メンタリスト The Mentalist シーズン3 第22話 ラプソディ・イン・レッド Rhapsody in Red

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第22話 ラプソディ・イン・レッド Rhapsody in Red

脚本/
監督/

【ストーリー】

●カリフォルニア州・サクラメント北東部

リズボンは空を見上げるパトリックを呼ぶ。来ないのか?
パトリックは今日はスーパームーンだとし地球に一番近いのだと
して美しいと語る。しかしリズボンは被害者はこっちよと。

チョウは被害者はエレノア・アルテガ(Jessica Alvarado)。
胸を撃たれている。23時頃銃声が有ったと通報。アパートは
少し遠いが地元で育った彼女。母親・イザベラ(Marlene Forte)
の店が近くだというチョウ。リズボンは綺麗なドレスを着ている
として結婚式か何か有ったのかというと、演奏会だねと。彼女は
音楽家で何か弦楽器を弾いていること。指先がタコになっている
しドレスからはかすかに松ヤニの香り。最近ギャングの入団
儀式の殺しが有ったのでその線で警察を当たるというチョウ。
リズボンは目撃者を捜すと語る。パトリックはアジサイの花びら
だとし、花びらで遺体を飾るなんてギャングの殺しにしては
風流過ぎると語る。

チョウは北東部のギャングについて新しい情報を電話で聞いて
回っているとアンソニー・ローム(Kwesi Boakye)という少年が
チョウにぶつかってくる。殺人犯を捜しているの?という少年に
情報が有るのかと問うチョウ。しかしたれ込む訳が無いとすると
チョウは規制線から外に出ろと追い出す。

リズボンは野次馬から情報を聞き出そうとする。パトリックは
そんなことをしても無駄だというが、地道な捜査で情報は集まる
ものだという。僕なら情報を持っている人をこの場で判別出来る
という。するとパトリックは情報をお持ちの方、100ドル支払い
ますと懐から紙幣を取り出すとみんな一斉に手をあげる。しかし
パトリックは1ドル札でしたというとみんな手を下げてしまう。
パトリックはリズボンに耳打ちし、黒いチェックのシャツとニット
帽の男は何か知っているとし一度も手を上げていないという。
金では売れないような情報を握っているからだというパトリック。
リズボンが男に声をかけると突然逃げてしまう。リズボンは
チョウに対して参考人が逃げたとし車で先回りしてと語る。
しかしアンソニーがぶつかった時にチョウから車の鍵を盗んで
いて出て行ってしまう。するとパトリックはチョウに対して
「来いよスタスキー、ボクが運転するよ」と語るが、チョウは
行かなかった。

・ABCマーケット
ヴィンペルトとリグズビーは被害者の母・イザベラに話を聞く。
イザベラは娘の死の怒りをバイトのドーン(Rosie Garcia)に
ぶつける。
職業は?と尋ねるとオーケストラのバイオリニストで首席奏者、
コンサートマスターだという。指揮者/マエストロの次に責任の
ある立場だという。オーケストラ史上最小年だったこと。私が
マネージャーをして2人3脚でやってきたと。夕べは何故バス停
に居たか分かるかと問うと、この近くでソロの演奏会が有って
店に寄って話していったのだという。犯人に心当たりは?と問うと
今は忙しくて付き合っている恋人は居ないが、以前にオルランド・
イグレシアス(Alex Loynaz)と付き合っていたとし彼はギャング
だという。1年くらい付き合っていたがエレノアが半年前に
振ってもしつこくされたとし、接近禁止令を出したという。
もう滅茶苦茶だと涙する。

・署
リグズビーはリズボンに対してエレノアが事件前に演奏してた
イベントはあるコレクターのバイオリンの混入の記念だったと
いう。買ったのはブレシア時代のストラディバリウス。オルラン
ドは犯罪歴は有るが微罪が殆ど。”エルマノス”というギャングの
一員で確かに接近禁止令が出ていること。顔写真を見せると
リズボンは現場から逃げた男だという。サクラメント警察の
ギャング対策部から情報をもらって探してというリズボン。

