第2話(14) The Mao Function
原作/Pamela Redmond Satran
監督/Steven K. Tsuchida
脚本/Dottie Dartland Zicklin、Eric Zicklin
【Story】
ケイトリンはジョシュの店”インクバーグ”でインドの帰国した
記念にヒンドゥー語で”ナマステ”とタトゥーを掘っていた。
それを知った母・ライザはジョシュに文句を言いに行くが
ケイトリンとは知らなかったことや、誤解でドタキャンしたり
パーティーから抜け出したことの説明をする。待ちぼうけさせ
たつもりはないし振っても居ない。それを聞いたライザは
彼とキスするが、その光景をケイトリンが目にしてしまう。
戻ってきた母に対して、タトゥーアーティストの所に行くなど
信じられないと語る娘。たっぷり説教をしてきたというが、
ケイトリンは「他のことをしてきたのでしょ」と。私はキス
するのを見たのだとし、どうしたらああなるのか?と。文句を
言ったらいつの間にか仲が良くなったのかと問う。近所の雑貨
店でお釣りを間違えたらそのお兄さんに手でやってあげる
のか?とし意味が分からないと語る。
ママは既にパパとは別れたのでこれから他の人と付き合うと
語り、その相手がタトゥーアーティストのジョシュだった。
恋人同士なのか?と問われ、そうだと語ると、こんな気持ち
悪い話は聞いたこともないとしてケイトリンは、「中年の
危機」説を唱える。パパと同じだとすると、そんな話は
したくもないし考えたくも無いと語る。
・翌朝
ライザとマギーは中年の危機と言われたことを語る。
ライザは娘とは何でも話せる仲だったのに今は何も話せない
という。「ジョシュ」のこと「仕事」のこと。
仕事のことは話すべきかと問うとマギーは駄目だという。
あの子は10代であり、あんたの正体をみんなにバラすという。
大学にいかせる為に口を閉じないといけないと語るマギー。
ケイトリンがやってくるとパパは来たか?と問う。
何週間かパパの所に行くという。パパの職場でバイトをさせて
もらうとのこと。ジョシュのことをパパには話したのか?と
問うと話していないとするが、ここに居るのは気まずいとは
言ったという。ママもじっきり考えたいだろうし私はバイト
をしたい。そしてパパはバイトを探しているのでwin-winである
ことを語る。
デビッドがやってくる。
ライザに対して見る度に若くなっていると語ると、良いときの
思い出を忘れたのかとマギー。そんなマギーにデビッドも
良いガウンだとし、試合は何時なのか?と皮肉る。
何か有ったらすぐにママに連絡してとし何時でも帰って良い
から・・という。寂しくなるというライザに対してそうでも
無いのでは無いかと突き放す娘。
●エンピリカル出版
・ダイアナのオフィス
ライザは彼女にコーヒーを届けると、ケルシーは電話が
鳴る。ロブ・オリーブ(Kobi Libii)からの電話で、何処か
で顔を見て話したいというが、ロブはもう
アシェット/Hachetteと契約したという。君たちには感謝
しているがもう前に進まないと行けないとし元気でと。
ダイアナは活躍を祈るとしいつでも我が社は待っていると
語る。電話を切るとウチがロブを切ったとすぐにプレスリリ
ースを出してと語る。
アシェットは既に「難病物」の作家を沢山抱えている
のに何故ロブまで契約するのか。どういう内容なのか?と
問うとダイアナは10代の末期患者が主人公の青春ものだと
いう。彼とは二人三脚で小説に取り組んできたというケルシ
ー。一章ずつ絞り込んで来た・・最新ベストセラーも
“#死にそう”だという。彼を取り戻せないのか?という問い
かけにもう手遅れだという。ネットでも流れているとのこと
だった。
・レストランバー
ライザはジョシュは店で会う。
ここは厳しくIDチェックをするので娘さんとばったり会う
ことはないとのこと。今日はどうするか?という問いかけに
飲みたいという。
するとバーではハンス(Johnathan Fernandez)という男性が
“オリビアチューズデイ”だとしクイズに正解すればワンショ
ット無料サービスだという。ライザはそれでジョシュがここに
来たのだろうと指摘する中、ハンスからは次々と問題が
出題される。
1.ボスパックスとキングテレサがペアを組むマルチプレイヤー
ゲームの名前は?
