第1話 前に進む時 It’s Time to Move On
監督/Bill D’Elia 脚本/Peter Nowalk
【これまでのあらすじ】
大学の女子寮で女性の遺体・ライラが発見される。
サムは彼女は私の教え子で遺体として発見されたことを語る。
アナは疑うがサムはあの子とは何もなかったと語る。
アッシャーはフランクって弁護士じゃないだろうという。
容疑者としてレベッカ・サッターが逮捕される。ウェスは連行
される彼女に何も喋るなと語る。ネイトはレベッカを保釈した
際にこれをサムのパソコンに刺せば携帯のデータを抜き取れる
と語る。データを抜き取られたサムは取り返そうとするところ
でローレルが交わした際に二階からサムが落下して死亡してしま
う。救急車を呼ばないといけないとするがコナーはもう死んで
いると語る。サムの死。アナに相談すると私の指示に従うよう
告げ死体を外へ運ぶのだという。私の婚約指輪がないとして
焦るミカエラだがローレルが指輪を持っていた。あの夜あなたは
警察に行きそうだったからだという。ブライスは指輪に見覚え
は有るかとアナに尋ねると夫のものだという。何故それが森に
有ったのかと尋ねる。サム殺害事件の容疑で元刑事のネイト・
レイヒが逮捕される。アナかネイトはハメた格好だったが、彼
に今の弁護士を首に・・というメモと同時に電話番号を渡す。
アナたちの元にエミリー・シンクレアが訪れネイトの裁判の検事
となったと語る。アッシャーに質問があるとして迫る。
ボニーがアッシャーと関係を持っていることが分かる。フランク
は不潔だなと。コナーはオリバーとゲイパートナーだったが
オリバーはHIV陽性だったと語る。ミカエラの携帯でレベッカ
は誰かにメールしてしまう。「Eggs911 弁護士の家」と。
レベッカに真実を言ってくれとし、ウェスはある夜の真実を
知りたいのだという。誰がレベッカを逃がしたのか?と。
サムがライラを殺した。それが一番納得出来る答えだという。
声に出せば現実になると。フランクがやったのか?というアナ。
レベッカは死んでいた。
【ストーリー】
(レベッカは辞めて・・こんな事はしなくて良い大人しくするから)
10日後。
アナは授業を始める。
「統計的に殺人事件の犯人は被害者の知人であることが多い。」
「それは何故か?人は何故愛するものの命を奪おうとするのか。
この傾向が弁護士をどう難しくするのか」
生徒たちに問いかけると、コナーに答えはと尋ねる。
「警察が犯人は被害者の身内な人だと決めつけるから」と語る。
(アナはフランクに片付けてと。)
「最善策は罪を着せられそうな別の知人を捜すことでは?と。」
その前にやることは?というアナの問いかけにミカエラは
「警察を非難すること。身近な人物ばかりを見て他の容疑者を
見落としている点を突けば良いという」
(サムの旅行カバンだとしてフランクに渡すアナ。犯人は死体を
階段の下に隠した力のある人物だと疑うとするが、いざとなれば
誰でも出来るわとアナ。)
ローレルは「警察の偏見を証明して勝利した例があるとし、被告
人以外の容疑者が一人も居なかったケースだと。」
アナはそれでは「依頼人が被害者の夫でその夫が犯人であること
が分かっていたらどんな戦略を立てるか?」と問う。
遅刻して教室に入ってきたウェスに答えを求めるとパスしますと
語る。
(みんなに言わないで。特にウェスには言わないでと。フランクは
犯人かも知れないぞと。しかしアナはウェスではないという。
サムを殺しているし母だって手にかけているかも知れないぞと
フランクは言うがアナは絶対に違うと語る。)。
パスするという彼に遅刻した挙げ句予習もしていないのかとして、
自分の妻を殺した依頼人をどうやって助けたら良いか考えなさい
というと、ウェスはやっぱりパスしますとし分からないからだと
語る。
コナーはウェスは酔っているのか?ヤケになっているのか?
