第1話 新しい任務 KUDOVE
脚本/
監督/
【ストーリー】
・過去
アレクサンドラ(アレックス)・パリッシュに対してマシュー・
キーズ(Henry Czerny)は仕事を提供したいとしてCIAの名刺を
差し出される。アレックスは少し考えても良いかとするが、
車から降りたらこの話は無しだという。私も部下も同じ見解だ
が君はFBIから酷い扱いを受け責任を擦り付けられたのだろう
と。次に進む覚悟は出来ているか?と。
・現在
レイナ・アミンはアレックスに電話。会議の後で話したいことが
あるので遭いましょうとし隣のビルだし通行証を出して置いたと
言われる。それなら1時間後ねと。アレックスは近くを通る不審な
トラック車両が気になっていた。
テレビキャスターは月曜から金曜までマンハッタンの金融街は
働く人で溢れるが、土曜日の今日はオフィスビルは空いている
事を告げ、この町に各国の首脳が集結。厳重警備の中で熱い
議論が交わされるという。主な議題は「監視社会の是非」。
トッド大統領はエレイン夫人と共にフェデラルホールで基調講演
をされるという。
カール(Anthony Mangano)はアレックスに対してFBIの任務で
来たのかと問うが、今の私は民間人だという。カールはサミット
へようこそと告げる。
●NY 金融街 G20サミット指令センター
ライアン・ブースはアレックスに来てもらって申し訳ないと
いう。今日しかここには居ないのだという。アレックスは
ライアンに対して大統領の顧問チームに入ったのでしょと尋ねる
と先週からだという。チームがフェデラルホールで待っている
のだという。彼女は元気か?とアレックスは尋ねるが・・そんな
質問はする気じゃなかったこと。あの任務は辞めておけば良かっ
たと語る。任務なんてものは無かったんだ・・あれはただの妄想
だったというライアン。向こうの方が上手だったのだという。
打ち合わせが終われば”彼女”も来るぞというライアン。
彼が去った後アレックスはかつて受け取った「結婚指輪」を
置いていく。
警備係は検問所から離れて下さいとアナウンス。
そんな中アレックスは”ある男”を見かけて携帯動画で急いで
撮影するとシェルビー・ワイアットにすぐにメールする。
私たち話をしてはいけないのは分かって居るが頼みがある
とし写真を送るのでデータベースで調べて欲しいということだっ
た。重大なことだから頼んでいるとし死んだ男を見たのだという。
気のせいではないかとするが、アレックスは私が殺した男なんだ
と語る。
●バージニア州ラングレー・CIA本部
・1年前
アレックスは内勤で働く中、キーズ部長に諜報活動報告を読んで
と語る。すると同僚の女性職員はイメージはジェームズ・ボンド
って感じ出来たのか?と問う。前の職場でもジムだったとウソを
つくアレックス。女性にどのくらいこの部署に居るのかと問うと
5年間だという。その彼女はジェレミー・ミラーのSKYFORCEという
メジャーな小説を読んでいた。
・シカゴ
ジェレミー・ミラー (David Call)はサイン会。
次々とサインして行く中、本の中に青い紙(ポストイット?)が
挟まっていて”1:37″と書かれていた。
・ワシントンD.C
地球を守れというデモが起きている中、カメラマンをしていた
レオン・ベレス(Aaron Diaz)のカメラレンズに青い紙を
貼っていくものが居た。”12:46″と書かれていた。
・ボストン
ミランダ・ショウ(Aunjanue Ellis)が秘書と共に歩いている中
書類を落とすとそこに青い紙に”8:10″と書かれていた。
・シアトル
リディア・ベイツは入国審査でパスポートを提示する中、
そこで青い紙を受け取り”9:25″と書かれているのを見つける。
・サンフランシスコ
ゲスのスリがキスし遭っている中、ハリー・
ドイル(Russell Tovey)は服のポケットに2:11と書かれた青い紙
を入れられる。
・ラングレー
アレックスのデスクのモニタには8:18と書かれたメモが貼り付け
られていた。
アレックスはライアンとシェルビーと遭う。
現在シェルビーは同期メンバーの最新情報をまとめる役をして
いるのだという。ニマはアリゾナで麻薬カルテルの摘発、
アイリスはマイアミで密売人を刑務所送り、ブランドンは行動
分析課に昇進、私はクリスマスカードの準備をしているような
ものだという。ケイレブの方が楽しくしているとしロースクール
に行っているとのことだった。アレックスだって有名なFBI捜査官
かと思ったが民間警備会社のデスクに追いやられるなんて変だ
