NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 シーズン7 第15話 危険な賭け Jack Knife

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第15話 危険な賭け Jack Knife
「aka.トラック野郎」

監督/Jesse Stern
脚本/Dennis Smith

【ストーリー】

デイモン・ワース(Paul Telfer)は目覚めると頭痛がすると
共に裏路地のゴミ箱の中で寝ていた。近くに居たヘザートンに
対して何がどうなっているのかと問い、上官命令だとして起きる
様告げるが、彼は喉を切られて死んでいた。

マクギーは先日犯人の車に轢かれそうになりギブスに身を挺して
助けてもらったこともあり腕が負傷している間は送り迎えをする。
ギブスの家に到着。マクギーは何だか室内がスッキリしていて
雑誌の山も片付いていることに違和感が・・何か家庭的だという。
家まで乗せて欲しかっただけだというギブスだが、マクギーは
室内を覗こうとしているのを見てギブスは銃(シグ・ザウエルP228)
をテーブルに置く。
金魚の餌しか有りませんとし金魚に餌をあげますからお腹が
空いたら金魚を食べて下さいとジョークを飛ばす。帰ろうとする
マクギーはギブスに対して鍵を掛けたんですねと語る。迷惑な
客を中に入れない為だという。また明日朝迎えに来ますという
マクギー。

彼が出て行った後ギブスは銃を手にして室内に気配を感じ呼びか
ける。ステーキ肉が勝手に無くなることはないとすると、
ワースがギブスに助けを求めに来ていた。友人は歓迎するがお前
は違うだろうというと、ワースは喋っているところを人に見られ
たら不味いのだという。被害妄想か?というとステロイドはもう
辞めている事を告げる。ズウェッド(Jason Spisak)という男、
そいつの運送会社で海兵隊の部下が働いていたが、とても胡散臭い
のだという。部下のヘザートンは帰国後に撮った写真を見せ、
妻子が出て行かれ除隊後の暮らしに馴染めずにいたこと。
砂漠で助けたのに今夜裏路地でその彼が死んだのだという。
飲みに誘われたこと。仕事の件で話が有ると言って居たが、
ビールを2、3杯飲んだだけで意識が無くなったという。遺体はまだ
路地裏にあると。ギブスはマクギーに電話して仕事なので戻れと
語る。

マクギーはワースが語る場所へと二人を運んでいく。
場所は特別区の中なのでDC警察の管轄だという。ヘザートンは
イラクで負傷しもう現役の兵士でもないので警察に電話しましょう
というマクギー。凶悪犯罪として警察がFBIに回せばそこから
捜査が回されてくるというマクギー。
しかしギブスはジヴァとトニーをベッドから叩き起こせと指示
する。

ギブスはワースにヘザートンはどんな仕事をしていたのかと尋ねる
とトラックの運転手で長距離だという。最後は一週間かけずに
大陸を往復させたという。ヘマをしでかしたので、仕事よりも
人としてやるべきことをやったからだと言っていたという。次の
仕事の時に一緒に来て欲しいと言われ、ズウェットには仕事をやる
と言いに行ったという。ギブスの家にいく前の話で、マナサス
郊外に彼の会社の倉庫があるとのこと。

回想「ルーカス((David St. Louis)か?というワース。彼はヘザ
ートンはどうしたのか?一緒に来るかと思ったという。ワースは
自分は知らないとしここに来る様言われたという。俺は金に
なるならやるとすると、ズウェッドは二人が必要だとし明日
出発だという。それなら一人宛があると語るワース。」

殺人の捜査なんだぞと言うと、ルーカスが実行犯だとし彼は
ジャックナイフを持っていたというワース。この件には関わるな
とギブスはいうが、俺は彼の妻子になんと言えば良いのか?
という。しかしギブスはお前は目撃者だが記憶が無いと。しかし
ワースは俺は死んだアイツの変わりにハンドルを握るという。
役に立ちますと。

●早朝のフォーネル邸

ギブスがコーヒーを持って尋ねる。眠そうな顔したフォーネル
はヒゲ面だった。

「どうしたそのヒゲは?」(ギブス談)
「どうしたその腕は」(フォーネル談)

仕事で負ったものだと二人は声を揃えて同様だという。
帰宅してまだ2、3時間だというフォーネルは現在組織犯罪ギャング
の殺し合いで潜入中だという。ギブスはコーヒーを渡すとお宅の
事件をウチがもらうという。

