第4話 ガールズクラブの掟 Skanks Get Shanked
監督/Stephen Williams 脚本/Angela Robinson
【これまでのあらすじ】
ミカエラとリーバイは接近する。ローレルは彼は誰なのかと問う
とコナーはリーバイというミカエラの新しい彼氏だという。
ウェスはそんなリーバイに接触するとお前がEggsなのかと問う。
リーバイはそれを否定しEggsはレベッカだという。乳兄妹だと。
ミカエラには近づくなとして警告するウェス。アッシャーは
シンクレア検事に対してもうスパイ行為は辞めるというが
彼女はトロッター湖のことを口にする。ボニーはそんなアッシャ
ーが最近浮気していると感じていた。携帯の女性の写真を見て
それが新しい彼女なのかと問うとデートには遅れるし最近いつも
携帯ばかり見ていると。図書館で知り合ったという。
アッシャーは父ビルに困ったことが起きたとしてティファニー
の件がバレたという。アナはケイレブとキャサリンがゴシップ誌
に取り上げられたことに憤る。「ハプストール家の兄妹は恋人
同士か?」とする写真が掲載されていた。屋敷で働いていたサン
ドラが情報をながしたもので、二人のことを子供の頃から見ている
ので2人は関係を持っているし、2人が殺害したのだとアナに告げる。
シンクレアはアナに対してレイヒ被告と初めて性交した時に
被告の妻が末期の卵巣がんだと知っていたのかと問う。アナは
ネイトに対して恋しいと語ると彼は時間が欲しいという。
家にはウェスが居て、ネイトに協力を取り付ける。
コナーはアナが死んでしまうぞというが、みんなから逃げろと
言われる。既にシンクレアは死亡していた。外に出るとネイトが
車でみんなを迎えに来る。
【ストーリー】
ハプストール家には救急車がやってくる。アナリーズは救命士に
よって運ばれるが状態は相当悪かった。逃走するネイトたちは
警察無線を耳にしていた。チャーター通り536番地で被害者女性
2名を発見、1名は死亡と。しかし搭乗者たちはよく無線の音が
聞こえないと語る。そんな中ミカエラに電話が鳴る。いつもの
ように電話に出ろと告げる。
4週間前。
風呂に入っていたアナリーズ(以降:アナ)はネイトからの電話
が鳴ると出る。しかし電話口に出たのは女性で、ネイトの妻の
ニア・レイヒだった。私はネイトの妻だという。
アナはニアに言われるまま彼女が入院する病院の病室に行く。
夫は出勤したというニア。来るのが怖かった事を告げるアナに
それは分かるとし私でも怖いだろうと語る。ずっと思っていた
とし一体どんな女性が妻が死にかけている男と不倫するのかと。
これは避難ではなくその強さに感心しているのだという。彼を
愛しているか?と問われ、返事に困るアナに愛してくれないと
困るという。私は治験の協力を求められ投薬と放射線治療を受け
る日々であること。新薬で延命は出来るかも知れないがでも
これでは生きて居るとは言えないこと。ネイトにとってもそれは
同様だという。そこであなたにお願いしたいとし私を終わらせて
欲しいこと。私を殺してというニア。
アナが放心状態が事務所に戻る中、ボニーはお客さんが来ている
と語る。そこに居たのはミッチェル家。
高校生のゾイ、両親のトムとリサだった。
ゾイから事情を聞く。自分にはレイチェル・クセラッサーという
幼なじみの親友が居て同じ大学に行き結婚式でもお互いにブライ
ズメイドをしようとしていたこと。昨年高校に入ってから私たち
にはミリー・バートレットとメイガン・ハリスという子たちと
友達になったこと。あの2人は人気者で初めは嬉しかったがでも
レイチェルがモリーの彼氏と話をしていたらモリーからあの子を
懲らしめようと言われたこと。冗談だと思い森に連れて行って
脅すだけだと思ったが・・・止めれば良かったという。怖かった
のだとし強要され親友を殺してしまったという。
●法廷
アナは陪審員に向かってアピールかる。それはゾイだけの話で
はないこと。状況次第で誰でも殺人者となり得ること。検察は
モリーとメーガンが依頼人によって洗脳されていたと主張し二人
に証言させる為に司法取引まで行ったこと。しかし首謀者はメー
ガンとモリーだという。学校での影響力を利用し魅力的なゾイを
誘い殺人クラブに引き入れたのだというアナ。
傍聴人席にいたコナーは聞き覚えがある状況だと呟く。
検察官のカプランはゾイこそがレイチェル殺害を指揮した張本人
だという。彼女の死を望んでいたと。しかしアナは反論し男子
生徒を巡る野蛮な報復劇に巻き込まれ自分を見失い我を忘れた
のだという。しかし3人でレイチェルを刺したのは一カ所だけで
なく何と52回だという。
ゾイは親友レイチェルと二人で居た頃に戻りたがっているという。
悪い仲間に会う前のこと。
検察は親友を殺すのは反社会的人間であり狡猾な人間だという
カプラン。アナは反論しゾイは刑務所よりも精神障害者用の施設
に入り適切な支援を受けるのが妥当だと語る。
ミカエラは彼女は普通に見えるという。ローレルはニコニしていて
も殺し合うのだという。ミカエラはあなた高校時代人気が無かった
でしょというとローレルは有ったという。コナーはアナの冒頭
陳述を聞いていたら俺たちにしてきた手順と同じだという。
ミカエラは私たちを守ってくれているとするが、コナーはそれは
自分を守る為だという。その根拠・手順として
1.講義中に恥をかかせて威圧する。
2.俺たちにアナこそが全てだと思わせる。
3.昼も夜も寝る間もない程に働かせる。
4.キーティング5という集団を作り上げ俺たちに自分は特別だと
思わせ互いを競わす。ひれぞ洗脳の基本だと。
ミカエラはそれなら抜ければ良いという。