というシェルビー。銃の変わりにキーボードを打っているわと
ジョークを言う。ライアンは?と問うとストックカーレースで警備
かホワイトハウスとかビヨンセツアーの任務?と問うと明日から
任務だとし、来週まで戻れないという。アレックスのお守りは
テレビと私(シェルビー)だけねと語る。
■感想
いよいよ始まりましたシーズン2。
シーズン1の最後がどうなったのか正直あんまり覚えてないけど、
D-LIFEの3分間ストーリーみたいなものを見るとそれとなく
分かる作りでとても便利だ。
シーズン1にはクワンティコの後に”FBIアカデミーの真実”と
書かれていたのに、今回の舞台はCIAが絡んでくるので、その
タイトルでは手狭になってしまったのか。
そもそもクワンティコはFBIアカデミーが有る場所を指して
このドラマのタイトルもつけられたのかなと思ったけど、
少しずつタイトルからは内容がずれている印象はある。
まぁ根っこはクワンティコでのアカデミー同窓生にあるのでそう
間違いではないと思うけど・・
このドラマとしてのフォーマットなのか、またしてもFBIとは
違うCIAとしての訓練を受けることになり、FBIとCIAの違いを
描きつつ訓練が行われていくのかな。
またまた疑心暗鬼になりそうな生徒たちが多く、そもそもこの
アカデミーが発端で悪人が生まれているのではないかとされて
いる。
シーズン1と同じく、現在進行形で「ニューヨーク・ウォール
街のG20サミットを占拠したグループの事件」が存在し、
1年前にはCIAのアカデミー「バージニア州ウィリアムズバーグの
キャンプピアリーのファーム」で訓練を行い、人間関係を観察し
つつ、この中の誰かが犯人なんだなということで描かれて行く
形式のようだ。
シーズン1のメインメンバーだった人物たちのその後のことにも
ちょっぴり触れられ、ニマ、アイリス、ブランドン、ケイレブ
については言及が有った。
シーズン2では主にアレックス、ライアン、ミランダ、シェルビー、
レイナがメインとなるのかな。
ニマとレイナを分離させて使うのが面倒になったので一方を
別の場所に追いやったという印象もあるけど(笑)、3分間D-LIFE
ストーリーでは双子は当然出てくる(この二人の活躍を描かない
とミランダの訓練の意味も無さそうだ)、現在は居ないけど、
ケイレブもそのウチ出て来そう。
因みにファームから現在までは378日・54週と書かれているね。
■イントロ部
一応今回出て来た過去の面々は
・アレックス(主役)・・・民間企業に勤めていることになっている
が実際にはCIAで内勤の仕事中。隣に居る韓国系っぽい
「私はラブ・リーガル」のテリー・リーの人が居て、私はここ
で5年もこの部署よと語っていた。アレックスとしてはすぐに
諜報活動の仕事が待っていると思っていたので意外だったみたい。
・ライアン・・・FBI在籍
現在は大統領の顧問チームに入っている様で、常習チームなのか
は分からないが現在の世界ではG20サミットが開かれるのでその
チームの一員。アレックスにプロポーズしようとして「指輪」を
持っているが、この時点では渡せなかった。
・シェルビー・・・FBI本部
ミランダの推薦を勝ち取って一応本部で働けるようになったのか
な。現在は同期メンバーの最新情報をまとめる仕事をしていると
してさらりと現状を語っていた。ライアンがアレックスにプロポ
ーズすると知って指輪に関してアドバイスしていたようだ。
「ピンクゴールドにビンテージカット。正しい選択よ」
・レイナ・・・FBI
冒頭でアレックスに電話している光景が有ったけど何だったんだ
ろうね。サミットではスワヒリ語の通訳をしていたけど、テロリ
ストの話のイントネーションは普段から使っているものではない
だろうとしていた。
・ミランダ・・・FBI本部長
1年前のメッセージカードを受け取った時にはワシントンに居た。
みんなのことを指揮しているのかな。
■キャンプピアリー軍事基地/ファームの新メンバー
キーズがアレックスをCIAにスカウトした理由はこのファームに
FBIとの繋がりを疑われずに潜入させる為のものだった。
話によるとここに選ばれたものは「国家機密部の候補生」との
ことだ。キーズはその候補生を選ぶ立場にない為に、なんとか
アレックスかライアンが選ばれるのを祈るしかなかったという。
本人ら二人は「偶然」に選ばれたことで不審がっていたけどね。
このファームから巣立つものの中に、
ファームに居る新しいメンバーとして、ストーリーの中には
書いているけど一応抜粋すると・・
・ジェレミー・ミラー / パウロ・シルヴァ???