ワースとマクギーは車でギブスらを待つ間、マクギーは後ろに
ワースが居ることで「ほら穴の冬眠中の熊みたいで落ち着かない」
という。眠れないのか?というワースは、海兵隊にいるといつでも
眠れるようになるという。それは必要だなといマクギー。
マクギーは気がつくと寝ていた。隣には既にギブスが座っていて
それに気がついたマクギーに対して「お目覚めかアリス」と語る。
ギブスはフォーネルと現場検証にいくという。

●現場
トニーはジヴァに対してこの時期毎年太って身体がこわばるとい
う。ジヴァは変な椅子で寝ているからだという。凝ったイスなん
だという。ダッキーきイスで身体が凝ったのか?というと、
男の為の高級品リクライニングソファ、マッサージ機能と
カップフォルダー付きだという。それなのに身体が凝るなんて
健康的ではないという。ダッキーは年を取っていけばいずれ身体
は凝りやすくなるのだとし、健康のためにも手放せという。
トニーは話題を変えて、死体から分かったことは?と尋ねる。
傷の具合から見て刃がギザギザのナイフ。血が噴き出したハズだ
と。手口としては特別に凝ったものではなく即死だったと語る。

フォーネルはFBIの資料ではアーロン・ズウェットは州をまたがって
の密売だが、まだ容疑段階だという。陸運送していること。
荷物は早く届くが費用が高くなるという。2人のドライバーで
交互に運転して届けていること。ワースによると一人は必ず
武装しているそうだと。去年運転手一人が発砲し、相手の乗っ取り
を阻止したという話が有り、登録された銃でありおとがめがなかっ
たのだという。
ジェラルド・ルーカスは会社の警備責任車で、ヘザートンの雇用
記録はないという。非正規だったという。何でズウェットから
話を聞かないのか?というワース。
理由は3つあるというギブス。

1) 荷物は何か
2) 何処へ運ぶのか
3) 依頼者は誰か。

取り調べる前に突き止めないといけないことだという。

「人・物・理由・方法・場所」が突き止めるのが大事だという
フォーネル。日付なら分かるというワース。
そんな中ダッキーからギブスに解剖室に来てくれと連絡が入る。

■事件

元海兵隊のヘザートンがワースに仕事上のトラブルの件で相談
することになる。しかしその事を話そうとした日にワースは
睡眠薬を飲まされ気がつくとゴミ箱で眠っており、隣には喉を
掻ききられたヘザートンの遺体が有った。ワースはギブスに
助けを求める。ギブスは部下達がワースに散々怪我された過去
を考えて協力しないかと思ったが、彼は既に薬は断っていて
仲間のヘザートンが殺されたことを説明する。
しかしこの案件は既に海兵隊でもない人物の死亡案件なので
NCISの管轄ではなく、FBIや市警の管轄。ギブスはFBIのフォー
ネルに捜査を譲るよう打診する。

■感想

気になるのはマクギーがやたらと眠そうにしていたことかな。
痛み止めの為に眠くなっているのだろうか?単純にギブスの
ハードワークについて行けないのか?
マクギーとワースが二人で車に居る際に、僕は一度目覚めると
眠れなくなるとしていたけど、今回のマクギーはあらゆる所で
ウトウトしていた印象しかない。

ギブスが隣にいるのに気がついたマクギーは「寝てませんよ」
誤魔化す光景。
「安心してください。寝ていませんよ」と、とにかく明るい安村
ばりの言い方が憎らしい(笑)
トニーとジヴァの前でも眠っていて、マクギーは二人が何かを
したと疑っている。トニーは寝ている間に裸にして死体のように
モルグに置いていこうとしたとしていたけど、ジヴァに止められ
たと語っていた。
アビーの部屋でも眠っていたけど、彼女には2時に起こしてと
予め頼んでいたのかな。あまりに眠そうにしているのでアビーは
アフリカにマクギーが行った際に現地でツェツェバエに刺された
のではないかととし寄生虫のブルーストリパノソーマを持って
いるのではないかと疑う。しかしマクギーはアフリカ睡眠病で
はなくボスのハードワーカーで疲れていると語る。

・三度目の正直、ワースの登場

S5-10でのワースは治験でPTSDを治す薬を投与され、一度は
捕まったのにそこから大暴れした彼はトニーは鼻を折りマクギー
は肩を脱臼させられた。
そんなワースを助ける義理もないと言った感じの雰囲気が
ただよった今回のエピソード。
しかし当時のジヴァは屈強な彼に好奇心を抱き、今回はジヴァ
がワースのことをどう思っているのかトニーとしては色々と
複雑な視線で追うことになる。何よりもジヴァがNCISに入ろうと
していることを知ったワース。

第10話 勇気の証し Corporal Punishment 「人体実験」 脚本/Jesse Stern 監督/Arvin Br...