リズボンはパトリックの部屋に行く。
するとイヤホンで音楽を聴いていた。私たち殺人事件の捜査を
しているのに何をしているのかというが、パトリックに全く
反応は無い。イヤホンをハズして話すと、彼はブラームスの
ヴァイオリン協奏曲を聴いていたとし、エレノアのソロが素晴ら
しいと語る。ルバートが優雅だと。音楽は後にしてというと有力
な容疑者が居るのだという。別れた彼氏だとすると、その人が
犯人だとつまらないという。悲劇だけど退屈だというパトリック。

ベラー捜査官(Alex Skuby)がチョウの元に探していた子のアンソ
ニー・ロームをベルウッド通りで身柄を確保したという。子供は
青少年センターに?と問うと連絡はしたが引き取りまで48時間か
かるという。ソーシャルケースワーカーの話では母親は亡くなり
父親は拘留中。青少年センターは里親に託そうとしていること。
チョウはアンソニーにお前は何処のギャングの一員なのか?車を
盗んだのはその儀式なんだろう?と。”ピースティーズ”か?
“トゥルーハイツ”か?。チョウはベラーにアンソニーを任せよう
とするがオレはシッターじゃないのでと言って立ち去る。リズボン
もまた車の鍵を盗まれたのはチョウだとし責任をもって監督して
と語る。アンソニーは悪いと思っているというと、チョウは
一言も喋るなという。全部ウソなんだろうと。なんだよジジィと
いうとそれはホントだなと。

■事件

サクラメント北東部で女性がバス停で胸を銃で撃たれて死亡して
発見される。殺されたのはエレノア・アルテガ。アパートからは
少し離れているが地元で育った子だという。母が勤める店が
近くにあるので立ち寄ったのではないか。
綺麗なドレスを着ていることを見て結婚式でも有ったのかとリズ
ボンは告げるが、パトリックは彼女は音楽家であり弦楽器を
弾いているハズだという。指にタコが出来ていてドレスから微かに
松ヤニの臭いがすること。
チョウはギャングの入団儀式の殺しが有ったばかりなのでその線
で調べるというが、パトリックは被害者の足下にアジサイの花びら
があることを知ってギャングがこんな風流なことはしないだろう
と考える。

■感想

今日はスーパームーン。地球に一番近づく日で美しいという
パトリック。そんな日だからこそ何か特別な事件でも起きるのかな
と思って思わず構えて見てしまうところが有ったのだけど、
意外とこのドラマにしては普通の事件に見えた。

何と言っても気になるのはヴァンペルトの結婚式が決まった後で
のエピソードなので、ヴァンペルトとリグズビーの間に何かが
起きないかちょっと気になるし、シーズン3も残り2話だと考え
れば、そろそろパトリックが逃がしたハイタワーの件とかどう
なるのかは常に念頭に置かれている。

今回の事件での特徴と言えば前回のリグズビーの事件が完全に
本筋からは外れていたようにして、今回のチョウの事件は
完全に本筋からは外れていた。

パトリックが既に冒頭でアジサイのことに言及しギャングに
したらこんな風流なことはしないと語る姿が有る。

野次馬を逃がしてチュウは少年に鍵を盗まれて車を盗まれて
しまったけれど、パトリックが彼を”スタスキー”扱いして、
「一緒に乗らないか」と誘う光景があるがチョウは無視して
行ってしまった。

「スタスキー&ハッチ」はやたらと引用されますね。
「キャッスル」の時にも書いたけど、「俺たちスタスキーとハッチ
だろう」というナレーションが冒頭に有ったし、先日のNCIS
でもスタスキーのことを引き合いに出していた。
しかも先週劇場版が深夜の地上波で放送していたね(笑)

■捜査

・パトリックの誘導テク

最初に野次馬の中から情報を知る人物が居ないかどうかを
確かめる為に100ドル札を手にしていた。全く金のことを聞いて
も反応しない黒いチェックのシャツとニット帽の男だと見抜く。
後々彼は被害者エレノアの元彼だということが判明する。

・エレノア

母親のイザベラに娘のことを聞きに行く。
娘は首席奏者でコンサートマスター。指揮者の次に偉くて
オーケストラ史上最年少。エレノアは当初マネージャーをして
いた程娘を大事にしていた。夕べは近くでソロの演奏会が
あるということで店に寄ったという。
容疑者として思いつくのは元彼のオルランド・イグレシオ。
ギャングで一年付き合っていたが半年前に別れてもつきまとって
来たという。接近禁止令まで出ている。