小説家をしているが、現在の世界ではテロリストの一人として
行動しているみたいだったね。
彼はシカゴで本のサイン会をしている時に1:37のメモを受け取る。
彼の書いている小説SKYFORCEシリーズは人気の様だが、彼は
何の訓練も受けていない民間人なのではないか?
・レオン・ヴェレス
ワシントンD.Cでデモをしている人の写真を撮っている時に
カメラに12:46のメモを貼られた。
後に分かるがライアンに続いて2位の成績を収める優秀な人材。
しかも冷静で彼は1位になると目立つので2位で十分だと思って
いる。ライアンとはファームでルームメイトになる。
会話の中でレオンは割礼を受けていないと言っていたな。
・ミランダ
ボストンで、何処かの建物から秘書と共に出てくるところで
書類に8:10と貼られていた。
・リディア・ベイツ
シアトルで入国審査を受けた後、車に9:25と書かれたメモが
貼られていた。後に分かるが彼女はファームの副教官。
アレックスにやたらと近づいて女性同士などよろしくやろうとして
いたけれど、見事裏切った格好だった。
・ハリー
サンフランシスコのゲイバーか何かにいるところで2:11のメモ
を受け取っている。ライアンがハリーとの会話でアクセントの
話をするとロンドンで育ったことを口にしていた。
ハリーは自分から情報を明かしたら駄目だぞとしてジェレミーを
助ける行動を取っていた。
・アレックス
ヴァージニア州・ラングレー。CIAの施設で毎日退屈な仕事しか
与えられない不毛な日々。そんな彼女のモニタにメモが
貼られ8:18のメモ。
・オーウェン・ホール
ファームの主任教官。リディアがパパと言っていたので
親子なのかな。リディアはフィリピンに行っていた帰りで
お土産を渡していた。テロリストはスワヒリ語を使っていて
スワヒリ語を公用語としているのは主にアフリカで使われる言語
のよう。
・ダヤナ・マンパシ??
ちょっと名前の英語表記はDayana Mampasiなんだけど読み方は
そのまんまで良いのかな。アレックスと同室になり彼女は
ベッドで涙していた人だと思うけど・・
・セバスチャン・チェン
キリスト教徒なのかお祈りしている光景が有った。
ハリーが部屋では裸になる習慣があるとした際に、僕はお祈り
する習慣があるとして手を会わせていたね。
■キャンプピアリー軍事基地での2つの課題
今回は2つのことを行った。
・誘出
ターゲットから疑われることなく情報を引き出す技術。ゴール
ドリーフバーでカードを配る中、その中に有るキーワードから
誰に関連するのか探すのが目的。
・結論
このミッションの目的は誰かの情報を引き出すのかではなく誰が
情報を守りきるかを見るのが目的だった
・C47Bスカイトレインからダイブ
高度4500mの高々度から飛び降りて地上ギリギリでパラシュート
を開くミッション。ヘイリージャンプと呼ばれるもの。
リディアのハーネスが壊れていたのでそれを止めたアレックス
とブース。
しかしチームで動くのではなく個人で動くもの。
個人の命よりも任務が大事だというCIAの考え方がある。
■FBIとCIAの考え方の違い
・偶然に対する考え方
FBIはそう思えないがCIAは偶然を大事にする。適切なタイミング
は命を救う。2人居れば成功のチャンスも2倍
・ウソと真実
FBIでは秘密がないことを求めるがCIAは秘密を守ることを求める
・チームか個人か
「FBIの中ならヒーローが居ても良い。CIAでは最優先は個人出来
なく任務。目の前で諜報員が何人も撃たれて来た。瞬きしたら次は
自分の番だ。」
