第11話(23) Secrets & Liza
原作/Pamela Redmond Satran
監督/Peter Lauer
脚本/Dottie Dartland Zicklin
Eric Zicklin
【STORY】
・マギーのアパート
ケルシーと婚約しているサッドはオフィス建物のトイレで
女性とHしていた。ライザはマギーとその動画を見る。
ケルシーはこんなヤツと結婚するのか?というマギーに対して
サッドが彼女に告白しなければ私が言うとライザは語り
隠し事など出来ないと語る。
GPSでケイトリンがもうすぐ帰宅することを確認。
ライザはマギーに対して仕事のことで娘に正直に話すという。
しかしマギーはそれに反対し、何でも言えば良いということ
できないという。しかしライザは隠し事にはウンザリしてい
ると語る。それを聞いたマギーは私だってスキニージーンズ
にはウンザリしていると語る。
ケイトリンが帰宅すると入れ替わるようにしてライザは
仕事に行かねばならないことを語る。今夜私の仕事について
話すので、ケイトリンの方は受験科目をメールしてよと語る。
科学なら取らないというと医学部志望の基礎科目は取りなさい
というライザ。
・出社途中のライザ。
何度かサッドからメールを受ける。
「動画の件で話が有る」
というものだがライザは無視していた。
●エンピリカル出版
ライザが出社しダイアナのオフィスに行く。
明日の夜、「Crown of the KINGS」の発売だという事を忘れて
いるのか?と嫌みを言われる。ライザは結末が楽しみだとして
ダイアナならば結末を知っているのか尋ねると、店頭に並ぶ
までは分からないという。チャールズがやってくるとイベント
の準備について尋ねる。
・取材パスは発送済み。
・補助発電機の確保
・タイムズスクエアの使用許可(3度確認)
とライザは語ると、チャールズも心配は無いなと告げる。
ライザはチャールズが神経質になっていることに気がついて
いた。ダイアナによるとこのシリーズはウチの稼ぎ頭なので
社運がかかっているのだという。作者のエドワードLLムーア
(Richard Masur)が他社に出版権を乗り換えたら一巻の終わり
なので彼の言うとおりにしているのだという。イベントでは
登場人物を演じる俳優も彼の承認を得てから決めているのだ
という。ムーアのおやつは指示通りに用意したのか?とダイア
ナにライザは勿論用意したと語る。
・エドワードLLムーアが来社
社員一同電動車椅子のムーア氏を出迎える。
オーディションで「Crown of the KINGS」のエスラミ王とプレ
セス・パムパム姫を用意しているという。
エスラミ王は合格。しかしパムパム姫についてやってきた
モデル兼俳優のバージニア(Alissa Bourne)はイマイチ。
そして次にやってくるブルネットの女優もまたイマイチ
だった。そこにライザがお菓子を持ってやってくると、
ムーアは途端に彼女こそパムパム姫だと語る。
●料理店
ムーアを交えてダイアナ、チャールズ、そしてライザで
ディナーを取る。ムーアは彼女のことを絶賛する。そして
小説の中の言語であるクローニア語で語る。
「クローゼン・アイッイェー・ユルットゥヨーブ」
するとダイアナはその言語を理解していて
「健康・富・セックス」の事だと語る。
ムーアはプリンセスにだけ結末を話して良いとして耳打ち
する。
●アパート
翌朝、ライザはマギーと会話する中、ムーアからは結末を
聞けば餌食になると言われたと語る。大金持ちはどんなに
悪さをしても許されるものねとマギー。
ライザは急いでケイトリンと仕事について話したいが彼女
は夜遅くまで勉強していたことも有り寝ていた。
焼きたてマフィンを食べながら話をしないか?と声をかける
がベッドからは起きそうも無かった。
●エンピリカル出版 / 出版記念イベント当日
出かける際にサッドからライザにメールがある。
「今すぐにメールをくれ」「あなたこそケルシーに打ち明け
て・・本気よ(Serious!)」とすれ違い。
王冠がいよいよやってくる。ダイアナによるとハリー・ウェク
ストンに頼んで小説通り作らせたとのこと。
トランプが被りたがったが断ったがエイミー・シュマーには
okを言ってと語る。
【Impression】
いつものことだけど最近ドラマを見るペースが恐ろしいくらい
に落ちていて、S2の10話を見たのは何時だっけ?って状況に
なっているところが怖い。
前に見たときにはジョシュとライザが別れていて、年齢差が
障壁となっていた。現在直面している問題としてはサッドと
ケルシーが結婚を間近にしてサッドの不貞を犯している。
それを見過ごせるのかどうかライザに突きつけられたものは
大きい。
またサッド自身が婚約者に「嘘をついている」。
ただしライザも同様に恋人だったジョシュに「年齢を偽る」
行為を起こしていた事があり、多かれ少なかれ人間ならば
嘘は色んなところで発生してしまう。その嘘を何処まで許容
出来るのかという事が今回化せられた課題のようまものに
写る。これが発覚した時の波及的問題が未知数で、ライザの
年齢の問題はジョシュにはバレたけれど、肝心の仕事のパー
トナーであるケルシーにとってはどんなリアクションを取る
