Dr.HOUSE / ドクター・ハウス シーズン6 第11話 感情のない女 Remorse

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November 23, 2009
第11話 感情のない女 Remorse

脚本/Peter Blake
監督/Andrew Bernstein
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ノリスは部下のヴァレリーとラスに対してプレゼンの用意が
出来ていないことを叱責する。ヴァレリーとラスは互いに
責任をなすりつける中で、ラスは突然嘔吐し始める。
またアルコールを飲んで居るのではないかと疑いの目を向ける
中、今度はヴァレリーが頭痛がすると告げ、耳が痛いとして
訴える。

チームはコンサルを行う。
ハウスに対してフォアマンは27歳の女性が6人の医者に診せた
のに耳の痛みを訴えている案件がある事を告げる。単にミュー
ジシャンと寝たいグルーピーだろうというハウス。
タウブはハウスに対して何故ウィルソンのオフィスでコンサル
を行うのかと問う。14歳の少年が関節痛と多毛症を訴えている
ケースがある事を告げると、マスターベーションは1日3回まで
と言えと語る。
フォアマンは改めて27歳の女性を扱おうとハウスに提言する。
とても美人の女性だが夫はブサイクなのだという。金目当て
ではないかとするが、男はソーシャルワーカーだという。
それを聞いたハウスは今回の患者は彼女にすることを決定する。
ハドリーは美人だからと言って担当するのかと問うが、ハウスは
美人なのは遺伝子の事故であり、寧ろ人間心理に迫る良い機会
なのだという。
カルテを見る限り健康には気を使っている人物だとすると、
ハウスは耳が問題ではなく心臓が問題なのだろうと語る。
元々コレステロール値が高く、それが上昇し動脈が閉塞した
のではないかという。不整脈で耳が痛くなるものなのかという
チェイス。
そんな中、ハウスの元にロレンツォ・エィバリーから電話が
かかってきていると言われるが、ハウスは電話を切ってしまう。

ウィルソンがオフィスにやってくるとハウスがいることを知る。
ハウスは昔一緒に医学部に通っていたというヤツが逢いたいと
言ってきている事を語る。ウィルソンは嫌ならば断れば良いと
するが、ハウスは自分の治療の一環として、手紙を出したのは
俺の方からだという。傷つけた相手に謝罪の手紙を書くよう
言われている事を告げると、彼には論文を差し替えて盗用させて
しまったのだという。ウィルソンはもっと身近に謝罪すべき相手が
いるのではないかとし、俺もカッディも該当者である事を語る。

ヴァレリーの元には夫のビルが付き添いにやってくる。
不整脈の原因を突き止める必要があることを語る。
するとラスが病院にやってくると、空港で突然嘔吐したのは
君が何か薬を盛った為だろうと責める。神経が参っていると
された被害妄想だと言われたが、全てはヴァレリーによる
仕業だとして非難する。ヴァレリーは濡れ衣だとするが・・・

ハウスはカッディの自宅に潜入する中、チームのメンバーは
ハウスを探していた。ハウスに電話すると、先ほど患者に毒を
盛られたという男がきたことを報告する。ハウスは恐らく
男は甲状腺機能低下症で、その薬を盛ったのだろうという。
ハドリーは男性陣がヴァレリーの言う事に信用していることを
知って違和感を唱える。ハウスはハドリーに患者に薬を投与する
よう告げる。
——————————————————–

サーティーンvs患者のヴァレリーがなんか恐かったなぁ。
どっちも工作員タイプ(笑)の女性なので、そのまんま女性同士
の戦いに発展するんじゃないかと思った。
仕事から外された際に、サーティーンに対して泣くのか?として
迫るヴァレリーの姿が有ったけど、最終的に涙したのはヴァレリー
だった。しかしその涙はある意味では不幸な涙ではなく、感情
を取り戻したことへの喜びの涙なのかもしれない。しかしそれまで
に彼女によって傷つけられた人への被害は少なからず存在して
いる。この辺はハウスと同じか。

■ウィルソン

冒頭からハウスがウィルソンのオフィスでコンサルする姿。
タウブがおそるおそる質問したけど、却下された。

ハウスとしては過去に自分が傷つけた人物に対して謝罪して
回ることが自分の治療の一環であることを語る訳だが、
逢うべきかどうかの葛藤が有ったのだろうか。

ハウスが謝罪に選んだのは、学生時代に論文をすり替えてしまい
成績を落としたであろう人物・ロレンツォ・ウィバリー。
いざ実際に逢ってみると、彼は医師免許をもらえず現在は
オーガニックスーパーのチェーン店で働いている事を知る。
中退したこと。その中退の理由も一単位が足りず、再取得をしよう
としている間に父親が倒れて、医療費がかさんで退学せざるを
得なくなったのだという。
ウィルソンは論文一つで人生が左右されるハズはないとして、
ハウスの行動を止めようとしていた。

実際には免許を取得した後に整形外科医として10年働いていたが
ギャンブルにハマって患者から過剰請求をして医師免許を
剥奪されていた事を知る。しかしそれでもハウスは5000ドルの
小切手を渡して家が取られるのを防ぐのに力を貸そうとしていた。

カッディとの件でウィルソンから指摘される。
謝る相手ならばもって他にいるはずだということ。
カッディはずっとハウスに好意を寄せていたが、ハウスの方が
彼女を弄んだこと。