「諜報員は常に厳しい選択を求められる。でも大勢の命を救える
のは一人の力。」
「私はチームの力を信じて居る。仲間が居なければ去年の事件は
違う結末を迎えていた」
・事件に対する考え方
FBIは事件の後、CIAは事件になる前に止める
■現在
冒頭からトラックが走り、ジェレミーらしい人物がいることを
違和感に感じたアレックスはシェルビーに調べてもらう。
会話しているウチにサミットの周りに停まったトラックは
全車両が爆発。10台以上有り、通信妨害が起こって外部との連絡
が取れなくなった。
彼らは「市民解放戦線」と名乗り、不当に逮捕された囚人/エリ
ック・ボイヤーを解放しろと要求する。
ハース副大統領とテロリストと交渉しないという約束だとするが
実際にはアメリカは世界に知らせていないだけで交渉していると
していた。
アレックスだけがまたしても一人孤軍奮闘。女ダイハード状態。
ジェレミーが一人テロの犯人だった。彼の窓から飛び降りた。
アレックスはシェルビーにかつて一度私が殺した相手としていた
けれど2度殺した格好となったの??
■その他
・ライアンとアレックスのウソ
哀しいことだけど互いにウソを付き合っていたことでケンカに
至る。更にはファームでは二人が同僚以上の関係だということが
早くもバレてしまい弱点とされそうだ。
・指輪の流れ
1) このドラマで興味深いのは「指輪」の流れだ。
最初にブースとアレックスが会った際には、サミットに行く前の
ことで、アレックスは彼の元に指輪を置いていった。
2) 1年前にはシェルビーが居る夕食会の中で、ブースはプロポーズ
しようとして「指輪」を手にしている。
3) ファームに入った時に、ブースはプロポーズしようとするが、
アレックスはこの任務が終わるまで待って欲しいと語る光景がある。
4) あんな任務受けるんじゃなかった。架空のもので、相手が
上手だったみたいなことを何処かのタイミングで話していたよね。
それがどの任務のことなのか。
■使用された曲
■出演者
アレックス・パリッシュ …… CIA
ライアン・ブース …… FBI / 大統領警護
ミランダ・ショウ …… FBI長官
ニマ・アミン/レイナ …… FBI
シェルビー・ワイアット …… FBI
ハリー・ドイル …… ファーム訓練生
ダヤナ・マンパシ …… 訓練生、アレックスのルームメイト
オーウェン・ホール …… 指導教官、リディアの父
レオン・ヴェレス …… ファーム訓練生
リディア・ベイツ(ホール) …… ファーム指導副教官
セバスチャン・チェン …… ファーム訓練生、仏壇
ジェレミー・ミラー …… 小説家 / テロリスト?
トッド …… 大統領
エレイン・トッド …… ファーストレディ
カール・アダムス …… NYPD・27分署警備
マシュー・キーズ …… CIAの偉い人
スプリンガー …… ファーム訓練生、ハリーにダマされ
アンジー・レイノルズ …… 女性インストラクター
…… ポリグラフ
…… テロリストリーダー
…… シークレットサービス
ジェイソン・ボーリング …… ファーム
ミリー・メッツガー ……
ウェスリー …… アラバマ出身、ファーム訓練生、クビ
ロビン …… 不倫中、ファーム訓練生、クビ
マナス …… ファーム訓練生、クビ
カラベディ …… ファーム訓練生、クビ
ペレス …… ファーム訓練生、クビ
エリス …… ファーム訓練生、クビ
ドイル …… ファーム訓練生、クビ
ヘイワード …… ファーム訓練生、クビ
シュタイナー …… ファーム訓練生、クビ
ゴードン …… ファーム訓練生、クビ