ウェスは無理だとしマフィアと同じで殺されるという。
■感想
土曜日に見たドラマなので細かい内容を忘れてます。間違って
たら済みません。
取りあえず出だしはいつもの様にハプストール家からアナリー
ズ5のウチ、アッシャーを除いたものが逃走するシーンから
始まり、あの家で何が起きたのかという思わせぶりな未来の
映像から始まる。
ネイトが関係しているし、アナリーズをあのようにしたのは
誰なのか。アナのライバルで検察のシンクレアはどうやら亡くな
ったみたいだ。その中にハプストール家の面々が居ないところ
がちょっと不気味な感じ。
■今回の事件 / 女子高生の殺人クラブ
今回の依頼はミッチェル家の娘・ゾイが親友のレイチェル・グラ
ッサーの殺害を行ったかどうかの件を担当することになる。
元々ゾイとレイチェルは仲良しだった。
そして高校に入りモリーとメーガンという学校でも人気者と仲良
くなったことで、二人の関係が壊れてしまったというもの。
レイチェルがモーリーの彼氏と話をしていたことを怒ったモリー
が懲らしめようとしたところから殺人に発展してしまったと
いうのか表面的なストーリー。
問題なのはゾイはモリーとメーガンという二人の人気ものに
よって命じられてレイチェルを殺さなければならなかったので
はないかということ。
法廷では検察側証人として精神科医のヒーリー(名前がまた医者
になる為にうまれてきたみたいな人だな(笑))の過去のミスの
件を探り出して性格証人としての信憑性を落とそうとしたり、
ゾイは二人の人気者に逆らうことが出来なかった立場の人間と
して主張することになる。
・気になる・・
ゾイの両親って娘の異常性に何処から気がついていたんだろうね。
母親は何処か神経質っぽい行動を取っていたけど。
母親の方は表情を見ると、娘の異常性に気がついたみたいだ。
コナーはこの件では一番敏感だった。
ゾイのことではなく、彼が気にしていたのはアナの異常性に
ついて。冒頭でもコナーは一連の件はアナを疑っている。
そこでVTRを流出させたのもコナーだったけど、
アナにその件がバレ、アナ自身も予防線を張ってコナーの車を
サム殺害の証拠品として隠している。
まさにアナのしていることはコナーが4つの例に挙げていたよう
に生徒たちを操る為の行動と見ている。
・実習生たち
今回はそれぞれの役割をこなした訳だけど、そこでそれぞれの
勘も働いていた。
ローレルは早い段階からゾイの不審な一面を見抜いていた。
ミカエラは逆で普通の人に見えるとしていた。
なんでこういう人たちって何でもビデオに取っておくんだろうね。
現在アフィリ目的の動画サイトなんか見ると、そういうビデオを
撮っている人の映像で溢れている。大抵は中国とか東南アジア
発の映像だけど。
防犯ビデオが意味する以上に現実を語りかけるものが込められて
いるのがそんなビデオの内容だった。一応秘密のアプリ(HSA)
を使っていたみたいだけど・・
■ハプストール家
今回はミカエラに命令していた。二人の兄妹に関係が有った
かどうかを調べよというもの。
その件でアナからは胸を使いなさい!と言われていた。
このドラマの持つジェンダーのベクトルを探る為のものなのか。
ミカエラは先日リーバイと関係を持ったばかりだからこの要求は
ちょっと酷だと思われ。まぁ関係を持てとまでは言われていない
のだろうけど、男女関係の機微なものをそんな経験のない
ミカエラが見抜けるのかって感じもする。
ただミカエラは自分も養子である立場から、今回ケイレブたち
が置かれている立場について理解を示すところが有り、信頼
される結果となった。
結局キャサリンは自ら処女だとし、それを調べてくれと語る。
ただ医者も脅して証言させる人たちの集まりだからなぁ。
それが本当に証明になるのか。
■ニア・レイヒ
今回アナはついにネイトの妻のニアと対面する。
ネイトからの電話かと思って出たハズがなんと妻からの電話。
風呂に入っているアナが怖すぎる。アフリカ系の女性って
ファッションとか髪型など見方によっては男性に見えるところ
があるんだよな。風呂の水面から顔を出すアナは男性みたい
だった。
ニアからは安楽死に手を貸して欲しいと求められる。
ネイトをはめたくらいだから薬くらいは入手出来るでしょという
ことで、彼女の罪悪感をつついて色々と洗脳する形で迫ってくる。
アナが担当した件でも仲間によって洗脳されたと主張する検察側
の意見も有ったのでここでも洗脳に近いものが有り、
実はニアはネイトと共謀してアナの不正に対して仕返ししようと
しているようにも見える。もしくはニアの単独犯かも知れない
けどね。
薬が具体性を持っていたのが不気味。
ヤコバルビタールを飲んで眠ればお終いだ・・と。
意外とネイト自身もこの流れを以てアナを秤に掛けようとして
いるところがあるのではないか。アナが薬を渡せば決して許さ
ない状態だろうけど、今回はそれを行わなかったことで、ネイト
がそれを知ればどうなるのか。
実はアナがネイトとすれ違った時に薬を渡したのかなと思って
居たんだけど、その辺は勘違いだったかな。
・ニア役のEnuka Okuma
日本でも無料放送で地上波・BSで放送していた
「F.B.EYE!! 相棒犬リーと女性捜査官スーの感動!事件簿」
で主人公の親友・ルーシー役を演じていたね。
まだ多分録画してあるのが残っているな。
ナイジェリア系カナダ人の俳優さん。
■色々ときな臭い人たち
・リーバイ
この人物に関して、どれだけ怪しい人物なのか素性がまるで
分かっていない。ただウェスが聞いたのは乳兄妹だということ。
本当にそんなに無条件に信用しても良いのか?