■カッディ

順調にカッディとルーカスは関係を進めている。
久しぶりにハウスはカッディの家に乗り込んだかと思えば、
思い出の写真を切り刻んで、工作してしまう。
カッディと父親との唯一の思い出の写真(エクアドルで撮影)さえも
切り刻んでしまい益々自爆していくハウス。
最近ハウスとカッディの絡みは痛々しくて見ていられないな。
最後に謝罪に行こうとしていたけど、ルーカスとカッディが
子供を挟んで仲良くしている姿を見ると流石に何も言えないって
感じだったね。

■フォアマン、チェイス

今回はサーティーンとフォアマンの関係が主に抽出されるエピソード
だった。フォアマンがサーティーンを首にした件で、サーティーン
の為だとしていたけど、自分のキャリアの為で有ったこと。
サーティーンが悉くコンサルに於いてハウスやフォアマンに異議を
唱えた為に、フォアマンとしてはハウスに彼女を罰して欲しいと
するも、この一件はフォアマンとサーティーンの問題だとして一蹴
し自分で解決するよう求める。「お前らが互いに気に入らないから
と言ってもここにいる間は仕事をしろ!」と。ハウスにしてはまとも
な反応だ(笑)

チェイスはあんまり目立たなかったけど、前回から髪の毛を切った
ので、意外とビジョアル的には目立つね。

■サーティーン、タウブ

今回はなんといってもサーティーンだった。
美人の患者を受け入れたところからハウスたちの行動に疑問を
持っていたけど、美女と野獣が何故一緒にいるのかどうかと
いうことを観察するのだと言われ、仕方なく従っていく。
しかし次第にサーティーンとしては、脳に問題があると考えて、
前頭葉のブローカ野扁桃体を調べると、異変があり、社会病質者
である事を知る。社会病質者とは、「良心が一切なく感情がないこと。
人を操り誰とでも寝て、病的なまでに嘘を付く・・・」。まるで
ハウスだと告げたことで患者のヴァレリーはそのことを聞いていた
様だ。ハウスはヴァレリーから私と同じ種類の人間だと言われる
も、「俺は自分勝手だが良心は備わっている」として否定していた。
「良心が単なる動物的本能だと分かっているのであれば従う必要は
ない」というヴァレリーとの関係は一癖も二癖も有った。

サーティーンが浮気に関して夫に話そうとすれば、貴方から
セクハラを受けたと訴えて、医師免許を剥奪させ、離婚の際の
損害賠償を求めると脅してくる姿。

■今回の患者

・ヴァレリー

冒頭では耳が痛いとして運ばれて来た患者。
同僚に精神安定剤と吐き薬を飲ませ、毎週木曜日には浮気して
アイディアを奪っていたこと。夫のビルは信託財産を持っていて
婚前契約を取り交わしたこと。

フォアマンは当初第三期梅毒を疑う。
偽性社会病質と心臓のミオパチーを引き起こすことが有る為で、
ペニシリンの投与を行う。ハウスはウィルソン病、橋本病の確認
もするよう要求。

ヴァレリーとサーティーンがやりとりした後、患者の腕が折れた
けど、あれは一体何だったのだろうか。
腎不全が進行して骨が脆くなっているとは言っていた。
リンパ腫の腫瘍随伴症候群ではないかとして、放射線治療の必要
性を唱える。

肝臓にも異変が起きて、血の逆流性で食道に異常が生じる。

姉が迎えに来ると、ヴァレリーの社会性病質が生まれつきのもの
ではなく思春期に変わったことから、彼女の好きなナッツ
分解せず銅として蓄積されたことによるウィルソン病だと判明する。
キレート療法が必要になり、肝臓の移植も必要になる。

治療することで性格は変わり、そして感情も備わるようになった。

■使用された曲

・Fiona AppleのWhy Try to Change Me Now

■検索用キーワード

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

レミー・”サーティーン”・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
— (Bobbin Bergstrom) Nurse
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 元整形外科医
ルーカス・ダグラス (Michael Weston) 探偵
ヴァレリー (Beau Garrett) 27歳、不整脈、社会病質者!?
ビル (Shane Edelman) ヴァレリーの夫
ロレンゾ・ウィバリー (Ray Abruzzo) 元ハウスの学友
ラス・スミス (Joseph Culp) ヴァレリーの同僚
ノリス (James McCauley) ヴァレリーの上司
ホゼ (Jaime Alvarez) ウィルソンの患者
サラ (Kathleen Macdonald) ヴァレリーの姉
— (Mohammad Kavianpour) Orderly

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コメント

  1. アバター 北本記子 より:

    海外ドラマを観る時、ストーリーや俳優の情報を得るのにとっても役立っています。Dr. HOUSE シーズン6も全エピソード載せていただきたいです。宜しくお願いします。

    • ita_reds ita_reds より:

      北本さん、書き込みありがとうございます。
      全エピソードをblogに移植してくることも考えていますが、現在のところは昔書いたものは本家の方に
      全て掲載されています。
      http://itawind.web.fc2.com/kaigai/drhouse/drhouse.htm
      携帯などだと見づらいかも知れません。ご不便をおかけしますが、
      可能でしたら取りあえず上記のサイトより以前のエピソードを参照して頂けたらと
      思います。よろしくお願いします。