ギブスは例えワースは酷い事をしてしまったが、元々PTSDとして
苦しむことになったのは国に尽くした為のもの。
その時にトニーに渡してそうとしていた勲章をワースに渡している。

S7-6では、フランクスが容疑者となる中で、ギブスの家にまで
襲ってきた男がジヴァたちをやろうとするところをワースが
助けるシーンが有った。

第6話 アウトロー Outlaws and In-Laws 「aka.カウボーイと無法者」 監督/ 脚本/ 【ストーリー】 ...

トニーとしてはジヴァが彼に惹かれているのを知って遠ざけよう
としていた様だ。仕事を紹介するとしていた。
ジヴァとワースが今回の任務に於いては潜入でペアを組んだこと
もまた心配要素だった。

■今回のテーマは何だったのか

「トムとジェリー」の様に敵のようで仲間の様で・・

信用出来るようで信用出来ない相手がいて・・

ダッキーが東洋の思想を口にしていた。
「一度その人の命を救うとその人物に対する責任が生じる」

昔好きだった漫画の「拳児」の中で似た様な思想を目にした事
が有ったな。幼少期に単行本で読んだので細かく覚えている訳
ではないけど確か、拳児は中国のトニー・譚とライバル関係に
なった際に、中華料理店の張仁忠だったか蘇崑崙だったか
忘れたけど、「一度決闘をするということは・・」という下り
で似た様な思想を語っていた気がする。

一度助けた恩を一生忘れないという人は多いだろうし、今回は
その辺の流れで微妙な人間関係が明らかにされた。
ジヴァのことを助けに行ったトニーのことを彼女も忘れないだ
ろうしね。
ダッキーはギブスの親友が自分ではなくトバイアスにあると
感じた時にはやっぱりあんまり良い気分ではなかったのではない
かな。ダッキーの前で最近の消息について互いに報告もない
ことでケンカしていたけど、ダッキーはそれを目にして苛立って
いたようにも感じる。

・凝り・・ジャックナイフ・・トニー

今回はいつものギブス大好きアビーが、少し素っ気ない印象も
有ったが、やはりNCISのことを危険に晒したワースのことを
事件の関係者でもないギブスがやたらと拘っていることに、
少々腑に落ちないところが有ったのだろうね。これはトニーも
全くの同様にしてセリフにも現れていた。

また今回は冒頭でのトニーとジヴァたちのやりとりを見ると
「凝り」というのがテーマ性に浮かび上がる。
その意味を巡って、悪い意味に使えば凝りは病気でもあるし、
良い意味で言えば度を超えた趣味の間で使われることがある。

そしてタイトルのジャックナイフは、海軍用のナイフの
意味とトラックが急ハンドルを切った際に、慣性の法則から
して運転席と貨物が折れ曲がったような状態になる。

今回は二つのチームで動いていたり、二人の運転手、二人の
ライバルなど2の付くワードが多かった。そして何よりも今回の
件でズウェッドはトラックを扇動するように自らはトラック
には乗らずに真っ赤なランボルギーニに乗っていた。

「ハムスターをフェラーリと名付けていた」(by Tony)

先日のエピでトニーの実家は金持ちだったが今では破産状況。
そんなトニーは色々と精神的にも疲労感があるのではないかと
いう思いも有って、イスの件や先日思わず口走ったセラピーの
件と言い気になる所が多い。

■捜査・経過

ヘザートンが殺されたのは何故なのか。
彼が除隊後に働いていたズウェッドの会社での密売が何か関係
しているのかどうか。

潜入捜査、追跡劇を観ていくと、積み荷が何かということ。
そして犯罪を確定させる為に、その証拠をつかみ取らねばなら
ない。

結果的に途中から出て来た難しい名前の男・ドヴォアジエと
ズウェッドの二人の男たちが愛車でどちらが先に到着するのか
ということを競ってた賭けをしていたようだ。

トニーは映画を引き合いに出した際にジャン=マイケル・ヴィン
セントの映画の役名について言及していたことが有ったね。

そんなドラマ内容なのにトニーが映画「キャノンボール」
引き合いに出さなかったのが不思議過ぎる(笑)

それぞれの好きな愛車のことも引き合いに出された。
賭けに使われた車は70年型のプリムス・バラクーダ・コンバチブル。
25万ドルもするもの。

今でこそ若者は車を持とうとしないが男にとっては車を持つこと
にこそステータスを感じるところが有るのも事実。
それだけ乗り物が好きなんだろうけどね。
だから自分の車の運転席はなかなか譲らないし、NCIS系では、
常に上位のものたちが運転する決まりのようになっている。
たまにジヴァが乗ると凄い勢いで運転するよね。