・ブルーノとサブリナ・マンチーニ
フランスがレベッカが死んだ日に3回電話している人物。
リーバイに探ってくれとウェスが依頼。ただウェスはネイトに
はバレたらマズイということで秘密裏にと語る。
ブルーノはフランクの高校時代の同級生。
サブリナの兄がブルーノ。
ブルーノの職場はストラスヘイブン墓地。埋められているのか。
・ティファニーとアッシャー
司法取引したのかな。最後はボニーに見つけられてしまった。
アッシャーの携帯にはボニーのことを”BONBON”という名前で
登録してあるんだね。
フランスはボニーのことを鉄仮面としていた。
アッシャーはアナがネイトを使いサムを殺しているのを
検察は知っていて、フランクとボニーが殺しに片付けを手伝わさ
れているのではないかと思っていたという。
しかしボニーはサムを殺したのは私だと嘘をついていた。
ボニーが殺したのはレベッカだけどね。彼女が殺したことで、
アッシャーもティファニー殺しを告白するかな。
■ラスト
ネイトたちと逃走中にミカエラの元にはケイレブからの電話。
34号室にケイレブは隠れていて、彼に遭いに言ったミカエラは
彼女は無事だと語る。
■使用された曲
・The Unknown (feat. Fmlybnd) by Dirty South
・Tomorrow Land (All Fall Down) by Leon Else
■出演者
アナリーズ・キーティング (Viola Davis) 弁護士
ネイト・レイヒ (Billy Brown) 刑事、アナリーズの浮気相手
ウェスリー・ギビンズ (Alfred Enoch) 学生
コナー・ウォルシュ (Jack Falahee) 学生、ゲイ
レベッカ・サッター (Katie Findlay) ウェスリーの隣人
ミカエラ・プラット (Aja Naomi King) 学生
アッシャー・ミルストーン (Matt McGorry) 学生
ローレル・カスティロ (Karla Souza) 学生
フランク・デルフィーノ (Charlie Weber) アソシエイト
ボニー・ウィンターボトム (Liza Weil) アソシエイト
オリバー・ハンプトン (Conrad Ricamora) IT部門、ゲイ
エミリー・シンクレア (Sarah Burns) ネイト事件の検事補
フィオナ・プルイット (Barbara Eve Harris) ネイトの件の裁判長
ニア・レイヒ (Enuka Okuma) 末期の子宮ガン、ネイトの妻
ビル・ミルストーン (John Posey) アッシャーの父
リタ・カプラン (Karina Logue) 地方検事
ケイレブ・ハプストール (Kendrick Sampson) 兄、養子
キャサリン・ハプストール (Amy Okuda) 妹、養女
リーバイ・サッター (Matt Cohen) レベッカの義兄妹、ウェスと協力
ゾイ・ミッチェル (Sammi Hanratty) 高校生
モリー・バートレット (Virginia Gardner) ゾイの仲間
Dr.ヒーリー (Damien Leake) 精神科医
トム・ミッチェル (Michael Andrew Baker) ゾイの父
リサ・ミッチェル (Helen Eigenberg) ゾイの母
メイガン・ハリス (Hannah Kasulka) ゾイの仲間
ロジャー・チャータース (Tony Abatemarco) 裁判長
— (Christian Lyon) 救命士
— (Kasi Brown) 救命士
— (Kristopher Boutin) Legal Observer
レイチェル・グラッサー () 被害者、ゾイらの同級生
タイラー・ダグラス () 15歳、ヒーリー医師の元患者、15歳
エリック・ハリス () コロンバイン高校
ディラン・クレボルド () コロンバイン高校
サブリナ・マンチーニ
ブルーノ・マンチーニ () フランクの同級生