因みに近くで有ったとされる演奏会はコレクターがバイオリン
を購入した記念のもの。ブレシア時代のストラディバリウス。

・オーケストラへ

話を聞きに行くと、そこには

・キーラン・カラザース(P.J. Byrne)という広報助手。
・ヴィンセント・マンハイザー(John Hans Tester) マエストロ
・コンスタンス(Mageina Tovah) 気が弱いがコンマス代理に。
・アリエル・マーティン(Brittany Ishibashi) 次席。

がメインキャラとして主に存在していた。

パトリックによると
「音楽家は脅迫観念が強い。みんなが遊んでいる時に、退屈な
スケールの練習。辛抱強いけど変人になる」

という。

キーランによるとヴィンセントが相当厳しい性格をしている事。
殺されたエレノアの楽譜にはエジプトのネコの高価なしおりが
有った。

ヴィンセントはまさに自己中心的。
その彼に何故彼女を殺したのかとストレートで尋ねると、
「君は逝かれている」と言われるパトリック。
反応を見ただけのようだった。

・エレノアの人間関係を調べる為に・・

何よりもパトリックにとっては恋人は居ないはずなのに高価な
ネコのしおりが有ったことが気になった様子。

オルランドに尋ねるとエレノアは母親に言われて別れさせられた
だけだという。更にエレノアはその件で母親を首にして別の
マネージャーを雇っていた事実が有る。

母親に尋ねるとあの日娘は謝罪に来たが私は許さなかったという。
あのエレノアが手にしていた紫陽花って花言葉では「辛抱・
忍耐強い愛情・清澄・知的・神秘」だそうだけど、あれは
ソロ演奏でもらったものなのか。それとも母親に送ろうとして
持っていたのかな。

・噂を吹聴して真実をあぶり出す

なんとかしてエレノアの彼女を捜し出したい。
パトリックはアリソンに対してヴィンセントと恋人だが彼は
暴力を振るっている様だというニュアンスの言葉を前夜祭の
パーティーの前で語っていた。それがあっという間に噂として
流れていった。

コンスタンスがヴィンセントにクレームをつけていたのですぐに
彼女を好きだったことが判明。
そしてアリソンのことを好きなのはキーランであることも見抜い
ていた。

■ミスリードを誘う流れ

チョウはギャングの線から事件を追っていた。
過去にチョウがギャングだったということも有って、得意分野
というところも有るのか。それともアンソニーという少年が
父親の無実を信じ冤罪で裁かれてしまうということを聞いて
助けたい思いが強かったのか。やたらとチョウさんは今回は
クール過ぎる(笑)。会話している最中は感情がないのではないか
というくらいに仏頂面だったりするのだけど、その後話を
吟味した後には人一倍信じたものに対して追求する姿が有るよ
ね。

・ギャングがやたらと多い

アメリカはギャングと名のつくものが多いね。
ただ構成員は大したことがない。少し昔の日本でもギャングとか
チーマーとか居たけどどうしたんですかね。

オルランドは「エルマノス」というギャングの一員だった。

チョウはアンソニーという少年が警察の車を盗んだことに対して
ギャングの入団儀式なんだろうと問い詰め「ビースティーズ」
「トゥルーハイツ」の名前を出していた。

チョウは元「プレイボーイズ」というギャングに属していた。
アンソニーの父・ローレンスは「サウスサイドマフィア」に
属している。

アンソニーによると探しているオルランドは「エルマノス」では
なく「ロコピンプス」のアジトにいることを語る。

■結論

結論として殺害したのはアリエルを愛して居るキーランだった。
アリエルは出世出来なければオーケストラを移籍しようとして
おり、それを阻止する為ばかりにエレノアを殺害した。

発覚したのは紫陽花を大量に練習中のオーケストラに持って
いった際に動揺した人物だった。
殺害した銃がコンスタンスの車の中で見つかって居ると訴える
も当然彼が仕掛けたもの。

紫陽花の花束をリズボンにあげるよというパトリック。
「水でも吹き出てくるんでしょ」としてちょっぴり信用無い
パトリック(笑)

