バーン・ノーティス 消されたスパイ Burn Notice シーズン6 第13話 国家の敵 Over the Line

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第13話 国家の敵 Over the Line

脚本/Ben Watkins
監督/Marc Roskin

【前回までのあらすじ】

マイケルはタイラー・グレイがネイトを殺したことを恩師でCIA
の上司のトム・カードから聞き出すと、バハマに向かってグレイ
を捕まえるが、彼自身がカードによって雇われていた事を知る。
マイケルはグレイにマイアミに戻ったらカードを追い詰める手伝い
をして欲しいと頼む。盗聴器をつければカードとの会話を録音する
というグレイ。まさかオレが弟を殺した男と組むとは思わない
だろうというマイケル。俺たちでアイツを倒そうと語る。しかし
いざトムのオフィスに入ると電波妨害装置がありグレイの録音は
聞こえなかった。マイケルはグレイがトムに殺されると知り室内に
入ると案の定殺害されてしまう。グレイがアンソンを殺して君の弟
のネイトを殺したのだというカード。あんたが命じたからだという
マイケル。世の中を変えていくのが我々スパイであり、結果を
出す為には手段は選ばないのだという。立派な仕事をしよう・・
やらなければならないことを・・共に未来を歩もうと言われてマイ
ケルはトムが銃をホルスターに収めた後に射殺する。

【ストーリー】

『スパイは悲惨な事態にも対処出来るよう行動と感情を切り離す
ことを教わる。』

しかしマイケルは感情をコントロール出来ず発砲したところをサム
が室内にやってくる。一体何が有ったのか。マイケルは何をしたのか
と問われすべきことをしたという。カードの銃は抜かれていない
とすると、ネイトを殺した罪から逃れようとしたので仕方がなかった
のだという。サムは何故こうなる前に呼びに来なかったのかとして
バカをする前に呼んで欲しかったと語る。オレがいたら馬鹿なことは
させないという。
しかし待ったなしでホテルの一室をCIAや警察官たちが取り囲む。
まず上の階に行きフィーに助けを求めようという。
マイケルはフィーに電話すると彼女も何が有ったのかと問う。
ホテルの警備が走り回っていてCIAも躍起になっているという。
SUVが2台と司令用のバンが来ているという。マイケルはカードが死んだ
としてオレは逃げるという。なんとか出口を探さないといけないと
いうが・・

現場にはCIAのやり手のオリヴィア・ライリーが指揮をとる。
ホテルの警備主任に連絡を・・と語る中、外で様子を見ていたジェシー
たちは本格的な支援チームが動いている事を語る。マイケルは欲しい
のはドアであり見張りのないドア一つで良いという。しかしフィー
は完全に封鎖されているとし閉じ込められている事を語る。

『閉鎖されたビルから逃げるにはスピードが鍵』
警備体制が整う前に逃げようとするがライリーは素早く警備体制
を整えてしまう。エレベーター、館内放送、防犯カメラは全てCIA
が掌握するとし、ライリーは私の管理下に入ってもらうというと指揮
は私が取るという。

マイケルは東側は無理だと知り、なんとか駐車場にいければ・・と
告げるが、フィーは出て行く車も全てチェックされているので無理
だという。マイケルは北側の路地で待っていてくれという。

CIAのフラー捜査官は8階に2人の遺体が有ったとし、グレイとトムの
遺体だという。5分後に掃討作戦をするというライリー。犯人はまだ
この中に居るはずで、絶対に逃がさないという。
従業員にまで封鎖を手伝わせていることを知るマイケルとサム。マイ
ケルはあの警備員さえ落とせれば・・という。

『既に封鎖されてしまったのなら隠れていてもいずれは捕まる。
逃げるには警備を混乱させる。』
ノームは9階を調べていたところ、防犯カメラで見守っていた
CIAアンダーソンは不審者だとして語る。カメラに映る映像からあれ
はウチの工作員のマイケル・ウェスティンだという。
チームを連れて9階に行くよう指示するライリー。

『警備チームが動き出したらそれに便乗して一緒に動く。』
サムがノームを倒して助けるフリをしている間に、マイケルはエレ
ベーターの上から上手く下りていく。そして駐車場に行く中、車を
盗んで取り出す。ジェシーとフィーは本当に北側で良かったのかと
困惑していた。

『駐車場から逃げる問題は出口が限られていること。』
マイケルは古い車で駐車場の北側の壁にぶつかると壁には穴が空く。
そこでフィーの車に乗って三人で逃走する。
サムは無事だろうとして非常時の集合場所で会おうという。
ライリーは既にマイアミビーチコーズウェイも閉鎖するよう告げる。
一体マイケルはどうやって下りたのか。
ライリーはサムに対して話を聞く。マイケルに見覚えはあるのか
と問うと俺が行ったときにはいなかったとして階段で下りて行った
のだという。名前は?と問われチャック・フィンリーだというが、
ライリーは今日はもう嘘をつくのはやめなさいサム・アックスさん
と言われる。

■今回のミッション、流れ

・カードを殺したことでCIAや地元マイアミ警察署が捜査を本格的
に行われる。
・ホテルを閉鎖されてマイケルとサムはホテルに閉じ込められる
格好となる。
・CIA捜査官としても敏腕なオリヴィア・ライリーが捜査に乗り出す。
・サムは捕まりマイケルはフィーたちと合流
・ライリーはサムと取引してマイケルを差し出すよう要求。

■なんだかよく無くなって来た

カードの死亡からやたらと早いスパンでCIA捜査官たちがホテル周辺
を閉鎖したという辺りの意味がよく分からなかった。

カードの体には生命維持装置でもついていて死と共に情報が伝わる
段取りでも有るのか?

