キャシーのbig C ~いま私にできること~ The Big C S3 第5話 親の思い、子の思い Face Off

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キャシーのbig C ~いま私にできること~
The Big C (シーズン3)

制作/Melanie Marnich

第5話 親の思い、子の思い Face Off

脚本/Melanie Marnich
監督/Jennifer Getzinger

【STORY】

●前回までのあらすじ

・ジョイ・クライマンの”自分の道を探す旅”
ガンを克服した喜び(ジョイ)の探求者

・ブログに感動した。壇上でポールに話を聞かせて (Joy)
・死から生還した。喜びは周りにある (Paul)
・次はギャラを払う(Joy)
・電話セックスの仕事だ(Sean)
・アダムはジェシーと出会う。
・聖書の勉強会で両親が養子を迎えようとしていることを告白(Adam)
・信じる心があれば心配ない(Rick)
・ガンがあるから駄目なの(Cathy)
・心から求めてるんならどん欲に動くの(Joy)
・ポールのブログに養子の件を書く
・会ってくれるという人が現れ、大喜びするキャシー

●レストラン

キャシーとポールは妊娠したクーパー夫婦と会う。

夫デイヴ(Hamish Linklater)、妻マキシーン(Mamie Gummer)

・妊娠してから水を欲してて・・赤ちゃんはスポンジかも
・妻は臨月近くでオナラが酷かった。(Paul)
・でも妊娠生活は幸せだった。不便もあるけど宝物を手にする為よ(Cathy)
・私は子供を欲しいと思ったことがないの。
・僕もだ。今回で更によく分かった。
・安いコンドームは危険。ブログに書いてよ
・あなたのブログは最高だ。あなたの人生の全てが明かされてる。
・心臓が止まらない限りは書き続けるよ(Paul)
・親しみを感じるんだ、ガンのことも
・ガンは気にならないの? (Cathy)
・僕が子供の頃、母がガンで死人扱いされてて嫌だった。今でも
元気だ。アリゾナで暮らしている。
・いつも電話で遠回しにお説教される
・話しておくべきことが有る。数日前から街に来てて別の養父母の
候補とも会っているの。ご主人がエンジニアの若い夫婦で30代前半。
まだ子供がいないから子育ての経験がない
・子育てなら経験豊富だ。これが証拠だとして携帯の中の写真を
見せる。
・彼に会える?
・いいわ、明日の夜はどうか? 6時に来て。(Cathy)

●帰り道

・若い夫婦とも会っているなんてひどいわ。若さに勝てない。(Cathy)
・知識と才能じゃ負けない。経験でアピールしよう。
アダムを切り札にして若い夫婦には消えてもらう(Paul)
・アダムに会ってもらえれば私たちが良い親だと分かる(Cathy)
その為にも部屋の掃除をしよう。
・手伝いたいが明日は講演デビューになんだ。
ホームページでも告知している。ブログの閲覧数も凄いことに
なってる(Paul)
・凄いわね。でも養子縁組を勝ち取る方が大事よ(Cathy)

●アダムの部屋

アダムがパソコンを操作する中、勝手にキャシーが入ってくる。

・”入って”っていうまで待っていられないのか?(Adam)
・何をしているのか?(Cathy)
・ゾンビを殺しながらレース(Adam)
・ゾンビの始末が終わったらこの部屋の埃を始末して
そして6時には家に居てね。養子の親夫婦が来るの・
親としての力量をみたいのよ。ミアを誘っていいわ(Cathy)。
・ミアとは別れた(Adam)
・クーパー夫妻に会う前に養子のことで質問はある?(Cathy)
・僕が心配なら最初に聞くべきだったね(Adam)

●講演のネタを考えるポール

ポールはアンドレアに相談する。

・”光に手を伸ばそう”、次はつかみだからベタに、「僕は天使」
拍手しなくていいから何か反応しろ(Paul)
・気を使って”いいね”なんて言わないよ。アシスタントとして
最適なキャッチフレーズを選びたいの。もっと考えて(Andrea)
舞台にあがってもその姿じゃ誰も話を聞かないよ。
背筋を伸ばして息を吸って・・
・ブログを書くのに座りっぱなしで太ったから気にしてる
んだ。そこには触れないでくれ(Paul)

●キャシーが来る

・若い夫婦と比べられて大変だね。若さの勝負じゃ損だ。
ブロンド女性は早く老けるもん。(Andrea)
・頼んだ仕事は終わった?(Cathy)
・家の中のは終わった。外はもうすぐ。
これはどうかな・・「ポールパワー」(Paul)

キャシーは鏡を拭く。
顔を見て肌を気にする。

●講演会

鏡の前でポールはアンドレアに準備はどうか尋ねる。

・ジョイは開演15分前で満席よ。準備は?(Joy)
アダムはアシスタントのアバブーを紹介する
・素敵だね。本も読んだよ。白人版オプラになれそう(Andrea)
・私の方が上
緊張してる?緊張とワクワク感は同じよ。それを利用しなきゃ。
深呼吸するとリラックスできるわ。医者が言ってた。
10分後に舞台で。アバブーに口紅つけたら?目が強調されるわ(Joy)
・ステージ映えするよな。カリスマ性があって(Paul)
・金をかけてる。秘密兵器を用意したよ。(Andrea)
・赤ん坊のもの?(Paul)
・違うJさんのだよ。男性用の補正下着。確実に補足見せてくれる
これで引き締めちゃって。(Andrea)
・これはやりすぎだろ(Paul)
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■感想