「Hawaii Five-0」では常にマクギャレットが凄い勢いで車を
運転するので相棒のダノは「頭がおかしい」と繰り返すシーン
が多い(笑)

■検査・検視

今回はあんまり検視の役割が少なかったな。

アビーはワースが薬物をやっていないかどうか。そして本当に
薬を飲まされて眠らされたのかということを調査していた。
フルニトラゼパムに陽性反応が有り、眠らされたことが判明した。

またその後車を巡ったレースの際に16歳の少女が事故死して
いるのを突き止める。車には修理痕。アビーは車を隅々まで
探して証拠を探し出すとしていた。

■女性が男の領域を浸食する?

トニーはNCISのバンに乗ろうとすると、あまりの汚さで辟易。
ジヴァはトニーがやったのでしょうとするが、
「ファラクェルの臭いがする」としていた。
男の城が女性によって汚されている。

そうかと思えば・・

ギブスの家は女性っ毛なしかと思われたが対象的にキレイな
状態だった。マクギーにそのことを指摘されただけでなく、
トバイアスからも同様のことを言われていた。
上述したがやはり先日の弁護士とは関係があるのか。

■その他

・映画・小説ネタ

・ジョン・ランボーに「怒りの脱出」をやってもらうのか?

当初誰がこの件に関わっているのか知らなかったトニーが
初めてそれがドラッグのせいで暴れ回り彼の鼻を折った
デイモン・ワースだと知った時に語った言葉。

・「ロビンフッド」「史上最大のスーパー・チャンピオン」

人を救うことに対して、その考えは二通りあるとされた。
マクギーは後者の映画を観ているようでアフリカにいた金髪の青年
の話のことを引き合いに出す。
ジャン=マイケル・ヴィンセントがジョン・エイモス山で出演
していたが、トニーによれば「エアー・ウルフ」の時の彼が
良かったとして役名がストリングフェロー・ホークなんて素晴ら
しい役名だと語る。

アフリカの考えは「一度救ったらずっと面倒をみるべき」
だというものに対してロビン・フッドでは逆にケヴィン・コスナー
がモーガン・フリーマンの命を救いアジームは恩返しにロビンの
命を救うために後をつけてきたと語る。

・東洋の文化

ダッキーが解剖室で語っていた。
「東洋の一部では人の命を救うとその人物に対する責任が生じる
と言われている。」

ダッキーはギブスとフォーネルが互いに助け合ったことが今の
二人の絆として繋がっているであろうことを指摘する。本人たちは
否定していたけれどね。

・車の運転

このドラマに於いては運転するのが誰かでイニシアチブを取る
シーンが多い。今回ギブスはフォーネルに運転を譲った。

「車を運転させるとは余程大事だな」(For)
「何を今更、俺の妻と寝て置いて・・」(Gibbs)

・ギブスの部屋が綺麗

これは先週の流れが関係しているのだろうか。
ギブスがケガしたのはマクギーを助けたからだけど、その結果
マクギーが片付けしたのかと思いきや、彼自身がキレイになって
いると指摘。そうなると答えは一つしかない。

やはりギブスはあの憎たらしい弁護士のマーガレット・アリソ
ン・ハートと結ばれたということか。

・アビーのラボでの面白い光景

・カバの枕で寝るマクギー
・ギブスが余りに殺人スケジュールで昼夜眠ることなく身を粉
にして働いている時のやりとり。

「彼の血管は何が流れているのだろう?」(Mc)
「コーヒーだよ」(Gibbs)
「そうですね」(Mc)
「いや買って来いと」(Gibbs)

・ギブスルール27

・姿を隠して尾行する。 (トニー&マクギーの任務)
・わざと顔をさらして追跡する。 (ギブス&フォーネルの任務)

■使用された曲

・Grim Reaper by Keaton Simons

■出演者

リロイ・ジェスロ・ギブス …… 主任
アンソニー・ディノッゾ …… “トニー”
ジヴァ・ダヴィード …… 元モサド
アビゲイル・シュート …… “アビー”分析・解析
ドナルド・マラード …… “ダッキー” 検視
ティモシー・マクギー …… コンピュータ
ジミー・パーマー …… ダッキーの新しい助手、検視
レオン・ヴァンス …… NCIS局長

トバイアス・フォーネル …… FBI捜査官

デイモン・ワース …… 元海兵隊
デビッド・ドヴォアジエ …… 車の修理工場・アレクサンドリア在
アーロン・ズウェッド …… 運送会社
ジェラルド・ルーカス …… アーロンの部下
ヘザートン …… 元海兵隊

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