2.「朝日」「自動車」「茄子」「桃」「クエスチョンマーク」
と聞いて分かる事は?
3.彼女の名前はリサ・ロペス。ニックネームは?
4.O.Jシンプソンの家で居候しているのは?
5.ィギュアスケートのナンシー・ケリガンを襲撃した首謀者
は?
【Impression】
シーズン2に入りライザとしては自分のアイデンティティに
悩むことになる。それだけこれまでの忙しい一日から色々と
視野を広げて周りを見られる余裕も出てきたことなのか。
人間関係が深まる中で、彼女がごまかしている年齢の嘘が
重くのしかかってくる。
彼女が年下の男性と付き合うことは果たして「中年の危機」
なのか。
ケイトリンにはジョシュとのつきあいを知られてしまった
けれど年齢のことは未だに話していない。
相変わらずジョシュはライザへの「お仕置きだべー」って
感じに彼女の年齢のことを口に出す。
この行為を「若さ」という事だけで済ませて良いものなのか。
ライザが嫌がっている気持ちはまるで感じていないみたい。
アメリカのドラマを見ると人がミスした過去の出来事を
二度と忘れない・忘れさせまいとして何度も引き合いに出す
というシーンがあるんだよね。
「NCIS」なんかを見ていてもトニーに弱みを握られると
いつまでもそのネタでいびられそうで怖いしね(笑)
取りあえずケイトリンは父親の元(ニュージャージー州?)に
行くようなので暫くは安心かな。
終盤にライザがジョシュの元に行った際にゲイヴがライザ
のローブを着ていたのが笑えた。
【Work / Mission】
・ケルシーが担当していた小説家のロブ・オリバーがアシェ
ット社との契約をしてしまい、その彼はケルシーも同時に
アシェット社に連れて行こうとする。
・ライザはジョシュとの関係を続けるかどうか。
・ライザの仕事に於いてはヒレンブランド/Laura Hillenbrand
の新作の入札があり、なんとかダイアナはなんとか勝ち取り
たい。ライザは「シービスケット/Seabiscuit」が大好きだ
った。
・ジェネレーション
・クイズ大会
なんと言っても今回のジェネレーションギャップはクイズ大会
で現れたね。STORYの中にも書いたけど、3問目以降は90年代
のクイズ。それまで女性客に全てを奪われたけど、90年代の
問題に於いてはライザの独壇場だった。
そこでジョシュですよ。
誰が聞いているか分からないのに馬鹿騒ぎして、「彼女40歳
だから」見たいな発言。見ている方もヒヤヒヤさせられる。
・ベッドにて・・
ライザとベッドで寝るシーンになると突然思い出したかのよ
うにジョシュが語るシーンがある。
「俺が生まれた時、君は中学生だったんだ」
「俺が16歳の時、君の年は30歳。」
「私たちいつも大体14歳差だからね」
「嘘だろ、君は俺より俺の母さんの方に年が近い」
散々焦らした後に・・
「俺のアソコはウィスキー漬けだ。40歳の彼女にあそこを
へべれけにされた」
・ピンポン外交
パーティーに連れて行った際にその外交が1971年だったと
聞いてジョシュはライザの生まれた年?と告げる。彼女は
すぐに私は1974年だとしていたが・・
・ケルシーは何を目的に仕事を選ぶか
彼女はロブ・オリーブの担当編集者だったが、彼がステップ
アップとばかりに他社で出版。しかしケルシーを切ったと
いう訳では無くいつもアイデアを出してくれる彼女も一緒に
同じ出版社・アシェットに引き抜こうとする。
・チャールズにチャンスを与える
今の役に引き上げてくれたのはチャールズなので移籍に
於ける交渉のチャンスを与えるという。元々はライザがチャ
ンスを与えるべきことを後押ししていた。
ただケルシーの不満は何時までも正当な評価をしてくれず
彼にとってはいつまでもアシスタントのままで有り、エディタ
として見てくれないこと。