やっぱり補欠がレベッカを逃がしたのではないかと。
ローレルとミカエルも言い合いが始まる。あなたが私に文句を
言うのかとして人の指輪を盗んだ人に言われたくないという
ミカエル。コナーはミカエルの味方だとしてローレルを非難する。
裏切ろうとしていたからあんたを止めたというと、嫌な女だと
してひっぱたいてやりたいというミカエラに、ローレルはそれか
階段から突き落としたらどうかとし、サムを殺害した時みたいに
と語る。ケンカが始まるとフランクが止め黙って仕事をしろと
語る。
その頃養父母を拷問した末に殺害したとされるハプストール家
のことがテレビ報道で騒ぎになっていた。容疑者は養子になった
キャサリンとケイレブ。兄妹の予備審問が今日開かれるとレポー
ターは語る。ボニーはシンクレア検事補から返事が来たとして
アナに報告するが、テレビをみて居たアナは静香にしなさいとい
う。ハプストーン製薬のオーナーで三ヶ月前メインラインの自宅
で縛られ射殺体で発見。兄妹の弁護士についたのは大手弁護士
事務所のビクター・レシャナーだった。私の依頼人が無関係だ
と証明するとし起訴には至らないとマスコミ前で発表する。
フランクはアナの元にやってくると二人で話がしたいと語る。
学生達が混乱していること。アナはみんな怖いのだろうという。
ウェスが反抗したのだろうというフランク。だからって犯人という
ことにはならないと語るアナ。
■感想
いよいよ始まったシーズン2。
そんなに楽しみって程でも無いんだけど、でもフルシーズンもの
ではないので集中して見られるのかな。
結局どういう形でドラマが進行していくのか。
もう色んな事件が有り過ぎて、どの流れを解明していくのか謎に
なりつつあるな。
シーズン1だけでも亡くなったのは、サム、ライラ、そしてレベッ
カ。あのウェスが住んでいる部屋の壁のキズをつけたとされてい
るルディって結局どうなったんだっけ?
女子大生のライラを殺したのはサムに借りのあるフランクだった
流れがシーズン1の最後に訪れた。
レベッカなのかサムなのかという感じで屋上で最後に会った人物
が変わっていったけど、最後に電話してサムがフランクに殺させ
ていた。借りとは一体何のことなんだろうか。
そしてレベッカに関しては行方不明だかなんだかよく分からない
流れが有ったけど、殺されたことは明らかなようだった。
途中で殺される過程が描かれて、冒頭ではレベッカの遺体の処理
をフランクとアナで行っていたが、最終的に袋を被せた人物は
別人だった。
それにしてもこのドラマの弁護士、勝ちゃ良いみたいな感じで、
その中でもアナリーズってもの凄くビッチ過ぎるんですが・・・
■愛情がキーとなるドラマ
このドラマをみて居ると、ジェンダーフリーみたいな状態になっ
ているので、それこそそれぞれの人物が生物学的に異性を愛して
いるのか同性を愛しているのか実に複雑な様相を呈してきた。
それと同時に出生・生育環境の問題も加味されて、その人の個性
とも言える性格作りには、猟奇性を含ませたり、固執させる存在
価値みたいなものを見出し、時に縛られている。
色んな人が他人を操ったり、愛される為には自分の正義を貫く
姿が有り、法廷ものや刑事物の中で常に問われる「真の正義」
とは何かということを問いかけている感じだ。
今回ミカエラに声を掛けてきたバーの男性はイケメンだけど
ゲイだった。
そしてオリバーとコナーのゲイパートナーの同棲。
そして更にはなんとアナリーズとイヴ・ロスロというロースクール
時代の同窓生の間にはパートナー関係が有ったようで・・
イヴが相当怒っていたので何かハメたのかと思ったけど、
単にアナリーズはイヴを捨ててサムと結婚したことが問題にされ
ているのかな。
■モンスターたち
このドラマ、ヤバイ人が多すぎる(笑)
アナリーズが連れてきたアソシエイトのフランクとボニーって
何処で知り合ったのだろうね。
結局この二人はそれぞれに殺人を犯しているが、自分は悪くない
という思い込みを持って自分の中のねじ曲がった正義感のように
して生きて居る。
そもそもアナリーズ自身が何処か社会性病質者っぽいところが
あるけど、そんなアナリーズの為に色々と工作してくれる人が
いて、別に法的に縛られている訳では無いのに離れられない人物
というのはそれだけ彼女の魅力がそうさせるのだろうか?