見方によっては元気づけられる物語にも思え、角度を変えれば
酷な展開として描いているようにも思える。

それぞれに信じる道に向って邁進する。

ただ注意しなければならないのは誰かの求めるものが 別の
誰かが求めているとは限らないということだ。求めるものに
共通性がある事と共通性がないこととで今回は分かれたように
思う。
求めるものの中に現実的で物質的なもの程、エゴによって
共通性は失われ、精神的なもので有るほどに共通性が存在
している。

キャシーはポールの人気に乗じてブログに養子を求めている
事を書いた。すると里親を求めるカップルからの連絡が入り、
喫茶店で会うことになる。
誠実な対応を見せるカップルだけど、求めるものに対して
止めどない金銭的要求をしてくる輩ではないのか。
詐欺的な事をして金銭を吊り上げるのが目的ではないのか
と勘ぐるばかりの雰囲気を醸し出す。
ただ上述した様に誰かが求めるものは決して別の誰かが
求めているとは限らない。
ここでは「赤ちゃん」自体がそれに当たり、価値観の違い
が顕著に表れたものなのか。

人命がかかっている養子縁組に関しては弁護士とか福祉関係
を通さないでやりとりする事は禁止すべきだと思う。

ポールは注目を浴びたい一心でブログを書き、講演ではジョイ
の誘いも有って自らの話をしようとする。
格好いい言葉で壇上で気持ちよく語りたいと思う気持ちもある
のだろう。
自分を表すキャッチフレーズや壇上で語る物語を色々と考えて
いるが、如何にも作り話っぽく聞こえてくる。
いざ壇上に立つとまさにジョイが懸念していたことが起ころう
としているが、ポールの心臓の鼓動は不整脈になり、体内に
埋め込んだAEDのようなものを使うことになる。
不思議なことに人前で一度不整脈から生還するところを見せた
だけで、嘘臭い言葉も真実に聞こえてくる。
これまで加工・装飾された言葉を使っていたポールはAED
のスイッチを押したことで無加工・無修正の素直な言葉で語り
始めたのだ。

また人の外見・外観が相手に与える影響は印象を変えてしまう
事は多々ある。

ポールは太っていて矯正下着をするほどの体型だ。
90年代以前のアメリカだったと思うが太ったサラリーマンは
自己抑制が利かずに採用率にも影響を与えることがあると
聞いたことがある。
今の日本の政治家を見てみてくれ。
太った奴らの集まりで実に醜い体型をしている。

そして何よりも上手く作っているのはキャシーもまた外見を
気にして若さを求めるが エステに通ったことで、逆に副作用
で肌荒れしてしまうという流れがある。

両者はシンクロするようにして「鏡を見る」行為の中で共通性
がある事を示す辺りは上手く出来ていた。

一番気になるのはアダムが里親候補の息子として養子に出す
二人のカップルと直接会うシーンだ。
正直どんな言葉を並び立ててもキャシー側には難しいと
思っていたが、結果としてはキャシーに里親としての権利
が出来たことが分かる。
生まれてその手に渡るまでは何があるのか分からないが、
どんな言葉で彼らを説得したのだろうか?

アダムは宗教的なものに傾倒し、それを同じく信じるもの
たちと語り合うことで信頼関係を結んできた。
そんなアダムに”本音を語らせずに嘘をつかせて子供を授か
ろうとしている”キャシーの行動は果たして正しいのだろうか。

しかもアダムへのキャシーの関心は薄れ、自分のことで
息子への事もおろそかになっている。アダムはまだまだ繊細
な心を持っていて母の心配をしている。それに反して
キャシーが無茶な事ばかり言って息子の気持ちをかき乱す。

「スイッチを押せ」ば何でも許され、なんでもやり直せる
的な流れが出来上がり、無責任さを助長していくような
感じもしてくる。
ポールの言葉が他人の心に響き、勇気を与えるものならば
良いと思う。ただし言葉の責任というものは必ず発したもの
にあるとは思うし、ある意味では宗教の教祖のような影響力
を持つ。正しい方向に人を導ければいいんだろうけどね。

■その他

●白人版オプラになれそう

Oprah Winfreyがこの手の主張の引き合いに常に出されるところ
が凄いよな。
今年の春だったか、そのOprah Winfreyが友達たちと来日した。
Gayle Kings、Kirby Bumpus、Ava DuVernay。
Gayle Kingsのインスタグラムでまとめた動画が掲載されて
いるので興味が有る人はどうぞ。

■使用された曲

■出演者

キャシー・ジェイミソン (Laura Linney) 43歳、妻、高校の教師
ポール・ジェイミソン (Oliver Platt) キャシーの夫
アダム・ジェイミソン (Gabriel Basso) 高校生、15歳
ショーン・トルキー (John Benjamin Hickey) キャシーの兄
アンドレア・ジャクソン (Gabourey Sidibe) 生徒、”アバブー”

ジョイ・クラインマン (Susan Sarandon) がん克服、歓びの探究者
デイヴ・クーパー (Hamish Linklater) 夫
マキシーン・クーパー (Mamie Gummer) 妊婦の若い妻
リック (Michael Chernus) 神父
ジェシー (Kailie Torres) 聖書勉強会でアダムと知り合う
(Tad Wilson) ポールの講演を聞いて声を発した客

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