■その他

・アンソニーに振り回される人たち

あのチョウさんも随分とアンソニーには手を焼いた。
ハンバーガーを持っていけば、「僕はベジタリアンだ」と
言う彼の前で肉だけを取りだして、これで食えるだろうと
語る。しかしアンソニーはそのハンバーガーをヴァンペルトの
方に投げ捨てていた。

その光景を見たリグズビーは
「チョウさんを舐めんなよ、元「プレイボーイズ」だぞ」。

・アンソニーに振り回される人たちPART2

CBI離れの青い服着たヴァンペルトがコーヒーを淹れる際に
席を立つ、その時にアンソニーはヴァンペルトの携帯を盗み取り
リグズビーにメールする。

「あなたが欲しい、早く来て。」

もうヴァンペルトに対してホントに邪魔するつもりはないのか。
リグズビーは勘違いして突っ走るような行動には出なかった。
しかしアンソニーが居ないことに気がつく。急いで探すが
先回りしていたのはチョウさんだった。

「惜しいな」

・チョウさんちょっとピンチです

最後にローレンスを無罪にしたチョウに対して担当検事の
オズヴァルド・アルディレスは激怒し、君だけでなく君たち
チームのことは今後検事局が協力することはないとしていた。

検事局としてはローレンスの逮捕をきっかけとして
アサンテ・ジェームズ、ロドリック・ピアースというサウス
サイド・マフィアの幹部の事件の解明・逮捕しようと考えて居た。
それを邪魔してしまった格好だった。

色んな人を助けたが結果として敵を作る格好となってしまった。

・音楽は人の心を繋ぐ?

最後にパトリックがちょっとした音楽を弾くと、みんなが
セッションして後に続いてくれてて居た。これぞ音楽だなと
いう感じで、やっぱり楽しくなければ音楽じゃないな。
まぁあの憎たらしいヴィンセントをパトリックが相当コケにした
のでそのお礼の意味があるのかも知れないが・・

・パトリックはフラフラしている

今回は音楽を聴いてリズボンの話を聞かないシーンが多かったね。
2話前のエピソードでも全く集中していないパトリックの光景が
有ったけど今回は歌を聴くことに熱心だった感じ。3度似た様な
シーンが有ったかな。

■使用された曲

・Violin Concerto in D Major
Composed by Johannes Brahms
・Symphony No. 6
Composed by Pyotr Ilyich Tchaikovsky
・Symphony No. 5
Composed by Ludwig van Beethoven
・Karelia Suite
Composed by Jean Sibelius

■出演者

パトリック・ジェーン …… 犯罪コンサルタント、CBI
テレサ・リズボン …… CBIの捜査チーム・上級捜査官
キンブル・チョウ …… CBI捜査官・元軍人
ウェイン・リグズビー …… 放火事件のエキスパート
グレース・ヴァンペルト …… CBIの新人捜査官

アンソニー・ローム …… 少年
キーラン・カルザーズ …… オーボエ、広報助手
イサベラ・アルテガ …… ABCマーケット勤務、エレノアの母
アリエル・マーティン …… 次席、出世欲
ローレンス・ローム …… 元”サウスサイドマフィア”、父
リック・メドウラーク …… 青少年センターの職員
オズヴァルド・アルディレス …… ローム事件担当検事
ヴィンセント・マンハイザー …… マエストロ、厳しい
コンスタンス …… オーケストラ、エレノア好き
オルランド・イグレシアス …… 元エレノア恋人
カール・ベラー …… 捜査官、アンソニーを連れて来る
エレノア・アルテガ …… バイオリニスト、コンマス
…… 裕福な女性、マエストロの噂話を鵜呑みにする
ロン …… CBI
ドーン …… ABCマーケット・店員
ジェイデン・スティーブンス …… “サウスサイド・マフィア”
アサンテ・ジェームズ “サウスサイド・マフィア”幹部
ロドリック・ピアース “サウスサイド・マフィア”幹部
アン …… オーケストラ
キャロル …… オーケストラ
ダグラス …… オーケストラ
ハワード …… オーケストラ
バーカー …… サクラメント拘置所・守衛

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