のかが気になる所だ。
都合良くケイトリンが帰国して物語に絡んできた。
この人の存在はホントに不確定要素として存在しており
危なっかしいことしか思いつかないな。
そもそもなかなか娘に話が通じることが無く長引いている
ということは何処かでボロが出るフラッグが立っているの
かと思わせた。
サッドもバカでは無かったらしい。
こういうところで頭を働かせようとするんだよな。
前回の飲み会の席でライザはダートマス大2008年卒業生と
言ってしまった。そしてサッドが探って出てきたのは1996年
卒業のライザのアルバム写真。
経歴詐称の「SUITS」のMike Rossよりは良かったが、
年齢の詐称はどう響いてくるのか。
メールを使ってのイニシアチブの探り合いがまた憎らしい
ほどよく出来ていたが、サッドがヒントとして見つけてしま
ったのがケイトリンであるという事実は見逃せないことだ。
もう少し早くにケイトリンには話しておくべきだった。
【Work / Mission】
・会社の命運を握る人気小説「Crown of the KINGS」の発売
・作者のエドワード・L.L・ムーアは悪い人では無いが女っ
たらし
・ムーアに見初められてライザがパムパム姫として当日の
イベントに参加する
・色々とあった
・ケイトリンは帰国し父親の元にいたみたいだが大学は
アメリカで医学部を志望するようだ。科学を専攻するか
どうかで悩んでいた。
・追跡アプリで親子互いに監視している。
もちろんライザが娘を監視するのは仕方が無いにしても
ケイトリンがアプリを使ったのは単純に母親が何の仕事を
しているのかを知る為。
やりとりが面白くて「(追跡は)政府だってやっている」と
語っていた。
・皮肉にもライザを弱みを握るためにサッドもまた彼女の
ことを追跡し始める。
過去を消すのは難しいらしいが、そもそも消そうとして
いないのかも?
・イベントでは布の少ない衣装を着せられてしまったライザ。
その発売イベントにはセス・マイヤーズ、アイスT、
ミスティ・コープランド、ダイアン・リーム、テリー・グロス
が参加している。
トランプが王冠がどうとか、グロスはミシェル・オバマと
ディナー後に来るなど当時の政治の争いを反映している?
・「秘密を隠している」
この言葉にドキっと来ていたものが実に多いこと。
サッドは勿論のこと、今回はなんと言ってもムーアに気に
入られてしまったライザもまた最終回の「王冠を被る人」
「その結果死ぬ人」の存在を密かに教えられた。
また秘密にしていた訳では無いか追跡アプリでコスプレ
している状況の中でケイトリンとライザはばったり出会う。
母親があんなことをしていたら格好良い(まだあんなにも
プロポーションを保っているという意味でもね)。
・ライザの恋愛事情にチャールズが参入しそうな気配
・チャールズは祖父の会社を継いで地位を得た。
成功した影では、何処かでプレッシャーから解放されて
滅茶苦茶になることを望んでいるようにも感じる。これは
ライザと全く同様であり、彼女もまた秘密がストレスとなり
正直に告白することでの天変地異を求めているのかも知れ
ない。
・サッド、残念ながら「ぐしゃ」っとな。
(この事象の直前、ライザが彼に
「一生を共にする人がどういう人か知らないといけない」と
いうケルシー思いの言葉はグッと来るね。)
【Used songs】
・Leaving by Captain Funk
・Million Dollar Life by Wizardz of Oz
・Rock Your World by Shanks Mansell
・Crown of Kings by Alexander McCabe
【Cast】
ライザ・ミラー (Sutton Foster) 40歳・エンピリカル出版・ダイアナのアシ
マギー・アマト (Debi Mazar) 40歳、ライザの親友、ルームメイト
ダイアナ・トラウト (Miriam Shor) 43歳、エンピリカル出版のマーケティング責任者
ジョシュ (Nico Tortorella) 26歳、タトゥーアーティスト
ケルシー・ピーターズ (Hilary Duff) 26歳、エンピリカル出版のエディター
ローレン・ヘラー (Molly Bernard) 25歳、ヘクター・アンド・ドーフの広報担当
チャールズ・ブルックス (Peter Hermann) エンピリカル出版チーフ
ケイトリン・ミラー (Tessa Albertson) 娘
グレタ・リン (Leigh-Ann Rose) ジョシュの彼女
サッド・ステッドマン (Dan Amboyer) ケルシーの婚約者
本人出演 (Ice-T) 小説のファン
エドワード LL. ムーア (Richard Masur) 小説家
バージニア (Alissa Bourne) プリンセス役
リンジー (Jenna DiMartini) プリンセス?
(John Treacy Egan) コスプレファン
本人出演 (Diane Rehm) ラジオパーソナリティ
セス・マイヤーズ (Marko Caka) 小説のファン
(Jeremy Frutkin) Ice-Tのガードマン
(Martin Pfefferkorn) 盲目の予言者