アナリーズは感情を露わにするシーンが多いけれど、その感情も
使い分けているのかどうか。
■新たな案件
取りあえずネイトの件ではイヴが担当することになり、今後は
シンクレア検事補と対決していきそうだ。
イヴも相当な自信家だけど、まずはお手並み拝見か。
そして今回は新たな案件として
製薬会社の社長夫妻が殺害され、その容疑は養子としてハプス
トール家に来たキャサリンとケイレブに向けられる。
目撃者だとされる社長の妹のヘレナ叔母さん。
金持ち家族なだけにどういう状況なのか額面通りには行かなそう
だ。
目撃者のヘレナは車の中で死亡して発見されたという事実。
その辺のロジックがどうなってまるで分からないけれど、
アナリーズが冒頭で語っていたように殺人的統計からすると
やはり身内・知人・友人が犯人なのかな。
■不安定要素
サムの遺体は発見されたんだっけか。
レベッカの遺体は旅行バッグの中に詰め込まれていた。
冒頭からアナリーズはやたらとボニーを無視する行動を取って
いたし、フランクはやたらとウェスを目の敵にしていた。
生徒たちの間でも足並みは揃わなくなっているが、この状況を
どうしていいのか分からずにいるのではないか。
下手をすればみんながみんな弁護士の道は途絶える状況。
そして最後にはハプストール家でアナリーズが血まみれで倒れ
て、ウェスが逃げる光景が有る。
また何と言ってもレベッカが死ぬ前にミカエラの携帯を使って
「Eggs 911 弁護士の家」というメッセージを送った相手が誰
なのか。Eggsといえば弁護士のタマゴって意味も有りそうだし
どういう相手なのかな。最後にそのメッセージを無視する
格好になってしまっているが、それを最初に目にするのが誰
なのかな。
■使用曲
・Happiness by IAMX
・Sternenkinder by Klangkarussell
・Where the River Runs (Animal Music Remix) by Animal Music
■出演者
アナリーズ・キーティング (Viola Davis) 弁護士
ネイト・レイヒ (Billy Brown) 刑事、アナリーズの浮気相手
ウェスリー・ギビンズ (Alfred Enoch) 学生
コナー・ウォルシュ (Jack Falahee) 学生、ゲイ
レベッカ・サッター (Katie Findlay) ウェスリーの隣人
ミカエラ・プラット (Aja Naomi King) 学生
アッシャー・ミルストーン (Matt McGorry) 学生
ローレル・カスティロ (Karla Souza) 学生
フランク・デルフィーノ (Charlie Weber) アソシエイト
ボニー・ウィンターボトム (Liza Weil) アソシエイト
サム・キーティング (Tom Verica) アナリーズの夫、心理学教授
オリバー・ハンプトン (Conrad Ricamora) IT部門、ゲイ
ビクター・レシュナー (Steven Culp) ハプストール兄妹の弁護士
エミリー・シンクレア (Sarah Burns) ネイト事件の検事補
フィオナ・プルイット (Barbara Eve Harris) ネイトの件の裁判長
イーサム (Wayne Wilderson) ハプストール養父母殺害・検事
ヘレナ・ハプストール (Joan McMurtrey) 叔母(グラントの妹)
ケイレブ・ハプストール (Kendrick Sampson) 兄、養子
キャサリーン・ハプストール (Amy Okuda) 妹、養女
グラント・ハプストール (Alan Brooks) 父
ウルスラ・ハプストール (Linda DeMetrick) 母
レヴィ (Juan Antonio) バーでミカエルが声を掛ける・ゲイ
イヴ・ロスロ (Famke Janssen) 死刑専門弁護士・冤罪支援
フランシーン・オドンネル (Joyce Guy) ハプストール事件裁判長
— (Christine Corpuz) Mousey Female Associate / ダマされる
— (Arshad Aslam) Male Student
— (Vivan Dugre) リポーター
— (Dani Haberman) Law Student
— (James Maple) Law Student
— (Ryan Philbin) Assistant ADA