ライザはチャールズとケルシーの仲裁役も務めていた。
・Hector & Doft
新作コレクションのパーティーにジョシュとマギーも一緒に
連れて行く。
ローレンはジョシュに何故ライザと別れたりくっついたり
したのかその理由を激しく詮索する。ジョシュはその質問攻め
が嫌でパーティーから抜け出す。
一方ライザにもメールが届いたヒレンブランドからの原稿を
チャールズに届ける。しかしこれは確かにアシスタントの
仕事だけどダイアナはチャールズのことを狙っているので
あれば何故自分で渡しに行かなかったのだろうね。
ここでもまたチャールズにとってはライザは魅力的な女性に
写ってしまう。
・パーティー後
マギーとローレンの同性愛関係が結ばれる。
ライザはローレンを室内に入れることによって年齢がばれる
ことを気にしている。
そのローレンはライザにあるアドバイスをしていた。
二人がうまくいかない理由は何か。
「男は親のパスワードを見つけてからずっとポルノを見て
きた。飽きられたくなかったら努力しないといけない。」
ローレンが誘導したのはSMのようだ。
・決断の時?
ジョシュはライザの友達に嘘をつくことはこれ以上は無理だ
と考えて居る。特にケルシーに対してライザに話すべき事を
告げる。
いざライザも彼女に話そうと言うときになって、ケルシーと
チャールズの契約の話がまとまってしまう。
ケルシーに対して「新しいレーベル」を作ることの許可。
若者向けのもので、ミレニアム世代がミレニアム世代向けの
本を作るとされ、”私たちが”作ると言われた為に言えなくな
った。
・トリビア
・冷戦時代のピンポン外交
Hector & Doftの新作のテーマになったもの。
ニクソン政権時代、革命後の中国を初めて訪れたアメリカ人
は卓球のチームだった。1971年のこと。
【Used songs】
・The Middle of Starting Over by Sabrina Carpenter
・Roman Holiday by Halsey
・Rhine by Alexander McCabe
・Electronic Chain A by APM
・Gonna Fight It Out by APM
・Calypso Heart by Sossee
・tender green life by dumblonde
・Tonight You’re Mine by Elijah Honey
【Cast】
ライザ・ミラー (Sutton Foster) 40歳・エンピリカル出版・ダイアナのアシ
マギー・アマト (Debi Mazar) 40歳、ライザの親友、ルームメイト
ダイアナ・トラウト (Miriam Shor) 43歳、エンピリカル出版のマーケティング責任者
ジョシュ (Nico Tortorella) 26歳、タトゥーアーティスト
ケルシー・ピーターズ (Hilary Duff) 26歳、エンピリカル出版のエディター
ローレン・ヘラー (Molly Bernard) 25歳、ヘクター・アンド・ドーフの広報担当
チャールズ・ブルックス (Peter Hermann) エンピリカル出版チーフ
ケイトリン・ミラー (Tessa Albertson) 娘
サッド・ステッドマン (Dan Amboyer) ケルシーの彼
ハンス (Johnathan Fernandez) バー、クイズ司会
デビッド (Paul Fitzgerald) ケイトリンの父
ゲイブ (Jon Gabrus) ジョシュと同居人、ゲーム好き
(Megumi Haggerty) ガスステーションの女性
ロブ・オリーブ (Kobi Libii) 小説家
(Jonathan Benevento) ウェイター
(Kevin Medina) 卓球の選手