきた事は先日の展開でも、ゴシップガールに全て
書かれているとしていたように大抵のスキャンダルはサラされて
いる訳で、それでも許されていたよな。
■バネッサ復活!?
セリーナが自分もチャーリーに騙されたことでバネッサのことを
信用することになったようだ。本当にこのドラマの信頼関係とか
友人・人間・恋人関係って何なんだろうと思う。
心に闇を抱えていて金持ちであれ心に穴が開いているところを
互いに補う部分に関しては共感出来るところも多いけど、虚勢を
張るにしても行きすぎた部分も多いので、理解出来ないことが
多いね。
■使用された曲
・One In the World by Tapes ‘n Tapes
・Sensitive Kid by Cold War Kids
・Drinks On the House (As Heard On New Amsterdam) by Daniel May
・Heart Is a Beating Drum by The Kills
・Youth Knows No Pain by Lykke Li
・State of I by Peanut Butter Lovesicle
セリーナ・ヴァンダーウッドセン (Blake Lively) “S”
ブレア・ウォルドーフ (Leighton Meester) “B”
ダン・ハンフリー (Penn Badgley) ルーファスの息子・長男
ネイト・アーチボルド (Chace Crawford) チャックの親友
ジェニー・ハンフリー (Taylor Momsen) ダンの妹
チャック・バス (Ed Westwick) 生意気、父が厳しいが事故で死去
ヴァネッサ・エイブラムズ (Jessica Szohr) ダンの親友
ゴシップガール (Kristen Bell) 声のみ
リリー・ヴァンダーウッドセン (Kelly Rutherford) セリーナの母
ルーファス・ハンフリー (Matthew Settle) ダンの父
エレノア・ウォルドーフ (Florencia Lozano) ブレアの母
エリック・ヴァンダーウッドセン (Connor Paolo) セリーナの弟
ドロータ・キシロブスキ (Zuzanna Szadkowski) ブレアの世話役
ベン・ドノバン (David Call) ジュリエットの兄、冤罪、元教師
レイナ・ソープ (Tika Sumpter) ラッセルの娘
ラッセル・ソープ (Michael Boatman)
ルイス・グリマルディ (Hugo Becker) “ルイ”王子
アイビー・ディケンス (Kaylee DeFer) “チャーリー”
ジャック・バス (Desmond Harrington) チャックの叔父、オーストラリア
サイラス・ローズ (Wallace Shawn) エレノアの夫、弁護士
ソフィー・グリマルディ (Joanne Whalley) モナコ皇女
イサベル・サイラス (Nicole Fiscella) コンスタンスの元生徒
ペネロペ・シャファイ (Amanda Setton) ブレアの級友
ケイティ・ファーカス (Nan Zhang) コンスタンスの元生徒
アリー (Michaela Annette)
テア (Ellie Pettit)
ソフィー (Carolina Santos Read) Social Secretary to Princess