■CIAはマイケルのことを知っているハズ

CIAにも各々の作戦があるので、他の作戦には我関せずなところが
あるのだろうか?過去に散々マイケルは罠にはまっていて、何度と
なく身の潔白を証明する為に行動を起こしてきている訳で、その
流れでもう少しCIA自身がその真意を付きとめる為の行動を取って
いてもおかしくはないのだろうし。

サムも嘘をついていたけれど、マイケルの仲間であることなどは
ファイルを見れば明らかだろうし、フィーとかジェシーなんかも
カードの前任者のピアース時代からほぼ公認の形で捜査に関わらせて
いたところも有ったんじゃなかったのか。

■今回は格言の連続

ストーリーの場面転換の際に「スパイとは・・」などのナレーション
を入れてその時の状況説明と、今後行うであろうマイケルたちの
行動を予め説明する流れがあるのだけど、今回はやたらと多くこの
ナレーションが挿入された。

色々と納得させられるナレーションではあるのだけど、
「スパイがなるべく家族を任務に巻き込まないようにするには訳がある」
としていたけれど、これってナレーションを入れなくても
「当たり前のことだろう」と思わず小一時間な突っ込み処だった。

■サムとマイケルの信頼関係

二人の信頼関係などどう触れていくのか気になるものがある。
フィーはマイケルの逃亡には絶対付いていくのだろうけど、ジェシー
とかサムはある意味では付いていく義理はないのではないかという
感じにも思われ・・まぁ別れると寂しいので付いてきて欲しいと
願ってはいるんですけどね。

サムはスパイとしては失格で、言葉をべらべらと話すものだから、
結局ライリーによって矛盾点を見抜かれてしまう。心理的駆け引き
においてもライリーの優秀性を引き立たせる為に完全に利用された
格好だった。

問題はサムとマイケルの以心伝心なところまでは見抜けないであろう
こと。

またサムは名誉勲章で除隊した軍人であることから彼の発言には
ある程度一目置かれる事情も有り、マイケルが国家の敵ではない
と主張するところに打開点を持たせられないかが試された。

■もう本当の敵は居ない?

今のマイケルは本来ならば敵がいないはず。
カードなんて数々の悪事をしてきたのに、その罪が見つからないように
偽装している為に何の罪にも問われず、逆にマイケルは正義の名の下
で裏工作しているカードを殺しただけで相当な重罪扱いだ。

本来こういう裏方の汚い仕事をしている人物は必ず居るとは思うの
だけど、カードの素性は誰にも知られていなかったのか?

■マデリンはどうするのか

叔母と一緒に暮らすとしてマイアミから離れる様なことを口にして
いたけれど、今回マイケルと逢う際には、ここに残って外部との
窓口役を買って出る。

「試合放棄するか、三振覚悟で振るかよ」
毎度マデリンの言葉はマイケルを励ますね。

フィーもまた代償のことを口にして、
「信念を捨てるか引き金を引くかの選択だったのなら引き金を
引いてくれて良かった」と励ましていた。

■ライリー捜査官

ジェシーもライリーの存在を知っているようで、スパイ防止チーム
の伝説だとしていた。訓練のケーススタディの半分はライリー作だ
という。

今週からDlifeで始まる「Body of Proof」でサマンサ・ベイカー捜査官
役で登場するSonja Sohnが、ライリー役を演じていた。
また「コールドケース」では、ヴェラの恋人で看護師をしていた
トニ役でも登場している。

■使用された曲

■出演者

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員

トム・カード (John C. McGinley) CIAのマイケルの指導員

オリヴィア・ライリー (Sonja Sohn) CIAのやり手
シュガー (Arturo F. Rossi) マイケルの元隣人、麻薬の売人
アンダーソン (Andrew Wind) CIA捜査官
ハーパー (Owen Miller) CIA捜査官
フラー (Wendell Kinney) CIA捜査官
ブラッドリー (Jeff Johnson) スナイパー
ノーム (David Steel) ホテルの給仕
カストロ (Johnny Colon) マイアミ警察署巡査、ハーパーとマデリンの元へ
— (Xavier Coronel) Hotel Manager
— (Christina Breza) Hotel Employee
— (Sherman Roberts) Tailor
— (Jeremiah Durden) Bell Hop
— (Justin Michael Kelley) Chase Scene Cop
— (Tommy O’Brien) Hotel Guest
— (Terry L. Reed) Angry Hotel Guest
— (Tom Stedham) CIA Agent

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